8/22,23は麻布十番納涼まつりです。昔は3日ありました。今は2日。
この10年近く、バイリンガルな特性を活かして外国人も多い港区、麻布地区のためにお祭りで何かあった場合の外国語対応要員として手伝わせてもらってます。街の子ですし。商店街の子ですから。納涼まつりがこないと夏!という感じしませんもん。
日本語と英語アナウンスしたり、迷子係したり。日本語を話さない救護必要な人とかいたりするので、お役に立てる事もあったりするんです。医薬業界で日米で働いてた歴史が役立つ時もある…!
さて、高校生の頃、世界史が好きでした。理系クラスでしたけど世界史と古典もそこそこ得意な高校生。数学はできる。英語は普通。英会話はまあまあ。国語はまったく苦手な高校生。ああ懐かしい、20年くらい前。いや、もう少し前かも。
そんな私が日本の高校2年生を終えて、高校辞めて留学。ありがとうお父さんお母さん。向こうで一番得をしたのがやっぱり数学。
微分積分は余裕、代数幾何も余裕。グラフィック計算機の使い方で四苦八苦。化学も余裕、英語(あちらの国語)、アメリカ史は必死。
余裕と必死の境界線。それは『英語で問題を理解できるか否か』。微分積分や化学なんて記号や式さえ見れば何とかなる場合多し。
でも化学の元素記号は日本で習ったカタカナと英語で異なる事も多くって、
『Na = ナトリウム(日本語)= ソーディウム(英語)』
『K = カリウム(日本語)= ポタッシウム(英語)』
化学関連のカタカナは全世界共通じゃないのかよ!と元素記号覚えなおしたりするのがちょっとアレな感じでした。そんな私が大学に進み、卒業までに2クラスの歴史系のクラス受講が必要となります。ひとつはアメリカ史。もうひとつは何でもよし。
そこで私は思いました、アジア関係なら楽勝じゃね?と。アメリカの歴史は比較的薄いから狭いところを深く掘って、日本で習ったアメリカ史では見た事も聞いた事もない人物たくさん出てくるし、それなら自国で多少は習って知っているべきな日本を含むアジア史の方がまだイケそうじゃね?と。
結果、惨敗(ちゃんと単位は取りましたけど)。後々、もっと大人になってからそういう教科を教える友人に『歴史長すぎて色々ありすぎてあの領域はカオスよ!』と言われましたが。
一番苦しんだのが、中国の歴史。
秦はQinだし、清はQingだし、焼き物の有名な時代の皇帝の名前は康煕(Kangxi)、雍正(Yongzheng)、乾隆(Qianlong)だし。読めないし。発音できないし、通じないし。
や、ローマ字っぽく何となくフィーリングでイケるかなーって思ったんですよね。全然ダメでした。毛沢東も鄧小平も漢字でしか習ってないからもう全然。毛さんなんてマオさんですし。
勉強不足と指摘されれば、はいその通りです申し訳ありません、としか言えないんですけれども。
歴史の迷子になりませんように。