桜もなんか散り始めてるようなそうでもないような、あれ3月末ってこんなだったっけと1年前のことも記憶が薄れてるようなそうでもないような、それはまるでソメイヨシノのように年々淡い色に色褪せていくようで。最近のわたくしと言いますと、全宇宙に対して体積が増すことで存在感が高まりつつある悩み(要は太った)を抱えつつ、来月の報告会用の資料をちまちまちまちま作ってる日々です。どうもみなさんごきげんよう、小倉りえこです。
桜は濃い色の方が好きなんですけども、淡い色の桜が咲くときはポップコーンが弾けてるようにも見えて、それはそれで好きです。
幼稚園とか小学校とか中学校の卒業式に出席しては、これから羽ばたくみんなの意気込みに感動して涙がこぼれたり、昔の甘いスウィートメモリーズを思い出して涙がこぼれたり、校長先生の言葉が心にズビシって刺さって涙がこぼれたり、先生そんなに泣かさないでください。
とまあ、そんなシーズンです。3月。そしてあっという間に4月になって、ああそういえば任期4年の最後の1年になります。3年って早いなあ。
と、そんなわけで春は桜のシーズンであり、花粉のシーズンであり、新しい門出に向けた告知のシーズンであり、そうですつまり人事の季節。人事異動。
ねえねえ、異動ですか?
やれ誰がどこに異動だ、やれ誰が定年だ、やれ誰が再任用だ、そんな情報が飛び交う3月末。区役所の中の職員さん達の方が戦々恐々とする季節。多分。いや、中には楽しみにしてる人もいるだろうけども。
世の中には色んな働き方とか働く場所がありまして、会社とかによっても異動のやり方って様々です。異動する人にコッソリ早めに内示があってオープン当日までナイショにしといてねというとこもありますし、発表当日に知ってひょえーーーってなるとこもありますし。お役所はどうやら後者のようです。ちなみに順番としては、課長以下の職員さんの発表が先で、その数日後に課長・部長級の発表と。
わたくし、どちらかというとあまりモノを知らない人間の類であります。なので今まで知らなかったことを知る機会があると『かしこさが1あがった!』的な感じで嬉しいわけですよ。この3年間は議員というお役目を通してお役所の中を覗き見するという事がとても面白くて、まるで気分はミステリーハンター。ふしぎ発見、それではここでクエスチョンです!そんな感じ。
例えばですね、東京都の職員さんが管理職として港区の課長さんになりにきたりですね、他の区の課長さんが港区の課長さんになりにきたりですね、とかいって港区は課長さんが足りない(管理職になりたがらない人が多いらしい)から港区から他の区に課長さんとして行ってもらうことがないとかですね、課長さんなりたてホヤホヤだとすぐにとある勧誘の連絡がいくとかですね(おおっぴらに言えないけどダメだと思う)、お役所では常識なことが外では意外に知られてないとかそういう類。
あ、お役所の人は議員のブログも結構しっかりチェックしてるとも聞いてます。ここは長文ばっかりですからね、暇つぶし程度とかで結構ですからね。
あっ、それともただの猫好きですか?それはそれでOKです。
課長さんがんばってください
とにかく課長さんってものすごく大切なポジションだと思ってます。いや、その上の部長も副区長も区長もそうなんだけど、誰がなるかでカラーがガラッと変わるし、今までの路線から脱線することもあるというのはすごく大きい。良くなる時もあるし悪くなる時もある。そういう意味では我々議員も人事異動には敏感です。
なーんて、たかだか3年目のぺーぺーの分際で偉そうなこと言ってしまいましたごめんなさい。そんでいつものように脱線しました。
お役所の中の人事異動、やっぱり長くとも同じポストに5年が最長とかそんな感じ。1年で異動になる人もいれば5年いる人もいる。こういうのを見ていると『その分野に詳しい人とかデキる人はもっともっと長くいていいのに』と思うこともありますし、『やっぱあの人はここで光る人じゃないから他のとこに行く方がいい』とか、『なんであの人昇進していくのかしら』とか、色々思うところありそうじゃないですか。
あ、やべ。私が職員さんをそういう目で見るということは、職員さんも我々を同じようにみてるということでした。『任期4年とか言わずに1年でリコールされろ』とか、『アイツ、ロクでもねえ議員だな』とか、『邪魔だから何にもすんな』とか『アイツ、まだマシな方』とか。ハッハッハッ、お互い様でしたねマジすいません。
行政と議会は両輪ですとかよく聞くけれど、そりゃ必要あればパーツも取り替えますし油も指しますし、人事異動とか選挙ってそういうことなんでしょうね。いやいやよく出来てるシステムだ。見せかけのパフォーマンスはお互い『税金泥棒!』って言われる立場です。実を伴ったイイモノのためにお互い頑張ろうじゃないですか。
なにこの上から目線な感じ。すいませんそういうつもりじゃなくてですね。お互い色んな意味で責任ある立場ですよねってことで。
とにかく3月末。異動される職員さんたちが明々後日から新しい環境で新しい意気込みで新しいお仕事を楽しみながらできるようお祈りしています。そして元の職場に戻られる職員さんたちにとっても、この港区での経験を多くの事に活かしていただいて、色んなことを良くしてもらえればイチ港区民、イチ都民としてこれ幸い。ホントですよ。