辞職勧告決議

『なんの効力も無い辞職勧告決議なんか出したって意味なくね?』vs『決意を見せる最大限がこれしかないにしてもすぐにでも遠慮なくやるべきだ!』。さて、アナタはどっち派?議員の中でも相当の温度差、自分は全力で後者。

 

 

はい、こちら港区です。

さて、世間をお騒がせした挙句、ぶっちゃけ港区議会のみっともなさを世間に晒しまくってる現職議員の逮捕劇。2年ぶり3度目となると、相当な強豪な勢い。高校野球のシーズンですね。なんでドーム球場でできないのかしらっておばちゃんみんなの熱中症を心配するわよ。

 

港区議会のみっともなさというのはちょっとアレですけれども、港区と言えばほらこれもまた一部界隈で議論が勃発してる、国外在住・登院予定ない人が参議院選挙で当選しちゃったアレですけども、よそのところはどうだかまで知りませんが、港区では『ガーシー』と書かれた票が誰よりも多く、あの(どの?)片山さつき氏ですら1300票のところ、ガーシー1600票超えましたからね。あと、10度20度30度!でお馴染みの議員ですが、10度20度30度!ほとんど聞いたことなく長くお休みが続き、とうとう港区議会初の「長期の欠席で議員報酬は減額すっからな」条例の適応が決まったりもしてます。

 

区議会選挙投票率は、都内ワースト1。2019年は投票率35.37%です。良い子のみんな、誰に投票するのは別にいいけどちゃんと任期中も追ってくれよな!じゃっ!

 

と、議会の中のことをお知らせする人がいないので、敢えてお知らせすることにします。べ、別に悪口じゃないからねっ。

 

 

2016年から続く、「なんで辞めさせられねえの?」

国会議員もそうだけど、何かやらかしたりガチで捕まったり、色々メディアで目にすることが多くなりました。ワイドショー的なやつの中でも議員の質だなんだ、誰が寝てるだとか寝てねーだとか、議員も首長も大暴れで大げんかみたいなネタも増えてきてますし、選挙前だけのスキャンダル狙いとかそういう馬鹿馬鹿しいやつじゃなくて、任期中のこともフィーチャーしてくださいましよ、マスコミさん。煽る一方の問題提起じゃなくてさ。

 

さて、当該A氏、これまで3度の辞職勧告決議を出されています。暴行事件で1度、公然わいせつ事件で2度。それなのに辞めないから多くの有権者の皆さん、有権者でもないみなさんからは「なんで辞めさせられねえの?」と結構言われます。もちろん、我々議員だっておんなじ思いですよ。いやぁそこはいいじゃん別に、なんて言う奴は皆無です。もちろん。

 

ぶっちゃけ、辞めさせることができないんですよね、簡単には。選挙で当選した議員でそう簡単には。方法があるとしたら、いくつか方法となる可能性は実際あります。でも正直該当できそうなの、ない。

 

 

①懲罰の中で、「除名」ってやつに該当させてキックアウト

地方自治法の134条〜135条にこう記されてます。ただ、地方自治法の違反的な行動とか、議会の中の本会議とか委員会の中での言動とか、そういうことじゃないと適応できなさそうなんですよね。懲罰的なものって。あっ現実味帯びてないショボイ法律だなって言わないで。法律変えるのは国会議員のお仕事。

 

例えば、例えばですよ?私が「コノヤロー!」と例えば委員会の中で誰か殴ったとして暴行やら傷害罪で現行犯逮捕されたら該当するんだろうけども。

 

ただ、その次の136条に「再び当選した議員を拒むことはできない」ともありまして。除名とされた人に対してのアレですけれども、要は公民権停止されない限り、立候補して当選したら議員になっちゃう。そういうことをされたことがある候補者かどうか有権者が知る知らない関係なく、投票数が多い順に規定人数が議員になっちゃうというのが選挙制度。選ばれちゃったもの。

 

なお、A氏これに該当します。2016年に傷害容疑で逮捕された事実があり、その後の2019年の区議選で立候補して当選したわけですから。当選しちゃった以上は拒むことはできない。票を投じた方々は「それでもこの人で良い」なのか「そういう経歴の持ち主であることは知らなかった」なのか、関係なく。

 

 

②有権者の1/3からリコール署名もらって、その後なんらかの投票で過半数とった上でキックアウト

なんかこういうの、何年か前に名古屋の方でありませんでしたっけ?署名が結局どうのこうのみたいな。それだけ大変だということですよね、しかも誰かが旗振って代表者として「有権者のみなさーん!署名にご協力をー!」ってやらなきゃいけない。しかも公平校正に。疑われそうなアレやコレやもなく。

 

有権者の1/3ってねぇ、相当な数なんですよ。ほら、前述しましたけれども、2019年の港区議会議員選挙の投票率が約35%、23区ワースト1。実現味がやばみ。

 

③あとなんだろう...公民権停止くらい?

実刑判決とか禁固刑とか、公職選挙法がらみだっけ?

 

 

できることは辞職勧告決議くらいしかないのも事実

過去3回、2016年に1回、2020年に2回と、港区議会はA氏に対して辞職勧告決議を出しました。そう、たくさんの方がご存じのように、辞職勧告決議は法的効力なのが1ミリもなく「……お辞めいただきたい(白眼)」を議会の総意として議場で態度を表明し決議するもんであります。

 

 

できることがこれしかないんなら、それでもやるべきだと思うんですよ。別にパフォーマンスとかでもなんでもないですよ、もう呆れてモノ言えなくて黙ってるより、できる限りの対応は議会として行動するべきモンじゃないのと思うわけですよ。

 

9月の定例会まで待たないで、すぐにでも臨時会を開いてでも辞職勧告決議はするべきものだと思う!そのくらいのモンよ!」って思うんだけど、なんか周りそんな空気じゃないの。別に今すぐやらなくたっていいんじゃないの、みたいな空気。え、マジで。自分おかしいの?とドキドキしたくらい。

 

なんかね、区議会としてコメントだすのと辞職勧告決議出すのなんて区民からしてみれば違いなんか別にわからないんじゃない?みたいな見解があることも知り、わいびっくりして腰抜かしそうになってね。なんの効力もない物を早急に出さなくたって別にそのうちでいいじゃん的な見解もあってね、繰り返しになりますけどね、わいびっくりして腰抜かしそうになってね。

 

注:↑これは辞職勧告決議ではありません。単なるお気持ち表明文。

 

なんだろうな、もう価値観の違いっつったらもうそれまでなんだけどもさ。例え同じような文章だとしても、ぺろんと1枚出すのと1日でも早い辞職勧告決議って同じだとも思わないんだよなぁ…。辞職勧告決議も所詮お気持ち表明だろって言われるんだろうかなぁ…。

 

 

なんかよくわからないけど疲れたよパトラッシュ…。

 


 

港区議会 エレ・コロ特別委員会報告

さて、本日はエレベーター等安全対策・新型コロナウイルス感染症対策特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 区内感染者数の推移及びみなと保健所による主な取り組み状況について

えー、増えてます増えてます。今月中旬には6波の時のピーク超えちゃってます。本日現在入院は84名、宿泊療養170名、自宅療養4573名です。感染拡大は子供からが多いですねぇ…。

 

Q: 検査検査とにかく検査を、検査できないのはおかしいおかしい、いやちょっと待ってよ安心するために検査するってのいい加減にした方がいいと思うわよ、東京都の無料検査で無症状の検査希望の人ができない程度で文句垂れる一方で発熱外来で検査キットなくて出来なかったりするくらいなのよ、精度はアレにしても営利目的に等しいようなところで扱ってるキットを医療機関に回せたりとかできないの、自分が安心したいがための検査の人がいる一方40度以上で熱痙攣の子どもがいるのよ、以下略。

 

あまりにもアレで色々言ってしまった。今は米粒ほどは反省している。

 

 

 

2. 新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について

えー、昨日時点でこんな感じですかね。小児がなかなか増えないんですが、明日からワクチンセンターでの集団接種始まりますが、開始3日間で70名弱のご予約入りましたー。がんばってます。

 

Q: 個別接種ってファイザー?(今更)、ノババックスってどういうワクチンなの?(今更)、など。

 

 

3. 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止や区民・事業者の生活を支えるための区の主な取り組み状況について

えー、こんな感じです。

 

Q: 支援金とかの対象となる方にちゃんと送ってる?発送数はいかほど?、港区独自ってのも含めてこれまで色んな支援をしてもらってるけど今色々状況変わってきたじゃん?なんか感覚として足りなさそうなとことか気付いちゃったりしてる?継続して色々ヒアリングして必要な施策に繋げていってね、など。

 

 

 

4. 令和3年度「港区安全の日」等の取組について

えー、こんな感じです。

 

Q: 国に出した要望書ってどんなの?など。

 

以上。


 

 

出産育児一時助成金という

最近は、出産育児一時助成額が上がるだの、いや保険適応にすればいいだの、色々ご意見が飛び交っておりますね。そこで今回は「世間一般というか、むしろ港区が独自にやってる出産費用助成金のリアル見て?」と都心部の中のイチ自治体の現実をご紹介しましょう。50マンでも足りぬよ。

 

港区は平成18年(2006年)度から助成

港区の人口がじわじわと減って15万人を切ったのが平成8年(1996年)、区もそこから色々とアレして努力をして、今港区の人口は26万人を超えてるわけで。

あっコロナ禍で「港区から人口が流出しています…!」みたいなこともありましたが、今年に入り人口はじわじわと戻りつつあります。5,000人ほど減った時もお引越しされたのは結構な割合で外国籍人口だったと聞いてましたけども、また26万人台に戻りました。

 

ま、26万人を初めて越したのがそれこそ2020年なわけなんですけれども、港区のHPで公開されてる1954年(昭和29年)以降で最高数字だったわけで、またしばらくたったらちょっと前のように「毎月新記録」を叩き出すだろうし、未知との遭遇。

 

ま、それはおいといて。

 

出産費用助成が始まった2006年(平成18年)、そしてそこから2年の伸び幅すごい。約500人の増加よね。あ、でもこの0歳児人口は別にみんな全員港区で生まれたベイビーちゃんというわけでもないので、なんとも言えないけれども。

 

なんか昔の区議会の議事録とか探してみれる範囲で、当時はどんなもんだったのかなーと見てたことがありまして。そしたら平成18(2006)は一時金が35万円だったんですねと初めて知る感じに。その時点から、港区民は足が出てたわけ。

 

その後平成21(2009)、令和2(2020)にさらに助成額を上げていきまして。一時金も35マン→38マン→42マンと上がったけれども。で、こういう助成制度を設けたことによって、区としてもデータが取れるわけですよ。ほら、申請書類に「実際、おいくらかかりました?」を出すわけじゃないですか。あまりにも一時金42マンとの差が大きいからこうなりました(助成増額しよう)って感じになりますよね。

 

 

申請する港区民の費用の平均、70万円を超えるようで

なんか最近どこかの何かでチラっとみたような、全国平均の出産費用は50万円くらいとかなんとか。まぁそういう平均値って大切で、そこで基本となる数字が出ないと検討もへったくれも無い。

 

もちろん港区だって2年前に上限73万円に上がった時、算出根拠があったわけですよ。あ、もちろん最初の上限50万円→60万円の時だってそうだっと思うけど。

 

令和元年度の申請者平均額→73万円

令和2年度の申請者平均額→76万円

 

1年間で既に増加傾向がある港区です。去年だったかな、ちょっと数字を聞いたんですよね。そしたら申請件数2,356件。そのうち里帰り出産で都外の病院で出産されたのが約15%。その平均。わお。

 

 

そもそも、出産費用っておいくら万円?

ちょっと調べてもらったんですよ。ざっくりでいいから申請される方の出産された産院とか、港区じゃなくても近隣区で利用者多いところでHPとかで公開されてる範囲で構わないからざっくりとでいいから、と。

 

自分で調べろよみたいな感じでもあったりするけども、でもでもこちらはどの病院とかで出産されて申請してるかって全数知らないじゃん。で、調べてもらった結果がコレ↓(注:施設名は流石にマスクしますが、港区以外の近隣区もとても多いという結果)。

 

ざっくりと、な数字なんですが。なんだろうな。正直なところ、費用と助成ってイタチごっこだろうなと思っちゃう。いいのかそれで。ある意味絶望感。

 

 

何をどうしたらいいのか、考えてエライ人。

一概に言い切れませんけども、お値段はほんとピンキリでありまして、港区だからこの値段みたいな設定も多少あったりするのかもしんないです。近所だからだとか、せっかくなのでここでとか、お値段関係ない場合だって多々ありますし、そうじゃない場合だって多々ありますし。

 

これが例え港区を離れたら、一気にどかんと価格が下がるということはあるわけですよ。そうじゃないところもあるかもしれないけども。だから全国平均が50万円くらいと算出されてるわけ。どう考えてもアッパーは港区とか都心の一部が占めているとは思う。平均76万ですよ。産院の選択肢があってもなくてもねぇ、子供がいない自分ですらキツイと思う。

 

とかいって「都心は高いから都心に合わせて!」という話も難しいのかもしれない。だって、物価が高いエリアの費用莫大なところが日本の全国スタンダードってわけでもないし、全国スタンダードにすべきって話でもないしね。検診とかも色々違うし回数だってなんだかんだ妊婦さんとか多胎児とか状況にもよって違うし。今でも保険適応になるものとならないものと色々違うし。

 

港区の「お助けします!」という姿勢はとても素晴らしいもので、区長とか職員さんとかの「なんとかしてあげたい」という気持ちが形になっているものの、すべての自治体が同じようなことができるもんでもありません。国が音頭取ってもらわないといけないもんなのか、それとも都道府県で差額とかどうにかしてもらえるもんなのか、難しいね。

 

エライ人、よろしく。

 

 

応援おばちゃんに、オレはなる!

子供がいない自分ですら、出産費用ってどうにかならんのかなあって思うわけです。子供がいないからこそ、今の年齢になってなおさらそう思うのかもしれない。ほら、これまでよく言われてきたことで(※言われたところで何とも感じない)、「子供がいないアナタにはわからないわよ」とか「アナタ子供いないからね…(遠い目)」とか、まぁよくある話。

 

なんかアレですよ。一般的に子無しは子育てとかそういうの語るな的な雰囲気ありますでしょ?議会とかになると、ぶっちゃけそういうのビンビンに感じますよね。子供だけじゃなくとも、男だ女だ当事者じゃないから口挟むな的なのビンビンにありますでしょ?とかいってお気持ちお察しすると、上っ面ばかりで何よ!みたいに怒られるじゃないですか(偏見)。

 

まぁそんなのどうでもいいんですけど。

 

子供がいないなりに「子供増えるといいな」って思いますし、「ちゃんと成長してほしいなあ」って思いますし、「お父さんお母さんがんばって」って心の奥底ではいつも思ってますし。ただ、ただですよ、やっぱりなんか表立って言いにくいという部分はあるんですよね。だって自分、選択的子無しだから。不妊治療頑張ってきたけど…のパターンでもないから、

 

「お子さんは?」

「いえ、いません」

「あっ…ごめんなさい…」

「いいの!いいのよそんな!そうじゃないから!」

 

なやりとりを繰り返してきたので、なんだろうね、へんてこりんな罪悪感というのはちょっとあるのは確か。昔はそんなこと1ミリも思ったことなかったけど、45を過ぎてからかな、急に罪悪感というか意味合いの違う責任感というのかが出るようになったわけです。なんだろね、不思議。言葉として表現するのは難しい。とかいって、これは後悔ではないんです。そこは確実に。

 

なので、もうこれからは素敵なおばちゃんになればいいんだって奮起しようと思ったわけなんですよ。ほら、昭和の人じゃないですか。ご近所のおっちゃんおばちゃん達にあーだこーだ言われながら育った世代ですもんよ。

 

ま、自分が昔されてたことを今の時代にやろうとすると、確実に不審者とか通報案件ですよね。そこは気をつけます。

 

そんな自分に何ができるのかなあって思ったわけですよ。そしたら奥さん、すごくいいアイディアを今更ながらに思いついたわけ(だいぶ前だけど)。

 

 

「元気に産まれるといいわね!」(←私の払う税金で出産応援したい)

「まぁ!かわいい!すくすくね!」(←私の払う税金で健やかに育てたい)

「お父さんお母さんも頑張ってね!」(←私の払う税金で子育て応援したい)

「あら!もう学校なの!」(←私の払う税金で充実した義務教育は最低限受けさせたい)

 

 

もうアレですよ。「いいから!いいから取っといて!お父さんお母さんにはナイショよ!秘密よ!」と何か握らせるみたいな、今となってはマンガにしか出てこなさそうな昭和のおばちゃん風に、近所の子(港区の子)をできる範囲で応援をしていくのがいいのかなって。

 

脱線しまくったけども、とりあえず、港区の出産費用の状況こんな感じですよと知っといていただきたい。昨年度の申請関連まとめは今度改めて聞いてみようと思う。


 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。複合施設とか、組織改正とか、公共施設整備の進捗とかとか。

 

 

1. 東麻布二丁目複合施設整備計画(素案)について

えー、旧飯倉小学校、これまでも閉校後に施設をそのまま転用したりしておりますが、もっと整備して複合施設化をすることになりました。プールがあった跡地を解体して新しい木造の施設を建てたり、小規模多機能型居宅介護施設を作ったり、です。全体の完成はまだまだ先ですが、令和10年。

 

Q: 長い間地域と話し合いを続けてきてくれてありがとう、現時点で課題って何かある?、木造によるメリットデメリットを今一度プリーズ、木造って強度とかそういうのがとても心配とみんな思うだろうから地域に説明する時そういう安心とか安全とか真っ先に伝えなね、など。

 

 

 

2. 令和4年度組織改正について(追加)

えー、コロナだけじゃないけすけどとにかく地域の医療機関が連携することが大切でして、「地域医療連携担当課長」というポジションを設けまして、健康推進課長が兼任しますです。

 

Q: とくになーし。

 

 

3. くらしと健康の調査(コロナ禍における保健福祉に関する調査)の実施について

えー、地域保健福祉計画とかの中間年度の令和5年度の計画改定ですね。区民ニーズを把握するために臨時調査実施しますね。

 

Q: そういうアンケートって自由記載欄ってあったりする?など。

 

 

 

4. (仮称)南青山二丁目公共施設整備の進捗状況について

えー、よく報告している施設の進捗ですけれどもね、来月から地域と運用協議を月イチでやってくこととして、9月に紛争予防条例に基づく説明会やって、願わくば来年度に建設工事始めたいなって思ってます。よろしくお願いします。

 

Q: とくになーし。

 

 

 

5. 特別養護老人ホームベル増床に伴う区内特別養護老人ホーム定員数の増について

えー、西麻布4丁目の特別養護老人ホームベ増床して、定員数を増員しますね。20名増やして、それに伴って事業者から職員も4名増員する予定と聞いてます。

 

Q: 同じ敷地で20人増えるということは運用を考えないといけないよね、食事スペースとか要は単純に一気に20人増えるってことでしょ、サービスの質が担保された上での増床ということだから港区はちゃんと見ていってね、など。

 

以上。


 

港区議会議員の議員報酬等の特例に関する条例

要は、「長く欠席が続いたら減額しますよ」という条例が始まったのが令和3年の1月。今、欠席が続いて該当させるかさせないかの議員が存在するので、先日この件について話し合われた会派幹事長会を見学に。

 

私もお休みしたことあります。

自分、議員のお役目いただいて8年目。この8年で一回も休まなかったかと聞かれたら「否」であります。実は7日…いや8日くらいかな、家族のオペの付き添いとか介護的なやつのみの理由で欠席したことあります。今のとこ自分の体調不良でのお休みはなく、とかいっていつも元気なのかといえばそうでもない。

 

で、そのお休みしたことある何日かというのは、確か…そうそうそういえば全部予算委員会だ。

例えばですが、秋の決算と春の予算の委員会はだいたいこんな感じのスケジュール。質問者数と時間によって振り分け左右されますが、基本「◯◯費」という項目分けで。

 

で、昨年の予算委員会はこんな感じでお休みをしました。こないだのじゃないよ、その前。介護。めっちゃ介護。

なんというんでしょうかね、「これだけは質問したい!」という◯◯費の日だけ質問しに行き、あとはお休みするというスケジュール。逆に考えると質問をしなければ欠席が可能ということでもあるんだけど、というか別に欠席に理由なんぞいらないかもしんない。結構いますし、いない人。「何名以上の出席がないと会が成り立たない」とか、「成り立った場合でも会派の半数はその場に存在しててね」というような申し合わせもあることから、出席者については色々ありますけども。色々ね。

 

ま、お休みしててもライブ配信でちゃんと見てたりはしてたんですけどもね。

 

 

60日以上連続してお休みすると、議員報酬減額条例

この何年間かで、いろんな議会でこういう条例を設けるところが増えてきました。港区は令和3年の1月から開始ということで、もちろん背景にはいろんなことがありました。ほら、辞職勧告された後に長くこなかった人いるし。お休みがちな人もいるのも事実。理由は詮索しないけれども。妊娠出産とおめでたいことだってあるわけ。めでたい。

 

他の議会とかでは、「1年以上お休みした人」とか「ひとつの定例会を全部欠席した人」とか、適応や内容はバラバラ。これはもう仕方ないと思う。みてる物も目指す物も各議会バラバラだから。

 

除外される条件もあるし、合意されたもっと細かい申し合わせ事項というものあります。あるんだけれども、「これどーなのかしら」というケースが浮上してきたわけです。いや、いつの日かはこうなるとは思ってたけれども。

 

とある議員さん、Aさんとでもしましょうか。当選されてしばらくの間は議会でお目にかかることもありましたが、ここ1年とか2年くらいの間は正直ほとんどお見かけすることなく(委員会も違うから仕方ないけど)、定例会もあぁ今日はいるんだなと思ってたら翌日からずっといなかったりとか、なんかもう大丈夫ですか?(色々な意味で)という方いらっしゃる。要は来たり来なかったりが長く続いて、お元気がないなら今こそスマイルセラビーでは?と思います。

 

どのくらい来ていないかとかそういうのよくわかりませんが、少なくとも自分はこないだ3月の予算委員会で委員長してまして、やってる間は毎日欠席者を読み上げるというお仕事からスタートするので、少なくとも毎日欠席者として読み上げておりましたね。

 

ま、そんなことはおいといて。見学しにいった幹事長会では2つのことが議論されてました。①欠席日数のカウント、②診断書の扱い、です。まぁ内容は割愛するとしまして(ややこしい)。

 

 

そりゃまぁ抜け道的なものはでちゃうかもね

条例の制定時、もちろんいろんなケースも想定してあーだこーだで作ったわけですけれども、まぁアレですよ、性善説といいますか、抜け落ちるケースまで想定したものはなかなか作ることはできないと思います。抜け落ちるというか、「えっまさかそういうの出てくるとは!?」という方が正しいのかな。なんかあるとメディアで取り上げられたりとかそういう類で、大勢の皆さんに「そんなことがあるのねぇ〜」と認知される程度のもんです、議会の悪目立ちするところ。

 

わかりやすいケースとすれば、東京都の例の結局辞職した都議とかね。港区議会にも辞職勧告受けた議員もいますけれども、一時はずっと欠席されてたことありましたが、今は普通にいますし(時々いない)。要は外からの目が入るか入らないかで忘れ去られる場合はよくあります。

 

いろんな自治体で議会基本条例というのがあるところもありまして、「議員たるものこうあるべし」みたいな「みんなちゃんとしようね」の旨を記した条例を作ろうと一時期ブームになったことあります。港区議会でもそういうブームというか流れに乗って他の会派からそういう話も出たことありましたけど、「中身がなんもない見てくれだけの議員がパフォーマンスしやすいためだけの条例なんぞなんの意味がある」と自民党会派は一蹴した記憶があります。まぁ私もそう思います。

 

だからこそ、中身のないものより、こういう減額条例みたいな中身のある具体的なものが必要で、しかもあわよくば「適応させることにしちゃうとなんか注目されるかもしれないからやだなあ」とか「冷たい人とか思われるの心外」とか、葛藤があるのかもしれないですけど、変な前例作られるより一発目は厳し目に対応する方が残されるみんなのためになると思いますよ。

 

ただ、ただですよ。例えばの話、極端な例になるかもですけど、もし当選直後に「議会の独特な文化にやられちゃて、適応障害のため次の選挙まで4年の休養を要する」って診断書提出する人がいたらどうなるんだろうって思うんですよ。

 

「れっきとした診断書あるから適応除外じゃないか」
「4年間基本お休みで、時々出れるならそれはそれで」
「60日に1度委員会に出てもらえば該当しないわけだから」

 

極端なことかもしれないけど、こういうことがまかり通る可能性が大なんじゃないかと思うんです。議会の中では。

 

「次休んだら、減額条例に適応されますよ」
「え、なら次だけはいきます」

 

極端なことかもしれないけど、こういうことが結構まかり通るのが議会。もちろんそんなのダメだという会派がほとんどだったとしても、1つの会派が「大目に見てあげなよ」と言ったら全会派一致にならず、まかり通る。ような気がする。

 

ま、でもこういう極端なケースになった場合、投票してくれた方はそれも込みで票を投じてくれたと判断することもあるだろうし、お辞めになったらいかがですかと辞職勧告的なものをオファーすることになるのかもしれない。そういう時にならないとわからん。

 

こういうの、区民の皆さんが聞いたらどう思います?

 

 

残念だけど、外からの目がほとんどない

議会ってとてもクローズドな空間で、自分8年目だけどおかしな話とか山ほどあって不満に思うことも多々ある。多々どころじゃない、常に不満。長くやってる人からすれば「これが議会、お前はシロウトだ」であって、でもそれは議会じゃなくて会派の中の話という混線したモヤモヤの中でそれぞれ議員活動をしています。

 

うん、不健康。とっても不健康。

 

で、議会のこんな不思議やあんな不思議を外に向かってお知らせしようとすると、中の人にしてみれば「裏切りの暴露」になるんだろうなあなんて思ったりもするけども、知らんぷりでいい顔してるよりは皆さんに知っていただくことが必要なんだろうなあって、色々思います。あ、もちろん自分の振る舞いだってね、「あいつ、ほんとダメ」みたいなことだってあるだろうからね、自分を棚に上げるわけでもない。

 

我々議員には成績表というのがないんですよね。そりゃみんな自分で作ったらオールAでしょうし。選挙は…なんというか模試みたいな感じ?学校に一度も来なくとも模試の成績がよかったらそれはそれ、みたいな。ちょっと人気投票みたいなところもありますしね。

 

成績表もそうですけど、出欠表も一般にはまったくわからないんですよ。定例会とか委員会に誰が来てて誰がいなくてとか、積極的にお知らせもしていなければ、ライブ配信ある委員会以外は傍聴に来てる人しか知る術なし。というか、傍聴もほとんどいないんだけども。私ね、公開していいんじゃないかとも思うんですよね。自分が欠席の時だって晒していただきたい。だって休んでるんだもん。しゃーない。

 

議会にこういう登庁版あるけどもさ。

 

決算とか予算委員会は中継がある時、冒頭に委員長が「本日は◯◯委員から欠席届が提出されております」と一言ある。でも中継のない常任委員会とかだと、これを一般の方が知る術は何ヶ月か後の議事録しかない(港区議会HPでわざわざ検索)。

 

ちなみに本会議場では「ただいまの出席議員は◯◯名であります」って冒頭に議長が言うだけで、誰か欠席してても名前読み上げられるわけではなく、なんか不思議なのよね。

 

こんな感じの座席配置で、あんま後ろ側とか反対側の端の方とか、ぐるりと振り返らないと見渡せない席に座り続けて8年目。港区議会議員34名。なので議長が「ただいまの出席議員は33名であります」と、例えば34名という数字じゃない数を読み上げた瞬間、「え、誰かいない人いるん?」とそこで初めて気が付くパターン結構多し。自席から見えねぇもんよ。

 

とまぁ、半分愚痴のような感じであるかもしれないけど、自分としては議員としてのお役目もらってる以上、出欠表は公開していいんじゃねーのと思うことしばしば。ただ、出席してるから偉い、欠席してたらダメというものではないことは十分わかってるし、ほら、いるだけの人もいるし、自分らの都合というよりは有権者の区民の人向けにお知らせはしてあげるほうが丁寧だとは思います。

 

少数意見なんだろうなあ、こういうの。