中1ギャップ

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4月から港区に小中一貫校の第2校目が開校します。三光小、神応小、朝日中が統合してできる、小中一貫教育校の白金の丘学園。より充実した教育内容が期待されています。小中一貫校設立にあたりよく話題に上がるのが「中1ギャップ」。新しい環境に適応できなく不登校になったり、様々な事に対して不適応となるのが原因と言われています。これを解消するため、慣れ親しんだ校舎・環境で…と。

私は小学校は区立(南麻布の東町小学校です)、中学からは私立に進学しました。同じ小学校から進学した同級生はなく、一人で新しい環境に飛び込んでいきました。新しい生活が待っていると思うと楽しみで、ドキドキして、でも少し不安で、典型的なピカピカの中学1年生でした。

あれは入学してまもなく、翌日だったと思います。非常にショッキングな出来事がありました。通っていた中学校では中学生全員で毎朝大きなホールのような場所で朝礼を行うのですが、担当の先生の第一声の「みなさん、おはようございます」に対し、ピカピカの中学1年生の集団の一角から元気よく声を揃えて「おーはーよーうーごーざーいーまーすー!」と。その瞬間、後ろに座っている中学2年、3年の上級生からクスクスと笑い声があがりました。その元気のよかった集団はびっくりして周囲をきょろきょろと見渡していました。笑われた事に気づき、そして俯いたのです。ついこないだまでそれでよかった対応が、はっきりと否定された瞬間です。小学生まではよし、中学生からはダメ。上級生からの子ども扱い。先生方にすれば毎年のほのぼのした光景なのかもしれません。

「中1ギャップ」という言葉を聞くたびにこの出来事を思い出します。小中一貫も中高一貫もいい環境ではあると思います。見る、見られているという意識も芽生え、背伸びをしすぎずに適切に振る舞う姿勢が出来てきます。小学校高学年に急な大人対応を取る必要があるとは思いませんが、低学年のお兄ちゃんお姉ちゃんだけではなくなるという事を少しずつ理解できるような環境(周囲の大人の対応を含め)が整うといいですね。