あれはいつのことでしたか、11月の末くらいだったかな。なんか足の甲に違和感があって、どっかにぶつけたかなどしたのかなって思ってたら、急激に痛みが強くなって足引きずるようになったの。結果、足に合わせたインソール作って保険申請したという話。
アレよね、痛いってつらいわよね
騙し騙し湿布的なやつ貼ったり、逆に運動不足かもしんないと張り切ってウォーキングして悪化したり、お風呂あがりにストレッチして足攣らせてみたり(オススメしない)、そんなことしてたら足首まで痛くなっちゃってですね。歩くのに支障をきたすようになっちゃって。
不思議な痛みでしてね。何をしてなくても足首から先が全部じんじんした不思議な痛みでね、足もう動かせないのね。特に足の先を伸ばせないというか。左足を精一杯ぴーんと伸ばしてこれですよ、コレ。しかもあれですよ奥様、夜お布団入って寝そべるじゃないですか、かけたお布団が足にかかった重さでギャーですよ、ギャー。
足の甲とくるぶしですかね、一番痛かったの。腰痛もそうですけども、貫通できるもんなら手ぇ突っ込んでモシャモシャしたらスッキリするだろうか的な。なお、一番痛かった時の一番楽な姿勢はフラミンゴ立ちでした。ええフラミンゴ。痛い方の足あげて。
で、これをですね実は1ヶ月ちょっとくらい騙し騙ししてたたわけだったんですが、あいや決して放置してたとかじゃなく、観察ですよ観察、経過観察。うちの小倉くんには「あのさぁ、早いとこお医者さんに診てもらってきなよ」と呆れられてたけど。
足をテーピングでぐーるぐる
なんせ、「何をどうしたら痛みが減少するか」に夢中になってて、「あ、これならイケる」とテーピングが最終結論になったわけだけども、さすがに24時間これじゃないとダメになる時には「ああやっぱり早く整形外科行けばよかったな」ってな感じになったわけです。案の定ですよ案の定、奥様。
で、近所の整形外科行きました。ズバリ言われましたね、「あぁ、中高年女性に多い扁平足からくるやつ」って。さ、刺さるワードだ…中高年。永遠に『妙齢』でいれるわけがない。素敵な中高年ライフを目指そう、扁平足と共に。
と、長いお付き合いを決意いたしてですね。扁平足とですよ?そんなに扁平足なのかな、足の裏べったりついてるわけじゃないんだけどな、と足の裏と40数年付き合ってきてる自分としては、これまでとは違う新たな付き合い方を考えていかなければならなくなりました。
マジックテープのベリベリバンドをぐるぐる巻いてみたり、足の裏をグッと引き上げるような感じにすると痛みが軽減されるというので、それで頑張ってもみたりしたわけなんですけどもね。でも中々どうして痛みはツラい。歩けないんだもの。よし、先生に相談だ。
『あのね、すぐにどうってことはならないけど、足型に合ったインソール使うと痛み和らぐよ。保険も使えるから』
『それで』
と、一瞬にして更なる新しい付き合い方を決定してみたわけです。インソールって実は全くご縁がなくて、なんかホラ、「なんか靴が大きいなって時にとりあえず中敷き入れとけ」的なヘンテコなイメージがありまして。ドラッグストアできないとこでも見かけたりしてたんですが、踵が痛い人用みたいなのしか見かけたことなくって。まぁ医療用のアレじゃないと効能を謳ってはねぇ、ということからもそれは仕方ない。
で、足型を取ってもらってですね、インソールができましてね、初めはなんか更に背が高くなったような(1〜2センチのシークレット感)、マッサージ機能的で土踏まずにズキュウゥンと圧がくるのかと思いきやそんなことも一切無く、なんとも不思議な感じだったんですけども、更になんとも不思議なことに痛みが治まっていったわけですよ。
インソールすげえ。先生の言った通り。完全にゼロとなるわけじゃないんだけども。全然歩ける。全然普通。たぶん。あたい、もうスニーカーしか履けない。
国保の窓口は区役所です。
で、保険の申請をしてみたわけです。足型取ってインソール作って、というのは多少なりお金がかかることであります。治療用装具ということで、申請して認められたら7割が戻ってくると。『戻ってくる』という表現が適切かどうかはちょっとこの際おいといて、『保険診療と同じ3割負担で作ることができる』という意味で『アナタ先に10割払ったところ7割を保険で補填しますから(なので先払いの分はお戻ししますね)』という意味で。
国民皆保険制度。日本の誇るべき医療保険制度。ほら、私海外暮らし長かったわけですけども、やっぱりこの皆保険制度ってすごいと思うんですよ。ただ、ただしですよ、「既に崩壊してる」と考える人もいれば「先がない」と考える人もいますし、高すぎると嘆く人もいれば、高齢者は誰よりもお医者にかかるんだから医療費安くて当然だという吠える人もいるし、若い世代はそれほどお医者にかからなくて払いっぱなしは悔しいとモヤモヤする人もいるし。いろんな考えがあります。
後期高齢者も2割負担に10月からなるわけで、私個人的には若い世代にだけ負担は流石に強いることはね…と思い切った良い決断だとは思います。だって続けていくなら相応の負担は必要ですし、年々画期的な薬とか治療法とか開発される中で、そりゃぁ医療費は高額になってしまいます。高額医療費支給制度の払い戻しとかありますけど、でもそれでも根本的なことも考えていかなきゃいけないわけで。国の偉い人よろしくお願いします。
ちなみに「支払い能力に応じて高い保険料払うのはちょっとアレな気分はあるけれども、急になんかあって一気に本来何百万かかる治療をドカンと受けられる平等な医療制度だから良しとしよう。自分の支払いで誰かが助かっているんだろうし、いざという時は誰かに助けてもらえるのが保険というシステムである」と、互助会の気持ちで理解しております。あたい。
なお、コロナによる国民健康保険減免措置もあったりします。もし該当するかもな方はお早めに国保年金課までご相談を。〆切3/31です。
あと、コロナ感染による傷病手当金というのもあります。こちらも国保年金課までご相談を。今のところ3ヶ月ごとに延長されてまして、今のところの〆切6末です。
お医者さんの診断書と装具技師さんのところが発行したそれ用の領収書と、申請書とかが必要です。漢字だけはなんかカッコいいけど、扁平足。あぁそうです、里枝子って書くんですよ。この漢字の同名さんにお会いしたことないです。そんな珍しい漢字でもないけれども。
なお、「申請から支給まで3〜4ヶ月かかります」ということで、もちろんまだ支給決定的なこともされてなければ支給もないっすわ。こういうのこそマイナンバーとかでピッとシュッとできればいいね。
『へんぺい』って響きが可愛いと感じるようになり、もしかしてこれは『ちゃぶだい』と甲乙つけ難いくらいの二大kawaii日本語ワードではなかろうか。よし、この際だから『はんぺん』も加えて三大kawaiiで良しとしよう(異論は認める)。