港区議会 保健福祉常任委員会 視察報告4

長かった視察報告も最後。Mooovi下関という国内最大級と言われる親子で楽しめる屋外遊び施設を見学。ここ、ボートレース場の敷地内にありましてね、市と企業と協働で整備しましたという場所です。23区とか東京とかだと感覚とか管轄が違うんだけども、競馬場の敷地内に遊び場作るとかそういう感じ?

 

下関市ボートレース企業局。ここにいるのは市の職員さん。

 

視察でここに行きましょう!と提案をした際にですね、共産党の委員ひとりだけから猛反対を受けました。その理由は「ギャンブルする場所に行くのは許せない」ということで、それがどんなに「…いや、我々の目的は別に公営ギャンブル場作りたいわけでもなく、舟券買いにいくわけでもなく、自治体が民間と協力して必要な施設を作り上げたところを学びに行きたいわけですよ?」と言っても頑なに応じず。

 

なので、今回の委員会視察はおひとり欠席。まぁ、全員のご賛同がいただけなかったのは残念でしたが、仕方ないですよね。いやだっていう人引きずっていくわけでもないですし、「あぁそうですか」ってそれだけ。

 

ボートレースは自治体主催

東京にはボートレース場ないですけれども、地方のボートレース事業は自治体が主催しているわけで、売上金の25%のうち諸々のところに交付金というカタチで支出した残りが自治体の収入というか財源として入ってくるというスキームらしいです。施設ウェブサイトからの情報によりますと。

 

このMooovi下関、オープンしたのは平成最後の日でもある今年の4月30日。まだ半年くらいなんですよオープンして。原則、ボートレースが開催される日に営業してて、半年くらいの間に約100日弱の営業、34,000人強が訪れたそうで。

 

この日も午後2時のオープンと同時に入場される方々が何組もいらっしゃいましてね。土日は利用3時間の完全入れ替え制だそうです。1日最大1,600人くらいこられたこともあるようですよ。すごい。

 

市も市民も企業も温かく

お話を伺う中で一番へぇ〜って感じたところがですね、「遊ぶ場所では事故があったりして遊具が減ってきているこの時代に、遊べるものをすべて集約する施設を作りたかった」という市の想いでした。

 

遊ぶ子供のすべてに目が届く、見る人がいる中でのびのびと遊ぶと。実際の運営は事業提携している企業さんがやっているけれども、将来を見据えて人を育てて市が独自に運営できるようにしたいというビジョン付き。お任せ&丸投げじゃないところがとっても好感持てますね。

 

この施設は利用料金を取ることとしています。大人も子供も300円。

 

有料にして料金を取ることで、運営側にも利用側にも責任を持たせるという理由だそうです。実は自分、今までこういうモノの考え方ってしたことがなくて、お恥ずかしながらお勉強になりました。特に利用側の視点ね。なるほどと。

 

苦情もなく、また事故もないそうです。保護者は子供から目を離さないようにするわけですし、またその場から保護者や子供がひとりで勝手に出ていくことがないように、入場と同時に渡されるネックホルダーのストラップの色で見分けがつくようにしてると。色々考えられてるんですねえ。

 

このストラップの色だと保護者は1人で外に出れないとか、同じ色のストラップの子供とセットで入退場が可能とか、そういう感じ。

 

で、我々の委員会で「ギャンブル場に視察なんか区民の皆さんに説明ができない!」とか「ギャンブル場の隣に併設なんて将来子供をギャンブル漬けにしようとしているとんでもないところなんか視察に不適切!(意訳)」とか、ふんがーふんがー鼻息荒いご意見もあったこの視察なんですけれども、ひとつメモっておきたいのが「下関の市役所も市民も市議会のみなさんも苦情もクレームもないそうです」ということ。

 

まぁ、市の財政的にはボートレース事業というものはとても大きく、とても貢献されている認識であろうかと思いますし、市役所や市議会は財政を確保するという視点でモノをみます。たぶん。市民のみなさんはそういう税収の一部が施設整備なりに還元されて、新しい綺麗なモノができるとか行政サービスの改善がされるという視点でモノをみます。たぶん。

 

何日か前にネットのニュースで出てましたけれども、23区は競馬組合の分配金で2億円ずつもらえることになるそうな。で、ボートレースと比べたらケタが全然違うと思うんだけど、同じことですもんね。うちはそんなところからのお金なんか要らない!とか言いませんもんね。

 

呉にしろ下関にしろ、個人的にはとっても有意義な視察だったと思ってます。行政のやる気ひとつで結構どうにでもなりそうなものが多いんだなあ、というものすごくシンプルな実感を得ることができましたし。我々にボートレース場はないけれども、駅ビルとか再開発して整備する場所はあるよね。

 

活かせることができるように頑張りたいと思います。んで、もちろん頑張ってもらいたいと思います、同行していただいた部長にも。よろしくどうぞ。


 

 

港区議会 保健福祉常任委員会 視察報告3

で、視察報告の最後は下関編。下関では2つの施設の視察にいきました。視察というのもおこがましい表現ですけれども、屋内と屋外の子供が超遊べる施設。正直な話、港区が超苦手とする「役所が駅ビルのフロアを買い上げてまで施設を作った経緯」と「外部の協力を得て必要な施設を作る術」をじっくり学びに。個人的にこれがメインと言っても過言ではなく。

 

ふぐの町、下関

右向いても左向いても、上見ても下見てもフグふぐ河豚。全市民が総出でふぐ推しの下関。潔いほどにふぐ一色。ある意味羨ましくも思う。だって港区はそういうのないもの。地元超推しの名産品があるって素晴らしいこと。

 

だってこれ、地元企業の立ち位置だからね。名産品じゃなくてランドマークだし。

 

それにしてもかわいい。

 

ふくふくこども館

下関の駅ビル、この最上階の3階、ここのワンフロアにふくふくこども館という施設が入っています。「次世代を担う子供たちを多世代で育み、子供の健全な育成と子育てをしている家庭の支援を図る」ことが施設の目的。

 

全力でふぐです。あ、ふくって言うんだっけ。

 

全力でふぐです。

 

ところどころチンアナゴも隠れてます。

 

どういう施設かといいますと、未就学児とその保護者が全力で遊べたりする屋内プレイランド、交流スペース、多目的室完備、子供一時預かり、相談室と、平成26年にオープンして以来、年間来場者数は平均18万人程度で土日は1,000人くらいくる素敵な施設です。

 

 

あ、同じフロアに市役所サテライトオフィスも入っており、土日祝日に課税証明書まで取れちゃう便利な市役所分室も。月に5〜600人が利用されるみたいで、やっぱり便利なところにあるって便利よね。

 

広くて素敵、利用者大喜び

で、このふくふくこども館。先ほども書きましたけれども駅ビルのワンフロアを占拠するゴージャスぶり。都心部と地方ではいろんな違いがありますけれども、広い広い場所を確保することの素晴らしさと羨ましさ、ひたすら羨ましす。

 

港区は土地がない土地がないというけれど、ビルのフロア買い上げたり借り上げたりをしないのはなんで?

 

何年も前からこういう疑問があるわけですよ。大抵の場合、前例がないとか高くて買えないとか言われてサラリと流されるわけですけれども、多分交渉的なものすらやったことないんじゃないかと訝しんでるわけ。というか、そういう風に考えてる人は少なくない。

 

で、必ず「自民党のくせにそういうこと言うな」で〆られるわけですけれども、今期の小倉りえこは違うぞ。自民党だからこそそういうこと言っていくんじゃい。自民党が言わんで誰が言う。

 

とまあ、そういうことは置いといて。

 

100名くらいは入れる多目的室とかも入ってるし、遊び場だけじゃなくいろんなものの複合フロア。港区はこういうのって団体登録しなきゃいけないわけだけど、こちらの施設は市内・市外関係なくご利用いただける素晴らしさあり。もちろん料金設定は異なってて、市外の方は3倍高い。でもこれって別にいいと思うの。どなたでも利用可能だけど市民優先ね、ってこういうことだと思う。

 

開設までの経緯

で、このワンフロアは下関市が買い上げたというわけなんですけれども、その経緯を伺いました。話し合いはもちろんどこでもあるような話で、何年も10年近くやってるわけですけれども、ものすごく簡単に言えば下関市とJR西日本で話し合いましたと。要は、JR側が駅とか駅周辺整備に関して市に協力を要請したと。

 

ここで思いを馳せたりするわけです。港区もなんやら新しい駅とかできるわけですけれども、港区は港区のためにwin-winであるのかと。まぁ、愚痴はさておき。

 

下関駅にぎわいプロジェクトという公益施設の基本計画を市が策定し、それにJR西日本が事業協定を締結。ひょっとするとどちらかは不本意だった可能性も無きにしもあらずだけど、一緒にやりましょうという姿勢はとっても素晴らしく評価に値するものと思います。

 

ただ、問題はお金ですよね。ワンフロア2,670m2、所有権を持つためのお支払いは7億6,500万円。まぁ正直港区の単価と比較すると「いいなぁ」というお値段なわけですが、この他に年間1,400万の底地借り上げ代と800万の屋上借り上げと2,200万円の共益費みたいなののをお支払いしていると。

 

ふくふくこども館を利用する方が使えるということで、お外も広いのさ。いいなあ。

 

ソーラーパネルもついてて、これだけでフロアの1/3の電力がまかなえるぽいみたいですよ。

 

できなくはない。ただやらないだけ

港区の不思議なところと言いますか、自分の感じるところと異なるところと言いますか、なんかすべてにおいてガムシャラ感が無いというのがあるんです。価値観の違いというんでしょうか、立場が変わればなんとやらというんでしょうか、「おらー!こちとら港区だぞー!港区様だぞー!」というのを全面的に出しているのは行政じゃなくて企業とかそういうところな感じがするの。

 

財政的にも豊かだから余裕がありそうに見えるというところも、振る舞いにでちゃう。そんな感じ?わかんないけど。

 

前々から「港区にはビジョンがない」「港区は行政ではないところが主体でまちづくりを進めているんじゃないか」「港区ってある意味無責任だよね」的な吠え方をすることもあるわけですけども。そういうことを言えば言うほど「そんなに行政に批判的にならないでくださいよぅ」と怒られたりすることもあるわけですけども。

 

保健福祉の委員会の管轄でいうと、園庭の無い保育園だとか子供の遊び場だとかというもののバランスが悪いよねという話が何年か前からずっと出てきています。ガムシャラ感があるのであれば、いろんなことできると思うの。

 

ガムシャラであれ。そうお願いしたい。次が最後の報告かしら。


 

港区議会 保健福祉常任委員会 視察報告2

で、委員会の視察の続きなんですけれども、やっとこ本編に突入。本当は視察に行くまでのアレやらコレやらの裏話も書きたいわけですけれども、そんなことしてたら本が1冊書けちゃうくらいなので割愛。呉市ではデータヘルスによる健康寿命の延伸についての取り組みを伺いました。

 

健康寿命を伸ばしましょう=医療費削減

健康寿命を伸ばして医療費削減をがんばりましょうというのは、一昔前はよく耳にする機会があった、いわゆるピンピンコロリというやつのリバイバルだと思ってます。ま、医療費削減がすべてではないですけれども、元気な時間が多ければそれだけ働くことも可能になるし、生き抜くためのモチベーションもあがるし、病気予防に気をつけることもあるでしょうし、元気があればなんでもできる。簡単にいえばそんな感じです。たぶん。

 

地方自治体でこの健康云々というところを一生懸命頑張らないとという理由があるわけです。それが何かと言いますと、国民健康保険です。ただしくは、国民健康保険の保険料を税金として徴収している上、そこから医療費が出されていくわけ。入るものより出るほうが大きくなると赤字になっちゃう。一応これも税収の類、バランス大事。

 

で、呉市は国保のレセプト(保険診療の医療明細と思っていただければ)をデータベース化して、糖尿病の重症化を防ぐ(透析まで重症化するのを予防)モデル事業としてちょっと有名でありまして、どういう経緯で取り組んでこられたかとかそういうことをネットとかのリサーチだけではなく、実際に携われた方にお話を伺ったりですね、市役所のロケーションだとか人の動きの動線だとか、自分の目で見る耳で聞くというのは大切だと思います。

 

目的のためなら改革もいとわず

ところで、呉の市役所もとっても立派な建物でしてね。我々港区からの税金も上へ上へと吸い上げられてそれが還元されずに地方に回されるものですから、ガラスの1枚くらいの貢献度はあるんでしょうか。それにしても税金と(げふんげふん)。

 

ネーミングライツ的な制度を採用されているようで、どこの地方自治体も独自財源や独自税収を上げるために様々な努力もされていることも忘れることなく。

 

お話を伺っている中でとても興味深かったことが、レセプトのデータベース化にあたって担当を保険年金部署だけではなく、福祉保健部署も関わらせたということ。港区の場合ですと、国民健康保険は国保年金課がほぼ100%でお仕事担当するわけですけれども、国民健康保険の加入者の大半を占めるのは高齢者という視点も含めて大きい枠で物事を考えて推進したというところですかね。

 

まぁもちろん国保の方以外のデータベースはアクセスできない的な問題もありますし、自分たちのところにある情報で色々解析してなんとかしよう、という意気込みがよく理解できました。

 

何年も何年も、市役所だけではなく医療の課題って地域の病院とかお医者さんとか、つまり医師会や薬剤師会の協力が必要不可欠。基本、役所だけでできることってそんなに多くないというのはどこも一緒なんですかね。

 

データベース化をすることで、予防が可能と思われるような何かを発見したり抽出することができるようになったわけで、「医療費削減には、とりあえずジェネリック処方」みたいなざっくりしたものではない何かを明らかにするというのは大きいことだと思いますよ。

 

医療費削減をするために、まず透析に注意

呉市が目をつけたのが、「糖尿病が重症化して人工透析になる患者さんを少なくしよう」ということ。糖尿病という生活習慣病、まぁ生活習慣関係なく発症する方もいるけれども、とりあえずここでの話は生活習慣病としての糖尿病。通常でしたら、運動と食事制限と、要はバランス良い生活で改善に取り組んだり予防をしたりするアレです。自分も気をつけないといけないやつ。うち、糖尿多い家系なんすよ。

 

糖尿病っていろんな合併症的なものを引き起こしたりします。神経とか目とか腎臓とか。その中で腎障害はひどくなると人工透析に繋がることになり、この人工透析という治療が要はお高い。

 

いただいた資料によりますと、糖尿病の方が2万人いて年間3.4万円かかってたとするとそれだけで6億8,000万円。その中からインスリン治療に移行する人が850人で4億2,500万円、さらにそこから人工透析が100名ちょっとで6億4000万円。レセプトデータベースから、どのような人が透析治療まで進まず予防できそうな人かを探れるわけですよ。そしたらその分医療費は削減できる。

 

もちろんジェネリックに処方変更することで十分の患者もいるわけですし、人によって様々です。でもこういう数字を改めて目にすると、予防というものが医療費削減に繋がるということがよくわかりますね。

 

医療も介護も

国民健康保険データからの糖尿病腎症だけではなく、介護保険データも組み合わせて骨粗しょう症の重症化の予防に取り組んだり、そういうの関係なく市民全体の全年齢の健康を見守るための取り組みだったり、いわゆる包括的な健康政策というんでしょうかね。最終的には個人の話になっちゃうんだけれども、行政ができる範囲でできることを考えて実施するというのはやっぱり素晴らしい。

 

港区にも採用できる何かはあるはずなんだけれども、地域事情や大人の事情やその他諸々があるかもしれないけれども、なんか探していきたいと思います。表面的にしか知らなかったことだけれども、深く知れたので知識の蓄積。お勉強になりました。

 

呉市は呉氏

駅で遭遇した呉氏の顔出しパネルですけれども、SNSで宣伝しなくて地味にこっちでごめんなさい。日本全国津々浦々、各地域でゆるキャラ的なものがあるところはこうやって広報活動に余念がなく。こう考えると港区はがむしゃら感はゼロですよね。

 

さて、視察はまだ終わらず、次回は下関編。子供の遊び場をチェックしに。


 

港区議会 保健福祉常任委員会 視察報告1

この時期、秋のいい感じで肥ゆる時期、議会では委員会のみんなで行政視察にいきましょうということが多い時期です。たぶん。日本全国津々浦々、色々なところで視察が行われていることが多いわけですが、その理由は基本ひとつ「第3回定例会と第4回定例会の間のこの時期は行事ごとが比較的少ないから」と思われます。たぶん。

 

議員側の我々の都合というものもあるかもしれませんれども、それより視察を受け入れてくれる先方さんの都合ももちろん大きいわけで、1時間とか2時間とかそのくらいの時間にお付き合いいただくために事前に資料作成いただくこともありますし、そんなことより先方さんだって市議会とか全般のお仕事とかありますし、ほらそういうのも関係あるわけですけれども。なんにせよ、ありがとうございます。

 

視察に行くとか行かないとか

議員の視察というものは、世間一般でいうと無駄と思われがちです。ほら、不祥事的なものも時折報道されますし、観光に行ってるようなイメージもハタからみたら大きいじゃないですか。ま、視察のことを「旅行」と言ってる議員も実際に存在するわけですから、それはあながち嘘ではないかもしれません。

 

例えばたまたまの乗り換えの途中で、「小倉になってからいつかは行ってみたいと思っていた小倉駅」で15秒で浮かれた写真を撮ってみるとしましょう。うん、眉を顰める方も何人かいらっしゃるでしょう。

 

でも敢えて載せよう。小倉からのお願いです。小倉での小倉のこの浮かれようだけは勘弁していただきたく。(注:視察先は小倉ではありません)

 

で、視察に行くべきか行かないべきか。年に1度の行政視察はもちろん議会費という公費で賄われています。必死に探して選んだ先が気に食わないからとか、党の方針だからとか、そういう理由で欠席する議員もいるわけです。宗教上の理由という理由もそのうち出てくるかもしれません。だって人間だもの。

 

人間ですもの、様々なジレンマもあります。視察はいきたいけれどもメンバーがね…とか、あの人は興味があるからいいかもしれないけど自分はまったく興味ないから行きたくないとか、税金の無駄と信じるものに身を置かない方がイメージがいいとか、複雑な生き物ですよ議員というものは。自分も含めて。

 

で、自分はといいますと、「視察は自分で有益にするか無益にするか、それは人それぞれ」というスタンスは変わることなく、それに「所管課の職員さんも一緒に同行して欲しい」というスタンスも変わらず。だって、我々議員だけが行って学んだとしても、政策に展開するには職員さんの理解と熱意も必要じゃないですか。それが職員さん不在だと、いくら議会で質問なり提案なりしたってトンチンカンな伝言ゲームになって終了しちゃう。

 

視察については色々とご意見はありますが、それはまた別の機会に。ま、ひとりで行く方がキモチ的には気楽で、目的意識が明確なんですけれどもね。集団で行く必要はないかもしれないと思う時はある。確実に。

 

職員さんは視察に同行していただきたく

これまでの委員会視察では、区議会事務局の職員さん以外が同行することは少なかったわけです。理由はもちろん予算削減。区役所の職員さんたち、世間一般の厳しい目とそれを正面から受ける役所の御達しプレッシャーもあることから、出張にほとんど行けないというのが現実です。

 

それがここ何年か、すべての委員会ではないけれどもいくつかの委員会視察でぽちぽちと職員さん同行があります。個人的にはこれとってもいいことだと思っておりまして、願わくばもっと増えて欲しい。だって我々と同じもの見て、行く道すがら意見を交わして、こんなに有意義な機会ってないと思うんです。でも、やっぱり変な空気があるようで、丁寧なご辞退だとか遠回しの遠慮とか、そういうのも感じる時があるんだかないんだか。

 

でも今回の視察には少なくとも「どなたか同行をお願いしたく」と自分言いましたし、結果やっぱり同行してもらってものすごくよかったと思ってますし。むしろ「連れてってください!」と言ってくれるくらいの職員さんがいる方が、港区はよくなると思うんですよね。

 

急募:そのうち課長になるかもしれない熱意をもった係長級。

急募:熱意をもった若手のみなさん。

 

で、メインの視察の中身なんですけれども。

広島県の呉市と、

山口県の下関市に行きました。

 

いつものように前置きが長すぎて、本編は次回に続く。


 

港区立中学校英語発表会

中学校の英語発表会に行ってきました。みんな堂々とスピーチする姿をみておばちゃんただひたすら感心してます毎回。海外生活のバックグラウンドとかルーツ的なものとか、そういうのがあるとか無いとか関係なく、『最近の中学生はまあ堂々としてて、まあまあまあ』と感心しっぱなし。

 

観客席は見渡す限り中学校の教員と各校のネイティブティーチャーが大集合(たぶん)。それぞれが『自分とこの生徒、超がんばれ』的な熱い視線も注ぐ中、厳かに淡々とスピーチコンテスト。

 

今年はどういうトピックスがあったかというと、自分の生まれ育った国の格差的な話だったり、部活から学んだ話だったり、オーストラリア派遣の体験だったり、リーダーの素質とはという話だったり、要するに選挙に行こうぜという話だったり。個人的にはタトゥーの話とステレオタイプの話が興味深かったかな。そうそう、わかるわかる的な。

 

あ、2年前にも同じ発表会について綴ってました(「港区立中学校英語発表会(2017.11.10)」)。2年前の文章を読み返してみても、感じることはさほど変わらず。

 

小さな不思議から興味を持ったりそこから何かに気がついたり、人生は常に探究心と共に人類総研究者。人それぞれの研究結果を出すために顕微鏡を使うか計算機を使うか、そういうツールのひとつが『英語』という言語でいいんじゃね?と思う時はよくあります。

 

4技能、それは『読む』『書く』『聞く』『話す』

読む』『書く』『聞く』『話す』、これが今のご時世で英語という教科に求められるクオリティ。クオリティっつーか、なんだろ、世界で活躍する国際人の基礎の基礎?我々国語ですら難儀してるというのに、そこを他の言語でやれと言われてすんなりできるわけがない。

 

両親のおかげさまで、留学含めて海外経験はそこそこ長く、11年近く海外暮らし。ついこないだまで『人生の1/3』くらいだったはずなのに、エッセンスはどんどん薄まり今となっては『人生の1/4』。小倉りえこ、しじゅうよんです。

 

そんな小倉、議員というお役目いただいてからびっくりするくらいに行動範囲は狭くなり(仕方ない)、まして英語も使う機会もほとんどなくなり、今となっては『はて、17歳から29歳まではどこで何してたのかのう?』であります。

 

そんな自分、前も何度も書いてるかもだけども、英語は苦手であります。ただしくは、『テスト的なものでハイスコア叩き出せと言われたら超無理ゲー』な苦手であります。

 

4技能(読む・書く・聞く・話す)別でいったら、多分全部50点くらいじゃない?もちろん100点満点中。何をもって100点とするかはわかんないけど。でも、総合的にまとめると80点くらいはなるんじゃないかな。と思ってる。んで、別にそのくらいでいいんじゃない?と、英語使って海外で仕事してた自分は思うんです。(40, 30, 5, 0)でも50点くらいはなんとかなってる人だってたくさんいるもの。必要に駆られれば、元気があればなんでもできる。

 

なんかさ、陸上のリレーあるじゃないですか。英語4技能とか話を聞くたびにリレーの選手を思い浮かべちゃうんだよね。ほら、個人レベルではメダリストになれないかもだけども、リレーだといけそうな気がするみたいな。

 

あ、ちなみに私はどっちかというと『教科から英語なんて外したらいい派』ですし、『なんなら入試から英語なんか外してしまえ派』です。あんなもんは点数でジャッジできん。スペルひとつ、発音イントネーションひとつ間違えただけで減点するシステムなんぞ、なんの役に立つものかと。

 

で、最後に英語発表会に話を戻しますけども。

 

某中学校の校長先生のご挨拶で、ハッキリと『英語は得意じゃない』と言い切り、『でも今はこういうのがある』と最近よく見かけることが多い翻訳グッズを出し、コミュニケーションとはという永遠のテーマへの延髄斬りにシビれたというアレでした。アレってなんだ。最高でしたよ校長先生。

 

と、分子生物学の教科書は英語ですんなり読めるけど、文学は1行目から意味が理解できないことも多々ある小倉でございました。偏ってていいんじゃねーの。