港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。指定管理公募スケジュールとか子ども家庭総合支援センター愛称とか。

 

1. 港区立神応保育園指定管理者の公募について
2. 港区立港南子ども中高生プラザ指定管理者の公募について
3. 港区立がん在宅緩和ケア支援センター指定管理者の公募について

えー、来年4月から5年または10年の期間で指定管理者を公募しますね。4/11〜5/31が公募の期間です。以前は施設(というか管轄する課)によって公募期間がバラバラだったところを統一しました。えへん。神応保育園は10年、港南中高生プラザは5年、がん在宅緩和ケア支援センターは5年です。

 

Q: 指定管理者制度というもの自体には常に反対なんだけど「こういう施設の指定管理を公募するわよ」っていうのは前もってお知らせするべきなんじゃないの?、指定管理者制度という制度自体は絶対反対なんだけど資料差し替えてまでスケジュール統一するのってなんなのよ、あのねぇ指定管理をより良いものにすべきと考えている立場の意見はねぇ区の制度なんだから公募期間は統一されるべきなの、指定管理を進めてもらいたいとする立場としてはねぇ他の委員会案件の指定管理だってこういう細かいとこまで統一するべきなのよ、こういう意見があったって全庁でシェアしてくださいな、など。

 

(´-`).。oO(…すごい細かいことだけど、ずっと言ってた「指定管理者公募期間の統一」がほんの少し改善されてよかったわ…)

(´-`).。oO(…同じ日から管理が始まるのに、「この施設ではx/xx〜x/xx、あの施設では◯/◯◯〜◯/◯◯が公募期間です」ってのはやっぱりおかしいもの…)

(´-`).。oO(…指定管理に反対なら、公募スケジュールのお知らせをもっと前からHPに掲載しなさいよという意見が出ること自体間違ってるのよ…「公募なんかするな!」と言うならともかくよ…)

 

イライラして言ってしまった。後悔はしていない。ただし、テンパり過ぎて何言ってんのか自分でもわからなくなったことは反省している。

 

 

4. 国民健康保険及び後期高齢者医療制度における傷病手当金の支給適応期間の延長について

えー、3ヶ月おきに報告がありますが、国保と後期高齢者の方のコロナ傷病金の延長のお知らせです。今回も3ヶ月の延長で、6月30日まで。詳しくはコチラで。

 

 

5. 港区立子ども家庭総合支援センターの愛称について

えー、1月〜2月で公募してまして、全国から164件の応募がありました。厳正なる審査を経て、『ミナトイク』に決定しましたです。

 

Q: なんでカタカナなの?など。

 

 

 

6. 令和4年度学童クラブ申込状況について

えー、こんな感じであります。

 

 

7. 令和4年度4月保育園入園申込状況について

えー、こんな感じであります。

 

以上。


 

12〜17歳3回目接種、予約なし・接種券なしでOK

と、港区の「やるぜ!」の姿勢は素晴らしい。「やるぜ!」とした時、「あのね、3回目接種券送付は打った子除くことができないなら、後追いで一斉送付されてくるやつは廃棄してくださいってペラ配ったほうがいいよ!」とお願いしたら、ちゃんと作ってくれたようです。ありがたや。

 

早速周りで何人も接種に行ったご家庭があり、「港区すごいわぁ〜」って感想いただいてます。「港区すごいわぁ〜」ですって、職員のみなさん。みなさんの頑張りに感動されてます。

 

12〜17歳、3回目は春休み中に打つのオススメします。

ワクチンに関しては色んな考えの人がいるのでアレですけれども、わたし自他共に認めるワクチンおばさんの類。打ちたい方への情報提供はデジタルでもアナログでも頑張りたいけれども、なんせ拡散力がない。ま、それは仕方がないとしても、周りで「いつ打てるのかなぁ」と前々からお問合せがあったご家庭には速やかにお知らせをしているわけです。

 

もう保護者同伴で接種に行ったご家庭もあるし、16歳以上で一人で行った高校生もいるし、別に強くお願いしているわけでもなく、ご希望があって本人が打ちたいと言ってくれるのであれば、私としては「あぁありがたいなぁ」の一言です。

 

国の決定後、港区はすぐに「打ちたい方に打てる環境を!」というやる気マックスの鼻息荒い素晴らしい姿勢が保たれてることは非常に素晴らしく、一緒に推進推進と言ってきた身にとってみれば誠にありがたく。

 

これから実は1回目打ちたいのよね…」という方も、「実は海外でxxxxのワクチン打ったんだけど日本未承認だから1回目からやり直しだよね、それでもいいけど…3回目だけど1回目w」という方も、「2回目が遅かったから3回目はまだなんだよね、でもどこで打とうかな」という方も、港区民であったらまずは港区のHPをご覧くださいませ。

 

 

 

むしろ、接種券、いる?

前々から言われてきたことではありますけれども、もう接種券ってどうなのよという議論を国とかの方でもする必要があるんじゃないかなと思ってます。とにかくすべてのケースにおいて、この「接種券発送が間に合わない」という壁が高く、スムーズな接種が進まない原因のひとつではあったと思います。あ、もちろんワクチンの十分な確保というのは何よりも大きいですけど。

 

港区の場合、「誰でも接種」というのをやってました。職域接種枠の延長扱いでやってるわけで、これをしなければ「自治体住民枠じゃない人の接種機会なし」だったため、あの手この手で職域接種枠に書類上収めるようなカタチを取ることが最優先だったわけですよ。

 

で、港区はそこも上手にクリアして、接種券なくても(忘れたとか紛失とか)区民ならその場で発行する対応取ったし。予約なしにすら広げたし、問題起きてないし、むしろ港区以外の人もたくさん打ちに来てくれますし。今回の12〜17歳の3回目だって、接種券なしの他予約なしですもの。これまでの実績の集大成ですよね、区民限定だけど。

 

ね、もうこう考えるとですね。接種券いらなくね?ですよ。いや、あればあるにこしたことないんですけど、スピード勝負で色々やっていきたいというのであれば、自治体任せで「接種券なし」もアリだと思います。国のトップダウンでもいい。これまで接種実績がある人は接種済み証あるわけですし、未接種の人はない。それだけ。接種済み証がない人は券発行を依頼するとか(そもそも発行すら必要かどうか)、色々変えていかなきゃいけない時期じゃないかなって。

 

前々から自治体の方も感じてるわけですけれども、「もう接種自体は自治体枠的なものをとっぱらって、どの住民でも『打ってあげたらその方の自治体に費用を請求、または国に全部ひっくるめて人数分請求』できたらラクなんだけどな」とも意見があります。

 

どう?国の偉い人。ある程度住民の接種が進んだら、日本全国ワクチンに余裕があるところだったらこういう感じでフレキシブルに体制変えていいんじゃない?そろそろこれまでと同じことやり続けるって無理があるよ?


 

足がとてつもなく痛かった話を今頃

あれはいつのことでしたか、11月の末くらいだったかな。なんか足の甲に違和感があって、どっかにぶつけたかなどしたのかなって思ってたら、急激に痛みが強くなって足引きずるようになったの。結果、足に合わせたインソール作って保険申請したという話。

 

アレよね、痛いってつらいわよね

騙し騙し湿布的なやつ貼ったり、逆に運動不足かもしんないと張り切ってウォーキングして悪化したり、お風呂あがりにストレッチして足攣らせてみたり(オススメしない)、そんなことしてたら足首まで痛くなっちゃってですね。歩くのに支障をきたすようになっちゃって。

 

不思議な痛みでしてね。何をしてなくても足首から先が全部じんじんした不思議な痛みでね、足もう動かせないのね。特に足の先を伸ばせないというか。左足を精一杯ぴーんと伸ばしてこれですよ、コレ。しかもあれですよ奥様、夜お布団入って寝そべるじゃないですか、かけたお布団が足にかかった重さでギャーですよ、ギャー。

 

足の甲とくるぶしですかね、一番痛かったの。腰痛もそうですけども、貫通できるもんなら手ぇ突っ込んでモシャモシャしたらスッキリするだろうか的な。なお、一番痛かった時の一番楽な姿勢はフラミンゴ立ちでした。ええフラミンゴ。痛い方の足あげて。

 

で、これをですね実は1ヶ月ちょっとくらい騙し騙ししてたたわけだったんですが、あいや決して放置してたとかじゃなく、観察ですよ観察、経過観察。うちの小倉くんには「あのさぁ、早いとこお医者さんに診てもらってきなよ」と呆れられてたけど。

 

 

足をテーピングでぐーるぐる

なんせ、「何をどうしたら痛みが減少するか」に夢中になってて、「あ、これならイケる」とテーピングが最終結論になったわけだけども、さすがに24時間これじゃないとダメになる時には「ああやっぱり早く整形外科行けばよかったな」ってな感じになったわけです。案の定ですよ案の定、奥様。

 

で、近所の整形外科行きました。ズバリ言われましたね、「あぁ、中高年女性に多い扁平足からくるやつ」って。さ、刺さるワードだ…中高年。永遠に『妙齢』でいれるわけがない。素敵な中高年ライフを目指そう、扁平足と共に

 

と、長いお付き合いを決意いたしてですね。扁平足とですよ?そんなに扁平足なのかな、足の裏べったりついてるわけじゃないんだけどな、と足の裏と40数年付き合ってきてる自分としては、これまでとは違う新たな付き合い方を考えていかなければならなくなりました。

 

マジックテープのベリベリバンドをぐるぐる巻いてみたり、足の裏をグッと引き上げるような感じにすると痛みが軽減されるというので、それで頑張ってもみたりしたわけなんですけどもね。でも中々どうして痛みはツラい。歩けないんだもの。よし、先生に相談だ。

 

あのね、すぐにどうってことはならないけど、足型に合ったインソール使うと痛み和らぐよ。保険も使えるから

それで

 

と、一瞬にして更なる新しい付き合い方を決定してみたわけです。インソールって実は全くご縁がなくて、なんかホラ、「なんか靴が大きいなって時にとりあえず中敷き入れとけ」的なヘンテコなイメージがありまして。ドラッグストアできないとこでも見かけたりしてたんですが、踵が痛い人用みたいなのしか見かけたことなくって。まぁ医療用のアレじゃないと効能を謳ってはねぇ、ということからもそれは仕方ない。

 

で、足型を取ってもらってですね、インソールができましてね、初めはなんか更に背が高くなったような(1〜2センチのシークレット感)、マッサージ機能的で土踏まずにズキュウゥンと圧がくるのかと思いきやそんなことも一切無く、なんとも不思議な感じだったんですけども、更になんとも不思議なことに痛みが治まっていったわけですよ。

 

インソールすげえ。先生の言った通り。完全にゼロとなるわけじゃないんだけども。全然歩ける。全然普通。たぶん。あたい、もうスニーカーしか履けない。

 

 

国保の窓口は区役所です。

で、保険の申請をしてみたわけです。足型取ってインソール作って、というのは多少なりお金がかかることであります。治療用装具ということで、申請して認められたら7割が戻ってくると。『戻ってくる』という表現が適切かどうかはちょっとこの際おいといて、『保険診療と同じ3割負担で作ることができる』という意味で『アナタ先に10割払ったところ7割を保険で補填しますから(なので先払いの分はお戻ししますね)』という意味で。

 

国民皆保険制度。日本の誇るべき医療保険制度。ほら、私海外暮らし長かったわけですけども、やっぱりこの皆保険制度ってすごいと思うんですよ。ただ、ただしですよ、「既に崩壊してる」と考える人もいれば「先がない」と考える人もいますし、高すぎると嘆く人もいれば、高齢者は誰よりもお医者にかかるんだから医療費安くて当然だという吠える人もいるし、若い世代はそれほどお医者にかからなくて払いっぱなしは悔しいとモヤモヤする人もいるし。いろんな考えがあります。

 

後期高齢者も2割負担に10月からなるわけで、私個人的には若い世代にだけ負担は流石に強いることはね…と思い切った良い決断だとは思います。だって続けていくなら相応の負担は必要ですし、年々画期的な薬とか治療法とか開発される中で、そりゃぁ医療費は高額になってしまいます。高額医療費支給制度の払い戻しとかありますけど、でもそれでも根本的なことも考えていかなきゃいけないわけで。国の偉い人よろしくお願いします。

 

ちなみに「支払い能力に応じて高い保険料払うのはちょっとアレな気分はあるけれども、急になんかあって一気に本来何百万かかる治療をドカンと受けられる平等な医療制度だから良しとしよう。自分の支払いで誰かが助かっているんだろうし、いざという時は誰かに助けてもらえるのが保険というシステムである」と、互助会の気持ちで理解しております。あたい。

 

 

なお、コロナによる国民健康保険減免措置もあったりします。もし該当するかもな方はお早めに国保年金課までご相談を。〆切3/31です。

あと、コロナ感染による傷病手当金というのもあります。こちらも国保年金課までご相談を。今のところ3ヶ月ごとに延長されてまして、今のところの〆切6末です。

 

お医者さんの診断書と装具技師さんのところが発行したそれ用の領収書と、申請書とかが必要です。漢字だけはなんかカッコいいけど、扁平足。あぁそうです、里枝子って書くんですよ。この漢字の同名さんにお会いしたことないです。そんな珍しい漢字でもないけれども。

 

なお、「申請から支給まで3〜4ヶ月かかります」ということで、もちろんまだ支給決定的なこともされてなければ支給もないっすわ。こういうのこそマイナンバーとかでピッとシュッとできればいいね。

 

『へんぺい』って響きが可愛いと感じるようになり、もしかしてこれは『ちゃぶだい』と甲乙つけ難いくらいの二大kawaii日本語ワードではなかろうか。よし、この際だから『はんぺん』も加えて三大kawaiiで良しとしよう(異論は認める)。


 

港区のワクチンの件、まとめますね。

既に終わった方にとっては「え、まだ打ってない人いるの?」ですし、まだの方は「情報あれば欲しいよね」なのはこれまでと変わりなく。港区、3回目の「誰でも接種」は予約不要でやってます。おいでやす港区。

 

港区のワクチンに関する特設ページはこちら。とにかくなんかわかんなくなったら、お住まいの自治体のHPを見てみてください。

 

1回目&2回目がまだで、今からでもご希望の方

区民向けに水曜、土曜にスポーツセンターでやってます。まだイケる。以上。

 

 

3回目は「誰でも接種」で、しかも「予約不要」

ほぼ、自分の理想に近い、「打ちたい人、誰でもおいで」が現実になったわけで。港区さんありがとうね。

 

「誰でも接種」のご利用可能な方は:

1. 2回ワクチン打ち終わった方
2. どこの自治体発行でもいいので3回目接種券持ってる方
3. 2回目接種日から6ヶ月経過した方

です。

 

毎日やってるわけではないので、日時は要チェックですが、港区スポーツセンターと東京グランドホテルだけです。スポセンは3月中は毎日です。

 

是非ご利用くださいませ。「券来たから打っておこうかな」、「用事があって港区いくついでに打って帰ろうかな」とか、「自分のとこの自治体で予約するのめんどいからフラっと立ち寄ろうかな」とか、ウェルカムです。すごいウェルカム。

 

相変わらず小倉工務店はお知らせアナログポスターを作ってですね、麻布十番の他に白金台と

我が自民党議員団の鈴木たかや幹事長が町会長しております、芝新堀町会の掲示板に貼っていただいております。いつもすいません。グランドホテルは芝ですから。

 

そういえば、グランドホテルでワクチン接種したら、6階のレストランパンセでお料理の割引があったような。しまった、お写真撮ってくるの忘れちゃった。

 

 

3/10から開始してます。

予約不要の誰でも接種、港区民もそうじゃない方もご利用いただいております。3/10から始まったんですが、確か聞いたところ、初日はスポーツセンター15名、東京グランドホテル10名だったと。

 

人によっては「え、25人ぽっち?」と思うかもしれませんけど、初日で25人も券を持ってフラッと寄って、「どれ、打っていこうかい」というのは素晴らしいと思いますよ。1・2回目と違って、ほら3回目って6ヶ月縛りがあるじゃないですか。だから誰でもわんさか押し寄せるということはなくて、でも半分くらいは区民かなって感じみたい。

 

日本全国どこ発行の接種券でも持ってきていいよ、となっております。こう聞くと、「例えば、わざわざワクチン打ちに北海道からやってくる人がいるということ?」と時々言われるんですが、ひょっとしたらいるかもしれないですねそういう方。

 

でも、一番多いパターンとしては、「住民票移してなくって、送ってもらって、住んでるコッチで打つんです」かな。単身赴任とか学生さんとか、お住まいの自治体で申請すれば打てるんですけど、その申請すらめんどい(時間かかるし)という場合、こういう港区実施の「誰でも接種」ってすごいありがたいものだと思うんです。

 

前の1・2回目の誰でも接種の時、「住民票は関東地方、居住は中部、出張でたまたま東京きたからここで打ちます」という方がいた気がする。色んなパターンがありますね。自治体だけでどうにかこうにかというのは結構厳しい。国の偉い人、こういうケースもあるということを覚えておいて。

 

と、誰でも接種は誰にでもオープン(ただし6ヶ月経過して券を持ってる人に限る)。たくさんの方にご利用いただきたいと思っております。どうせならじゃんじゃん3ケタくらいこないかなあ!とワクチン担当部長が張り切っております。なので、例えば

 

・港区役所の職員さん

・港区の誰でも接種ってどういうことやってんのかな、と少し気になってる、よその自治体の職員さん

・よその区の議員さんとか国会議員でも秘書さんとか、「今日なら時間ある」的な事前予約取りにくいタイプの人

・住んでる自治体で予約するのめんどい上、接種会場がなんか微妙に遠くて行くのに「なんだかなー」と思ってる人

・自衛隊会場とか東京都会場とかもHPが見にくくて予約取るのめんどい人

とにかく予約取るのがめんどくさいタイプの人

 

などなど、おいでませ港区。予約不要。ウェルカムです。

 

 

小児接種は別会場で粛々と順調に。

該当の区民に接種券が送られておりますので、愛育病院と慈恵大附属病院での接種は港区のワクチン専用予約ページから、もしくはコールセンターにお電話で。病院さんに直接連絡はおやめくださいね。

 

また、小児科クリニックでも接種できますので、そちらでご希望の場合は↓に従ってご連絡を。

以上。ちょっと遅くなっちゃったけど、今のところのまとめ。


 

いいんちょのお仕事。その2

司会進行がメインでもあるいいんちょのお仕事。いいんちょ、時折口うるさい。でもそんな我々を支えてくれるのが区議会事務局のみなさん方。ヤングからベテランまで勢揃いに最大限のサポートをいただき、滞りなく委員会を進行。

 

カメラワークもマイクスイッチも事務局が

前にもお伝えしましたが、今回の予算特別委員会は議場で行ってます。議場には元々「事務局定位置」なお席があり(右側ひな壇後方)、ここでライブ中継の際のカメラワーク、マイクスイッチなどなど、全部職員さんが代わる代わるやってるんです。

 

知らなかったけど、区役所のたくさんの職員さんの中には「え、中継って事務局がやってんの?」と知らない方もたくさんいるみたい。区役所の人がそう言ってたしホントなんだと思う。ええ、そうなんです。事務局が大切なお仕事担ってんですよ。まもなく4月ですね、もし区議会事務局に異動になったらこれやることあると思いますよ。

 

 

議会の中では撮影は申請・許可制度

我々議員という生き物、「◯◯に参加しました!」ばかりな写真だけでちゃんと活動してますよアピールをしがちと思われがちですが、議会の中においても「こういうこと発言してます!」とお知らせしたいもんであります。たぶん。少なくとも自分はそう。

 

ただ、議会は平日真っ昼間。なかなかたくさんの方にご覧いただくこともできませんし、区議会なんてどこにあるのかも知らない人がほとんどだし、議員だって「おまえ誰?」なレベルです。せっかくなので、すんごい短いムービーですが、傍聴席から見た本会議場での予算委員会をほんの少しお裾分け。

 

で、もちろんなんですが、撮影・録音的なやつ、スマホでお写真一枚パチリですら、決まりごとで「申請書をご提出ください」となっております。

 

 

一般の傍聴者が来場されますと、ご記入の「傍聴申込書」がいいんちょのお手元にきます。撮影・録音希望の場合でしたらセットで別の申出書がくるわけです。とにかく誰かしら外から傍聴にこられたら必ず言うことがあります。通常の委員会でもそう。

 

撮影・録音なしの場合

この際、傍聴者の方にお伝えいたします。委員会の撮影・録音を希望される方は、あらかじめ申出書に御記入の上、ご提出ください。なお、撮影・録音は申出が許可された後にしていただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

撮影・録音ありの場合

傍聴者から撮影録音の申し出がありました。これを許可したいと思いますがよろしいでしょうか? (はーい的な返事。無言の黙認は基本なし)→ それではそのようにさせていただきます。

 

まぁ、こんな感じで傍聴者が来場される度、毎日毎回諮るというのもお仕事のひとつ。

 

それ以外にも、前回の正副委員長会で「こういうこと、もう一回言おうか」みたいなことあったらそれを言ったりもします。答弁する行政に向かって「答えは簡潔にね」的なこととか。あとは「内職バチバチうるせえぞ、PC持ち込みの理由もっかい考えろ、上手くやれ」をオブラートに包んでみたり、あとまだ言ったことないけど、通告時間を過ぎた議員さんに向けて「時間過ぎてるのでまとめてください」とか「もうおしまいです」とか。言ったことないけど。

 

 

自分でこうやって記録映像撮る時ですら申請書出します。いや、他の議員さんは他の人に「ちょっとお願い」とするんでしょうけど、自分はね…いや決して友達がいないとかそういうアレじゃなくて…なんか申し訳ないじゃないですか…いや決して友達がいないわけじゃないんですけど。

 

自分で申請して、自分からみなさんに諮って、許可するというワケわからん状態ですが、一応決まり事ですのでキチンとやっとります。

 

が、人によっては「自分の写真くらい許可なしで撮ってもらって構わないじんじゃ?」という方もおるようで、そういう時は多くの方が「あれ、撮影のアレ諮ってないのに写真撮ってるやついるぞ」とすぐ気付きます。気付かれますよ。ルールあんだろ何年議員やっとんじゃいと、ため息つきながら「傍聴者の方にお知らせします」と、事後になってしまいますが「許可を取れ」と言ったりします。ルールですから、一応。

 

人によっては「くだらねーことでイキってんじゃねーよ」と思うこともあるんじゃないかと思いますが、司会進行役を担ってるわけですので、ルールブレイカーはあかん的なポジションです。小倉りえこ、自分でもびっくりな予想以上に厳し目であります。お小言多し。いいんちょという大役を任されたからこそ気付く点。ふむふむ。勉強になります。

 

 

一番気になるの、マイクの向きと音量なんだ

前にもお知らせしましたが、こういう感じなんですね。今回の予算委員会の議場レイアウト。本当は質問者席も答弁者席も設けず、全員マスクしてるし話す人は限定されてるし全部自席のマイクでいいと思ったんだけど、どうしてもアクリルパネルを置かないとダメだということになりまして。

 

答弁者席にも質問者席にもアクリルパネルが立ってます。結構デカめのやつが。なので、聞き取れるようにマイクのボリュームが常に気になる自分であります。なので、しつこいくらいにめんどくさいくらいに、「(マイク大丈夫)」とか「(音もっと上げて)」とか、目の前にいる事務局の職員さんたちにサイン送ります。ジェスチャーの時もあれば、メッセージ飛ばします。

 

なお、行政側の答弁者が立つ場所はこんな感じで、課長さんたちが答弁する時に見える景色はこう。正面の席の多くに議員が座っており、何十の目がビタっとこちらに向けられてる恐ろしい席であります(たぶん)。

 

しかも上の傍聴席にも人はいるので(一般傍聴者または関連部署の職員)、結構な視線がずきゅーぅぅぅうんと刺さってくると思います。そりゃぁ震えるよね、手が。

 

なお、委員会始まる前のことですが、行政側で動線のリハーサル的な内覧会を行った際、みんな興味津々でワイワイしてたのを眺めてのが楽しかったです。

 

 

予算委員会は明日が教育費残りと3特別会計。11日金曜日が総括質問で採決。第1回定例会は来週15日閉会予定です。明日も午後1時からライブで中継ありますし、録画配信もあります。文字の議事録だけでは伝わらない、あなたの知ってる議員さんがどういうテンションで質問してるのかとか、一度ぜひお時間ある時にご覧になってくださいませ。

 

港区議会 動画配信

※映らない場合は、リンクをコピペでブラウザからどうぞ。https://gikai2.city.minato.tokyo.jp/g07_broadcasting.asp


 

いいんちょのお仕事。その1

予算特別委員会の委員長を拝命しておりますが、意外に細かいことばっかり色々気にする立場になるわけで、そこんとこいっちょお知らせしてみます。委員会の冒頭では、毎日欠席者を読み上げてます。

 

1日の最初にやること、正副委員長会

委員長1名、副委員長2名の特別委員会です、港区では。よその区議会だと、予算特別委員会では選抜メンバーで予算の質疑をしたりするところもあるようですが、港区では「全議員34人で構成する特別委員会」というのが常です。

 

まず予算委員会始まる前に、正副委員長総勢3名プラス、区議会事務局の議事係担当書記さんで1日のブリーフィングですね。お、なんかかっこいい感じ。

 

その1:次第の読みあわせ

次第というのは、「これより本日の委員会を開会いたします。本日は◯◯費の審議です」みたいな原稿ですかね。書いてあるのを基本読み上げるわけですが、別にこれに沿ってやらないといけないわけでは多分なくて、『後々に議事録と文字になる時に文字起こしするわけだろうから、定型文が書かれてる原稿があると後々チェックが楽』ということが挙げられるんでは、と勝手に想像してます。

 

その2:休憩・終了の確認

午後1時から午後5時まで、ということになってます。途中で休憩を挟むわけですけれども、だいたい2時間くらいで休憩挟みたいので、「事前に通告しているお一人何分」という質問通告書と順番に従って「だいたい3時くらいだな」というところで休憩にします。なので、◯◯さんが終わったら休憩です、再開はいついつくらいでどうでしょう?みたいな確認を事前にしておくわけです。

 

その3:資料の確認

補足資料というテイで、パネル的なやつを作って写真映えを目指したり、データ資料として誰でも見れる資料としたり、お好きにそれぞれ。ただし、そういう資料を使う時には委員長に事前にお知らせをすることになっております。事務局を通じて「本日質問する議員さんたちが使う資料はこれこれコレです、いいですか?」と中身を確認します。適切ではないヘンテコなやつ出してきたら『ダメです』ってハネていいのかしら?

 

その4:その他

通常で「その他」があるかどうかわかんないですけど、自分は何か気になった点があったら情報共有の場として必ず聞きます。ほら、特に今回予算委員会を議場で初めてやることにしたので、色々心配な部分があるわけです。初めてですからね。動きの動線がモタモタしてないかとか、答弁は聞かれたこと答えるようにもう一度連絡してとか、映像の写り方とかちゃんとなってるかとか、支給iPad以外に2台目持ち込みOKにしたけどキーボードばちばちばちばちうるせーから注意してとか。そんな内職したいんだったら議場にいなきゃいけない人数は半分なんだから、会派の中で調整してちょーだいとか。

 

 

あ、あとは、委員長が最初から最後までずーっと出ずっぱりなわけでもなく、時折副委員長に職務代理をお願いして役割を回すというのもあります。自分も以前、決算かなんかの副委員長だった時にリリーフ登板が回ってきましたので、そういう配慮も忘れずに。何事も経験であります。

 

 

区議会の事務局がとっても頑張る定例会です。その中でもとりわけ議事係がすごく頑張るわけで、どういう頑張りかはまた後日に。みんな優秀。とっても優秀。すばらしく優秀。事務局がいないと回らない部分たくさんあります。いつもありがとうね。

 

 

毎日の委員会で確認すること。欠席者と署名委員のお知らせ。

本日の署名委員をご指名いたします。→毎日順番に2名をご指名。

◯◯委員より欠席届が提出されておりますのでご報告いたします。→欠席者がいる日に毎日ご報告。私もそういえば身内の介護で1年前の予算委員会、何日か欠席させていただいたことあります。港区議会では結構欠席あるある。だって人間だもの。よそはどうなのかしら。

 

ま、これって本会議がある時は議長がやってることでもあります。署名委員と欠席読み上げ。司会進行のお役目です。お約束の。

 

続く。


 

補聴器購入費助成制度ができます、予算案に賛成であれば

今からどのくらい前になるんでしょうか。「現物支給でも助成でもなんでもいいから制度を作れと言う人いるけれど、それじゃ全然ダメだからきちんとしたやつお願い」とご相談を受けたのは。

 

それまでも確かに難聴支援という点で、補聴器の助成を作って欲しい・作るべきというご意見ご提案は議会でも聞いてはおりました。いずれも「難聴は認知症のリスクがある」とか、「補聴器は高いから」とか、さまざまな理由で助成制度の検討をという要望でした。

 

わかる、わかるんだけど、なんか違うなと思っていたんですが、何がどう違うかを明確に感じるまでにはいかなかったんですよね。お困りの方がいるのは事実であって、ただそれを救いあげる理由に「難聴は認知症のリスクがうんぬんは(確かにランセットの論文でもそうありますけれども)、なんか表現は悪いのかもしれないけれども脅迫みたいな脅しみたいな、そういう使われ方をするのはいかがかな」と感じることも多々あったし、「高いからという解決策に助成金バラまくのもちょっと違うな」と思ったし。

 

そう、「ただ与える」ということに違和感があったんですよね。それでいいのかと。もちろん与えた先にはコミュニケーションとかQOLとかに繋がるのわかってるんですけど、なんか変な違和感があったんです。不思議な感覚。

 

 

継続的に議会で取り上げたり、それ以外に色々

これまでずっと、自分的な補聴器に関する一貫した考えは「正しく使ってもらうこと」でありました。ただ与えることに違和感があった理由は、「補助金もらえるからなんでもいいから買うか!」、「デパートでオススメされたやつ買ったらいいんでしょ!」とかをよく聞いたことあったからかなぁって。そういう方が多かったから、ちゃんとした制度を作ってくれというご相談だったんだと思う。

 

なので、一番最初に自民党から議会で取り上げた時に、区長から「実用的な事業のあり方を検討していく」と非常に前向きな答弁がありまして。じゃぁ実用的な検討をしてもらいましょうよと、それからもちろん役所ともたくさん話をしたし、お医者さんともたくさん話をしたし、補聴器の業界の人たちともたくさん話をしたし、さらに厚生労働省とも話をしましたよ。もちろん国会議員ともね。自見はなこさんどうもありがとうね。

 

そんな感じで色々ありましたし、色々やりましたし、もちろん厚生労働省の研究事業にも加わることができましたし、「よし、素敵な制度にしよう」と検討スタートしてから2年計画で実現に漕ぎつければいいなと。で、2年でカタチになりました。

 

適正使用に特化して、正しく長く使い続けてもらえる補聴器助成制度。これが私の目指してたもの。

 

 

その名も、「港区モデル」(注:名付けてない)

「専門家に常に関わってもらうこと」が、継続使用の一番の重要な点だと思います。ただ「お金あげます」だったら、1回買い切りで終了しちゃうじゃないですか。補聴器ってとにかくメンテナンスが必要だと聞いたし、チューニングなり色々プロのお手入れが必要とも聞くわけですよ。

 

とまぁ、思い描いた制度設計がほぼそのままカタチになったわけで、やっぱり最初から関わっていた身としてはすごい嬉しいですね。「できた!」というのもあるんですけど、「わかってくれた!」と一緒に頑張ってくれた役所の理解が嬉しいもんであります。

 

金額も大幅にアップで、非課税世帯で上限13万7,000円、課税世帯で上限6万8,500円。これってすごい。もう発表された瞬間から、補聴器業界ザワザワしたもの。

 

最初、所管課が上に上げた「予算つけてください!」の予算要求では、確か非課税世帯7万5,000円とかくらいだったんですよ。それが上へ上へ(区長査定)に進んでいって、さぁ完成しましたという時にばこーんとたくさんの予算を付けてもらえました。区長ありがとう。いい制度だと思います。ほんと、マジで。

 

ご相談を受けてから2年とちょっと。キチンとしたやつ、作れたでしょうか。

 

予算賛成多数で可決されましたら、4月からご利用になれるのかな。来年度は200名を超える人数を想定しての予算取りではありますが、補聴器相談医を受診して、「補聴器必要ね」となったら、認定補聴器技能者がいる販売店舗でよろしくお願いします。プロに関わってもらってくださいませ。大切なお耳ですから。

 

 

あっそのほかにもちょこちょこまとめてます。