ゴミ出しが難しい。

一度気になり始めると、結構しばらく、むしろずーっと気になってしょうがないゴミの話。自分はちゃんとできているのか、そこが心配になってきたりするわけです。他人のフリ見て我がフリ直せ、これがどれだけ難しいことか。ゴミに関して、色んなシチュエーションの『ゴミ出しがね…』というご相談というかクレームというか、そういう事を教えていただく度に色んな事が気になって気になって。今更ではありますが、不法投棄レベルのやつ。

 

お外のゴミ

 

区役所も街のみなさんも必死。家庭ゴミの問題もあれば有料の事業者向けのゴミの問題もあるし、結構気にしながらその辺を歩いてても、ゴミ問題って課題山盛り。さて、ここで不法投棄について港区役所がどのように考えているのかみてみましょう。

 

えーと、基本はご連絡くださいねというスタンス。このページ見た時ふと思いました。善良で普通に暮らしてる人の中のどのくらいの割合がどこが区道で、都道で、国道で、支所の管轄とか知ってる人いるんかね、と。しかも東京都の管轄だったとして、一般区民が直で連絡するのと港区から連絡が行くのと、どちらが効果があるのかなって。

 

これまでも何人かの議員さんが『不法投棄を連絡しやすくするためにGPS付きで写真とかも送れるようやシステム作ったらどうですか』的な提案をされてきてます。窓口を一本化して、不法投棄でお困りの場所を連絡するにはとても便利になるとは思います。そういえば、どのくらいこういう連絡がされるんでしょう?

 

 

とまぁ、色々と理由がありまして、直接注意ではなくて行政にご連絡をという世の中の流れ。理由の基本はトラブル回避だそうで。それにしても区なのか都なのか警察なのか、これから民泊によるゴミ問題もあるし、色んなところに連絡が行きまくるような気がします。

 

ゴミがゴミを呼ぶ、という流れ

複数方面から『どうにかならないものなのかしら…』と言われているゴミ出しの場所がありまして。清掃事務所にもゴミ回収時に確認していただくとともに、管理職にも現場まで来てもらって見てもらったり。ゴミがゴミを呼ぶという形になっている場所なんですね。

 

ゴミがある場所は『あ、捨ててもいいんだ』って思う人も少なくありません。そうするとゴミはどんどん捨てられますよね。こうやってゴミがゴミを呼んで、そりゃもう大変なことになっていくわけです。

 

それが元々ゴミを捨てていい場所(いわゆる集積所)であればなおさらで、区が収集する家庭ゴミの集積所、そして飲食店とか事務所とかの事業者が有料で区ではない業者にお願いして回収してもらう事業系ゴミ、この2種類が混ざっているところになるとそれはそれはもう。

 

例えば、この場所の状況で言いますと。

 

1. 家庭ゴミの集積所に事業者と思われるゴミがほぼ24時間置かれている(→『事業者はここに捨てちゃダメですよ』という張り紙あり)

2. 事業ゴミはこっちですよと言わんばかりに、事業者のポリバケツが外に置きっ放し(事業者さん、外に置きっ放しはダメなんですよ…)

3. このような24時間ゴミだらけの状況から『あぁここら辺にゴミ置いておいてもゴミ捨て場だから別にいいんだ』と、心無い人たちがゴミを置いていく

4.  明らかな事業ゴミは区は回収しないので置き去りのまま。汚らしさに見るに見かねて善良な一般区民から連絡があると、区は回収せざるを得ない

 

観察する限り、こんな感じでしょうか。

 

ゴミがゴミを呼ぶ流れをどうやって解消するか

行政ができること、できないこと、ここを分けて考えなければならないんでしょう。でも、でも、議員になって初めてわかったことだけど、普通に暮らしていると行政のできる・できないの区別がつかない。むしろ気にしたことがないし、興味がない。多分、お店屋さんのゴミも全部港区が持っていってくれてると思ってる人も少なくないのではと思います。違いますぞ。

 

流れのルートをひとつ断ち切ることでどうにかなるんだろうかと、まずは清掃事務所と何ができそうなのか話をしてみました。そしたら第1段階として置かれるゴミを減らすということが大切かと。まずは外に置きっ放しのポリバケツをどうにかするアプローチから必要になるんじゃないかと。

 

そうするとですね、また別の問題が出てくるんですよ。港区は一体誰に対して指導ができるのか、果たしてそれが効果あるのかと。港区から直接事業者というルート?港区から事業者が契約してるゴミ業者というルート?それともテナントを貸してるビルのオーナー?土地の所有者?

 

ゴミを置きにくいような環境を作ることも大事なようで、例えば植え込みに切れ目なくみっちりと綺麗なお花を植えていくとかも効果があるとか。そうするとここは都道なので、よし今度都議会議員に相談してみよう。

 

事業ゴミにしてもそのままになってたら『どうにかしてくださいな』と連絡が入って、本来使わなくて良い人件費とコストと労力を割くことになるだろうし、それはそれで『港区内だから港区がやって然るべきもの』と考える人がいるだろうし、『本来やらなくていいものに税金投入すんなよ』と考える人もいるだろうし、『そろそろ指導とか啓発だけじゃ無理があるんじゃないのか』と考える人もいるだろうし。

 

なんか良い方法ってないもんですかね。ゴミって街の景観もそうですけど、ゴキブリとかネズミとかに繋がっていくわけですし、そっちの問題も今大きくなってるんですよね、実は。

 

とまぁ、所管に連絡してもすぐにどうにかならないお話もあるわけで、行政にも正解がわからない物事は多々あるようで。なんか良い方法ってないもんですかね。

 

中のゴミ

中のゴミといえば、新しく建てられるようなマンションにはほぼ常設になってきている一時ゴミ置場。可燃や不燃、ペットボトルやビン・缶、プラスチックや新聞・紙類など、それぞれ『ここに置いてね』とスペースといいますか場所があるところがほとんどです。その種類を眺めているだけで、『あぁこれだけ分別をしなければいけないんだなあ』って思うわけですよ。たとえ何にも知らなくともこれはここ、あれはそっち、そういう仕分けゲームのやり方をなんとなく学ぶわけですよね。

 

↑こういう報告書のような計画というのがありましてね、前に色々とじっくり読んでみましたらご家庭から出る可燃ゴミのうち、約1/3が紙類なんですって。ここを可能な限り資源として分けたいんだと、そしたらゴミの量ってちょっとは減るんだと、そういうお話を清掃局の方からお話を聞いて、恥ずかしながら『がんばって紙を分けようっと』という気持ちになったわけ。何も知らなかったし、ごめんなさい。

 

まぁ、例えばですけどこうやって新聞紙・雑誌とあると、それ以外は別にいいんだって文字通り受け取っちゃってたわけですけれども。ほんとすみません。

 

あ、ゴミ置場で学んだことばっかり書いてますが、『これはひょっとしたらゴミ置場があるから学ばないのでは?』と思ったことがありまして。それが何かというとゴミ収集日。だってマンションのこういうゴミ置場、24時間ゴミが出せるわけですもの。あんま気にすることなくなっちゃいますね、曜日とか時間とか。

 

あっ、だからお外に何の気無しにポイって置くことに躊躇がなくなっちゃうのかしら。

 

それにしても管理人さん、いつもどうもありがとうございます。あっもちろん清掃事業に関連するみなさんも。いつもどうもありがとうございます。自分もがんばります、ゴミの分別。