港区ワールドフェスティバル

昨年から色んなことをがっちゃんこして新たに始まった港区ワールドフェスティバル。それまでに東京都の資源発掘型実証プログラム事業としてやっていた大使館スタンプラリー、最終打ち上げのような賑やかで楽しいワールドカーニバルを継続する他に、商店街振興を絡めたカードラリーやその他たくさんのイベントをがっちゃんこしての港区ワールドフェスティバルです。1月から始まり約2ヶ月、まもなく終了。

 

お時間ありましたらプレイベントと最終イベントにも是非足をお運びください。

 

港区ワールドカーニバルのプレイベント

2017/3/23(木)16:00〜19:00 @新橋SL広場

 

港区ワールドカーニバル

2017/3/26(日)10:00〜18:00 @東京タワー

 

あっ、そういえば前に『港区ワールドフェスティバルってオリンピック・パラリンピックの文化プログラムとしてすでに成立してるもんだと思うんだけど、区として文化プログラムに位置付けて継続して実施してくれないかな?』的な質問をしたことがあったんですが、無事に認定されたようです。観光担当課さんおつかれさまです。

 

チラシやポスターにも文化プログラム認定印の『beyond 2020』がちゃんと入った新しいバージョンのものが区内掲示板とかに掲示されてますので、道を歩いている時にでも掲示板をちょろっと確認してみてください。公式競技(トライアスロンとかロードとか)も開催される港区ですので、こういうちゃんとした国際イベントの認定ってすごく大事。

第2回 区政報告会を開催します。

昨年に続きまして、第2回 区政報告会を開催します。
2017年4月5日(水)20:00〜21:00
2017年4月9日(日)14:00〜15:00
場所:麻布十番会館2F (港区麻布十番2-3-10 パティオ十番そばのセブンイレブンのあるビルです)

 

この1年の活動と成果、今後の取り組みをご報告いたします。2回開催しますが内容は同じです。また、4/9(日)の回には第1部として講師を招き『動けるカラダを作るストレッチ』の実践法を紹介いただきます。もちろん第1部のみの参加もOKです。

 

ご家族、ご友人をお誘いのうえ、お気軽にご参加ください。

 

『アレをしてください、お願いします』というお願いから採用に至ったことや、『コレをした方が港区のためになると思いますがどうでしょう?』という提案から採用に至ったことや、はたまた『ソレがこうなってるからダメだと思います』というような、結果が表に出ない一般にはわかりにくいチェック機能としての議員のお役目についてもお話していきます。

 

港区議会 H29年度予算特別委員会 その6

予算委員会の最後の質問は教育費。ちょうど1年前の定例会で外国人児童・生徒への日本語指導について初めて質問をしました。そこから機会あるごとに取り上げて同じようなことをずっと質問し続けているような感じだけど、何か進むまで諦めない止まらないな精神で。要は結構しつこい。

 

【教育費】
1. 日本語学級について

Q: 1年前に初めて取り上げて、昨年秋にはニーズ調査をするって初めて決めてくれて、冬に初めて調査してくれて、その結果がこれから日本語指導が必要になる子が100人を超えるということがわかったわけです。日本語学級ってこれまで検討されたことがなかったというお話でしたけど、これからアレでしょうね、多分中学校が一番必要ですかね。どうやって検討されてるんですか?

A: 教育委員会事務局とか学校の校長先生とかをメンバーに、教育委員会政策課題検討会議というものがありまして。H28年9月から日本語指導とか日本語学級について検討してるんです。

 

2. 日本語適応指導員について

Q: 笄小学校に通うのが日本語学級、それ以外で講師を派遣してくれるのが日本語適応指導員。日本語指導が必要な子って出身国も母国語もバラバラですよね。そもそもどういう方々がどういう指導をしてるんですか?ひょっとしたら改善することあるかもしれないですよね?

A: 日本語初期指導では『日本語指導経験+母国語ができる人』。15人登録されてて、その他にもテンプル大学に学生さんを紹介してもらってます。中期指導は国際日本語普及協会にお願いして、日本語教師資格のある方を派遣してもらってます。

 

Q: そんな日本語適応指導の課題って何ですかね?どういう風に対応してるんですか?

A: 適応指導、ひとりにつき年間48時間ってとこなんですよね..厳しいですよね48時間…。高校進路も考えてあげなきゃいけないし、先生が個別に支援できるようにすることが大事だとは思ってるんですけど….。日本語指導研修会というものは実施してるんですけどね…。

 

3. 国際学級について

Q: 来月の4月から国際学級が1校から2校に増えますよね。最初の東町小学校、できた当時はものすごく手探りで今のようになるまでにものすごーく苦労されたという話です。イチから作るわけではないのでアレですけれど、頑張って頑張って東町が培ったノウハウをどうやって活用します?

A: 教材とか教具はもとより、先生もリーダーとして配置したりする予定です。交流のあり方だったり日本生活へ適応のさせ方だったり、東町小学校の経験を参考としますね。

 

4. 国際理解教育について

Q: 国際教育だ、国際理解だ、なんかこれからの教育ってアレですよね、色々大変ですよね。その中で一番大変なのって先生だと思うんですよ、思うというよりは確実に断言できますよ先生ですよ。中学校の英語科の先生は研究したり研修したりで他の学校にも内容を還元していくって聞きましたけど、全校にその効果が行き渡るようにお願いしたいんですけどどう?

A: 国際科担当者会というのがありまして、情報交換だったり教材の研究、授業研究を通してネイティブティーチャーの質だったり指導力の向上を図ったりと、色々頑張ってましてね。文部科学省の研修を受けた先生もいますし、そういう方を講師として講習をしたりしてます。色々頑張ってます。

 

これから何か考えていくのに良い材料となるような答えをもらえたりしましたし、これから港区の何かが良くなーれなーれと願いつつの予算特別委員会のご報告はおしまい。

 

あっ、第1回定例会も本日無事に終了しました。

港区議会 H29年度予算特別委員会 その5

レンガ調のようなブロックをグッとガッと埋め込んでガチっと固めて、そういう手法で歩道とかに使われるやつをインターロッキングブロック舗装といいます。

 

【土木費】
1. インターロッキングブロック舗装について

Q: 最近、インターロッキングの歩道が増えてますよね。でも近所同士でも色とかデザインとかバラバラですごく気になるんです。まったく同じである必要は無いんですけど、ある程度でいいから目安を設ける方が景観的にもいいのでは?

A: 今のところ統一ルールって無くて、道路工事ごとにデザイン別なんですよね。ただ、周囲の景色で色々合わせていく必要あるので、景観アドバイザーの意見も聞きながら港区の街路景観に統一感を持たせられるようなルールを定めていきます。

Q: 補修とかの考え方ってどんなもんですかね?来年度に大規模にお直しするところはありますか?

A: 定期巡回をしてがたついたり段差が出たブロックを見つけ次第、傷んだブロック取り除いて応急処置としてアスファルトで埋めたり。その後はアスファルトを取り除いて新たなブロックで埋めたりしますけど、周りと微調整しながらやってます。来年度に大規模のお直しはありません。

 

2. 用途制限について

Q: いわゆる用途地域で『商業地』とされているところ、風俗店舗の出店ってオッケーなんですよね。でも、例えば、そういうの望まない地域があるとして、地域の声を反映させるにはどういう方法がありますか?

A: 地域で合意形成を進める『港区まちづくり条例』を使うのがオススメです。例えば、まちづくり組織だったり活動を通じて、風俗営業などを制限することを理念とか将来像に含める『港区まちづくりルール』を定めることができます。区が認定して公表することで抑止力にもなりますし、また強制力を持たせるには地区計画として先に進める方法もありますね。

 

Q: そのまちづくり条例とかなんですけど、ビジョンとかルールとか認定してもらうのにどういう基準をクリアしなきゃいけないの?

A: 前提として、そのまちづくり組織が健全に運営されていることがありますね。『地区まちづくりビジョン』の登録には区域内の区民の過半数の合意。『地区まちづくりルール』の認定には区域内の土地所有者などの過半数の合意。地区計画に進むには、区域内土地所有者などの3分の2以上の合意が要りますよ。

 

難しいですよね、土木費って。プロフェッショナルがたくさんだから。あ、予算委員会の質問とかウェブサイトの方にもまとめを載せておきましたのでご参考まで。

港区議会 H29年度予算特別委員会 その4

 

ほら、左側の行政のみなさんみてお話してるわけでもなく、カメラ向いてるわけでもなく、どこ見てるかよくわからないようなお写真もあるわけです。そんな産業経済費。

 

【産業経済費】
1. 体験型観光による地域産業振興について

Q: 数年前から体験型観光って人気ありますよね。『見る』『買う』『歩く』のほかに『する』を含めた観光の展開ってどうですかね?

A: 体験型観光は『コト消費』とも言われてまして、ホテルとかに置いてもらってる『とっておきの港区』冊子にもお風呂屋さんの紹介記事載せたり、観光協会でも体験記事を発信してもらってます。体験型観光って日本の文化や生活習慣を知ってもらえる良い機会だと思いますよ。

 

Q: どっかの出版社調べでですね、リピーターや個人旅行の多いアジア系旅行者の日本でやってみたいことベスト10がありまして、食事、買い物、3位に温泉・銭湯、テーマパークとか自然鑑賞、7位に美容サロン。ちなみに旧跡観光はその下の8位ね。美容・理容・銭湯を体験型として押して、観光戦略にするのはどうかな?産業支援ですし。

A: ですよね。ぜひ外国人旅行者にも体験してもらいたいですよね。区でも『商店街等英語対応力向上支援事業』や『MINATOシティプロモーションクルー事業』を使ってもらったりしてますし、観光分野でも連携できるものじゃないでしょうかね。

愛して止まない水曜どうでしょうさんも同じこと言ってましたよ。旅のカリスマ。

 

2. 商店街支援について

Q: 消費喚起ってね、一般商品券の認知度はやっぱりあげなきゃいけないと思うの。今度港区政策想像研究所の報告書が出るけど、そういうとこからも認知度を上げる策を設けてみたらどう?

A: ですよね。商品券の付加価値っていうのもまだまだ課題がありますし、報告書の結果からも色々考えていきたいもんです。

 

Q: 先月から始まったプレミアムフライデー、色々とアレですけどねえ、消費の傾向ってどう見てます?どうせ何かするなら商品券のPRでもしてもらえないですかね?

A: 全国的な展開があったら地元商店街でのお買い物や商品券の使用促進を合わせて、消費喚起効果が期待できるとは思うんですけどねえ。商店街連合会とか各商店街とかの意見も聞いて色々検討してみます。

 

Q: 来年度の予算で『商店街変身戦略プログラム』に843万がついてるけど、これってどこかの商店街が何かをやるってことよね。どこが何して、区はどうやって応援するのかしら?

A: 三田商店街がですね、東京タワーの全貌を見渡せる商店街として整備とかイベントとかを。赤羽橋交差点から札の辻交差点まで、まっすぐの直線道路から東京タワーって一番良く見えるでしょう、ライトアップとかベストショット撮影ポイントとか色々考えています。区は全力で情報発信をしていきますよー。

 

観光もあるけれども、基本はやっぱり商店街だったり団体だったり地域産業支援に絡んだ質問。そんな産業経済費。

港区議会 H29年度予算特別委員会 その3

民生費といえば、小倉りえこといえば、もうアレですよ、地域包括ケアシステムですよ。すみません盛っちゃいました。昨年秋の決算特別委員会ではオトナ気なく大爆発、役所が可哀想と怒られたこともあれば議員としてよろしくないぞと言われたこともあれば、よく言ったと喝采を受けたこともあって、議員の行政に対するチェック機能とは一体なんぞと非常に頭を悩ませたこともありました。ああ、ありましたねそんなこと。

 

でもそんなことはたくさん食べてたくさん寝たら人間忘れちゃうもので、今回の予算特別委員会でも『ああ、またか…』と区役所がゲンナリする、そんな勢いで鼻息荒くちょっぴりだけフンガーフンガー。ごめんなさいね、悪気はないんです。ただ進め方にちょっぴり苦言を呈したいだけ。

 

【民生費】
1. 地域包括ケアの相談窓口設置の現状について

Q: 先月の地域包括ケア推進会議を皆勤賞で傍聴しましたよ。外部委員のみなさんに配布してた今後のスケジュールでは相談窓口設置は契約準備に1ヶ月半、契約手続きに5ヶ月、そして実際の設置と検証がスタートするのが9月。9月って遅くない?その半年後に全区展開するってどうなの?これ、明らかに何も進んでないスケジュールだよね?

A: えっと、現在は望ましいと考えている委託先とか、色んな条件を満たす事業者にヒアリングしてます。9月開設前の準備期間ではきめ細かやかな確認作業を行って、区民にも周知活動をじゅーーーーぶんに行っていく予定なんですけど。

 

Q: 是非ですね、今までの振り返りを行って、改善すべきことは4月からの新しい組織に活かしていただきたいんです。ここまで遅れた理由って何ですかね?

A: ええ、事業を検討するプロセスの中で、医療・介護関係機関と取り組み内容に関する協議に時間がかかってしまいまして。

 

( ´_ゝ`) 大幅に遅れてるって認識はないんだろうな…。

 

Q: 地域包括ケアで生活支援コーディネーターというお役目ができるのはいいんですけど、私たち区民はただでさえよく理解してないことから、そういうお役目の人々が活動するのに支障が出てるって聞きます。お役所で普及啓発を進めてもらえると色々と助かるんですがどうででしょうかね?

A: 区民向けの講演会とか、地域で支え合う仕組みづくりの重要性とか、生活支援体制についてより広く広めていきますね。広報みなととか、ホームページとか、チラシとか配ったりもしていきます。がんばります。

 

Q: 介護事業者って大変だと思うんですよ。特に港区ってお台場とか入院できる病院もないから、在宅って介護事業者がものすごく頑張らなきゃいけないんですよね。しかもアクセス面で時間とかもちょっとかかっちゃうし、もう少し助けられる術があるといいんだけど?

A: 台場地域の介護サービス、アクセスに時間がかかる負担とかちゃんと認識してます。今後、区内事業者に対する地域の事情を踏まえた支援について、ちゃんと検討していきますね。

 

以上。次は産業経済費かな。

港区議会 H29年度予算特別委員会 その2

次は民生費です、とか前の報告で言っておきながらフェイントかけて衛生費についての質問まとめを先に。や、だって行政からの回答を正しくみなさんにご報告するのであればきちんと答弁書いただいて確認しないと。民生費分のやつまだ揃ってないんですよね。衛生費の方が先に揃っちゃって。さて、そっちの報告にいく前に特別委員会とやらのシーティングマップの説明をしつつ、なぜ横を向いてる写真が多いのかという説明をひとつ。

 

まずね、議会棟4階の委員会室を2つぶち抜いて特別委員会用のお部屋が作られるわけです。向こう側がいつも総務常任委員会が行われてる部屋、手前側が区民文教常任委員会かしら。そんな感じでぶち抜きの部屋でやってるわけです、決算特別委員会と予算特別委員会。

 

で、各々の待機位置はざっくりとこんな感じ。答弁者と質問者、向かい合ってるわけでもないんですよね。xx費の質問で回答してくれる課はもちろん変わるので、ひとつのxx費が終わると職員さん総入れ替え(ただし区長と副区長と企画関係を除く)。課長さんたちも座席が確か決められているようです、キミはここに座りなさいよと。

 

ネット中継(生・録画)用のカメラのほか、事務局がそれぞれの議員のお写真撮ってくれるんです。ほら、活動用にでも使っていいですよ的なやつ。そのカメラの位置がここ。

 

行政のみなさん見ながらお話なり質問なり、だから必ず横っちょ向いてる写真になっちゃうんですよね。答弁してくれる担当の課長さんたち、ずっと立ってるわけじゃありません。喋り終えるとすぐに席に戻られますし。時折カメラ目線で写真撮られるタイミングも出てきたりしますが、その時は『えーっとえーっと、んーっと』のように何か考えながらモノ喋っている時か、もしくは何十人の区役所のみなさんがそれぞれ2つの目で凝視してくるので、なんとなくこっぱずかしくなって目を逸らして知らんぷりしながら話してる時です(私の場合は)。

 

【衛生費】
1. 健康危機管理機能の強化について

Q: 港区の保健所ってすごい施設でお手本になるようなところだと思うんですよ。保健所のお仕事とか役割についてもっと知ってもらいたいんですがどう?

A: H29年度からは小・中学生や保護者などに体験型の啓発事業をやります。検査の体験とか。

 

Q: がん患者のアピアランス支援(外見支援)を港区は都内で初めて助成金出すってのは素晴らしいことですよ。上限3万円ですけれど、もちろん複数アイテムの合算でも申請OKですよね?

A: 申請は1人1回ですけど、医療用ウィッグとか胸部補正具とか複数アイテム合算でOKとする制度を予定してます。

 

Q: 医療用ウィッグとかメンテナンスとかありますし、こういうお金が絡むことは行政が積極的に関わるのは難しいですよね。どんな取り組みができそうか課題はなんですか?

A: アピアランス支援は助成金だけじゃなくて、身近で相談やいろんなことができる環境が必要なんです。だから区では病院にお願いして2つの病院に相談窓口を開いてもらいましたし、協定を結んだ企業や美容組合とかでアピアランス支援の紹介やメンテナンスを受けられる環境を整備していきますね。

 

Q: アピアランス支援って看護師や心理カウンセラーのような医療プロフェッショナルだけじゃなく、美容院や化粧品の美容業界もこれから重要な役目があると思うんですよ。どうやって支援してくんですか?

A: 連携協定を結んだところに協力を依頼し、スキルアップのための研修をしてもらってます。今後は美容学校とも連携を結んで、美容師が知識や技術を磨けるような体制を作っていきますね。

 

Q: 地域包括ケアだとか在宅がん療養だとか、訪問歯科診療っていうのも大事なんですけど。今の課題ってなんですか?

A: 今港区で訪問歯科診療を行ってもらえるところは77件ありまして。ただ、機材とか持ち込みになりますし、糖尿病のような基礎疾患を持ってる患者さんの抜歯などって訪問じゃ難しいんですよね。在宅で行える処置に限界あることが課題になってます。

 

Q: 合併症のある患者さんに対する課題ってもう少し詳しく何かしら?

A: ちゃんとした医療体制の整った病院での治療が必要となるので、今歯科治療を受けられるように区内の2病院に受け入れ依頼をしているところです。がんばります。

 

いつも港区とみなと保健所に頑張ってもらっているがん患者さんのアピアランス支援なんですが、みなとアピアランスサポートとして慈恵医大と高輪病院に相談窓口が開設されています。女性だけじゃなく男性も、ご本人でなくとも知人友人も、何かあれば是非訪ねてみてください。まずはなんでも相談できる、とりあえず聞いてみる、そんな場所があるということをもっとたくさんの人に知ってもらいたいわけです。

港区議会 H29年度予算特別委員会 その1

第1回定例会は1ヶ月の期間です。区長の所信表明があって、各会派の代表質問と議員の一般質問があって、常任委員会が開かれて、そして予算特別委員会。4月から1年間の予算についてああだこうだ、予算に限らずとも何するどうするああするこうする、そんなやつ。

 

議員おひとり60分という持ち時間で、やれ議会費だ総務費、やれ土木費だ教育費、そういう項目にわけて色々な質問をするわけです。担当の課長さんとの1問1答形式のような感じで、そのやりとりを含めておひとり60分。あ、小学生の時に『女の60分』という土曜お昼の番組が好きでたまらなくて、半ドンダッシュで家に帰ってた記憶があります。半ドンって今でも通用するのかしら。

 

さて、そんなことはどうでもよくて。全部終了したらまとめてウェブサイトに掲載していきますが、簡単におさらいをしていきます。

 

【総務費】
1. 『やさしい日本語』について

Q: 秋の定例会で提案した『外国人向けに簡単な日本語で表現するやさしい日本語どうですか?』を早速H29年度から採用していただけるようでどうもありがとう。区役所に理解してくれる人がいておばちゃんとっても嬉しい。で、どうやって取り組んでいきます?

A: 今の多言語は英語を中心にハングル、中国語でやってましたが、やさしい日本語を4番目の言語として位置付けていきますね。『避難してください』を『すぐに にげて』とするような、外国人にも理解しやすい表現で。まずは防災情報、生活情報、地域イベント情報の表記からいきますよー。

 

Q: やさしい日本語、職員向けの課題って何かある?

A: 漢字にルビ振るとか、簡単な言葉を使うとか、日本人でも規則知らないと上手にできません。なおで行政情報多言語化ガイドラインを作って、職員向けに『やさしい日本語マニュアル』を作っていきますね。

 

2. 適正な職員数について

Q: 職員配置の適正数ってどうやって評価されるのかしら?

A: 業務量に応じた職員を配置ですよね。でも業務量把握することが難しい部門とか色々ありますし、執行体制の効率化とか総合的に踏まえて配置していかなければいけないなあとは考えてますよ。

 

Q: 人が足りてない部門もあるような気もするんだけど、今までに年度途中の職員異動ってあったりした?

A: 施設開設を目前に、最終調整で人を集中してもってくる必要があったから兼務で1名。臨時給付金とかで14名に兼務出したりとか、係長が退職したから他から異動したり、年度途中の異動ありますよ。

 

Q: 来年度に優先的に職員配置するのはどの部門?

A: 待機児童と児童相談所設置に関わる子ども家庭支援部かなあ。児童相談所関連は5名増やしますよ。

 

こんな感じの総務費。『やさしい日本語』がもちっとメジャーになるといいな。だって、日本在住の外国人で日本語できる人は6割7割、英語がわかる人4割とかだもの。民生費に続く。

港区議会定例会、一般質問に立ったってよ。

年に4回ある区議会定例会のうちの半分の2回、港区議会自民党議員団では1期生で一般質問に立つ機会を与えていただいております。黒崎ゆういちと小倉りえこ1期生議員、仲良く半分半分かわりばんこで2回ずつ。わたくしの当番は9月と2月、決算委員会と予算委員会のある定例会。つまり一般質問の分も合わせると質問がたくさんなわけです。

 

暮らしの中の日々の疑問であったり、日々道端で色々な方とお話ししている時にヒントをもらってリサーチしたり、日々色々なところでああだこうだというものを文章にしたため、『区民や地域からこういう声がありますよ』と行政に伝えていくお役目。演説している時に噛むのとドヤ顔はご愛嬌。

 

今回のテーマは『マドモアゼル時代をなんとなく懐かしむそれっぽいマダム』、ではなくて『地域包括ケア24時間体制』『外国人児童・生徒への日本語指導』『安定した区職員の適正配置』『自転車ネットワーク整備のあり方』『産業振興プラン見直し姿勢』の5点。区長と教育長に質問しました。

 

初めて聞き出せた情報もあり、ちょっとはぐらかされた感のある回答もあり、質問をするということはとても難しいなあと毎回思います。『なんかいつも強気でモノ言ってすみません』という気持ちもほんの少しくらいはありますが(そら豆くらい)、『いやいや質問させていただいてどうもありがとうございますいやほんと大した質問じゃないんすけどとりあえず適当にそれっぽいこと喋らせてくださいへーへー』な気持ちと姿勢だと、議員の役目も質問の内容もちっぽけなもの(お米粒くらい)になってしまうと思います。どストレートな直球しか投げられていませんが、そのうち変化球を覚えるようになることを期待して、みなさんも暖かい目で見守ってください。

 

さて、そんなことはさておいて。1年前くらいからひとりで一生懸命取り上げている外国人小中学生の日本語学級とか日本語指導。3回目の定例会で新たな進捗がありました。

 

昨年2月:日本語学級はひとつあるし、必要なら日本語適応指導はしてるじゃん。

昨年9月:…日本語指導の必要性とかもニーズ調査します。

今年2月:幼・小・中対象に11月に調査した結果、これから日本語指導が必要な子達が100人を超えることがわかりました!しかも外国人の子達の6割以上が長期で日本で生活していくこともわかりまして!これからのためにも日本語指導は重要です!笄小学校の日本語学級のほかに小学校にも設置すること検討してみますし、中学校にも新たに設置すること検討していきますし!東京都の教育委員会にも教員配置とか協議していきます!

 

いいよーいいよーこの変わり具合。嫌いじゃない。むしろ好き。ご理解いただきましてありがとうございます。国際化ってこういう配慮することもアリなんですよということ、わかっていただけました。区立中学校に設置することの意義は大きいんですよ。ほら、保護者が求める港区らしい国際環境というやつも保たれますし。

 

あ、地域包括ケアに関しても引き続きがんばっております。日本語学級のようなわかりやすいモノが作られるわけでもないし、何がどうだか見えにくいコトに対し、マニアックな提言を続けております。キーワードは『お医者さん、大事』。

 

そんな区長・教育長への一般質問をウェブサイトにまとめて載せておきました。何をどう課題と捉えて質問しているのか、そういうところも知っていただきたいと思っております。かしこ。

H29年第1回定例会がはじまりました。

 

さて、本日より定例会です。定例会、つまり年に4回開催される議会のこと、この4回が『4回ぽっち』であるか『4回も』であるかは立場が違うと変わるんだろうなあというのが2年目にしてようやく気付いたような、そうでもないような。

 

区民『年4で1日につき10日から1ヶ月程度で、しかも議会は午後からとかだろ。もっと議員は働けよ!』

 

限定された期間の拘束という面ではほんとそうですよね。議員の働き方にしても人それぞれで、私から見て『ああ、あの人素晴らしいな』と感じる議員もいれば、『あの人何やってんだろう?』と首をかしげる議員もいれば、『…ああ、ああなってはいけないな』と反面教師な議員もいますし、その辺は議会の中に限らず会社の中でも社会の中でも同じですよね。

 

議会というか定例会というかは、お役所にとってみれば『条例』であったり『予算決算決議』であったり、区の大切な方向性とかを区民の代表たる(微妙な言い方)区議会議員に諮ってもらう機会でありまして。

 

お役所『年4回もある議会に向けた色々な改正の準備が忙しいです!ほら区長にも承認してもらわないといけないですし!』

 

これってつまりは株主総会みたいなものと同じでいいんでしょうかね。感覚的に。どうなんだろう。社内検討を重ね、プレゼンのためにみんな必死で企画・資料を練り、社長のGOサインを経て株主総会へ、みたいな。

区長=社長

庁議=重役会議

区議会議員=株主代表

 

ま、そんなことはさておいて。

 

午前中に議会運営委員会がありました。

 

1. 幹事長会の経過について

予算特別委員会のことについて話し合われたことを報告しますね。理事はこういう感じで、委員長は自民党からひとり、副委員長は公明党と共産党からひとりとなりましたので。はーい。

 

2. 本日の本会議について

日程はこういう感じで。初日は区長の所信表明がありますのでよろしく。はーい。

 

3. 一般質問について

明日と明後日、16日と17日にそれぞれ会派の代表質問と一般質問の日です。順番は決められたようにこれこれこういう順番で。はーい。

 

4. 請願の取り扱いについて

本日17時まで受け付けたものについては今会議中に審議しますね。はーい。

 

5. 本会議の休憩等について

時間の延長とか休憩をいつ挟むとかは議長に一任しますから。はーい。

 

6. 写真撮影の申し出について

いつものように伺いますけどどうします?いいですか?いいですね?はーい。

 

以上