平成30年度 決算特別委員会

さて、秋の定例会は前年度の決算審議というものがセットでありまして、平成30年度決算特別委員会が始まっております。決算書とかを見ながら、「この事業の成果とそれに伴う課題は?」とか、「なんやら色々ありますけども今後のプランはいかほどに?」みたいな質問をしていくものなわけです。

 

今回、この委員会の副委員長というものを拝命いたしまして(自民党さんの中の順番です)、んで、委員長と副委員長は円滑な進行に徹するというアレなため質問はしない取り決めとなっています。この他、決算委員会で質問しない人というのは、議長・副議長・監査ということで、その他に質問しない人はただ「そーゆーの、しない人」でありまして、小倉りえこ、議員というお役目いただいて5年目、初めての質問なし期間の始まり。

 

時々区役所の中の人に「質問したくてウズウズしませんか!?」と、これまで何名の方にも聞かれましたけども、そんな質問したくてたまらん人に見えますかね?

 

決算の委員会室

決算と予算と、毎回毎回お知らせしているような気がしてますが、↑のお部屋はいつも総務委員会と区民文教委員会を開いている2つのお部屋をぶち抜いて使ってます。

 

委員長を逃さないと言わんばかりに、副委員長2名でがっちり横ガードするわけですよ(嘘)。お行儀よくちょっこりと座ってみたり、でもなんだか落ち着かなくて靴脱いでみたり。

 

なんでしょう、座る場所が違うだけで見える景色がらこんなに違うんだと、そんなことをちょびっと思うようになりました。あ、いや、物理的な視覚的なアレではなくて。円滑でスムーズな運営をという意味は、経験しないとわからないんだなあというやつです。ありがたや自民党。

 

物理的な視覚的なアレの場合

質問をする人が立つ席はここ。ここから議員側の席をみるとこんな感じ。

 

同じく、質問をする人から見る行政側の人々のお席。

 

質問に対するお答えを述べる区役所の課長さんから見た光景はこんな感じで、

 

その先に委員長と副委員長のお席。

 

こーんな顔してたり

 

こーんな顔してたり。

 

何をしてるのかと言いますとね

議員34名おりまして、あっそのうち1名はこの1ヶ月間の定例会は全欠席なので全部で33名おりまして、そのうち3名の委員長と副委員長で決算委員会を進行していきましょうね、という役割があります。

 

もちろん3人だけじゃどうにもならないわけで、各会派(3名以上のグループ)からは会派の大きさに合わせた『理事』という役割を割り当てて協力してもらい、やれこういうルールで回していこうぜ、質問の締め切りとかこういう感じで行こうぜ、理事さんが会派の中で色々と調整してな、とか。会派の2/3以上は常に委員会質にいるように調整してねとかも。

 

基本、委員長が司会進行です。「はい、次は何々です」とか「それでは次に誰々委員」と発言する人を指名・許可したり、「誰々課長」と答弁する人を指名・許可したり、「ここで休憩といたします」とか。

 

副委員長ってあくまでも副なので、表向きというか基本「委員長をサポートして円滑な運営に務める」のがお役目なわけですが、時々委員長は席を外して、その司会進行のお役目を副委員長に譲ってくれます。まぁ別にずっと委員長が議事進行してて構わないんですけれども、そういうもんなんですって。

 

 

で、今回その副委員長を拝命いたしまして(自民党さんの中の順番)、初めて仕切る側にいるわけです。委員ひとりひとりの申告時間チェックしたりとか、質問の内容が通告通りになってるかとか、決まったルール通りに書類が出されてるかとか、予定通りに終わることができるかとか、なんか常に時計ばっかり気にしているような感じ。

 

自分が普通に質問する側にいる時は「好きなだけ喋らせてやったらいいんじゃね」くらいに思った時もまぁあるわけですけれども、そうじゃない側に座るとなんでしょう、「一分一秒でも早く無事に終われ」的な感じになっちゃうの。座る場所が違うと、感じることもここまで変わっちゃうのはとっても不思議だわ。

 

給水問題

決算委員会が始まる前に理事会というものがあるわけですよ。ルールを確認しましょうねというやつで。

 

で、いつからでしたかね、昨年末だったかしら、委員会にお水とかお茶とかのペットボトル持ち込みOKになったんですよ。議員側も行政側も。それまではお湯のみとコップが置いてありまして、事務局さんがお水とお茶をピッチャーとか土瓶とかに入れてくれてて、セルフで水でも茶でもお入れなさいよということだったんです(ただし議員側のみ)。

 

まぁ今でもお水とお茶は置いてあって、冷たいの熱いのを入れてくれてるんですね。ありがとうね区議会事務局のみなさん。でも、行政側も給水して欲しいわけですけれども、トップがそういうのやらないと下ってやりにくいじゃないですか。やんないんですよね、やればいいのに。どうぞっつってんだから課長さんたちに水分くらい取らせてやれって思うわよ。

 

というか、課長さんたちは気にせず飲んでね。ペットボトルで水でもお茶でも持ち込んでちょうだい。「でも」じゃないな、水かお茶で(←今、幹事長会だかで許可されてる精一杯)。

 

で、給水問題があれば、当然放出問題だってでてくるじゃないですか。急にお腹痛くなっちゃうとか、あるじゃん人間ならそういうの。

 

今回の小倉ふくいいんちょ、理事会始まる前からしつこいくらいに「行政のみなさんも必要だったらトイレに行ってもらって構わないのよ、大惨事になる前に」と訴え続けまして(誰かに)、最初の理事会で↑のような文言を入れてもらいました。誰もトイレに立たないかもしれんけども、オレ的には大満足です。


 

一般質問をまとめたの巻。つづき。

さて、前回に続いて『区長と教育長に質問をいたします!』という質問の概要続き。基金のお話をまとめたので、今回は残りの保育園と公園と職員室と区民センターの話。

 

園庭の無い保育園の園庭がわりとなるところとか公園とか

都心に人が集まると人口が増えて、人口が増えると保育園とか足りなくて、一生懸命私立保育園を増やしてもらうと、結果として都心部にはお庭の無いビル型の保育園がたくさん増えるループ。そしたら、近所の公園をお庭代わりにして子供達が遊ぶしかなくて、しかもそういう遊べる公園って限定されるもんだから、さてどうしましょうかという話。

 

区の施設の広いところをお庭代わりに提供してあげたり、夏だと区立の幼稚園のプールを貸し出してあげたり、そういうの港区も頑張ってるのは知ってるんですけども、それだけじゃ追いつかないよって声も大きくあるわけで。

 

Q: なんかですね、目黒区ではバスで大きい公園に送迎するって事業始めてますし(ヒーローバスっていうんだって)、そういうのも含めていろんなこと考えて実行していただくと喜ぶ人が多いと思いますけども?

 

A: 都心である港区は、私立認可保育園が自ら園庭を確保することは難しい状況にあり、外遊びの場所として、多くの園では近隣の公園を利用しております。区は、区有施設を活用してプール 遊びや外遊びの場所を提供しており、本年度は教育委員会と連携し、区立幼稚園3園をプール遊びの場として提供するなど、保育環境の充実に取り組んでおります。園児の外遊びの場所を確保することは、保育環境を充実するためにも重要であり、引き続き、送迎バスによる移動支援なども含め、多角的に検討してまいります。

 

(´-`).。oO(はい、よろしくどうぞ。)

 

Q: というか、保育園児が遊びに行ける公園自体少なくないですか?なんか大規模開発の時に公園をなんて前から言ってますけど、それはそれでいいと思うんですけど、大規模開発の無い地域なんですよ問題は。公園足りないですよ。

 

A: 区は、大規模開発の際に、新たな公園を整備するため事業者と協議を行っております。品川駅 北周辺地区の開発で新設予定の公園では、水飲み場やトイレを備え、子どもたちの遊び場として遊具を配置した計画といたしました。本村公園では、子どもたちがのびのびと走り回れる広場やトイレに幼児用便座を設置するなど、ワークショップでの意見を反映して、来年度、再整備いたします。今後も、園庭の代わりとして利用できるよう、公園を整備してまいります

 

(´-`).。oO(…うん、まぁ、なんだろう。本村公園みたいに元々ある公園の話を聞きたかったわけじゃないんだけどもな)

 

令和の時代の職員室をね(ざっくりすぎ)

Q: 子供達へのICT教育に一生懸命なのはとってもいいことなんですけれども、職員室の先生達への環境の方が急務だと思いますよ?学校同士とか教育委員会事務局とか、そういうところ繋げるようなシステムとか回線スピードとか、レッツ働き方改革!

 

A: 教育委員会は、校務の効率化による教職員の負担軽減や子どもたちに向き合う時間の確保のため、教職員のICT環境の整備を進めております。今年度は、各学校の無線LANの強化を行い、高速かつ安全性の高いネットワークを整備してまいりました。今後も、セキュリティが高く、時間や場所、端末の違いを超えて活用できるクラウドサーバーの利用や通信速度の更なる改善を検討するとともに、テレビ会議や遠隔でシステムにアクセスし業務を行うなど、教職員のICT環境のさらなる充実に向け取り組んでまいります

 

(´-`).。oO(はい、がんばってください。)

 

区民センターとか区民ホールとか、文化芸術活動で制限ありすぎ

区の施設を使う時、団体登録ってのをする必要があるんですよ。でもその団体登録は『10名以上で、そのうち港区在住・在勤が7割』という規定がありまして、特に少人数で活動している文化芸術団体(例えば音楽関連とか)ではそのルールに満たない場合もあったりするんですよね。

 

リサイタルとかコンサートとか、お教室の発表会以上のパフォーマンスをみなさんに無料で提供したい!って希望が例えばあったとしても、折角の素敵なこういう区民ホールって利用できないのって、文化芸術活動の裾野が広がんない。わかりやすい例えにすると、在住のプロが5人の区外のプロ集めて無料コンサートをしたくとも、今の規定では団体登録できないし区民ホールも使えない。もったいないですよね。

 

特に改善して欲しい点がひとつありましてね、それが撮影・録画の公開。今の時代、PRで動画を使うって当たり前だし、それをSNSとかブログとかHPとかなんでも使って広くお知らせしたいっての、当たり前になったじゃないですか。でもでも、今の規定だとそれダメなんですよ。というか、暗黙の了解でダメになってて、規定にはどこにも書いてないみたいなんだけど。

 

Q: なんか色々と改善されるべきところ、あると思うんですけれども?文化芸術団体、温かい支援が必要だと思うんです?

 

A: 区民センターの利用については、区民の相互交流と自主的活動の促進を図るため、地域に根ざした活動に、より貢献する構成員10名以上で在住・在勤者が7割以上の登録団体を優先しております。そのため、それ以外の団体や個人については、登録団体と同様の区民ホールの申込 期間や参加費等の徴収に差を設けております今後、区民センターの利用実態や他区の動向等を調査し、ニーズを把握した上で、登録団体以外の団体や個人も含めた利用条件の見直しについて検討してまいります。

 

(´-`).。oO(是非、現実をみてください。改善してもいいところ、結構ありますよ)

 

以上。


 

一般質問の答弁をまとめたの巻

一般質問まとめました。HPにも掲載。自分のためのメモでもあります。4年前にパイセンから言われた「まぁ経験してると色々とわかってくるよ」というアドバイスがありましてね、確かに過去の質問を改めて読み返してみると穴掘って埋まりたいようなことも多々ありますのです。

 

今回初めて「おい、お前のいっつも言ってる医療と国際化と地元愛的な質問はどこ行った?」と言われそうな、いつもとまったく違う質問になりました。小倉りえこ2期目、相変わらず毎日が模索の探検中。

 

1,000億円を貯める震災復興基金、使い道をそろそろ示してちょ

平成29年から始めた震災復興基金。最初にどかんと貯金して、あとはちょっとずつ(といっても毎年100億円)を貯めますねという震災復興基金。年度予算が数十億円とかいうレベルの地方の自治体からしてみればはぁ??というような取り組みなわけなんですけれども、いざという時のものなら貯めてて別にいいんです。

 

前倒し前倒しでせっせと基金を貯めてですね、令和4年度までに目指せ1,000億円。平成30年度末まで、660億円たまりましたと。順調ではありますね。ただ、この毎年100億円だか前倒しも含めてそれ以上とかあるわけですから、そっちに捻出することばっかり強要されて、必要な予算が各部署から削られてるであろうことがどうなんだい、という疑問は前々からあるわけ。別にいいんだけども。いや、よくないんだけども。

 

Q: 震災って書いてある以上、台風とか豪雨とかには使うことができないこの基金、使う時には23区内は同じくらいのダメージ受けてますよね、多分。そろそろ概念じゃなくて、具体的にどうやって何に使うとかそういうの発表してもらいたいんですけど?

 

A: 震災復興基金は、震災後の早期の復旧・復興を目指し、区民生活の再建、中小企業の業務継続 や商店街の復興、公共施設などのインフラの復旧を国や東京都の支援を待つことなく、区が速やかに実施するとともに、国の制度への上乗せなど、区独自の支援を実施するために活用いたします。現在、災害救助法や被災者生活再建支援法等に基づく国の支援制度の調査のほか、災害時に独自の被災者支援を実施した自治体での現地調査を行い、港区にふさわしい支援内容の検討を進めており、具体的な活用方法について、できる限り早期にお示ししてまいります。

 

(´-`).。oO(…なんだろうな、「小倉りえこにはとりあえず商店街ってキーワード盛り込んどけ」みたいな隠れた指示を感じる。とにかく、まだ調査中というところもどうかと思うんだけども、がんばってくださいとしか言えん。)

 

基金はもっと使っていいと思うんです、ただしちゃんとね

Q: どのくらい蓄えがあればいいんですかね?貯めすぎで使わないということはないと思うんですけど(多分)、目安ってものがないんですかね?

 

A:自治体の各年度の歳出は、その年度の歳入でまかなうことが原則であり、その例外として基金が認められております。港区では、借金に頼らない健全な財政運営をするために、積極的にこの基金制度を活用しております。財源不足等を年度間で調整する財政調整基金と、社会基盤の整備等特定の目的のために活用する特定目的基金があります。財政調整基金は、区民税等の経常的な収入を基礎として算定される、標準財政規模の5割以上を確保することとしております。特定目的基金は、(仮称)産業振興センターの整備をはじめ、施設整備に係る基金を今年度は 36 億円活用するなどして、財政負担を平準化しております。 今後も、将来の行政需要に備え、基金それぞれの目的を達成するために必要な残高を確保して まいります。

 

(´-`).。oO(…そうなんですよ、難しいんですよ日本語が。この手の質問の答えは1ミリも噛み合わないんですよ)

 

基金、ちょっと全体的に整理しなおした方がいいんじゃない?

Q: なんか色んな基金がありすぎて、でも内容が被っているようなものもあるわけですよね。というか、基金って各担当課のただの貯金箱と化してね?一度整理した方がいいんじゃない?

 

A: 区はこれまで、公共施設の整備、子育て支援など、特定の政策目的を実現するために条例で 基金を設置し、その趣旨に沿って計画的な積立てと効果的な活用を図ってまいりました。また、区債償還のための減債基金をはじめ、目的を果たした基金は廃止するなど、必要な見直しをしております。今後も、将来にわたり基金を効果的に活用できるよう、財政状況や社会環境 など区を取り巻くあらゆる状況の変化に合わせ、統合や廃止を含めた見直しを行ってまいりま す

 

(´-`).。oO(…あー、うん、へー、ふーん。確実に社会環境は変わってるんだけどね)

 

区長、「定住促進基金」は「定住」という表現がよくないと思います。

過去何度かこのお話というか、トピックをぶち上げては区役所の中の特にまちづくり関連部署に睨まれている小倉なわけです。区役所にしてみれば多分「アイツ、めんどくささMAX」または「アイツ、本当に自民党か」くらいの扱いの小倉なわけです。別にいいんだけど。

 

何がお気に召さないのかと言いますとね、「『定住』の定義がソチラ側とコチラ側で解釈違うんですけど」ということ。これに尽きる。定住と移住の意味の違いがあるんだかないんだか、人口が増えていくことに対して色々ともっとちゃんとしてほしいということなわけ。

 

コチラ側の多くは「定住は住み暮らし続けていくこと」だと思ってるというとこが前提ですよ。でも定住促進基金はちいばすや自転車シェアリング、歩車道整備や電線類地中化整備、何故か来年の東京 2020 大会のための道路整備に至るまで、いわゆる土木費とされる分野で大半が使用されていて、ちょっとどうかなと思うんです。

 

Q: そろそろ 30 年近く定住を促進してきたことによる人口増から発生した課題を解決するためにですね、教育や福祉を含む住環境や生活環境とか、区民として安心して住み続けられるための事業とかですね、総合的な基金として組織横断的に使ってほしいんですよ。まちづくり部門だけじゃなくてさ。

 

A: 定住促進基金は、区が定住促進対策の推進のために設置した基金で、主に都市基盤や交通環境の整備などに活用しております。これまで、電線類地中化整備、コミュニティバス運行、台場の地域交通の運行、自転車シェアリング推進、歩道及び歩車共存道路の整備などに充当してまいりました。今後も、社会情勢の変化に応じ、良好な市街地環境の整備に向けて、基金の目的に合致した事業に、効果的に活用してまいります

 

(´-`).。oO(…これはちゃんとしたQ&Aですか、教えてエライひと。別に潰せとかなくせとか言ってるわけじゃないんですよ。区が言う定住って定義がズレてんですよ…と自分の方がズレている可能性については棚にあげとく)

 

 

というか、全体的に言葉が難しくて、文字を目にすることなく耳だけで聞いてても、ひとつもピンとこない。そういう特性だから仕方ない。

 

続く。


 

動画を編集してみたテスト

どうも、12日から議会が始まっておりまして、10/10まで約1ヶ月やってる予定です。そんな中、一般質問を機会をいただきまして、せっかくなもんですから動画を撮って編集してみました。記録というか記憶というか、なんかこんな感じで議会ってやってるのね的にふーんって思ってもらえるだけで十分です。

 

 

港区議会のHPからでもライブ配信と録画配信もみられるんですが、ちょっと違う感じでなんか記録に取っておきたいなーというか。へたっぴだけでも動画編集って楽しい。質問8問のうちの1問だけしかできなかったけれども。

 

 

先週金曜日の一般質問、3連休で昨日区長答弁を文字で改めていただいたので、近いうちにまとめようと思いつつ、残りの質問動画もちゃんとしておこう。近いうちに。


 

9/12から定例会が始まりますの。

とある偉大で敬愛する漫画家さんの、『おばちゃんになって失うものは、何よりもウエストである』的なことが最近心に刺さりまくっている小倉です。どうも。ウエストの他に失うことがあるとすれば、多分羞恥心。いろんな意味で図太くなるんでしょうかね。ごんぶとであれ。でも繊細。

 

さて、来週から区議会定例会が始まります。もうこれをお伝えするのも5回目になりますかね、9月の定例会は前年度の決算を評価していく『決算特別委員会』というのがセットでありまして、約1ヶ月の開催になります。

 

議員のお役目というものをいただいて2期目5年目、みなさんのご期待どおり相変わらず『議員ってなんだろうね』という素朴な疑問が頭の中を駆け巡ることが止まることはなく、人によっては『アナタ、病んでるのね』なんて言われてもまあ別に仕方ないかなんてあっけらかんに思う始末。『自分こそ議員に向いてる!』とか『天職だ!』くらいに思ってる人の方が明らかに多いかもしれない中で、まともな神経を保つ方が難しい。

 

せめて体調だけは整えようとよく寝て、よく食べる。そりゃウエストを失っていくわけだ。夏バテはないけど胃もたれはある。私のウエストお譲りします。私の本来のウエスト探しています。

 

さて、議会というものはとっても摩訶不思議な場所で、摩訶不思議なお作法があるのもこれまた摩訶不思議。『そういうものだ』と言われるものに対して疑問を持つ人がいるのかいないのか知らないけども、『そうは思いませんね』ということを言うと、未だにやれ素人だやれ非常識だの雨あられ。

 

私の常識はアナタの非常識。

アナタの常識は私の非常識。

 

さて、これに正解はあるのかどうか。フェルマーの最終定理もポアンカレ予想も解かれてるとかそんなんだし、でも『議員ってみんなどこかしら中二病』と、自分も含めて個人的な正義がなんらかしらにあって、それぞれがパラレルワールドで活動してると考えると次元の異なる宇宙の広大さに胸がときめくわけであります。

 

ま、自分が決して正しいと盲信しているわけでもなく、むしろなんでここまでこだわるんだろと疑心、オチも無いどうでも良い話は置いといて。

 

令和元年第3回港区議会定例会

9/12からの定例会でまた『区長・教育長に伺います』という一般質問の機会をいただきました。自民党さんの代表質問はこないだまで議長やってた池田こうじ議員、それが12日。自分の一般質問は翌日で13日。13日の金曜日。あら素敵じゃないの。ジェイソンっぽい質問すればいいのかしら、なにがジェイソンぽいかわからんけども。想像するに、狂気で凶器振り回すみたいな大人気ない感じ?

 

議員活動の中で、ひとつだけ自分で自分を褒めてあげたいところがあってですね、何かというと『早めに質問原稿書きあげちゃう』というとこでして、いやいやいやいや、そんなちっちぇー事かよと思われるんでしょうけどもね。

 

今回の定例会の質問通告の〆切は来週月曜の9/9正午。今日金曜日ですけど、もう今週早々にはほぼ終了。区長・教育長への質問だけど答弁を書く各担当課に『質問ですどうぞ』と、早く出すと区役所が喜ぶっていうから役所の働き方改革に米粒ほど貢献をしているつもりです。

 

ただ、区役所にしてみればめんどくささMAXであろう質問を放り投げることになるので、働き方改革への貢献度は頭を悩ませる分プラマイゼロ、むしろマイナス。おじゃん。

 

仕方ないじゃないですか、登壇は13日の金曜日だもの。そういう巡り合わせなんですよ。最終的には駆逐されるんでしょうか、映画みたことないけど。

 

さーて、来週の定例会は?

小倉りえこです。

1. うわっ…お金、溜まりすぎ…?

2. お外で遊びたいでちゅ

3. 快適な環境が教育を救う

4. 芸術は爆発だ!

の4項目8質問でお送りします(予定)。


 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。  

 

1. 港区立芝保育園で発生した汚水逆流事故について

えー、昨年末に発生した保育園内のトイレが逆流しちゃって浸水しちゃってそれはもう大変だった件なんですけれども、原因が判明して対処して復旧経費も分担確認できて、色々解決したのでご報告しますね。事故原因は保育園と、保育園が入ってる都営住宅の汚水管が共用になってて、この共用汚水管の経年劣化が想定以上に進行してて、都営住宅から混入した異物が詰まらせたことです。

 

費用もそうですけれども、こういうことが今後起こらないようにですね、都営住宅の管理者である東京都住宅供給公社が汚水管の分離工事をしてですね、費用もあちら持ちとなってますので。

 

Q: なんせ古い建物ですし汚水管以外にも古くなってるところあるんじゃないの?、移動した園児達は全部で何人?、港区の素早い対応が素晴らしかったですね、この件は受け入れてくれるところがあったけども他の園でこういうことがあったら代替園ってあるのかしら、保護者への説明はしっかりされてたんですよね、都営住宅は古いから改修工事してたと思うんですけどこういう情報はもらえてなかったの?、など。

 

2. 病児保育事業の定員拡大について

えー、「病気の回復期等により、保育園での集団保育が困難な乳幼児を一時的に預かる病児保育事業」の定員を11月から拡大しますね。

 

Q: まだ足りないんですよね…、小児科開業の際に病児保育の誘致はできないもんなんでしょうかね、1施設あたりの依託費って4000万くらいするの!?、7月と1月に利用者多いんですね、周知も並行にね、など。

 

3. 令和元年第3回港区議会定例会提出予定案件一覧について

えー、来週からの定例会の予定案件なんですけれども、来週本番の審議にあたらない程度の質問とかございませんか、資料要求とかもございませんか。

 

Q: なーし。

 

4. 特定天井耐震化工事に伴ういきいきプラザ等施設の一部利用休止について

えー、建築基準法施行令とかに基づいてですね、施設の天井の耐震工事しますね。でもその施設工事中の時はもちろん利用休止になりますので、ご承知おきくださいね。

 

Q: 工事って比較的長期になるからその間の代替え施設ってあるのかしら、など。

 

5.  港区保健福祉基礎調査について

えー、区のいろんな計画を考えていくのに必要な基礎調査をやります!

 

  Q: これで何回めの調査でしたっけ?、回収率あげるための働きかけとか改善する点とかありますよね?、など。

 

6. 高齢者民間賃貸住宅入居支援事業に関する協定の締結について

えー、住み替えが必要で新たな住まいに困窮する高齢者世帯を支援するため、という施策を港区でやってるやつですけれども、これまで協力していただいてる宅建業会さんの他に全日本不動産協会さんとも協定を締結をしましたのでご報告。  

 

Q: これまでの成約件数ってどのくらいなの?、成約数少ないよね…、成約まで至らなかったことをちゃんと分析してるの?、というかどういう団体さんなの?、など。

 

7.  令和元年度生活保護基準の改定等について

えー、10月1日から基準の見直しとかが実施されますので、そのご報告です。

 

  Q: この改定で影響がある人のだいたいの人数とか割合とかは?、とにかく資料の説明文が変なのよおかしいのよ、など。

 

8.  港区保育園入園基準(保育利用調整基準)の一部改正について

えー、いろんな方からいろんなご意見のある保育園の入園基準なんですけれども、2点修正することにしました。ひとつは「復職後に1日6時間以上の勤務又は1日2時間までの勤務時間の短縮をする場合は正規の勤務時間により判断することにします」。

 

ふたつめは同一世帯に保育園の必要性の認定を受けていない児童がいる場合(同一世帯内に保育園の入園申し込みをしていないものの、施設等利用給付認定を受けている兄弟姉妹がいる場合は除く)(入所申し込み可能月齢に達しない子、介護・看護の対象児等は除く)、マイナス1点です」。

 

  Q: 今回の改正で他にどんなことが検討されました?、転園を希望する人が調整指数マイナスってのはちょっとどうにかした方がいいと思いますよ、説明するにもまず制度自体が難しいよね、など。

 

以上。