区民文教常任委員会

さて、先日は区民文教常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 中小企業の景況について

えー、年に4回アンケートをお配りしたり聞き取りしたりしてですね、区内の中小企業に景気動向の調査をしてます(委託)。この結果によると4〜6月期は飲食・宿泊業は好転、建設・不動産業は悪化だそうですよ。

 

Q: こういうデータ取ってどう活用しているの?、何回も見てるけど重点経営施策に変動はないんだよね、年4で調査してるけど意味ある?、予測に関する基準って何なの?、他の区とかの状況みながら色々検討しないといけないんじゃないの、など。

 

2. 新教育センター等整備事業に関する受託契約の変更について

えー、旧鞆絵(ともえ)小学校の跡地にもなっている虎ノ門三丁目に新しい教育センターを建てようっていう事業なんですけれども、国と合同でやってるんですよね。気象庁虎ノ門庁舎と複合施設としてPFI事業というカタチで実施してるんです。が、事業開始当初は想定していなかった地中障害物が出土して撤去が必要になりまして、このため全体の事業費が高くなることになりました…。スケジュールをこれ以上遅らせるわけにはいかないので色々考えたんですが、「地中障害物の撤去」「PC化工事」「展示室等内装工事」「人件費」の4項目が契約に追加されます…。

 

Q: 事業費の変更はどのくらい?、4点追加で10億円ってそれぞれの割合はどうなの、港区が更地にするって契約がちゃんとあった上で費用は港区持ちということなんですね?、長い時間かかってますけど今までの経緯というものを今後お願いしますね、鞆絵小学校のPTAとか関係者にもちゃんと説明をしてくださいね、など。

 

3. その他

えー、共産党議員団さんから3月に提出されている学校給食費の助成という条例案ですが、なんか必要な情報とか資料とかお願いすることありませんか。

 

Q: 1食分の単価、小中別の未納学とか児童数、給食費の徴収業務、必要な財源の確保とか初期経費、実施してる自治体数とか児童数、実施する場合のメリットデメリット、ここら辺を明確にした資料をくださいね。

 

以上。


 

中途半端な話をひとつ。

製薬会社で働いてましたっていうと『薬剤師さん?』って聞かれることも多々あり、その度に『いいえ、違います』と答えてガッカリさせたこともあるし、一応研究職でしたっていうと『じゃあ白衣着て研究してたの?』って聞かれては『いいえ、違います』と答えて更にガッカリさせたこともしばしば。そう、昔からそうなんだけど、自分の職歴は非常にファジーでビミョーだ。そしてそれを上手に説明できる自信がない。

 

お勤めマン。

製薬会社の中でもジャンル的には『新薬開発』と言われる牧場で、その中でも『臨床開発』という柵の中、そして画期的な薬のタマゴを大切に大切に育てるいわゆる『治験』という小屋の中。とかいって病院に詰めて患者さんの対応をしたり患者さんのカルテを常に眺めているタイプの役割でもなく、画期的な薬として世の中に出した後に必要な人を助けている未来を全然前の段階から色々妄想し、そのためには今から何をどうするかということを机上の空論で延々と考えることもあれば、充分に説得できるためのデータを集めて解析したり、一筋の光を見失わないように見失わないように現実をみていくというお仕事の類。

 

おお、なんかこう表現するとちょっとカッコいい。なんだろう、要は『たくさんの家庭の食卓に並べられるように、この謎のタマゴを孵して育てて一般流通できるようにがんばる』という、謎のタマゴを発見した研究者と一緒に働くプロデューサーみたいなお仕事。

 

正しい説明かどうか...

プロデューサーというのがポイントで、直接タマゴと寝食を共にする飼育員ではなくて。例えば養鶏場とかで例えると(たとえが正しいのかどうかはわからん)、オーナーとか飼育員さんとか出入りする獣医さんとか、飼料業者さんとか、はたまた別の養鶏場のオーナーさんとかと一緒に努力して、謎のタマゴの取り扱い説明書とか孵化しても人に危害加えないですよとか美味しい召し上がり方とかを作り上げる。そんな業種のそういうポジション。多分。

 

タマゴが孵化しなかったら終わるし、タマゴの量産に失敗したらそこで終わるし、栄養価高いはずのタマゴが全然高くなかったとわかったらそこで終わるし、タマゴを誰でも孵化できるよう取説作ってもグレムリンみたいな凶暴なやつしか生まれないならそこで終わるし。すごい良い子だったとしても成長過程でどこの何かわからないエサをひと握りこっそり与えるような人がいないかチェックもするし。

 

そう、非常に中途半端な上、やはりビミョー。理解はしなくともいいけど、覚えておいてくださいね。新しい薬ってドブ川から砂金をさらうようなもので、延べ棒にするためにものすごい色んな人達の努力と10年以上の年月と数百億円とかかかる時もあるんです。

 

だから色んなこと考えられるように勉強的なことは必須で、国内外の大学とか病院とかその域で著名なドクターや研究者とお話して色んなことに想いを馳せることもあれば、ドクターに色んなこと教えてもらったり課題の解決策を一緒に考えるために自分で色んなこと勉強して知識を付けたり、色んなもののルールや取り扱い説明書的なものを地味に作ることもあるし。

 

人生の転機はひょっこりはん

この業界、ひょっこりと入ったのがアメリカでした。そこで結局5年くらい働いた後に『やっぱ日本に帰ろう』となって、日本ではバイオベンチャー2社とそこそこの規模の1社を経て、その業界15年たたき上げできたわけ。

 

あっ、まぁたたき上げられる程のアレではないけど、色んな意味で叩かれたこともたくさんかなあ。別の意味で。ここは日本だとか、ベンチャー上がりで組織が分かって無いとか、意見言うとナマイキだとか。

 

そんなことを考えていたら、会社でお勤めしていた時と今区議会議員となってお役目果たそうとしている中で、『ああ、自分が置かれている環境って何も変わってないんだな』ということに気付きました。

 

なんと言うんでしょうかね、自分で考えて仕事を作ること、大きい目標のために障害物を探し、課題を探して解決する選択肢を考えると。スケジュール考えて逆算して、よりベターに出来ることを探す。しかもここは日本だ、組織だ、新米が意見言うんじゃねえよ、減らず口聞いてんじゃねえよという環境もそんなに変わらず。ああ、何もかも全部今まで通り。だからなんも苦にならないわけだアッハッハ

 

あ、いや、嘘です。強がりました。

 

10年ちょっと海外で暮らしてた中で、日本面白いなあってこともたくさんあるし、いい国だなあって思うこともたくさんあるし、めんどくさくてややこしいなあって思うこともたくさんある。もちろん不思議なことも。そう、高校の途中から10年ちょっと色んなことを経験していたら中途半端にアメリカナイズされていると言えばその通りで、日本を分かってないとか言われてもその通り。

 

だからずっとわからないんですよ、先輩後輩という意味が。英語でも表現できませんしね、先輩後輩って言葉。

 

あ、業界の話からだいぶ逸脱してしまいました。

何が言いたかったかといいますと、人に理解してもらえるように説明するのって、すごく難しいなあって。前職のことすらわかりやすく伝えられないのに、議員として何やってんのかなんて説明できるわけがない

 

『最近どういうことをやってんの?どういう相談とかあるの?』

『えーと、道路とかゴミとかネズミとか学校関係とか。あっ詐欺の電話のお話あったとかもきたし、愚痴も無くはない』

『…議員ってそういう話をどうすんの?』

『これ見よがしにその場で役所に電話して言っといたから!で終わす人いるけど』

『あんたも?』

『それで済む時はいいけど、そういうの嫌なので少しでもクレームとか少なくなるように全体のスキーム考えることが好き』

『できるの?』

『できるかできないかは考えてみないとわからん』

『地味だね』

『うん』

『地味でいいの?』

『うん』

『で、考えるだけ?』

『調べなきゃ考えられないからなんか色々調べるよ』

『すぐ考えつくの?』

『いや、これだ!っていうものが降臨しないとなかなか』

『降臨』

『降臨』

 

オチも降臨しなかった。なんだこれはスランプか。


 

ヒトの世界と、ヒトじゃない何かの世界。

例えば平日の夕方の4時台、ああ自分が住んでいた世界ってこうだっけ、ひょっとして知らない間に別世界に紛れ込んでしまったのかしら、外に出るとそんな気にさせられる。平日の夕方、そこは主に女性の世界

 

小さい子供連れのお母さん、お母さんじゃないかもだけどお母さん、いい感じのおばちゃん、ステキなおばあちゃん、世界の8割のソト見かナカ身はオナゴ枠ではなかろうかという比率で、家路につく途中か晩ご飯の支度のお買い物かしら。全ての女性の活躍をとか世間では言うけれど、この夕方の世界で一番経済を回してくれるのは女性であって、全員超クイーン。晩ご飯のメニューの全実権が握られ、ひょっとすると気分ひとつでオカズが増えたり減ったりもするかもしれないし、そういうの全然関係ないかもしれない。あ、いや、商店街に繰り出すメンズだって超ファビュラス。

 

様々な家庭やライフスタイルがそこそこ許容されてるこのご時世、商店街が好きで商店街でお買い物してくれる方々はみなさんスーパーファビュラスです。いつも商店街のご利用ありがとうございます(商店街の子)。

 

そんなスーパーファビュラスな方々から最近ちょこちょこ言われることがあります。『ねえ、ネズミがすごく多くなったような気がするんだけど…』と。つまりこの数ヶ月、ネズミについてもお勉強してるわけであります。

 

ネズミの世界

夜とか朝早くとか、どうやらネズミの世界が想像以上に広がっている模様。もちろん自分も見てますネズミ。生きてるのもそうじゃないのも。街中にいるネズミ、基本は2種類。ドブネズミ(でっかい)とクマネズミ(まだ小さめ)。

 

グーグル先生に聞くと色んな画像を見せてくれますが、ウエーって感じのものばかり。そしてグーグル先生に聞くと、世間一般で言われてるネズミ対策も2種類、エサの無い環境入り込ませないこと。

 

世間一般で行政のネズミ担当は保健所ですって

よくネズミ対策で殺鼠剤が効かないスーパーラットだなんだと聞きます。行政においてネズミ担当、港区の場合は保健所の生活衛生課

 

あっ生活衛生課と言えばですね、昨年秋の決算で『保健所管轄で使ってない高架下の倉庫をどっかに活用してもらってくださいな』と言ったとこ、赤羽橋と中の橋の中間あたりにある高架下倉庫、消防署飯倉出張所の並びのつまりここ2棟↓。

役所内で争奪戦があったかどうかは定かではないですが、ひとつは麻布支所の共同推進課、もうひとつは防災課へ渡されることが決まったのが冬のこと。そして防災課から荷物とか備品管理に困ってる地元の消防団へ。

 

あ、わたくし年に4回報告書作ってウェブに載せたりお送りしてるわけですけども、それを読んでくれた方が『ここ、xxに使えないのかな。困ってるんだよね』ということもありまして。ああ報告書作っててよかったなあなんて思っちゃった次第であります。そうですよ、これがソンタク(古い)言うんであれば地元の声を届ける議員の存在なんて悪の塊ですよ。

 

ま、どのみち港区も別のところから用途限定(倉庫的な)間借りしてる場所であったので。もっと違う何かに使えればよかったのかもですけど、今はどうやらこれが精一杯の模様。

 

港区の保健所が作ってるチラシがあると

と、そんな脱線した生活衛生課の話を元に戻すわけですけれども。聞いたところ、ネズミ対策に関してチラシがあると。(PDFのネズミ対策チラシはこちら

 

あ、さっきネズミ対策は2つとか言っちゃいましたけど、これによると3つですね。すんません。NOエサNO侵入NO隠れ場所

 

それにしてもネズミ対策、やっぱりゴミ関係と深い関わりが。そりゃそうだよ、超美味しい餌場だもの。ただでさえ民泊云々ですでにややこしいことがあるわけで、これからお店屋さんが密集する地域だけじゃなくとも、ひょっとすると住宅地とかの方まで影響出ちゃったりするかもよ。というところが今の段階からものすごく心配をしているわけ。

 

ネズミが関係ありそうな課

主な担当である保健所の生活衛生課でしょ、あとゴミ関係だと清掃リサイクル事務所でしょ、地域のことは地域で解決を目指したい港区なら総合支所の協働推進課とかまちづくり課(自分の中の認識では『すぐやる課』的な)、あとはひょっとすると世間一般で建物解体の際にネズミの巣を発見する事が多々あるという事業者とカラミのある建築課、関係ある課かもしれないし、関係無い課かもしれないし。

 

恐らくほとんどの課が口を揃えて『いやぁ、ネズミは保健所でしょ』と言うであろうわけで、むしろすでにほとんどが『いやぁ、ウチでできることほとんど無いっすよ』的なこと言われてたりもするわけで、それでも諦めたくはないのがオレの性分。何を諦めたくないのかは実は定かではないところもオレらしい。

 

だから街中で色んなものをみたり、考え事しながら歩いてたり、建物と建物の隙間を見たり写真撮ってたり、多分ハタから見たらものすごく変わった人なのかもしれない。通報しなくても大丈夫なレベルです。

 

ヨソはどうしてるのかしら

とりあえず調べ物の第1弾として、グーグル先生に聞いてみるわけじゃないですか。ハト対策に鷹を放つように、ネズミ対策に猫を放ってみたり犬チームで狩るところも外国ではある模様。ナショナルジオグラフィックの記事なのも面白い。でもやっぱり決め手はゴミへのアクセスをどうやって減らすかなんですって。ですよね。

 

そしたら大田区かしら、やっぱり保健所からのチラシ的なやつを発見。

 

商店街に限らなくともこういうゴミが散乱してるところはありますけれども、やっぱり共通するところの基本はゴミは密閉せよ、と。

 

密閉容器でどうにかなるか

そこでふと思ったわけですけど、飲食とかの事業者から出るゴミはポリバケツで出されているところも多々あります。ビニールだけのところもあるかもしれないけど。

 

先日、夜歩いていたらポリバケツの上にさらに袋、というがっちり対策をされているお店屋さんを発見しました。

 

すごい。美しい。

 

こういうの眺めてると思うんですよ。確かにお店屋さんが出すゴミは量が多いけれども、世帯的な絶対数は家庭の方が多いわけで、そういうところは別にポリバケツ的な密閉はマストじゃない。カラスよけのネットとかあるかもしれないけど、敵は空からだけじゃなく地上を這う。そう、ネズミちゃんはネットもビニールもかじかじしちゃうもの。エサ場へのアクセス100%成功しちゃうもの。

 

例えばお店屋さんにポリバケツ的なものの使用をマストにさせるとか、むしろポリバケツ無償でいくらでもあげるのでしっかりやってくださいお願いしますとか、そういうこともアリなのかなあと思うし、お外のゴミ集積所を完璧な密閉型にすると効果があるのあるのか試して欲しい気もするし。役所内でやれどこの部署がどうだこうだというのと同じくらい、事業者と家庭ゴミで異なる対策取っても意味ないのかもね、なんて考えたりして。

 

まずは啓発からなのかなあ、わからないけど

あ、そうだ。先日麻布十番商店街では来たる8月の納涼まつりに向けて、出店者の申請作業がありました。出店できるのはもちろん組合店舗で、店舗の方々が申請にいらっしゃるわけですけれど、もちろん保健所からも職員さんが来るわけですけど、保健所にお願いしてネズミ対策チラシを配布してもらいました。これでどうにかなるわけではないことはわかってるけど、まずはここから。

 

事業者も家庭も民泊云々も、すべてスパーンと解決できそうなネズミ対策スキームを毎日考えては無し、考えては無し。ネズミはエサがなければ2〜3日で餓死するといいます。72時間かぁ。災害におけるヒトの人命救助も、ネズミ昇天もキーが72時間。72、不思議な数字。72時間くらいどこかにカンヅメになって考え事するか。


 

区からのお知らせを知る術は

3年ちょい前まであんまり普通じゃないような働き方をしていたけど普通の会社勤めだった小倉りえこなわけです。独身、一人暮らし、お勤め、休みの日は体力回復または趣味に専念、そんなよくある・よく聞く、よく見ると言われる生活を経て、ひょんなことから今こんなわけですけれども。何が言いたいかと言いますと、区が頭を悩ませる『行政からのお知らせ的なものが一番届きにくいであろう層』だった自分はあの時何を考えていただろうか、です。

 

ま、結論から言いますと『別に何も考えていなかった』が正解になりまして。当時の自分が生活する中で役所に赴く必要があったのは住民票・戸籍謄本・印鑑証明を取りに行く時くらい。例えば子供がいたら母子手帳を始め保健所とか保育園とか幼稚園と学校とか色々関わりはあるけど残念なことにそういうご縁は無く、とかいって身内に公務員とかいたわけでもないため職業的にも遠い。

 

書類を申請して何かをどうにかできるような年齢や状況とも程遠く、新聞の折り込みで区役所からのお知らせ的な広報(月3回か年4回)の存在も定かでは無く、通勤の際に駅のラックにそういう広報置いてあることにも目に留まらず、まして議員に何かお願いして昭和の時代のような何かを期待するようなわけでもなく、もちろん区議会議員の存在意義すらわからないと。

 

ああ、わかってますわかってます。そんな自分が今こういうことになってシャカリキにというのはおこがましいと。

 

興味や必要が無ければ無関心。良くない意味で取ればどうでもいい、良い意味で取れば不満が無い。そういう両極端な状況の中で全年齢(住む人だけでなく働く人も含めて)対象に行政のお知らせを効率よくするのってどうしたらいいんでしょうね。あの時の自分に語りかけます…ねえアンタ何がどうだったら興味持った…?と、悩み事は継続して考えることとして。

 

掲示板

生活範囲の中で、掲示板的な類のものがあります。正直なところ、この掲示板ってどれだけの人が存在を認識しているんだろうかとふと思いました。どちらにせよ、掲示板に気付いたことがあるか、存在は知ってても興味はないか、見たことがあっても貼ってあるお知らせとかをちゃんと見たことあるか、25万人の区民の中でそれ以外のお勤めの人の中で、どのくらい知っているんだろうかとふと思ったわけ。正直ものすごく少ないんじゃなかろうかと思います。

 

掲示板、あるとこにはある。無いとこには無い。広めの道はあるけど、ごちゃごちゃしてる狭めのとこには無い。いや、街中の至る所にあるべきだとかは絶対言いません。だってそういうの置けない事情だってあるだろうし。

 

そんな掲示板なんですけど、先日今更かよ!という事にふと気付いてしまいました。色んなもののお知らせ貼ってありますけど、場所によって中身が違うの。正直ね、全部の掲示板に同じお知らせが貼られてるもんかと思ってたんだけど、違ったのね。全然知らなかったというか、気付いてなかった。私の目はフシアナだらけだからな。

 

世間一般でいうゴールデンウィークの1日、ご近所をてくてくするだけで中身がまったく違う掲示板をとりあえず4箇所。いや、ほんとはもっとぐるぐるしてるんですけど。その、いわゆる町会とやらで統一されているのかと思いきやそれも違う。徒歩5分圏内で違う。道路のこっちと向こうでも違う。はて。

 

区議会定例会が始まりますだの、議会報告会がございますだの、その、いわゆる議会関係的なものはなんか無いところは無いくらいに貼られているんですけれども、それ以外はバラバラ。どういうポリシーなんだいと思っちゃったわけ。

 

そしたら前にとある人から聞いたことを思い出しました。『掲示板、シルバー人材センターが貼ってくれるんですけど、枚数制限があって50枚とか100枚とかしかダメって言われてまして』と。

 

取扱要領を発見

なんかルールでもあるのかな、とグーグル先生に聞いてみたところ、港区設掲示板管理及びポスター等掲示物取扱要領というのを見つけました。読み始める前からまず要項じゃなくて要領なのねとか、というか要項と要領の違いって何よとか、『取扱』って『取り扱い』じゃないところがお役所っぽいよねとか、いつものように本題じゃないところに食いついちゃうわけなんですけれども。

 

各支所の協働推進課の分野ということはとりあえずわかりました。次に気になったのが『誰が何のために掲示板を使えるか』です。

 

だって、よく見ると無断張り紙お断りって書いてあるんだもん。

 

使用目的は主に4つ。(1)と(2)はよくわかります。特に(1)なんか区議会関係ですよね。みなさんにお知らせしなきゃいけないものは頑張らなければなりませんもんね、それが例えどのくらいの人が気付いているかどうかの掲示板掲示だとしても。

 

それにしても(3)はなんだろう。いや、(1)も(2)もそうなんだけど。

 

掲示板のスペースの余裕がある場合に限る

地域振興の促進や区民の日常生活に寄与すると認められるもの、そしてボランティア活動の促進に関するもの等社会的に有益と認められるもの、どちらかに該当するものだったら掲示板のスペースが余裕ある時限定で掲載可能と。

 

あまりお目にかかることもないけれど、区設掲示板の中にも町会使用をする場合もあり、町会もその枠に入ってるんだなということがわかりました。というか、町会と共同で使える区設掲示板はここ以外であるんかい。小倉りえこの目はフシアナだらけだからな、全然気付いてなかったぜ。

 

枚数調整とかは協働推進課のお仕事。町会・自治会は検印不要と。ほほう。じゃぁ町会とか自治会の考えも色々あるだろうけれども、そういう采配をして決定なりするのは協働推進課なわけですね。町会掲示板が存在しない町会もあるわけですし、お役所はそういう町会へオファーとかしてるんかなと思います。町会・自治会を支援します!というけれど、こういうところまでは多分無いんだろうな。町会が掲示板を必要か不必要かは別の話。

 

ああ、そういえば前に個人の方に街にチラシ貼れるような場所ってないのかしらと聞かれ、支所に問い合わせてみたら個人利用はちょっとね…と断れられたことも思い出しました。難しいですね、采配って。

 

協働推進課は調査権的なものもあるのか。よし、覚えておこう。

 

区からのお知らせを知る術は

と、色々なことを考えている中で、知ることと知らされることは別なんだよなあってなんか思いました。なんと表現したら正しく伝わるのかはまったく自信がないんですけど。ま、何はともあれ、掲示板ですらとある情報を貼ってあるところと貼ってないところがあるということから、万人に平等に情報は公開されにくいということなんだなあって。

 

例えば新聞を取ってない人にしてみれば折込のお知らせはまったく届かないし、チラシ自体に駅をそんなに利用しない人にしてみれば改札ラックのお知らせは気付かないし、外を歩いていても掲示板(中身はこの際置いといて)に興味がなければただ邪魔な置物になるし。あ、これって議員の活動報告も同じだわ。ほんと申し訳ないです。

 

…というか、区からお知らせされるべきものってどういうものだ?知ってもらいたいことはなんだ?とお得意のソモソモな疑問を残してますますモヤモヤすることになりました。というオチの無い長いお話でございました。


 

エレベータ等対策特別委員会報告

さて、本日はエレベーター等対策特別委員会(通称:エレ特)がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 港区安全の日について

昨年11月、12年前に起きたシティハイツ竹芝のエレベーター事故について民事訴訟の和解が成立しました。和解の際、ご遺族と区が取り交わした覚書がありまして「被害者の命日である6/3を安全の日とすること」、「この安全の日が区民全体が安全を考える日になるように取り組むこと」としています。港区としまして、エレベーター事故が発生した6/3を港区安全の日とすることを決定いたしました、ということを委員会のみなさんに初めてご報告いたします。

 

Q: 定期的な啓発を行うって何をどういう風に進めていくの?、港区は事故の後に区の施設のエレベーターの安全確保を頑張っていて残り13台と聞いてますけど?、など。

 

以上。


 

ゴミ出しが難しい。

一度気になり始めると、結構しばらく、むしろずーっと気になってしょうがないゴミの話。自分はちゃんとできているのか、そこが心配になってきたりするわけです。他人のフリ見て我がフリ直せ、これがどれだけ難しいことか。ゴミに関して、色んなシチュエーションの『ゴミ出しがね…』というご相談というかクレームというか、そういう事を教えていただく度に色んな事が気になって気になって。今更ではありますが、不法投棄レベルのやつ。

 

お外のゴミ

 

区役所も街のみなさんも必死。家庭ゴミの問題もあれば有料の事業者向けのゴミの問題もあるし、結構気にしながらその辺を歩いてても、ゴミ問題って課題山盛り。さて、ここで不法投棄について港区役所がどのように考えているのかみてみましょう。

 

えーと、基本はご連絡くださいねというスタンス。このページ見た時ふと思いました。善良で普通に暮らしてる人の中のどのくらいの割合がどこが区道で、都道で、国道で、支所の管轄とか知ってる人いるんかね、と。しかも東京都の管轄だったとして、一般区民が直で連絡するのと港区から連絡が行くのと、どちらが効果があるのかなって。

 

これまでも何人かの議員さんが『不法投棄を連絡しやすくするためにGPS付きで写真とかも送れるようやシステム作ったらどうですか』的な提案をされてきてます。窓口を一本化して、不法投棄でお困りの場所を連絡するにはとても便利になるとは思います。そういえば、どのくらいこういう連絡がされるんでしょう?

 

 

とまぁ、色々と理由がありまして、直接注意ではなくて行政にご連絡をという世の中の流れ。理由の基本はトラブル回避だそうで。それにしても区なのか都なのか警察なのか、これから民泊によるゴミ問題もあるし、色んなところに連絡が行きまくるような気がします。

 

ゴミがゴミを呼ぶ、という流れ

複数方面から『どうにかならないものなのかしら…』と言われているゴミ出しの場所がありまして。清掃事務所にもゴミ回収時に確認していただくとともに、管理職にも現場まで来てもらって見てもらったり。ゴミがゴミを呼ぶという形になっている場所なんですね。

 

ゴミがある場所は『あ、捨ててもいいんだ』って思う人も少なくありません。そうするとゴミはどんどん捨てられますよね。こうやってゴミがゴミを呼んで、そりゃもう大変なことになっていくわけです。

 

それが元々ゴミを捨てていい場所(いわゆる集積所)であればなおさらで、区が収集する家庭ゴミの集積所、そして飲食店とか事務所とかの事業者が有料で区ではない業者にお願いして回収してもらう事業系ゴミ、この2種類が混ざっているところになるとそれはそれはもう。

 

例えば、この場所の状況で言いますと。

 

1. 家庭ゴミの集積所に事業者と思われるゴミがほぼ24時間置かれている(→『事業者はここに捨てちゃダメですよ』という張り紙あり)

2. 事業ゴミはこっちですよと言わんばかりに、事業者のポリバケツが外に置きっ放し(事業者さん、外に置きっ放しはダメなんですよ…)

3. このような24時間ゴミだらけの状況から『あぁここら辺にゴミ置いておいてもゴミ捨て場だから別にいいんだ』と、心無い人たちがゴミを置いていく

4.  明らかな事業ゴミは区は回収しないので置き去りのまま。汚らしさに見るに見かねて善良な一般区民から連絡があると、区は回収せざるを得ない

 

観察する限り、こんな感じでしょうか。

 

ゴミがゴミを呼ぶ流れをどうやって解消するか

行政ができること、できないこと、ここを分けて考えなければならないんでしょう。でも、でも、議員になって初めてわかったことだけど、普通に暮らしていると行政のできる・できないの区別がつかない。むしろ気にしたことがないし、興味がない。多分、お店屋さんのゴミも全部港区が持っていってくれてると思ってる人も少なくないのではと思います。違いますぞ。

 

流れのルートをひとつ断ち切ることでどうにかなるんだろうかと、まずは清掃事務所と何ができそうなのか話をしてみました。そしたら第1段階として置かれるゴミを減らすということが大切かと。まずは外に置きっ放しのポリバケツをどうにかするアプローチから必要になるんじゃないかと。

 

そうするとですね、また別の問題が出てくるんですよ。港区は一体誰に対して指導ができるのか、果たしてそれが効果あるのかと。港区から直接事業者というルート?港区から事業者が契約してるゴミ業者というルート?それともテナントを貸してるビルのオーナー?土地の所有者?

 

ゴミを置きにくいような環境を作ることも大事なようで、例えば植え込みに切れ目なくみっちりと綺麗なお花を植えていくとかも効果があるとか。そうするとここは都道なので、よし今度都議会議員に相談してみよう。

 

事業ゴミにしてもそのままになってたら『どうにかしてくださいな』と連絡が入って、本来使わなくて良い人件費とコストと労力を割くことになるだろうし、それはそれで『港区内だから港区がやって然るべきもの』と考える人がいるだろうし、『本来やらなくていいものに税金投入すんなよ』と考える人もいるだろうし、『そろそろ指導とか啓発だけじゃ無理があるんじゃないのか』と考える人もいるだろうし。

 

なんか良い方法ってないもんですかね。ゴミって街の景観もそうですけど、ゴキブリとかネズミとかに繋がっていくわけですし、そっちの問題も今大きくなってるんですよね、実は。

 

とまぁ、所管に連絡してもすぐにどうにかならないお話もあるわけで、行政にも正解がわからない物事は多々あるようで。なんか良い方法ってないもんですかね。

 

中のゴミ

中のゴミといえば、新しく建てられるようなマンションにはほぼ常設になってきている一時ゴミ置場。可燃や不燃、ペットボトルやビン・缶、プラスチックや新聞・紙類など、それぞれ『ここに置いてね』とスペースといいますか場所があるところがほとんどです。その種類を眺めているだけで、『あぁこれだけ分別をしなければいけないんだなあ』って思うわけですよ。たとえ何にも知らなくともこれはここ、あれはそっち、そういう仕分けゲームのやり方をなんとなく学ぶわけですよね。

 

↑こういう報告書のような計画というのがありましてね、前に色々とじっくり読んでみましたらご家庭から出る可燃ゴミのうち、約1/3が紙類なんですって。ここを可能な限り資源として分けたいんだと、そしたらゴミの量ってちょっとは減るんだと、そういうお話を清掃局の方からお話を聞いて、恥ずかしながら『がんばって紙を分けようっと』という気持ちになったわけ。何も知らなかったし、ごめんなさい。

 

まぁ、例えばですけどこうやって新聞紙・雑誌とあると、それ以外は別にいいんだって文字通り受け取っちゃってたわけですけれども。ほんとすみません。

 

あ、ゴミ置場で学んだことばっかり書いてますが、『これはひょっとしたらゴミ置場があるから学ばないのでは?』と思ったことがありまして。それが何かというとゴミ収集日。だってマンションのこういうゴミ置場、24時間ゴミが出せるわけですもの。あんま気にすることなくなっちゃいますね、曜日とか時間とか。

 

あっ、だからお外に何の気無しにポイって置くことに躊躇がなくなっちゃうのかしら。

 

それにしても管理人さん、いつもどうもありがとうございます。あっもちろん清掃事業に関連するみなさんも。いつもどうもありがとうございます。自分もがんばります、ゴミの分別。


 

ゴミについて港区役所の取り組みをいくつか紹介してみる

さて、前回ゴミの事とかまったく知らないに等しかったわというようなお話をしたわけですけれども。知らない時・知りたい時は勉強してみることはなんでも大切で、勉強するキッカケというものはその辺にいくらでも転がっているわけでして。もっと知りたいわと言う知的好奇心を満たしたいとも思いますし、またそこから派生するあっちもこっちも気になるわという色んな好奇心も出てくるし、はたまた好奇心は猫を殺すと言う表現もありますし。同時に行政がどういう取り組みをしているんだろうかということについても、当然勉強不足だったわけであります。まずは、頭の整理をするためにも情報を整理してみようかなと思います。

 

公開されている情報からお勉強

港区の計画とか施策についてわからないことを調べる時、計画書的なものを探します。お役所には色んな計画とかありまして、部署だったり細かい項目に対して色んな計画があるわけですけれども、冊子がたくさんありすぎるんですよね。そりゃペーパーレスだ電子化だと言う人もいますけど、紙媒体は紙媒体であると便利だし区長は『印刷業は港区の地場産業です』と事あるごとに言ってますし。

 

港区HPからでも計画だったり取り組みだったりは参照できますし。みなさんへのお知らせとかそういうのも含めたら、ウェブの方がみやすいかなって思います。

 

 

グーグル先生に聞きますと該当するページをすばっとおすすめしてくれるわけですけど、港区の全体ウェブから『さて、何かを探そう』とするとやっぱりちょっと使いにくいのかなあって思ったり思わなかったり。難しいですよねえ、ユーザビリティって。Aさんが探している情報とBさんが探したい情報は違いますし、しかも行政の情報って山ほどありますからね。カテゴリー分けしかできないですもんね。

 

ごみの戸別訪問収集

なんでもそうですけれども、周囲の該当する方がいないと知りにくい&知り得ないようなことがちょこちょことあります。

 

 

リユース食器の貸し出し

リユース的なものは木製家具のリサイクル販売は知ってたけど、イベントに食器貸し出しますというのは知らなんだ。年間利用計画書を出してくださいねという文言で『あぁ、単発利用はダメなんだ』という印象を受けますが、実際はどうなんだろう。今度聞いてみよう。

 

 

家庭用生ごみ処理機(コンポスト)の助成と貸し出し

生ゴミを減らしましょうって言うわけですし、減らすための策として当然何かあるわけですよね。おうちで生ゴミ処理をするご家庭向けに、上限2万円で購入助成があることをどのくらいの方がご存知なのかと。

 

 

購入助成だけじゃなくて、貸し出しも行ってるようですよ。少なくとも2012年から3ヶ月限定のレンタルをしているようです。

 

 

こういうの、へぇーって思うんだけど、いつも気になることがありまして、それが『処理された堆肥というか肥料というかの使い道はみなさんどうされてるのかしら?』です。グーグル先生に聞いたりしますと『家庭菜園に使えますよ!』とか、『有機処理しないと販売とかダメですよ』とか出てくるわけですけれども、そんな一般ご家庭で肥料を使う家庭菜園って多くやってるものかしらと。

 

ベランダでミニトマトとか、台所でかいわれとか、水栽培でどうにかなるようなものは誰もが一度は経験あるような気もするかと思いますけど、肥料を使うほどのベランダ(もしくは庭)で本気の家庭菜園をやってるご家庭をあまり聞いたことがなくて。

 

そしたらですよ、ご家庭じゃなくて港区役所本庁舎で出る生ゴミから作る肥料を配布していると。これもまた知らなかったことで。へえーって。

 

どのくらい本気でこの生ゴミ処理機の導入を広めたいのかにもよるんでしょうけれど、私のような『肥料の使い道がね…』というような方も少なからずいるとは思うので、港区とか民間企業が回収するとか(安くとも買い取る方がモチベーション上がるような)すれば、ご家庭の生ゴミを減らすというベクトルに合うのかなあって考えちゃったり。

 

と、一部ではありますが港区の取り組みをご紹介してみました。

 

あ、あとは古い情報は引っ込めた方がいいと思います。3年前のイベントを今も絶賛募集してますよ。


 

キッカケはいつもご近所から

議員というお役目をさせていただいて4年目です。『ちゃんとお役目果たせてるのかしら』と『これでいいんだろうか』の自問自答を繰り返す日々。そして『ああ、自分こんなことすら知らなかった』と、日々勉強。自分で気付くことも少なからずありますけど、ほとんどの場合はご近所の方と何気ない世間話からだったり、または深刻な相談だったり。調べますもんねわからないことは。でも調べても考えてもわからんこともあるわけで。この1年くらいずっと考えてること、それがゴミ

 

ごみなのかゴミなのか...そういうことはどうでもよくて

昨年になりますかね、ご近所の方から『ゴミの回収が…』というご相談をいただきました。ご近所一帯の可燃ゴミは水曜と土曜で、遅い時には午後2時過ぎくらいまで来ない時もあったりとか、対面のお宅は午前中なのにウチの並び一区画だけ遅いんだよとか、夏場だと色々厳しいんだよねとか、ウチは敷地内に出してるけど通学路の歩道にはみ出してるの多いよとか、むしろ歩道のど真ん中に置くってどうなのとか、そういうお話を聞くことがありまして。

 

もちろんすぐに所管課に伝えたわけです。お困りの方いらっしゃいますよと。そしたらどうでしょう、お話を聞いたりしているうちにもっと色んな不思議が判明するわけじゃないですか。

 

知らなかったことだらけ

その時に初めて知ったのが、ゴミ収集車の通るルートがシフト制で1日最高7台(決められたエリア内7ルート)であること、狭くとも一方通行じゃない双方向の道は右からヒョイ・左からヒョイってゴミ回収できないこと(清掃員さんの安全ですね)、そしてゴミいっぱいになったら回収途中でも処理場へ戻ること。

 

いや、自分ゴミのことって全然詳しくなかったんですよね。詳しくなかったどころか何も知らなかったに等しいくらい。よく考えたら当たり前のことなんですけど、収集車にいれたゴミはギューって小さくされてもブラックホールに吸い込まれて消滅するわけじゃないですもんね。そりゃパンパンの限界がきますよ。でもお恥ずかしながらそういうことあんまり考えたことなかったんです。

 

だから改めて考えさせられることってたくさんあるんですよ。ご近所の方からのキッカケはものすごく大きい。住宅事情(一軒屋多めとかマンションとか)にもよるし集積所の場所とかで収集ルートを変える必要があると思うし、リソース事情もあればこうやって地域の方からの困りごともあるし、なんといっても途中で議員とか挟まると港区も色々と大変だ。

 

ゴミ問題

港区に限らず、ゴミに関しては色んなところが頭を悩ませてることで、どこの自治体も『ゴミを減らしましょう』と呼びかけるくらいしかできないということは色々調べてく中で理解はしました。ゴミの不法投棄も大きな問題になってます。

 

捨てちゃいけない場所に捨てる(特に粗大ゴミ)というのが多分世間一般でいう不法投棄のイメージでしょうけど、捨ててもいい場所だけど決められた日時以外にゴミ出しするというのも、不法投棄に入るんだろうなあって改めて感じるようにもなりました。

 

無知な事は承知で。人間、学べる生き物。だから道を歩いてても気になり始めるんです。あ、もちろんゴミを出さない生活っていうのもわかりますけど今現実的には無理ですよね。各ご家庭にどらえもん的な何かがあって、すべてのゴミをゴミじゃないものに一瞬で変えてくれる装置ができるまでお預けかと。

 

考えども考えども、ゴミのこと

ゴミについては生活してる我々と役所が考えていることは多分別々でバラバラで、両極端の中で妥協点を見つける作業が延々と続いているんだろうなあと思います。調べれば調べるほどわからないことが多くありすぎて。

 

リサイクルコストが高くつく国だけど還元型社会を目指すからってリサイクル率だけで話をしていいのかなあとか、家庭ゴミと事業者ゴミを分けたとしても全体的にどうなのかなあとか、生ゴミ処理機(コンポスト)の導入を促したとしても作られた堆肥の使い道って家庭菜園以外にないのかしらとか。わからないこと知らないこといっぱい。

 

紆余曲折を経てですね、半年くらいうんうん考えた結果、昨年の秋になりますかね、一般質問と決算で初めてゴミについて質問をいくつかしてみたんですね。全体の解決策はまだよくわからないけども、ゴミを減らしましょう以外にも何か改善できるようなところはあるんじゃないかと思ったわけです。

 

港区の収集車が回収するゴミのうち、事業者から出るゴミが1/3。ここを少なくすることで家庭ゴミの回収が遅れないんじゃないかなって、当時の私はそう思ったわけですよね。港区のルールでは事業者がシール貼って出していいゴミの量、1日50kg。これどのくらいかというと、単純にサイズで言えば45Lのゴミ袋9つとかそのくらい。1事業者で何家庭分かのスペースを取るわけですよね。

 

まぁそんなお話を質問としてしたために(小倉のおかげ?小倉のせい?)、所管課では今までやってこなかったこと(ひょっとしたら反対とかされてできなかったことなのかもしれないけど)を変えましょう的な、やる気満々な職員さんが増えているということを遠い遠い風の噂で聞いたようなそうでもないような。

 

議員って『ああしてください』『こうしてください』『どうにかしてください』というクレームばかりじゃなくて、穴を見つけることで役に立つこともあるのかなあって。いや、まだなんにも解決もしてないんだけど。

 

なんで今更そんなことを書き出すのかと言いますと、頭の整理をしようと思いまして。だって最近新しい悩み事が増えたんですもの…ねずみです…ゴミとねずみ……さぁどうしましょう。ネズミの穴でも見つけにいくか…(巣の話じゃなくて)。