今くらいの時期に気になり始めることの話。

1月の下旬に向けて、ハラハラドキドキすることがあります。毎年のことなんですけれどもね、何かといいますとね、「来年度予算案、何がどうなるかな」って。これまでよろしくお願いしたことが、どうなるかなって。少なくとも自分はものすごく気になります。

 

 

港区HPで「予算要求の状況」が見られます。

令和の時代になってからでしょうか、「透明化」というパワーワードが行政を席巻いたしましたところもありますが、予算がどのように要求されて編成されて案として発表されていくのかの過程が公開となりました。

 

令和5年度予算案に関してのページはこちらになります。見やすい…ことはないかもしれませんけれども、区の考え方といいますか、各所管から「これこれこういう事業をやっていきたいので予算つけてください」的なことの情報が公開されています。…全部の事業ではないですけれども、なんというか新しく始める事業とか展開していく事業とかが中心かな。

 

今、1月の時期はどういう時期かと言いますと、【各部門が昨年のうちに予算要求を上げたのち、来月からの議会に上程される『当初予算案』が発表されるまでの『区長査定』の最終取りまとめ期間】でありましょう。

 

例年、毎年1月の30日とか31日とかに区長記者発表が行われて「来年度の予算案はこんな感じですテッテレー!」と発表されるまでの、ドキドキハラハラ待機時間。なぜなら、こちらがよろしくお願いしていることが事業として採用されているかどうか、各所管から要求した予算に「もっとやってよし」と区長判断がどれだけ入るか。

 

昨年補聴器の助成事業が始まりましたけれども、その時が自分的に良い例といいますか、所管課からの要求額より区長査定で「もっとやってよし!」と予算が増額されたわけですから。区民のみなさんにとって必要となることには、しっかりと予算を割いてもらえたことが嬉しいですし、理解してもらえてるというのがありがたいことですよね。

 

もう一年前のことなわけです。月日が経つのは早い。とにかく、そういうのを気にしています。自分だけかもしれないけど。

 

 

自分が気になるところ、いくつかご紹介

①オンライン申込システム

↑令和2年というと、2020年ですかね。その時に「オンライン申込システム、よろしく」とお願いしたことが来年度の予算要求にしっかりと掲載されておりました。嬉しいわ。

 

 

 

②AEDの設置拡大

↑これはついこないだのことですけれども、自民党議員団としても2〜3年前からの予算質疑の時にこういう要望をしております。継続大事。

 

 

 

③産後母子ケア事業

外来型と訪問型の新設が要求されているということで、満額回答になるのかしら。あとは利用者が利用しやすい中身になっていることを期待したいわ。こればかりはフタ開けてみないことにはわからんちん。

 

 

 

④教科担任制の導入

すっごい前になる話なんですが、平成31年ってあるので前回の選挙すら前。小学校の教科担任制導入のお願いをしたわけですが、この後に国がやりますということになったので結果オーライなんですけれども。昨年4月から区内のモデル校4校で先行導入が開始されていますが、全区展開の事業の要求があることを確認できて嬉しい。

 

子供にとっても先生にとってもよいこととは思うんですが、逆にたくさんの数の先生に学校に関わっていただくことになるわけです。たくさんのよい先生が港区の教育に携わって、頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

とまぁ、気になるところはこんなとこでしょうか。あとは月末の発表で、何がどうなるかを楽しみに待つくらいなのかな。

 

 

あ、そうだ

 

「当初予算がすべてです」「補正予算はあくまでも特別というスタンスです」「債務負担行為は特例です」という理由で、これまで色んなことに制限を設けて(そんなつもりはないにせよ)事業推進が難しかった港区でしたが、来年度予算の方針ではそこが緩和されることになりました。とてもありがたいことです。

 

前に債務負担行為ということで、こういう質問をしたことがありました。複数年の計画事業なのに単年予算を繰り返さなきゃいけないのはおかしいんでないかと。要は、この質問がある意味キッカケで迅速な事業展開のための方法を考えることになったとは聞いてましたけども。

 

何はともあれ、港区に暮らす方々から頂いた意見を伝え、それがカタチになるということは喜ばしいものです。ありがとうございます。まだできてないことたくさんあるけど、ひとつずつ。