港区議会 建設常任委員会報告

さて、本日は建設常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 平成30年第4回港区議会定例会提出予定案件について

えー、近々始まる年内最後の定例会、議案の一覧はこんな感じです。あっ建設常任委員会にかかる案件ひとつもありません。珍しい。

 

はーい。

 

2. 品川駅周辺地区地区計画の変更(案)について
3. 都市再生特別地区の変更(案)について
4. 都市計画道路の変更(案)について

えー、毎度毎度の委員会でご報告している品川新駅とか泉岳寺とかそういう地域のあたり、ちょこっとずつ変更がありましたのでそこだけご報告しますね。

 

Q: 動線が気になるんですよね、歩道の狭さとか気になるんですよね、横断歩道とかそういうのも気になりますよね、など。

 

5. 港区住宅基本計画(第4次)(素案)について

えー、住宅基本計画を10年ぶりくらいに改訂するので、これ素案作りました。パブコメを今度募集しますです。

 

Q: マンション管理組合とか維持管理とかしっかり入ってていいですね、老朽化マンション建て替え推進で区は何をどのように関わって推進させるの、まちづくり組織ってどうなの、地域包括ケアについて急に出てきて違和感あるよ、港区の公的住宅比について職員さんは客観的に見てどう思う?、居住面積水準ってほんとに現実的なの?、など。

 

6. 浜松町二丁目地区市街地再開発組合の設立認可について
7. 虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合設立認可について
8. 西麻布三丁目北東地区地区計画の決定(原案)について

えーと、再開発組合の設立認可が東京都から下りたのが2件、あとは地区計画の決定のお知らせです。

 

Q: 意見書の提出ってあったの?、地権者の同意状況とかは変わらずなの?、など。

 

以上。


 

 

 

やさしい日本語

在米約11年、どちらかというと英語は『ペラペ』か『ヘラヘラ』くらいな類です。そんなヘラヘラな自分だからこそ言いたいのがですね、ものすごく簡単な言葉だと何語であれ意外に意思疎通できる可能性大な説。

 

世界の共通言語は英語、そんな決め打ちな認識でモノゴトが動いてしまうなんとなくの今の世の中。『あの人は英語ができるからそんなこというのよ』とか『英語ができない人の気持ちはこれっぽっちもわからないのよ』なんて時々言われちゃったりもしますけれども、そんなものは心持ちひとつでどうにでもなるもんです。

 

例えばそうですね、ほぼほぼ1ヶ国語しか話さない圏の人に仕方ないのでツールとして世界が合わせてあげようと、世界は優しいですね

 

そんな嫌味たっぷりな憎まれ口ひとつ叩いてみるだけであら不思議、なんか少しだけスッとするではありませんか(※効果・効能を示すものではありません。個人差があります)。

 

そんな『英語だけがコミュニケーション言語』という概念を少しずつ崩してもいいんでねえかと区に導入してもらったのがそう、それがやさしい日本語。

 

日本語ってどうなの

これを説明するにはまず『ニホンゴ、ムズカシイネ』という、我々の母国語の複雑さを語らなければなりませんが、語るだけのアレとかソレが足りません。もちろんこれ以外にもですね、『外国人と呼ばれる方々が全員英語ができるとは限らない』という前提もありますし。

 

あれはいつのことでしょうかね、2年くらい前ですかね、議会で質問をするにあたりこういうこと考えてるんですよねと担当課とお話をした時のこと。

 

『こんだけ外国人人口がありますとね、英・中・韓だけの言語じゃカバーしきれないんですよね』

『ですよね』

『この国に住んでる人で日本語の方ができる人だっているわけですよ』

『ですよね』

『ですよね』

『同じ方向向いてます?』

『ですよね。じゃあそういうことで』

 

と、双方すでにたどり着いていたことが『ここは日本だし日本語でコミュニケーション取れるならそれ超最高』と。それがやさしい日本語。

 

同じ方向向いてたおかげで順調に進んでますよ、やさしい日本語。

 

やさしい日本語とは

えーと、一言でいうと外国人向けの簡単な情報提供のための日本語です。今のご時世では大きく分けて2つの目的(減災のため、地域のため)を持つようになりました。詳しく知りたい方はグーグル先生がいくらでも教えてくれますので。

 

ま、そんなやさしい日本語なわけですが、昨年度くらいから港区さんが『よっしゃ、やるでー!がんばりまっせー!』と、世間一般的には地味ではあるんですが結構力を入れてくれてます。あざっす。多分これから他の自治体でも注力し始めるんじゃないですかね。

 

で、このやさしい日本語ですけれど、外国人のためと言いながらも、実はとっても日本人向けのものなんですね。日本人が知っておくべき言語のひとつ、くらい言い切って良し。

 

初めてのやさしい日本語講座

在勤、在住の港区の方向けにですね、やさしい日本語講座が開かれております。どんな感じなのか先日見学させてもらいました。参加者は10代から70代まで、幅広い方々に興味を持ってもらえているということがまず素晴らしい。

 

日本の大学に留学中の方々をゲストに招き、何をどう言ったら理解しやすいのかを実践形式で。

 

コツは言い換える

例えば英語でもそうなんですけれど、その単語を知ってるか知らないかという差はとても大きいわけです。よく例えとしてやさしい日本語で出される『避難→にげる』もそうですけど、いくら避難に(ひなん)とルビを振ってもその言葉知らなければダメですよね。英語にしてみるとEvacuate(避難)は意味がわかんないけど、run away(逃げる)ならなんとなく音でわかる人もいるでしょう。アウェイにランするんですもん。つまりそういうことです。

 

え、まだピンとこない?そーですね、猫のことをミャウミャウと言う感じですよ(違う)。

 

今のご時世、スマホなり他のデバイスで一発翻訳もあっという間にできる時代になりました。多分そのうちもっと手軽な翻訳こんにゃく的なモノも発明される日も来るんでしょう。でも英語を習っている英語を話したい人がいるように、日本語を習って日本語を話したい人もいるわけですからね。

 

何がどうやさしいのか

日本人にとってのわかりやすい例えは英語です、もちろん英会話ね。身振り手振り含めて知ってる単語を駆使して自分の伝えたいことを頑張って伝えようとするじゃないですか。んで、一方通行で伝え切ったところですごい満足しちゃいません?その後にマシンガンのようにベラベラベラっとよく聞き取れないことを早口で言われてサッパリわかんなくて凹んだ経験とかありません?

 

そう、基本外国語って伝える口と聞こえる耳はあんまり比例しないんですよね。『何とか言えるけど言ってることサッパリ聞こえない』とか『何となくわかるけどいっこも返せない』とか、よくある話。日本語勉強してる外国人もそう。同じなの。

 

内容はどうであれ、ゆっくり喋ってくれる人だと安心するでしょう。しかも、すっごい簡単な単語使ってくれるとめっちゃ親切って思うでしょう。

 

やさしい日本語、『優しい』と『易しい』が描け合わさってるとこらから、どちらかというとすでに難しいという日本語らしさを残しつつ。

 

思った以上に言葉が通じない

講座の最後に、参加された方が感想を述べておられたんですが、そうそうそうなのと納得することばかり。

 

例えば『ごはん』。食事のことだったり、お米のことだったり、日本語の単語はひとつで複数の意味を持ったりしますし。英語圏の方に良かれと思って『しょうが』を『ジンジャー』と言ってみたら、『神社』だと思われて会話混乱。

 

『おなまえ』、『おこさん』、など、『お』が付くことで一気に理解できない言葉(知らない言葉)になると。ふむ。確かにそうね。

 

ま、何はともあれですね、外国の方を見かけたらまず『この人は日本語がわかる人かしら?』という探りから始まるのは仕方ないことと思いますけども、とりあえずにっこり微笑んで『こんにちは』から始めましょ。


 

港区議会 オリパラ対策特別委員会報告

さて、先日にオリパラ対策特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 「お台場プラージュ」の開催報告について

えー、7月の末から数日間、お台場で開催しておりましたお台場海水浴改めお台場プラージュ。都心におけるより良い水辺環境ということでパリ市と連携協定を結び、パリ・プラージュならぬお台場プラージュを開催した次第です。台風きちゃって期間少し短くなりましたが、6日間で来場者6,400名を超え、2,000名を超える方が泳いでくれました。ひゃっほう。

 

 

で、水質調査の結果なんですけれどもね、水中スクリーンの内側で大腸菌数値が低くてですね、水中スクリーンの効果というものが確認できたんですね。雨とかのお天気と大腸菌数値の相関予測とかもやってみました。

 

 

Q: 予測の精度が高かったんですね、顔を水につけるのは安全面の基準ってことでいいんですよね、これから水中スクリーンの効果ってどうやって見ていったらいいんでしょ、水処理センターを通らないでお台場に流れ込む水のルートってあるの、来年度以降もやっていけるのかしら、など。

 

2. 区有施設における東京2020大会カウントダウンボードの設置について

オリンピック・パラリンピックの気運醸成!気運醸成であります!とにもかくにも気運情勢!総合支所とか区立の小中学校とかにオリパラカウントダウンボードを設置します!なにとぞ気運醸成、気運醸成のためによろしくお願いいたします!気運醸成です!区はがんばって盛り上げたいんです!

 

Q: デジタルじゃなくてアナログの日めくりなの?、日めくりのところは紙なのプラスチックなの?、など。

 

3. MINATOシティハーフマラソン2018の全体概要について

えー、12/2のマラソン大会、がんばりましょうね。

 

Q: 特になし。

 

4. 第32回オリンピック競技大会におけるイギリスオリンピック委員会との契約書の締結について

えー、12/3に港区とイギリスオリンピック委員会事務総長兼代表取締役と、契約締結式を行います。以前からもご報告しているように、お台場学園をですね、イギリスのオリンピック委員会にスポーツサービスセンターとして提供する件です。

 

Q: お台場学園の夏休みはちゃんと調整されてるんですよね?、貸す期間は部活とか他の用途で代替施設とか問題なさそう?、など。

 

以上。