昨日無事に閉会しました臨時議会、委員会の正副委員長の選出プロセスについても記述したいと思います。開票結果もちゃんと書きますよ。これがまた興味深い。なんせ初めてなもので。その場に留まっていきなり各委員会が開催されるのですよ。つまり、
第2回臨時議会(委員会の決定)
休憩(臨時会中断の意)
その場で総務委員会開始→正副委員長選挙→終了
次は保健福祉委員会開始→正副委員長選挙→終了
次は建設委員会開始→正副委員長選挙→終了
次は区民文教委員会開始→正副委員長選挙→終了
最後に議員運営委員会→選挙→終了
全部終了。おわり。全員退出。
面白い。議長選挙の時と同じように、委員長が選出されるまでは委員会メンバーの最年長が仮の進行を務めます。そして委員長が決定したら、副委員長選挙は新委員長の進行で。各委員会が始まると、これも本当に議長選と同じように選出方法を問われます。全員合意のドント方式で人数割り振りがあるのであれば「一任!」と誰かが叫んでその通りになるようですが、一人でも「投票!」と叫ぶと選挙にせざるを得ない民主主義とか法律とか。
「〜はいかがいたしましょうか?」
「「「投票!」」」
(0.5秒)
「と、投票……!(しまった、また出遅れた)」
さて、気になる結果を記していきましょう。新会派は『み』としますね。
総務委員会9名(自4、み3、公1、共1)
委員長 二島豊司議員(自) 有効票数6(自5、共1、無効白票3)
副委員長 林田和雄議員(公)有効票数6(公5、共1、無効白票3)
保健福祉委員会8名(自3、公2、み2、共1)
委員長 熊田ちづ子議員(共)有効投票6(共6、無効白票2)
副委員長 鈴木たかや議員(自) 有効票5(自5、無効白票3)
建設委員会8名(自3、み2、公1、共1、無1)
委員長 清原和幸議員(自)有効投票6(自4、共1、無1、無効白票2)
副委員長 風見利男議員(共)有効投票6(共5、無1、無効白票2)
区民文教委員会9名(自3、み3、公2、共1)
委員長 ちほぎみき子議員(公)有効投票6(公5、共1、無効白票3)
副委員長 土屋準議員(自)有効投票6(自5、共1、無効白票3)
議員運営委員会10名(自4、み3、公2、共1)
委員長 赤坂大輔議員(自) 有効投票7(自6、共1、無効白票3)
副委員長 杉本とよひろ議員(公) 有効投票7(公6、共1、無効白票3)
ふーん。へー。ふーん。議会の外での一般の選挙では白票アリかと思います。投票率をあげることに協力し、さらに立候補者の中で適切な者がいないという無言の意思表示はアリだと私は思います。しかし議会の中での行動、しかも票を獲得して議会に送らせていただいた立場からすると、棄権票はナシです。スムーズな運営を心がけ、そして区に関する協議をいくらでも重ねられる委員会(発言の時間制限はなし)での長を決める選挙です。例えば区民の命がかかるような採決判断で考えに考えた挙句、ということならわかります(納得はしませんが)。しかし正副委員長の選挙での白票。行動の意図がわかり兼ねます。たとえ一人会派であろうがきちんと名前を書いて投票した議員もいるんです。この行動にはあっぱれです。素晴らしい。
これらの件については様々な観点からのご意見があるでしょう。一方の肩を持つわけにはいきません。かといって、もう片方の肩ばかり持つわけにもいきません。そしてこの細かな開票結果もわざわざ発表される機会もほとんどないでしょう。結果として、どこどこ政党が委員長、副委員長になったとだけ報じられるでしょうね。だからこそみなさんにも少しばかり考えてもらいたいのです。議員が投じる白票の意味を。
大事なことだと思い、全部メモっておいてここに数字を書きました。……めっちゃ怒られたらどうしよう。