ちょっとアメリカまで 交通事情?道路事情?編

今回でおしまいのアメリカ行ってきたシリーズ、最終回は道路と車と自転車の話。アメリカさんは基本ハンドルは左で右側通行、マンハッタンは一方通行もたくさんあります。というかほとんど一通。しかも基本朝から晩まで混雑ぶりが激しく、タクシー乗るより地下鉄移動が楽チンなうえ早いというわけです。昔からこんなもんですけど、なんか久々のマンハッタンは更に酷くなってた感じ。

 

よくニューヨーク映画で見る光景、そう黄色一色のタクシー。行ける範囲が決まってる黄緑色のタクシーもお目見えするようになったけど、黄色見るとタクシーだという感じですよね。最近日本でもアレですが、『ウーバー』なるものが席巻しているという話は前々からありました。アメリカにおける利点は『便利な配車サービス』『キャッシュレス』以外にもうひとつ重要なやつがあるわけです。そう『チップ不要』。

 

アメリカ旅行された方は『チップとか計算でけへんねん!』とか『面倒やねん!』とか『大したアレじゃないの要求されるチップの意味がわからへんねん!』とか、まあ色々感じるところはあると思います。サービス業は時給がアレだからチップは大いなる生活の足しであるとか、そういう文化だからとか色々理由はありますけど、結構このチップ不要は大きいと話を聞きます。渡してもいいんだけど。

 

今となっては『チップありにしようぜ!』な業界要望も出てきているとも聞きますし、色々といろんな修正が入るのは世の常。時代の変化というものは時にしてややこしい。

 

そんな人を乗せて目的地までお届けするビジネスサービス、黄色タクシーの他にウーバー、そしてハイヤー的なリムジンというダブル・トリプルの車が増えたらそりゃ混みますわ。タクシーはわかりやすく黄色いからわかるんだけど、中古的なタクシー車体で白タク業務をするようなアレもあるようです。どうやって見分けるかというと、ライセンスプレート。

 

黄色いタクシーは4ケタだとかもありますが、その下に小さく文字が書いてあるんですよ。タクシーはそのまま『TAXI』。タクシー以外の人を乗せれるビジネスだと『T&LC』と書いてあって、Taxi and Limousine Commissionの略。そういうとりまとめの機関に登録されている車両だと。あ、ちなみに普通の一般のプレートはニューヨーク州では『エンパイアステート』と。お隣のニュージャージー州では『ガーデンステート』と。各州でなんとかステートって色々違うわけです。

 

そんなT&LC。ナンバーの下だけじゃなく、ナンバー自体もLCで挟まれるT&LC。日本でいうとあれか、個人タクシーが緑のナンバープレートで『あ』が多いとか。

 

あ、そういえばパーキングメーターって大昔なかったな。パーキングメーターを増やすのは日本と逆ですね(新規に作ることは原則しないって警察の人から聞いたような)。

 

そんなマンハッタン。一方通行でも道の両端に車が停まります。そして自転車ナビレーンがつくようになってます。パッと見、『なんかおかしくね?』って思いません?え、思わない?あ、そうですか。

 

自転車ナビレーンの位置みてくださいよ。停車中の両脇に挟まれてめっちゃ真ん中でしょう。右側通行・左ハンドルだからドライバーがドアをばーん開けても自転車にドカーンぶつからない位置(ただし助手席の人は注意だけど)。左側通行・右ハンドルの日本だとこの位置は自転車ドカーンですよね。というか、ナビレーンあるところで車が停まってるとこういう感じか。なんだ、日本でよく見る光景か。というか、こういうのあっても死亡事故が出たとも聞きました。

 

もっと広い道でも自転車ナビレーン付いてます。どれ、もうちょっと近づいてみてみましょう。

 

片道何車線やねんという広めのアベニュー。おや?先ほどの道とは違って自転車ナビレーンが左側に。おや?

 

実はこの手前の車、停車中というか路駐の車。ここ、停車レーン。ええ、ドライバー乗ってませんよ。もうちょっと近寄ってみましょうか。

 

ほら、車線が変。車寄せ的なものがなんというか、堂々。

 

何度もいいますけど、これ路駐(というかドライバー不在の停車中)。イマイチ方向性がよくわからない。自転車レーンはある方がアレなのかない方がアレなのか、右が左か、そういうのよくわからない。

 

そんなマンハッタンの自転車事情、港区でもおなじみの自転車シェアリングもあちらこちらにポートがあります。マンハッタンではシティーバンクがスポンサー?だからシティバイクと。色は青です、青。

 

電動自転車なんて素敵なものはないですよ。というか、電動自転車というものが日本以外に席巻している国があれば知りたいくらい。日本はあれですよ、ママチャリという独自のアレですから。とにかく自転車シェアリングが増えているようです。渋滞回避?健康対策?観光?どう思う?

 

ニューヨークの自転車シェアリングの料金体系、港区や近隣区でやってるような『1回おいくら』というのはありません。1日24時間12ドル、3日72時間24ドル、年間163ドルというオプション3つ。1回乗れる時間は30分以内、オーバーすると別料金が加算。このあたりは港区も同じ。あ、年間契約をすると1回45分乗れるようです。1回乗車時間を超えると15分ごとに4ドルの超過料金で、時間後ごとにどんどん増えていって48時間以上アレだと1200ドル。返し忘れとか返却ミスとか恐ろしいなこれ。クレジットカード登録する時にデポジットも取られるし。

 

港区には無いシステムで興味深いのはね、ドックと呼ばれるポートに前輪をはめて返却なわけですよ。港区とかみたいにそのあたりに停めて返却ができないと。だからドックがいっぱいだったら『大変ですぅドックがいっぱいなんですぅボタン』をポチっと押して、別のポートに停めに行くまで15分の延命時間が与えられると。アメリカですものね、頑丈ロック返却システムとかにしないと確実に盗られますもんね。

 

『ウーバーが増えた→物理的な車の数が増加→交通渋滞』というのは多分相関関係はあると思うんだけど、自転車シェアリングが拡大しているには別の理由があると思うんです。多分だけどね、個人的には地下鉄の料金値上げが多少なり関係してるんじゃないかなあと感じる。健康がどうのこうのとか聞こえのいい理由はいくらでもあるけど、実際街に暮らすと事情が違うかもしれない。

 

といいますのも、私がマンハッタンとかクイーンズに住んでたのが2000年初頭、その時は地下鉄・バス30日乗り放題のメトロカードがですね、63ドルだったんですよ。ほら、定期の代わりですからね、日本の会社とは違って交通費なんて自腹ですよ。地下鉄は距離関係なく一定料金なわけでして、1乗車2ドル。それがですね15年経っての今、1乗車が2.75ドルと。200円ちょいが300円になるような感じ?そして定期代わりに使う30日乗り放題のメトロカードがですね、今121ドル。マジすか。

 

地下鉄・バス月121ドル vs 自転車シェアリング年間163ドル。これは自転車へ移行するに十分な理由で、ものすごく大きいと思う。観光でどのくらい使われてるかはよくわからないし、それっぽい人々は正直あんまり見なかったんだけど、やっぱり昔と違って地下鉄1日とか3日とか乗り放題メトロカードが無くなってしまった今、しかもドックがいっぱいだったら別のところ探しにいかなきゃいけないシステムだと、観光に力入れてるような感じはしないよね。でもそれでいいと思う、ニューヨークは。

 

あ、メリーランド州ベセスダでも同じような自転車シェアリングがあります。こちらは色が赤い。名前は『キャピタルバイク』。

 

ニューヨークと同じタイプの自転車。もちろん電動なんかじゃありませんよ。

 

料金体系はね、ニューヨークとは異なります。キャピタルバイクは1回2ドル、24時間8ドル、年間85ドル。どれも1回30分以内。こっちも事情は異なれど車社会の交通渋滞に悩まされる場所だからなー。

 

日本とアメリカの自転車事情の大きな違いは多分2つ、『通勤の選択肢』『ママチャリ』。

 

日本の駐輪スペースってとっても丁寧だよねという感想を改めて持って、行ってきたシリーズおしまい。

 

区政報告書ができました

年に4回、定例会が終わるごとにちまちまと報告書を作ってはお送りさせていただいたり、ウェブサイトの方に掲載したりしています。地味で地道なことは結構好きです。今月は初旬に出かけておりましたので作成が遅くなってしまいましたが、新しい報告書をウェブサイトに掲載しましたのでお知らせまで。『送ってくれてもいいよ』という方がいらっしゃいましたらウェブサイトに入力フォームもありますのでそちらからお願いします。にゃ。

ちょっとアメリカまで 改めて図書館を知る編

ニューヨーク、マンハッタンの街中にWi-Fiが結構飛んでるお話を前回少ししました。Wi-Fiについてはね、現地の友人と『日本ってなんでわけわからない登録を求めるんだろうか』という話で盛り上がってね。ほらよくあるでしょう、メールアドレス登録的なやつ。なんの目的で捨てアドや架空にも等しいメールアドレス登録を求めるのかと。責任的なやつを未然に防ぐためなのかなんだかわからんけれど。今海外ではそういうのほとんど無いということです。接続先を選択したらスッと繋がる(繋がりにくい時もあるけどさ)システムが多め。トレンド的に日本は遅れてるらしいよ、理由は知らないけど。

 

あ、Wi-Fi付きデジタルサイネージのやつ、写真撮り忘れてなかったです。無料電話に地図、ニューヨーク市のタウンページ的なやつ、交通情報にお天気に。

 

地上だけではなくて地下もWi-Fiが繋がるようになりました。といっても駅のホームなんだけど。アメリカではまだ地下鉄走行中に電波的なものは入りません。日本だって結構最近じゃない、電波入るようになったの。福岡の市営地下鉄が最初だっけ、あれは感動したなあ。

 

と、10年くらいが『結構最近』と言いきっちゃう自分はおばちゃんで結構です。大人への階段を登り続けています。

 

面白いなと思ったのがですね、ニューヨークのパブリックライブラリーのサイトに繋がるんですよ、ホームでWi-Fi繋ぐと。更に面白いなと思ったのがですね、抜粋で立ち読みのように全部じゃないけど図書館の本が読めるんですよ。ホームでWi-Fi繋いで電車待ってる間にテキトーに本を選択(目安30分くらいで読めるよ的な記載もあったりして選びやすい)すると、ある程度データが読み込まれてさくさくページもめくれる感じ。

 

『本を読んで時間を潰しましょう&図書館に行きましょう』的なサービスというかPRというか、なんかとってもよくできてるなという感想ただひとつ。

 

スマホ用アプリもあるのでもっとたくさん本を読んでね、そんなPRも。無料で読める本もたくさんあるよ、そんな感じも。オープンソースの成果というやつでしょうかね。おもしろーい。あ、ニューヨークの地下鉄では図書館仕様のライブラリートレインというやつが時々走っているらしく、なかなかお目にかかれないレア車両があるようです。

 

そんなニューヨークの図書館事情。観光でも有名なパブリックライブラリーがこちらの建物。パブリックの意は『公立』ではなく『公共』ということらしく、広くみなさんにオープンよということらしいです。州や市の税金を投入しつつ寄付も募ると。街の規模が違うからアレですけど予算は数百億規模、でも予算削減で色々厳しいよとも。実は初めて知りました。そして実は初めて入りました。

 

ニューヨークパブリックライブラリー、ひとつじゃありません。分館全部合わせて92。いわゆるマンハッタンだけじゃなくて、ブロンクスとスタテンアイランドも合わせてこのくらい。これとは別にブリックリン地区とクイーンズ地区に似たような図書館が。それ全部合わせて214、リサーチ・研究に特化したところが4つ。この有名なところもその研究図書館?的なところのひとつ。

 

なんか折角来たからにはとりあえず検索してみますね。

 

デジタル化されている文献とかはPDFで全部PC上で読めます。文献とか論文とか便利だよねPDF。もちろんお取り寄せリクエストだって。『環境白書 環境庁編(大蔵省印刷局)』だってお取り寄せできるんだぜ。そういうものを検索してみた自分が謎。

 

あ、ここのパブリックライブラリー、本に関する美術館だか博物館だかの役割も担っています。アメリカというか、日本には無い感覚として『ホンモノがすぐ側に』という教育観点があるというのが素敵。

 

そんな研究センター的な役割を持つこのパブリックライブラリー、一般の人にはちょっとアレですよね。なので普通に本を借りれる分室というか分館というか、そっちの方に行ってみました。斜め前にある図書館分館、Mid-Manhattan Library。

 

多分ここ、時間的に一番長く開いている図書館なんじゃないかな。朝8時から夜11時まで。土日はもっと短いけど。ちなみにニューヨーク地区では全部の図書館は週6で開いているけど、週7日開いている図書館は25%。ブルックリン地区では8%で、クイーンズ地区では3%だそうな。ニューヨーク市議会の予算関係の資料にそんなこと書いてあってような。

 

こういう図書館ってよくあるタイプの図書館だよね。なんだろう、一気に安心するようなそうでもなような。ちょっと古くさいと言えば古くさい、昔の図書館ってこうだったよねという感じ。

 

あ、マンガも置いてあった。アメコミ。

 

デジタル書籍とかそういう貸し出しもアプリを通じてあるぽいので、タブレット講習会関係を図書館でやって利用率をあげる試みというのはよくわかります。日本の図書館でもやってるところはありますよね、講習会的なそういうやつ。あと、なるほど〜と思ったのは多国籍国家というか移民国家(合法/違法含む)であるアメリカだからこそ、英語のお勉強の機会を無料で提供するというやつ。日本で置き換えてみると、『日本語学びませんか』というクラスを図書館でやるってことですよね。国としての事情は違うけど、そういうのアリだよね。

 

なんだろう、港区で例えてみると『図書館』と『区民協働スペース』が合体しているような感じ?いや、ボランティア団体や関係各所が図書館からオファーを受けてそれ相当のことをやっている感じの方が近いのかな。どっちにもいいところとそうでもないところがあるけれども、図書館という場所の守備範囲を広げるのも手かもしれないね、なんて考えてみたり。

 

もちろん自動貸出機もあるし。

 

返却ボックスがなんかかわいい。

 

図書館どこでも返せますよ、というのも同じ。

 

このMid-Manhattan図書館、来月からリニューアル工事に入るということでキレイキレイになるようです。今時のスタイルのカッコ良い図書館、視覚的にも探しやすくなるだろうし、利便性も上がるような図書館になるんだろうね。続く。

区民文教委員会報告

さて、本日は区民文教常任委員会がありました。そうなんですよ、任期4年の半分が過ぎたので議会の中も色々と変わったんですよ、委員会も変わったんですよ(私の場合は1年ずつ4つの常任委員会を満遍なく回ります)。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 証明書自動交付機撤去時期の一部延期について

ほら、カードを使って証明書とか取れる機械あるじゃないですか、ATMみたいなやつ。マイナンバー制度を導入してから港区ってどちらかというとコンビニで証明書取ってもらうことを推奨してるんですよね、どちらかというと。で、今年9月末に撤去するんですけど、機械のリースの関係から高輪支所の機械は平成30年の2月末、麻布支所は平成30年の9月末まで撤去を延期しますね。

 

Q: コンビニと自動交付機の利用実態ってどうなの?、色々もっと丁寧にお知らせしてね、交付機撤去のあとはコンビニ以外は窓口だけよね?、など。

 

2. (仮称)南青山二丁目公共施設整備計画について

南青山に土地があるんですけど、ここを整備して区民協働センターとか社会福祉協議会とか障害者グループホームが入る施設を整備することにしますね。

 

Q: 赤坂支所管轄内に区民協働スペースって何ヶ所あるの?、駐輪場台数の分け方ってこれでいの?区民協働スペースの稼働率って最近どうなの?、区民協働スペースが使える使えないとかの説明をちゃんとしっかりやってね、など。

 

3. 港区民間建築物低炭素化促進制度の見直しについて

いわゆる国の省エネ基準というものの改正が行われたので、区でも独自に色々変えます!厳しめに!

 

Q: 建物を建てた結果省エネってつまりはどういうことなの?など。

 

4. 愛宕弓道場の継続について

愛宕弓道場、H30年度いっぱいまでURから借りてたんですけど、更に1年更新することになりましたので!

 

Q: 何人くらいその施設使ってるんですか?、スポーツセンターの弓道場利用の違いは?など。

 

5. 港区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例について

えー、第2回定例会で共産党議員団さんを中心に提出した条例の一部を改正する条例ですけれど、とりあえず今回は提案の趣旨を簡単に説明をしますね。今後審議することになりますが、先立ってこういう資料が欲しいとかありましたらどうぞ。

 

Q: 自民党会派からはですね、とりあえず2点。提出された制度が必要としている想定人数とそのあたりの理由・根拠がわかるような資料。もうひとつは奨学資金の支給対象と貸付対象の違いが出てくると思うんですけど、やっぱりその違いというかそう決めた理由・根拠がわかるような資料をお願いしますね。

 

以上。

ちょっとアメリカまで ゴミ箱に目がいく編

ニューヨークへ行きたいかー!なニューヨーク。メリーランド州ベセスダ(いわゆるワシントンDC郊外)からのバスを今回利用してみました。なんと片道30ドル、Wi-Fi完備、4時間くらい。国土の広いアメリカ、ビジネスを含め都市間移動は基本飛行機なアメリカなわけですが、鉄道というオプションも無くはない。アムトラックというやつですね。でも100数十ドルで3時間半ならちょっとバスにしてみようかななんて今回思ったわけです。あっなんか夫婦でアメリカまでおでかけしてたように思われてますがひとりです、ひとり。

 

あっちなみに日本と同じようにバスにも色々種類がありまして、お値段倍の60ドルになるとこんな革張りの1 x 2シートのやつも走ってました。ビジネスシーンにもアリなのかどうかは個人の判断でどうぞ。

 

そんな感じでやってきたマンハッタンなわけですが、第一印象は色々変わったなあということ。交通渋滞も酷くなったし、タクシーの空車が目立つようになったし(多分ウーバー+渋滞回避の影響)、ビルの立て直しが目立つし開発も目立つ。いい季節で旅行シーズンだから相変わらず観光客は多いけど、日本人と日本に関するビジネスパワーというものがすごく減ったような感じが見てとれる街になった気が。ラーメン屋さんは多いけどさ。なんだろうこの言葉にできない肌感覚。

 

マンハッタン内の場所にも寄るけど、ブロックごとにデジタルサイネージ付きのWi-Fi設備が目立ってました。コンセントもついてて充電も可能。タブレット的な画面も小さく埋め込まれてて、地図とかそういう情報以外にも電話機能付き(←写真撮るの忘れた)。911コール(いわゆる110番)とかそういうのも当たり前のようにセット。単なる観光客向けだけのものではないわけ。もちろん防犯カメラもついてるよ。あっ多言語対応のところチェックするの忘れた。多分6、7ヶ国語くらいはなってると思うけど日本語入ってないんじゃないかしら。知らないけど。

 

私、アメリカに11年ほどおりまして、そのうちの2年間をニューヨークで過ごしております。働いてました。あっちゃんと合法に就労ビザ取ってですよ。今となっては『暮らしてたっけ?』くらいな昔に思えてきてるので、なんとなく当時の楽しかったけど苦しかった記憶を呼び起こそうと働いてた会社が入ってたビルを見に行ったり、シェアして住んでいた古いアパートを見に行ったり。

 

今でもニューヨークで頑張っている東町小学校の同級生がいるんですけどね、ちょっと仕事の話がてら生存報告をするわけですけど『お前、すっかり考え方が日本だな』なんて良い意味でも悪い意味でも指摘されたりですね。

 

ま、そんなことはさておいて。今回のマンハッタンでは今までにないような視点をもって街をひたすら歩いてみました。昔住んでいた時は一体何を考えて生活していたんだろうか(食うために働くのが精一杯)、そんなことはすっかり忘却の彼方、ひたすら港区とマンハッタンの違いというかルールの違いというか、そういう着目点で。あっそういえば同時期にニューヨークとワシントンDCというほぼ同じような場所に視察に来ていた国会議員の方々がいたらしいけど、生活の足元とか気になったりみたりしてたのかなあなんて思ってみた。立場が違うから視点も目的も違うだろうけどさ。

 

で、ようやく本題。マンハッタン歩くとブロックごとにゴミ箱を目にします。そりゃもうあちこちにゴミ箱。ゴミはゴミ箱にね、そういうサイン。シンガポールなんかポイ捨て的なものに罰金あるので街中がきれいですけど、世界的にみてそういう罰金儲けている国も少ない。日本はゴミ持ち帰りは美徳の文化ですが、海外にでると一概にそういうわけにもいきません。ある意味日本は特殊な国。小学校から掃除の時間があるからこそという説もわかる気がする。

 

そう、アメリカなんていわゆるポイ捨て上等な国。言い切ってしまうのもどうかとは思いますが、だからこそ『ゴミはゴミ箱へ』とわかりやすいゴミ箱が必要。ちなみにアメリカでの喫煙事情は中より外。屋外。灰皿なんかない。普通にその辺にポイ(郊外に行けばお店とかの外に灰皿ある場合もたくさんあるけど)。街を綺麗にするようにゴミ箱を置かない文化、街を綺麗にするようにゴミ箱を置く文化、ほんと色々です。さて日本はどっちだ。

 

 

ニューヨーク市、びっくりするほどのゴミ問題を抱えているのは有名な話。ポイ捨てだなんだというレベルの話ではありません。港区は平成27年度で5万4000トン、東京23区では平成28年度のゴミ量は約275万トンということらしいけど、ニューヨークでは年間1400万トンともそれ以上とも言われているようで。しかもニューヨークにはゴミ処理施設がなく、州外遠くまで運搬するというびっくりするほど非効率というかなんというか。歴代市長さんもえらい頭を悩ませてた&悩ませている問題です。ゴミ収集車は市のものだけで2000台、民間業者4000台とか。

 

 

色々思う所もあるんですが、とりあえず今回はゴミ箱の話。それにしてもゴミはひらがなかカタカナどっちだ。

 

基本、色分けですよね。緑が紙類、青がプラスチックとかのリサイクル系、黒がその他一般のゴミ。黒のところに『Don’t litter(捨てるな)』と書いてあって、えっこれゴミ箱じゃないのなんなのこれなんて一瞬思ったんですけど、『ポイ捨てしないでここに捨てろ』の意なことに気づく。

 

↑これは昔ドイツに行った時に撮ってたゴミ箱。やっぱり色分け、しかも4種類。

 

場所によって色んな形のゴミ箱があるんですが、基本色分けは同じ。なんて思ってたら黒の代わりに濃い目の緑とかになってるところもあってややこしい。ま、とにかく日本ほどアレではないですが分別します。ニューヨークではゴミの出し方で罰金なることもありますし。ちなみにアメリカの田舎の方に大昔住んでたこともありますが、その時代のその地方には分別という言葉はなかったです。

 

ニューヨーク市のサイトとか見てみたら、ゴミ箱のスポンサーになりませんか的な呼びかけもししています。↑がどうかどうかはわかりませんけど。アメリカではリサイクルの一環でペットボトルとか缶とかで5セントとか10セントとか払い戻すような州もあり、日本でも港区でもやりようによってはこういうリサイクルの新しい方法を取り入れたりすることができるんじゃないかななんて想いを馳せてみたり。お金(税金)ということもありますのでコスパもことも十分考えてみないと。『じゅっぷん』じゃなくて『じゅうぶん』に。

 

あっそういえばマンハッタンにわんこがものすごい増えたような感じもしました。昔(すでに大昔か…)に犬を飼っている or 犬を散歩させているような人をそこまでみることはなかったんですけれど、なんか今回びっくりするほど多かったような。お散歩のお仕事も順調にあるようで、ひとりふたりのチームで10匹とかくらいのわんこをお散歩させている姿もちらほらと。そんなマンハッタンの犬事情、犬のフン捨てる専用のゴミ箱も発見。フン放置は罰金で250ドルということ。

 

ちなみに犬のモノだか猫のモノだか2足歩行のモノだか不明なやつって世界共通であるよね。

 

とにかくゴミにばかり目がいくばかりの4年ぶりのマンハッタン。4年前に旅した時には『そういや住んでたことはどうやってゴミ出してたんだっけ?』なんて考えもしなかった4年前。そういえばゴミとリサイクルは別でアパートの下に出すところがあったようなそうでもないような。↑な感じでアパートメントと呼ばれる建物の下にゴミ出し場がついているところもあるわけです。

 

お店屋さんとかの事業者は別にゴミ屋さんと契約しなければいけないわけですが、住宅の家庭ゴミなんか透明じゃない袋で出すことが決められてます。日本と逆よね。ちなみにゴミ収集は住所によって回収スケジュールが異なると。だいたい週3回、それに加えてリサイクルゴミが1回。燃えるゴミでも同じマンハッタン内で月水金だったり火木土だったりするところがあるわけです。日本からすると不思議よねえ。

 

↑はニューヨークじゃないけど、メリーランド州のロックビルという市では家庭にこういう可燃とリサイクルのバスケットがあります。こういうのも悪くないよね。続く。

ちょっとアメリカまで その2

NIH。前にいつ来たか忘れちゃったけど、多分7,8年くらい前に仕事ついでで一度来てるんですよね。

 

その時にも今回と同じようにDr. Fにお世話になり色んな研究室を見学させてもらって、色んな研究者の方達ともお話して、『あーここにいる人たちって全員未来のノーベル賞だかラスカー賞だかの候補者だよなあ』なんて感じたわけです。アメリカ国内での感覚では圧倒的に

ラスカー賞  >>  ノーベル賞

な感じがしてるんですけどどうなんだろ。ノーベル賞と世界遺産ってアメリカ人あんまり興味ないようなイメージ。昔から。

 

それって多分ですけど、アメリカと言わず欧米の感覚って『内部でちゃんと評価すること』ができているからだと思うんです。良いものは良い、そう言い切っていい文化。日本を含めたアジアってどっちかというと『外の評判を気にしい』な感じが。特に日本は謙遜って素敵な文化もありますね。

 

例えば『xxってとても良いですね』って言われたら素直に『そうなのよ!素晴らしいのよ!だってね〜(延々と続く)』って言うか、『いやいや、そんなことないですよ(嬉しさ半分、照れ隠し半分)』となりがちでしょ?外から評価されて初めて気づかなくとも、もっと自信を持ってすごいと思うところを奥ゆかしくなく言える文化ができてもいいと思うとか感じてみたり。

 

というか、賞ってあくまでも結果的な途中経過だからな。そこが目的じゃないしな。という感覚。

 

ま、前回も触れましたけど、いろんな研究所といろんな研究室がたくさんあります。世界中から様々な国籍の研究員も集まってますし、もちろん日本人研究者も多いですよ。昔に比べたら減ってる話も聞くけど。ポスドクの人もいればフルタイム研究員もいるし。前はNIHがスポンサーとなって永住権申請もできてたらしいけどもうやらなくなったという話も聞くし。色々システムも変わってきているわけで、時代の変化というものは情勢の変化というもの。予算だって変わるわけだし。

 

ま、そんなことは置いといて。

 

NIH。今回は前回行かなかったクリニカルセンターに連れて行ってもらいました。臨床研究病院とでも言った方がいいのかしら。新しいメディカルサイエンスをヒトへ、そういうこと専門の医療機関。世界で初めての遺伝子治療もNIHだし、エイズ治療のための新薬投与もNIHだし。薬だけじゃなくともいわゆる『基礎研究』のための最高の環境だろうな、間違いなく。研究者のための最高の環境でもあるんだろうな。

 

なんか5月の連休とかあたりにとある大臣も視察に来たとか。どれどれ、大臣はどういうことを学ばれたのかしらとちょっと興味が湧いたので大臣のウェブサイトとかをみてみようかしら。

 

『この病院で治療を受ける患者は臨床研究の協力者となり、NIHが費用を全額負担しているとのこと。 』

 

…おーい誰か業界の基本中の基本のレクは事前にしておいてあげてー。

 

ま、そんな病院というか病棟というかなNIHクリニカルセンター、普通の一般の患者さんはこれません。施設の中に旅行代理店というか、トラベルエージェンシーも入ってます。そこで検査だったり診察だったりのための旅の手配もしてくれます。全米から集まりますもんね、研究に協力してくれる方々。

 

誰もが使えるようなモノにするための承認を受ける試験、NIHのようにそういう類じゃないこれからの研究のためでもある試験。『人体実験』と感じるか『未来の医療発展のための貢献』と感じる感じるかはアナタ次第。ちなみに業界の中の人だった私は『最先端治療の機会(丁寧な診察付き)』という認識。

 

ちなみにお薬の承認とかその他諸々を担当している機関はFDA(Food and Drug Administration)。日本にもありますねFDA、ほら静岡あたりで飛んでる航空会社のフジドリームエアラインズ(通称FDA)。

 

歴代の大統領も必ず訪問すると。そのうち来るんであろうミスタートランプのお写真はどこに飾られるのかしらね。

 

あ、あと興味深かったのは宗教対応ができているということ。チャペルがあって、宗教ごとに曜日とか時間とか使用が分けられてて。準備室的なものもちゃんとあるし。

 

多様性が、ダイバーシティが、日本でもうんぬん言われ初めていますけど、全ての人に〜なんて文言の中に『宗教』が入ってるの日本ではあんまりみたことないんだよね。色んなもののマイノリティだなんだにしか目が向けられてない人しかいないってことなのかな、なんていつも思っちゃう。でも日本って正直海外ほど宗教が生活のど真ん中にくる社会文化ではないので、ある意味そんなものなのかなと。社会学的な宗教のスタンスという話ね。

 

ワシントンDCはアメリカのいわゆる首都なわけで、政府機能のセンター中のセンターであるわけですけど、お隣のメリーランド州に位置するものもたくさん。NIHはメリーランド州のベセスダという街に、FDAもメリーランド州のシルバースプリングという街にありますし、その他にも要は『そこそこ広い土地を求めてちょっと郊外に分散させてるんだろうかなあ』とか、勝手に思ってみたりしてみました。ま、働く場所ができるのが先か、人が住み始めるのが先か、タマゴかニワトリのアレですけど、唯一言えることはいくら広いアメリカと言えど通勤渋滞ハンパないことかな。

 

続く。次はニューヨーク、マンハッタン編。

ちょっとアメリカまで その1

とある用事でアメリカ行ってました。 あっ港区議会では数年前から政務活動費で海外というのは禁止になっているらしいのでこれ完全なプライベート扱いです。元研究職、リサーチで見聞広めることが趣味、だいぶ偏ってることもあるけど勘弁な。あっ港区議会では議員が国を出るときに届け出が必要ということで、5月くらいにもうチャチャッとぺぺッと。『旅行届』はちょっとアレなのでせめて『渡航届』とかそういう名称に変えて欲しい感はある。とにかく、色々な行事とかすっ飛ばしてまで行ってきました。ここしかタイミングが無かったんですすいません。

 

議員になってから初めて海外でました。それまでは仕事で月の1/3はどっか海外だったり、海外じゃなくとも月の半分近くは国内移動してたり、年間100回飛行機というワークスタイルで若さって素晴らしいね的な生活してたわけですが、議員というお役目をいただいてからはなんというか生活・活動範囲が非常に狭くてですね。それぞれの活動エリアからあんまり脱線しないような暗黙の了解というか、そんなのありますしね。

 

そんな感じで狭い狭い範囲で活動してると残念なことですが当然世界も視野も狭くなる。小さいところも考えますけど大きなことも考えたい身としては、やっぱり見聞を広げるべきだなと思うわけ。今回はアメリカに行ってきましたけど、ちゃんとした理由があるわけです。そう、NIH(National Institute of Health: アメリカ国立衛生研究所)に行くこと。NIHを訪ねて6800マイル、ちなみにNIH訪問は人生2度目。

 

NIH。グーグル先生曰く、日本語では米国国立衛生研究所と言うらしいけどなんか変。漢字で表現すると単なる国の古臭い機関ぽいイメージ先行だけど、エヌアイエイチはエヌアイエイチ。アメリカの国益はもちろんのこと、全世界の医学とライフサイエンスの基礎を支えてるとこです、そう思ってます。

 

NIHはたくさんの国立研究所の集合体、たくさんあるんですよ、国立のがん研究所とかアレルギー感染症研究所とか、小児とかヒトゲノムとか、環境衛生とか薬物乱用とか。無理やり日本の何かに例える必要があるのであれば、『強いて当てはめるなら理化学研究所?』くらいしか思いつかないもんだけど、人員予算中身のどれを取っても比べ物にはならんわけ。

 

えーと、ウェブサイトによると、理化学研究所の全体予算908億円に対してNIHはえーと…いちじゅうひゃくせん…ざっくりでも3600億円。この予算の中の細かな使い道はまた双方すごく差があるんだけとすごいよなあ。ちゃんとミッションとゴールが明確だからきっちりと結果出せるんだもんなあ。あ、あとグラントの圧倒的な差もあるね。

 

そんな集合体のNIH、たくさんたくさん50も60も建物があるわけです。その中でほらここ。歴史ある1号館。

 

ほらここ、手すりの上っちょのとこ、『1』ってあるでしょ。これ1号館。1番最初に建てられたとこですって。

 

コレね、コレ。全部の建物の外観に番号振ってあるわけ。何号館と。

 

例えばここは40って書いてあるから40号館ね。ビルディング40はワクチンリサーチ。

 

NIHライブラリーも見学。3Dプリンターにグッとくる。すごいよね3Dプリンター。

 

NIH、どっちかというとやっぱり厚生労働省の興味をグッと引くようなアレなんですが、お話伺うと文部科学省も急接近し始めてるんだか。難しいお話はよくわからないけど、サイエンスとか教育とか研究とか研究者の地位とか職業ということから考え直してもらいたいなと思います。なんでもそうだけどプロフェッショナルを育てる環境、育つ環境、食っていける環境が日本には不足しているよね。あとはプロフェッショナルを安く叩きすぎてるよね。偉い人、そこんとこよろしく。

続く。

TOKYO都議会議員選挙についてしつこく思うこと

梅雨は開けるんだか開けないんだかよくわからんようなお天気があったりなかったり。24時も回って6月も終わり、7/1の土曜です。みなさんいかがでしたか昨日のプレミアムフライデーは。どーなんすかプレミアムフライデー。今の所誰がプレミアムな気分ですか?ちなみに私はぬれ煎餅の気分です。梅雨時期のねー、湿気がねー、どうも苦手。

 

さて、本日7/1ということで、本日の夜8時でこの度の東京都議会議員選挙のためのマイクぎゃんぎゃん車ぶんぶんがピタっと終わります。そういうルール。毎日のように大きな音で声でほんとすいません。自民党がんばれという声もいただくし、自民党はダメだという声もいただくし、とりあえず選挙カー的なやつになんでも手を振ってくれる人もいますし。いずれにせよどうもありがとうございますとどうもすいませんという気持ちが入り混じる感じ。

 

とにかく色んなことで不思議な感じが満載です。例えばね、『7/2の日曜日が投票日』+『期日前投票も』=『毎日が投票日』ですよ。んで、今度は期日前投票を全面で押しすぎるとブルース・リーばりの『Don’t think! Feel!』でただ投票率上げるためだけにとりあえず投票行けと有権者のみなさんに考えさせる暇なくてもいいからというのもおかしい話。そういうことではないか。おかしいのはなんだ、私の屁理屈か頭かそれとも法律か。

 

xx党嫌い、xx党好き、どこでもないけど今回ちょっとxx党はね、どこもダメだわ、新しいとこの方がマシかな、なんでもいいわ、むしろ選挙とか興味ないし。みなさんの感じるとこはこのいずれか、そんなとこでしょう。そんなもんです。あれですね、政治って宗教みたいなもんですよね。紙一重、むしろ表裏一体。日本は豊かな国だと思います、選択肢があってよかったと本当に。

 

この度の都議選応援で、一貫してひとつのことを言い続けたと思います。冷静に正しく判断してくださいと。港区の維持と発展が妨げられる可能性も秘めてるしね。4年の任期だけの話じゃないですからね。その先のことも考えてくださいね。私は少なくとも10年先の港区をみています。よろしくどうぞ。

 

そういえばひとつとっても気になることがあるんですが、行政側の方達ってどういう風に東京都とか知事を見てるのかなあって。一般区民・一般都民とかと違う目線なんだろうなあと思うの。東京都だけじゃなくとも、首長ってどのくらい職員さんに支持されてるのかなあなんてふと考えてみました。まして議員という人達をどういう風に見てるのかなあって。ま、口やかましくめんどくさいこと言わない議員の方が扱いは楽なんだろうね。いつもめんどくさくてごめんなさい。

 

ま、本日が選挙活動最終日です。まだ投票行かれてない方はギリギリまで調べて見比べてでも結構です。時間をかけてでも託す人を選んでください。もう行かれた方は…後悔のないように。

 

明日2017年7月2日。なんだかんだで東京都の未来が選択される大切な日。選択肢はあります。私は今から既に心を決めております。ブレません。心はひとつです。信実もひとつ。

 

そう、池上さんの番組一択で。池上無双を楽しみにしてる単なるイチ都民。