TOKYO都議会議員選挙について更に正直に思うこと


都議選、港区の自民党現職を応援をしているわけです。自民党したっぱだし。ここ港区で政党の話だけすると、あまりオモテになぜかでませんが民進党さんと社民党さんははこないだまで民進党で今無所属で都民ファーストさんから推薦を受けてる候補をこっそり応援してますし、公明党さんは悩ましい立場として都民ファーストさんこっそり応援なんですかね、よくわからんけど。誰が誰を応援に来たと報道もされるので、やっぱり政党と政党の醜い争いとしか映されないのがとっても残念。

 

そんな中やっぱり改めて感じるのがですね、モノ言える都議会議員がいて欲しいんです。違いますよ、今までのあーだこーだを掘り返してなんの未来にも繋がらないモノを言う人じゃなくて、反省することは反省して未来を創るモノを言える人。つまりはね、港区の代表議員になるわけだから、港区のことをもっと都議会で取り上げて欲しいわけ。東京都の職員さんともっとじっくり話をして欲しいわけ。

 

例えば今の都議選の争点って報道されてる内容なんて、豊洲だ築地だ古臭い議会を一層だ!みたいになってますし、ソンタクソンタク言ってますし、世間一般の人からしてみれば所詮学級会の吊るし上げですよ。そんなレベルにしか感じない。くだらん。実にくだらん。

 

でも時々考えちゃうんですよねえ。真っ当なロジックと理由(自分ではそう信じてる)で色んな地域の要望とか改善とかをお願いするでしょう?みなさんから希望を聞いてまとめて、別に自分の都合でどうのこうのってものじゃないものですよねえ?それがありがたいことに結構実現するわけですよ?みなさんにとっても喜ばしいことですよねえ?それが今度違う立場を考えて、役所の人は議員をどういう目で見てると思います?『区民の代表』『地域の代表』ですよ?議員をすっ飛ばして議員の後ろにいる地域だったりたくさんの人をみてるんですよ?そうすると私のロジックと理由ってまったく無駄で勝手にアッチでソンタクされちゃってるってこともあり得るんですかねえ?私ソンタク議員とか呼ばれちゃって仕方ないことなんですかい?

 

なーんて考えちゃう。二元代表制ってこういうもん?区長選挙応援したからソンタクされちゃうの?それとも区長とか区に厳しい指摘したことあるからもうソンタク対象から外されるのかしら?首長の理解と度量の器の大きさじゃありませんこと?なーんて考えちゃう。

 

ま、そんなことはさておいて。

 

今みんなやんややんや言ってることの中で、豊洲だ築地だってありますよね。ま、自民党だからとかそういうことは全然関係ないけど、個人的には豊洲築地問題は港区にも関係あることだからそういうところどうなのか候補者の話を聞きたい時があるわけですよ。だって豊洲だ築地だの話でオリンピックのトライアスロン競技のルートが変更になるかもなんてニュースをみたわけです。

 

知ってました?港区でオリパラ競技3種目もやるんですよ?トライアスロンと自転車ロードと水泳10キロマラソンやるんですよ?豊洲だ築地だで環状2号線が完成できないと人の輸送ができなくて、都心が大渋滞するからトライアスロンやるお台場とかレインボーブリッジとか避けようぜなんて話になっちゃうかもなんですよ?悲しくね?

 

前にも書いた港区商店街調査でも出てましたよ。競技会場に近い湾岸方面の商店街だけ『オリパラでビジネスチャンス到来!』と肯定する割合がべらぼうに高かったわけ。そういう港区の経済活動とかにも影響が出るんですよ、多分、豊洲築地問題は。港区だって『オリパラの気運醸成!』なんて気合い入ってるわけでしょう。ルート変更は仕方ないっすよねえなんて簡単に諦めちゃう港区だったらどんなヘッポコ行政だよって怒っちゃう。

 

そういう話、聞きたくない?知りたくない?わたし、めっちゃ知りたい。頑張って欲しいの、港区のこといっぱい考えてくれる都議会議員候補者に。

TOKYO都議会議員選挙について正直に思うこと

 

明日の6/23から7/2まで、東京都が賑やかになります。『賑やか』が正しい表現かどうかわからないけど、確実に『やかましく』そして『けたたましい』感じ。街場じゃなくとも、テレビを付けりゃやれどうの、新聞見てもやれこうだ、ネットの世界にダイブしたらテレビ新聞では絶対に報道されないような内容が拡散されてばかり。こんな状態で何が正しくて何が間違ってるかなんて判断付かず、そりゃウンザリすることも多々あるでしょうね。

 

今回の都議選の争点はコレだアレだと色々言われておりますが、そういう大きなところじゃなく色んな人には是非地に足を付け直して考えてもらいたいなあと思います。イチ都民として。冷静に。オレだってこれでも有権者、貴重な1票持っとるんだぜ。

 

まずはいつものようにどうでも良さげな方からね。ほら、自分が区議会議員になって選挙というものを初めて経験したからこそ『なんじゃコリャ?』と感じたこともたくさんあるわけ。そこを今更ながらに発表いたしたく。

 

日本の選挙がやかましくてけたたましい理由は、多分みなさんもれなく感じる選挙カー。『名前連呼しやがってウルセー!』とか『こっちは午前中寝なきゃいけない夜の仕事で日本を支えてんだよ!』とお怒りの方はたくさんいるかと思います。ごもっとも。マジその通り。ごめんようるさくて。公職選挙法というトリッキーな法律がある理由から、いわゆる選挙カーぶんぶん回してギャンギャンする『選挙活動』は立候補届を出した日から最終投票前日までしかできないもの。普通の時にできない分、集中砲火になるわけさ。

 

ま、そういうことでこれは大目にみてあげてください。本来であれば、そういうところで名前連呼しなくとも日々の活動を知ってもらえるといいんだけど、一般に普通に暮らしてる我々の方も正直そんなに興味をもって議員とか議会とかみてないのも現実。他にも色々あるけどまた次の機会に。

 

今回の都議選、ものすごく客観的に眺めるとシンプルに『自民党vs反自民党』な煽りですよね。豊洲だ築地だ、都知事だなんだと色々ありますけど、結局は政党の話。人によっては『自民党vs都民ファースト』と感じるとこもあるとは思います。世間一般のゴシップ的な話に無理やり落とし込もうとしたら、『反省しなければならんことに気付いているのか気付いていないのかわからない集団vsこのままいったら批判してたことを正当化して同じこと繰り返す可能性のある集団』な醜い争いに。ケンカ両成敗、ここは平等に両方disっておこう。

 

あ、しかも片方の背後には今回わかりやすく表に出てきてない集団もあるので、万が一アレな時はもれなくソレもついてくることも忘れずに。そして知らない間にそこが中心になってるかもネ、なーんてここも平等にdisっておこう。

 

何をどう都議選に期待するかは、これはもう都民のみなさんの判断に委ねるしかないと思ってます。でも、自分がある意味組織の末端に属して色々ややこしいめんどくさい立場のイチ議員としては『個人の好き嫌いは仕方ないけど、その人個人のがんばりによる結果をきちんとみてあげて欲しい』『東京という大きな枠だけじゃなく、自分の住んでる狭い地域の中の課題をちゃんと認識できてる人を見極めてもらいたい』というのが心情です。

 

ちなみにイチ都民としては『必要であれば都知事にNOを言える人』がいいなと思うし、イチ区民としては『東京都しか解決できない港区の課題を都議会で訴えてくれる人』がいいなと思うし。

 

実績で選ぶも良し、政党で選ぶも良し、期待値で選ぶも良し。でも東京都がどうのこうのより、なんだかんだ言って自分の生活に自分の身に間接的に関係してくることを忘れずにお願いします。

 

そんな都議選。明日から港区内で色んな選挙カーや政党カーの姿を見かけることが多くなりますが、時折車に乗ってたり手を振ってたりマイクで喋ってる姿をみかけることもあるかもしれませんがどうぞよろしく。やかましくご迷惑おかけしますが、どうか正しい選択を。

第2回 港区議会定例会 8日目(最終日)

さて、金曜日に区議会定例会か終了したので良い議会だからその期間誰がいつ何をしてるのかといつおさらいです。初日から7日目までサラッとおさらいしました。最終日は何をやってるのかという説明を今回さらりと。

 

最終日にも常任委員会が開かれます。そこで確認するのが『委員長報告の案文』というやつです。要は、『今回の定例会中に出された議案について話し合われたことはこうこうこういうことで、こうこうこういう質問がでたりしました。みんなで審議した結果、こういう結果になりました。委員会に所属してない他の議員のみなさん、我々の出した結論でどうですか?』という、最終日に本会議場で各委員会の委員長さんが読み上げる文を確認して了承するというやつ。

 

議員は34人いますが、各議員がそれぞれ常任委員会に所属してます。ひとつの委員会に8〜9人の議員ですかね。そこで出された結果を全体に反映させてもいいですか?と確認するための文章を作るわけです。

 

区議会事務局には議事係というところがありまして、各委員会に書記さんとして議事係の方がついてくれてます。まあみなさんオールマイティな方々でしてね、委員長と相談しながら委員会で出た質問とかをまとめて案文を作ったりしてくれます。で、その案文を読んで聞かせてくれるわけです。それにしても、案文ってなんだか聞きなれない言葉。『文(案)』の方で慣れてるからかしら。日本語ムズカシイネ。

 

で、その(案)なんですが、議案審議の内容によっては色々変わります。今回はなかったけど『xx会派のxx委員が反対の旨を述べ〜』とか『誰々を除く委員が賛成(反対)を〜』とか。そんな(案)を基本『異議な〜し』で了承。次は『中間報告』というやつ。中間報告は要するに『この定例会に限って審議されたやつだけでなく、継続して色々なんかやってるのはこうこうこういうことです』という文(案)を同じように。

 

これで常任委員会おしまい。常任委員会終わりで、次にすぐ特別委員会が開かれて同じことを繰り返します。ただ、この定例会中に特別委員会において議案審議はなかったので中間報告の文(案)を了承する流れだけ。これで特別委員会おしまい。

 

さて、この次に開かれるのが議会運営委員会。今までの流れを受けた上でこれから行われる本会議での流れを確認するわけです。基本『異議な〜し』でありますけども、そんな正直しちめんどくさいと感じられるお作法が繰り返されるのが議会なのかしら。言った言わない、聞いた聞かない、了承した了承しないがないように、そういうことなのかしら。わかんないけど。

 

あっ議会運営委員会で決めることに大切なこと忘れてました。議案ごとに『起立採決(賛成の人は起立)』か『簡易採決(異議な〜し)』を決める大切なおしごと。明確に反対!という姿勢をみせてる会派があると起立採決なのかな。

 

そしてやっと本会議にたどり着くわけ。

 

まずは常任委員会委員長による『委員長報告』と『中間報告』に対して、残りの議員ズに諮るわけです。『委員会では原案どおり可決(または否決)すべきものと決定しました。なにとぞみなさんのご賛同を賜りますようお願いいたします』という感じ。

 

そしたら議長が『これより採決に入ります』って言うか、『それではお諮りいたします』って言うわけです。議会運営委員会で決めた決め方で違って、前者は起立採決後者は簡易採決

 

後者の場合はまたお作法があってね。『議長!』って誰かが叫ぶの。そんで『ただいまの委員長の報告の通りに決定させるよう望みます!』って言うの。こういうの動議って言うんだって。これを担当するのが議会運営委員会の委員長ね。あ、ちなみに議会2日目あたりにも議会運営委員会委員長が動議を出すところがあります。審議は関係する委員会で話し合ってもらってくださいという内容で。

 

ま、とにかくこういうことを繰り返して全部の議案の採否を決めるわけです。決め終わったら閉会。これが議会の定例会。が、今回はプラスアルファがありました。

 

区議会議員の任期は4年、前半2年後半2年でなんか色々変わるのが慣例だそうです。議会人事とか。委員会とかも任期2年だそうで。慣例で。あ、でも私は委員会は1年で同期の黒崎議員と交代してます。議員任期4年で1年ずつ4つの常任委員会を経験して勉強しようねってことで。ま、そういうこともあるということで。

 

思い起こせば2年ちょい前くらい前、議会人事で色々ありました。何がどうだかよくわからんちんでしたけど、その時の議会人事のメイン、つまり議長と副議長の選出は紙に名前書いての投票。今回、前との違いは『議長と副議長が既にいる』ということでして。ほら、2年前は区議会議員の改選でおニューなメンバー揃いたてホヤホヤの中での決め方だったから。

 

や、興味深かったな方法が。へーって思うのと同時にめんどくさーいとも思う。

 

まず本会議を休憩。で、その間に副議長から辞職願いが出されましたというテイで本会議再開。わかりますわかります、世間一般でいう出来レースってやつなんでしょう。だって誰が新しい議長で誰が新しい副議長でって申し合わせも出来て議会運営委員会で『異議な〜し』の方法でやりましょうって了承されてるんですもん。ま、別にいいんじゃないですか。だってみんな文句ないってことですもんね。

 

『副議長から辞職願いが出されました。一身上の都合により〜(略)。許可していい?』
『異議な〜し』
『じゃあ新しい副議長どうする?』
『議長の指名推薦でオケ!(←動議)』
『おけ。じゃあ七戸じゅん議員でどう?』
『異議な〜し』

 

これで新しい副議長の誕生。

 

で、また本会議を休憩。その間に議長から辞職願いが出されたというテイで本会議再開。さっき誕生した新しい副議長仕切りで同じこと繰り返し。

 

『議長から辞職願いが出されました。一身上の都合により〜(略)。許可していい?』
『異議な〜し』
『じゃあ新しい議長どうする?』
『副議長の指名推薦でオケ!(←動議)』
『おけ。じゃあ池田こうじ議員でどう?』
『異議な〜し』

 

これで新しい議長の誕生。

 

そんな感じで後半がスタートすることになりました。常任委員会4つと特別委員会4つと議会運営委員会のメンバー構成も変わりましたし。区民文教委員会とオリパラ対策特別委員会とエレベーター等対策特別委員会(副委員長)。頑張りすぎないように頑張りながら、後半戦いっちょ行ってみよー。

港区議会定例会がおわりました。

6/7から本日6/16まで、港区議会では第2回定例会でした。年に4回の定例会のうち、6月(第2回)と11月(第4回)の定例会は短めです。週末挟んでも10日間くらいでそんなに長くありません。改めてどういうスケジュールで何をしているのかをおさらいしていきますね、今回の第2回定例会を。

 

初日:代表質問(6/7水)

各会派の代表が区長や教育長に対して質問をぶつけます。港区で代表質問を行う会派は、自民党議員団(自民党12人)、みなと政策会議(民進党5、社民1、政党無所属3)、公明党議員団(公明党6)、共産党議員団(共産党4)の4つの会派。3人以上でグループを成してる会派が代表質問を行うということでいいのかしら、未だにそのあたりイマイチよくわからぬ。

 

2日目:一般質問(6/8木)

各会派を代表してではなく、議員が同じように区長や教育長に対して質問をぶつけます。大抵の場合、各会派から1人(大所帯の自民党だけ時々2人)。事前に『こうこうこういう質問しますよ』と通告を出すんですけど、行政からの答えは当日のその瞬間までわからないので、『うん、まぁ満足』となるか『やっぱりね』となるか、はたまた『…はぐらかされちゃった』となるかは知力・体力・時の運。

 

3日目:調査日(6/9金)

本会議場で何かあるわけでもなく、委員会が開かれるわけでもなく、でも何かあればすぐに何かどうにかして対応するような感じという意味で、ある意味『待機日』。こういう日でも午後1時から午後5時までは役所に拘束です、基本は。ぼーっとと時間潰している人もいるでしょうし、ちょっとした打ち合わせをしている人もあるし、調べ物してる人もいるし、雑務をこなす人もいるし、色々です。多分。サボり日ではないとは思いますよ。

 

4日目:常任委員会(6/12月)

代表・一般質問が終わった週末明けの月曜日は、所属している委員会で審議する議案に関するところに視察にいきます。午後1時に委員会室にみんなで座って『これからxx委員会を始めます』から始まるんだけど、『xxに視察にいきますので、午後1時10分に議会棟出発します。では委員会休憩』みたいな感じ。委員会ごとに行き先も違ければ出発時間も多少ズレたりしますけどみんな仲良く車で移動します。大抵ワゴン車。議員だけじゃなく、議会事務局の人も関連する担当課長さんも一緒。

 

別々の委員会で行き先が違うわけですけど、もちろん途中の道を並走することだってあるわけです。あっ!おーい!みたいな時だってあるわけですよね。見つけることもあれば見つけられることもある。

 

あっ!あっ!お隣並走してる車xx委員会のやつ!なんて無駄に興奮しすぎるとこんな感じに。俺、ホラー過ぎるだろ。ダメな方の満面の笑み、小倉りえこ〜アウト〜、くらいの顔。

 

ま、そんなことはどうでもよく。

 

 

総務常任委員会では外壁工事をする区有施設を見に行ったり、飛び出してる壁のせいでカクカク曲がってる手すりをカクカク壁に合わせてまっすぐに作り直して無駄なデッドスペースができちゃう手すりにします、とかいう場所をみたりですね。はぁ。

 

待機児童解消のために使います空き用地をみたりですね。現地現地で担当の課長さんとか係長さんとか係さんとかが待機されてるんです。なんでしょう、申し訳ない気分でいっぱいです。そんないくつかの場所を視察して、議会棟に戻ってそのまま月曜日の委員会は終了。あ、その後5時まではもちろん拘束です。

 

5日目:常任委員会(6/13火)

各委員会に付託(xxの案件はどこどこ委員会の所管なので、その委員会でちゃんとやってね)された議案の審議です。総務常任委員会は条例だったり契約だったり補正予算だったり、幅広めのジャンルを扱うところ。余程の問題や何かがなければ『簡易採決』という手段で良いか悪いかの判断されがちです。つまり『よろしいでしょうか?』『異議な〜し』。あ、もちろん『反対(賛成)の人は挙手』というジャッジメントもある時はあります。早く終了したとしても、その後5時までは拘束ですもちろん。

 

6日目:常任委員会(6/14水)

前日にすべて終了してしまった委員会はこの日『調査日』となります、つまり『待機日』。この定例会では総務委員会のほか、建設委員会が確か調査日でした。保健福祉委員会と区民文教委員会で何をしていたかというと、『請願審査』を行っていたわけです。毎定例会に少なくともひとつくらいは区民の方から請願が出されるわけですけれど、内容に適した委員会で審議されるわけです。請願者がいらっしゃって説明したり。調査日の議員が傍聴に行くこともよくある光景です。

 

そんな中、別の作業に追われておりました。港区議会が年に4回発行する『区議会だより』の自民党会派の代表・一般質問Q&Aをまとめる大切なおしごと。ご覧になったことあります?区議会だより。ウェブでもみれます

 

前の週に行われた代表質問と一般質問に対し、オフィシャルな最終版の『区長答弁』と『教育長答弁』が各議員に渡されるのが早くて月曜、通常火曜。そこから質問項目、質問、行政からの回答をまとめるわけですよ、13文字 x 249行に。その他に関連する画像を6点用意したり。自民党会派さん、人数が多いから与えられるスペースが多いんですが、全部の項目を載せきれないこともあります。13文字 x 249行に限りなく近く、そんで区議会事務局が少しでも楽になるといいなと『〆切前日には全部揃えてバシーンと提出』です。このお仕事を終わらせてから請願審査の傍聴に行ってました。そんな6日目。

 

7日目:調査日(6/15木)

予定閉会日の前日は大抵調査日。なんかみんな色々やってます。

 

最終日についてはまた次回。議会運営委員会とか中間報告とか、今回の定例会では『区議会議員任期4年目の半分が過ぎて、いっちょ後半行ってみよう』なイベントもあったので、長くなるのでまた次回。

麻布図書館の視聴覚室で

どうですかおくさん、『視聴覚室』とかいうワードにグッときませんか。どうですかおくさん、『視聴覚室』なんて昔に聞いたことあるかもってノスタルジックになりませんか。今の小学校に視聴覚室があるのかどうかわからないけど、最近あるところ見つけました。麻布図書館

 

麻布図書館ってちょっとしばらく工事をして、新しくカッコよく素敵にリニューアルしたのが確か2014年の夏。もう3年も経つんですね。ここの5階にね、視聴覚室があるんですよ。視聴覚室が世間一般に何するところなのかよくわかんないですけど。

 

ま、読んで時のごとく、視覚的に聴覚的になにかするためのお部屋なんでしょう。そんな麻布図書館の視聴覚室、ただいま展示ものやってます。

 

麻布未来写真館。キャッチフレーズは『ファインダーを通して未来に向けた麻布を発信』という、重きを置くべきは過去の麻布なのか今の麻布なのか、それとも未来の麻布なのか少し悩んじゃうそんな麻布未来写真館。平成21年度から麻布支所の区民参画組織がやってる取り組みで、要は『白黒の時代から麻布地区の変化を写真で見ていこうぜ!』です。

 

麻布支所のロビーで、芝公園の本庁のロビーで、ミッドタウンで、東洋英和で、色んなところでパネル展をやってます。このたび、麻布図書館でやってます。麻布図書館の5階で、確か22日まで。

 

あら昔はあんなところにこんなのがあったのね、へー昔はここはああなってたのね、そんな感じで眺めてるだけでも楽しい麻布未来写真館パネル展。昔の麻布なんて知らないわよという方も大丈夫、楽しめます。

 

ほら、今巷でてんやわんやの獣医学部とかあるでしょう。私の頭の中で『ザ・獣医学部』っていうのが2校ありまして、『ザ・獣医学部』というより『ザ・畜産スペシャリティ』なイメージの大きい2校なんですけど、北海道大学の獣医学部(動物のお医者さんで有名なあのH大です)と、もうひとつは麻布大学。相模原の方にある大学なのになんで麻布?とか一瞬でも思ったことありません??

 

昔々、港区ができるまだまだ前、『赤坂区』『芝区』『麻布区』に分かれてた時代の1890年代、麻布大学って麻布区にできたから麻布大学なんですって。しかも南麻布。何代もお住いの方から聞くとこによると、空襲あるまで馬いっぱいいたらしいよと。

 

ま、そんなこともそういう昔のことも知ることが出来ちゃう麻布未来写真館。それだけじゃなくてもっと色んなものが置いてある麻布未来写真館、麻布図書館5階の視聴覚室で22日まで

 

あ、麻布図書館5階に上がるにはエレベーターか階段かオプションがありますが、2階付近の階段踊り場にタヌキが2匹。これ、10月に東麻布商店会が主催で毎年やってる『かかしまつり』があるんですけど、そこで出品されたたぬきかかしが飾られてます。え?なんでたぬきなのかって?麻布図書館のマスコットの『ほん太』。フルネームは麻布ほん太。ポン太じゃなく。

 

たぬき煎餅にたぬ吉にほん太。麻布十番といえばカエルかと思いきや、たぬき率が意外に多いたぬ。

 

あ、そんなたぬきかかしなんですけど、2年前くらいの東麻布商店会かかしまつりでは麻布図書館出品のたぬきかかしが特別賞を受賞しまして、階段の踊り場というか吹き抜け部分というか、スペースに飾ってあるわけです。『三遊亭好楽賞』、笑点のピンクの方ですよ好楽師匠、左から2番目ですよ。水色の小遊三師匠と黄色の木久扇師匠の間のピンクですよ。そんな好楽師匠の名前がついた賞をもらったたぬきも眺めながら図書館も是非ご利用くださいたぬ。

 

区民参画組織の活動発表の場でもある麻布未来写真館、まち歩きしたりまち写真撮りに行ったり、はたまた古い写真の提供を募ったり、メンバーも写真も常に募集中ですのでお問い合わせは麻布支所協働推進課の地区政策担当(03-5114-8812)たぬ。

でんちゅうでござる!な話。 その3

日本はなんで諸外国に比べて電線地中化率が低いんだろうかと、まずそこから『グローバルに追いつけ追い越せ!』的なものが序章として必ず言われるもんです。にも綴ったけど、第二次大戦前からそういうまちづくりをしてきた国と比較するのもどうかと思うし、ヨーロッパなんかと比べるとお城を中心に馬車で移動してきた国と、同じようにお城を中心にカゴでえいさほいさしてきた国と、根本的な文化が異なる中で標準指標を設けることに違和感。知らないけど。他の国ではガス会社と電気会社の仲の良さとか悪さとか、そういうのも昔から地中化できたかどうかに関係あるってお話もあるし。知らないけど。

 

↑これ、東京都の無電柱化条例の概要のページね。この中でひとつとても気になるところを見つけました。

 

都民:都が実施する施策に協力(努力義務)

これ、一体どういう意味なんだろう。条例をくまなく調べて正解をお伝えしないといけないのかもしれないですけど、いきなり答え見ちゃうより多少は自分の頭で考えてみたいじゃないですか。その方がなんか面白そうじゃないですか。うーんうーん唸りながらほんの少しだけ考えてみました。ぴこーん!

 

東京都が無電柱化といってるのは多分どうせ都道だけだろうから、『都道を挟む市区町村地域を最優先で無電柱化するように大規模開発・再開発とかでもなんとしてでも対応しなさいよ、市区町村と連携するのはそういう意味よ』という、都民である区長や市長などへのプレッシャー付きメッセージ。

 

うそうそ。そんなわけないよね。じゃあ他にはなんだろう。うーんうーん。ぴこーん!

 

電線地中化は歩道の幅も関係あるけど、それよか『地上機器を置くスペース確保できるよう、都民はできるだけ場所を差し出しなさい』というプレッシャー付きメッセージ。

 

こっちかしら。東京都だけの話じゃなく、区でも関連する話だと思うんですよね。知らないけど。国土交通省のページにも『地上機器の民地への設置等地域の協力が得られる仕組みや、計画策定の際に地域の声が反映される仕組みを構築し、地域との連携を強化し、事業を進めます』って書いてあるしね。

 

 

国土交通省のページで道が狭いところを地中化しようとする事例があります。京都の先斗町。電柱15本なくすために地上機器を29基設置しなければならんと。民家の植え込みとか掲示板の後ろとか、とにかく民間とか住民にに『お宅の敷地に地上機器置かせてください!」と提供をお願いすることが大事だそうで。最近どこかで読んだ記事では先月から工事が本格的に始まってるような感じで、なくす電柱が少し数増えてたような。

 

半年以上前に見つけたんだけど、『ボックス』が未だに『ボッス』のまま。おーい誰かエライひとに教えてあげて。や、おもしろいからこのままでもいいんだけど。ボッス。

 

ま、これは国土交通省と地域がタッグを組みながらの試行錯誤なお試しらしいので、全部が全部そうなのかどうなのかはわかりませんけど。でも『地上機器を置ける場所が増えれば、狭めの道でも電線地中化に対応できる可能性は高くなる』と区役所からも聞いたことあります、そういえば。

 

国土交通省と東京都の方針の違いがよくわからないけど、先斗町の事例のように狭い狭い道でも地中化できるような技術が新しくできることが先なのかなあと思います。で、理系的な考えというかお願いというかできるのであれば、日本は研究開発費をケチらないでいただきたいとも願ってます。

 

さて。

 

 

麻布十番商店街、30年近く前の1990年代で確か道路と歩道をキレイにしまして、その時に当時の最先端の技術で電線とか地下に埋めました。あっちこっち、順番に少しずつお直しリフォームを長年かけて行ったと聞いてます。その時期ちょっと不在だったので実は見てないんです、工事中のところ。ま、それはさておき、商店街の歩道は3m。えっこれ3mもあるのってくらいの3mです。歩道の幅の2.5mルールは一応クリアしているところ。

 

先日なんですけど、そんな電線地中化されてる麻布十番で午後通行止めがありました。警察・消防の方々も出動。物々しい感じ。これ、電線類共同溝の中の電力ケーブルが何らかの理由で燃えちゃって、煙がもこもこ出たんです。その何らかの理由はこれから東京電力が究明するらしいんですけど。

 

これから電線地中化と考えていかなければならない中で、20年は軽く超えているとある地域ではこういうことも起こるわけです。この20数年の技術の進化というか、そういうのは多分ものすごい変化ですよね。ファミコンからPS4、そのくらいの違いはあるんでは。何十年経てば老朽化で影響が出るんだろうか、そういうところも課題になるのかなあ、東京都が港区に協力を求めてくる何かって何かなあ、そんなことを思いながらおしまい。

でんちゅうでござる!な話。 その2

さて、電柱と電線を無くしましょうという話の続き。国土交通省と東京都のなんとなくの方針とか方法とかをざっくりおさらいしたところまでが前回。今回はイチ都民、イチ区民の目線でみていきたい感じ。もっと地に足をつけて港区はどうなってるんだろうと調べ始めたのが昨年。そしたらね、すごいことを発見したんですよ。ちょっとおくさん聞いてもらえます?

 

国と東京都は『無電柱化』とふんわりしてるんだけど、港区は『電線類地中化』って限定してるの。港区は無電柱化の地下に埋める以外の方法は方針作らないのでガン無視していくってことでいいのかしら。

 

 

と、思いきや、めっちゃ普通に裏配線方式の例とか図解で掲載されてるじゃん。ウソつきー。以上、発見でした。どうでもいい発見。うん、知ってる。

 

港区の中でも前々から整備方針があるわけですし、その中で東京都が『無電柱化条例成立!』となったら、電柱がなくなる日は近いとみなさんは期待しますよね。というか、そう期待させちゃうような感じありますよね。『オリンピックまでにうちの前の電柱なくなるんだ!やったー!』と自分の住まいを中心に物事考えて期待しちゃってません?

 

港区の作っている『港区電線類地中化整備基本方針』によりますと、3年前くらいの情報だと地中化整備率はこんな感じ。港区内の全部の道路で地中化されているのが約30%、その中の区道が約20%。昨日の港区議会定例会の代表質問でも公明党さんが地中化についての質問されてたんですよね。そしたらH28年度末の時点で21%って言ってたから…まあ3年前から大して変わりないか。

 

で、この10%の差って気になりません?なんでしょうね。これって国道都道のことなんですかね。どうだろう、違うかな。勘違いしてたらごめんなさいね。

 

↑これ、たくさんある青い線が目立ちます。これ、要は区の管轄外で地中化してるところ。つまり、国道と都道(とそのほか大規模開発とかそういう類?)。みんなある程度広くて大きな道ばかりだもんね。さすが国道と都道。で、区がやってるor予定しているところが紺色と緑。……パっと見……どこをどうみたら21%が完了していると言えるのかしら?見るべき資料が違うのかしら。わからぬ。

 

ま、いいや。そこらへんはちょっと置いといて。

 

問題はグレーの色のついた道路なんですよ。未整備路線と書いてあるけど『区が予定している緑色』ではないのでまだどうするか決めてないところなのかしら。こういうグレーの道が多分私たちの感じる『普通の道』とか『生活道路』とか言われるところであって、家の前の道路である可能性が高くて、要は一番気になるところ。

 

2mという歩道の幅で分けた地中化率がこちら。歩道が2m以上ある区道では41%、2m未満では9%が地中化されています。あれ、なぜ2mという数字で分けてるのかなおかしいな、と感じてしまいました。なぜなら『電線共同溝を設けて地中化するには歩道が2.5m必要』って聞いてるのに。

 

要はこうですよね。↑グレーの四角は地上機器ね。電線共同溝方式で電線を地下に埋めるためには地上機器を置かなきゃいけないし、その地上機器も設置できる場所がおおまかに決まっている上、歩道の幅は2.5m以上ないとお話にならないと。というか、ダメですと。だったら『電線共同溝方式で電線を地下に埋めることができない幅の歩道はこれだけです』と2.5m以下の区道のパーセンテージを出せばいいのにとか感じちゃう。シロウトだからかもしれないけど。

 

 

片側だけ電柱残ってるところは歩道が2.5mに満たないところなのかなあ。不思議。

 

二の橋から仙台坂の上までは確か『都市計画道路』という枠に入っているので、いざという時の緊急輸送道路にするための拡幅工事を今後行う時に合わせて地中化されるんだよね。今は近隣と色々調整中なはずだけど、まだまだ先だとは思う。色々と。区役所は頑張ってるのは知ってる、土地を確保するのに。

 

無電柱化でも電線地中化でもどっちでもいいけど、抱える課題は↑こういう歩道のあるようなないような道をどうするか、狭い住宅地のところをどうするかということだと思います。技術革新を待つのであればそれまでこのままだろうし、歩道2.5mルールが変えられないのであれば結局このままだろうし。

 

あっひょっとしたらその辺一帯の大規模開発するように仕向けて、事業者にまるっと地中化させようする作戦とかなのかしら。えーそういうのヤダー。知らないけど。

 

もうちょっとだけ続く。

でんちゅうでござる!な話。 その1

昨日東京都議会の定例会が終わりまして、昨日のホットなトピックスとして、ご勇退される議員がどうのとかこれから本腰入れて今月23日告示の都議会議員選挙だの、色々とアレです。そんな中、あるひとつのことについて思うところがございます。そう、『東京都、全国初の無電柱化条例成立』。

 

先日ね、東京MXでやってた『東京都議会ダイジェスト』なるものを実は初めてみてたんですよ。コイキング育てながら。

や、コイキングどうでもいいんですけど。

 

昨年くらいから個人的にも電柱が〜とか色々思う時期もありまして、もちろん東京都でもなんか条例化を目指すとかニュースにもなりちょっと注目はしてました。もちろん豊洲だ築地だ環状2号線だBRTだバス駐車場だと、同じくらいちょっぱやで色々してもらいたいところはありますが。

 

でね、都議会ダイジェストの代表質問をみておりました。無電柱化をどうやって進めていくのかという質問に対して、都知事は『防災力、都市景観からも必要だよね。区市町村の連携、新しく作るのを禁止、技術開発的なやつでがんばっていきたいよね』って回答だったと思います。んで、結果的にその条例成立。大反対だ!という人は少ないと思います。一般的にも。

 

そもそも、電柱をなくす取り組みとはどういうもんだろうかと再度自分の頭を整理してみようと思います。間違ってたり勘違いしてたらごめんね。

 

さて、東京都がどうのこうのより、国がどう考えているんだろうかと調べようと国土交通省の該当ページをみてみました。そこにババーンと出ているのがコチラ↓。

 

…もうなんかねえ、悪ですよ。電柱は悪魔だ!くらいな刷り込みをしているような勢い。

 

まあ確かに電柱があると電線があって、ハトが止まったりカラスが止まったりもしますし。そういえば昔に学校に通ってたころ、毎朝とある通り両側の電線にカラスがびっちり止まってるところがあってね、通るたびに上空からカラスに襲われるんじゃないかと思いながら早足でバス停まで行ってた記憶が蘇ってきました。

 

で、更にその国土交通省のページを読んでいくと、電柱をなくす方法は大きくわけで2つあるとわかります。今の時点でね。2つ、というより2つの片方が更に2つ。…めんどくさいから3つとしますわ、ここでは

 

1. 電線類を地下に埋める

これが世間一般でいうところの『電線地中化』というやつですね。埋める。わかりやすい。埋める。埋蔵。

 

というかみんな思ってるに違いない『電柱と電線をなくす』というのはコレ。こうだよね?みんな想像している電柱と電線の無い道路っていうのはこうだよね?実はコレだけじゃないようで。

 

2. 軒下配線

軒下配線とは『無電柱化したい通りの脇道に電柱を配置し、そこから引き込む電線を沿道家屋の軒下または軒先に配置する手法です』ということで、『なんだよ!なんだかんだ電柱必要なんじゃないかよ!』と感じてしまいますが、今の時点ではこれも無電柱化の方法のひとつらしい。

 

こういうのが軒下配線っていうの?よくわかんない。

 

3. 裏配線方式

えーと、裏配線方式とは『無電柱化したい主要な通りの裏通り等に電線類を配置し、主要な通りの沿道の需要家への引込みを裏通りから行い、主要な通りを無電柱化する手法です』ということで、『オモテ通りだけかよ!』と多分裏通りのお宅から不満は残るような感じ?今の時点ではこれも無電柱化の方法のひとつらしいです。

 

そんな3つの方法を提示しているのが今現在の国土交通省の無電柱化。ま、もちろんこれからの技術革新とか色んなことが期待されているわけですけどね。

 

さて、東京都の新規条例とやらをみてみたいとこだったんですが、よくある『欲しい情報が探しきれない』といういつものやつで、先月末に報道発表された資料の概要しかみつかりませんでした。ごめん。リサーチそんなに上手じゃなくて。

 

さて、東京都が目指す無電柱化の推進は↑の3つの方法のどこを全面的に推していくのかしら?

 

そんな感じでまずは情報の整理。次は暮らしている都民であって区民の目線で少し整理していきます。相変わらず長いから。でんちゅうでござる!つづく!

 

あっそういえば昨日から港区議会でも定例会が始まってます。16日まで。

おなおし、してもらいました。

地域の方々から『アレが気になる』『コレが気になる』と色々お声をいただきます。そういう時、とりあえず支所にもしもしコール。もっしもーし、お忙しいところ大変恐縮ですけどちょっとお話聞いてくださーい。ちょっとで済んだ試し無いんですけどね。ほら、おばちゃん話長いからさ。ごめんなさいね。

 

各地区の総合支所。担当地域のお困りごとは何でも解決しまっせ!くらいの勢いで色々相談に乗っていただいたり、時折無理難題を聞いてもらったり、それでも親身になってお話聞いてくれるとってもありがたい存在です。とってもとっても。最近、色んなところで聞いた困りごとをちょっとずつ解決してもらいました。ありがとうございます。

 

商店街の中にある銀色のポール、車止めにもなるボラードというらしいんですけれど、ネジが外れてたり傾いたりしているのが気になるわぁというお声がありまして。電気が切れてたりとかそういう物体もあったりして、先日お時間とっていただいて一緒にお散歩する機会がありました。『ここがこうでね』『あっちがこうでね』と報告しながら。

 

シャキっとなおしてもらったりですね。ネジだけなくなってるところを新しくつけてもらったりですね。ボラードだけではなくて、もっといくつか色んなお困りごとがあったわけですけど『あの辺一帯はこうでね』『ここはこんななっててね』などお伝えしたところ、素晴らしいスピードでご対応くださったわけです。ありがとうございますー。

 

破損とかそういうことだけではなく、他にも色々ありますよ。例えば、木とか。

 

ふらふら歩いてたりすると、気が付いたら半分しか残ってない木があったんですよ。なんで切っちゃんだろうとか思ったりしてたんですけど、大抵は『倒木の恐れあり』という判断がされると切られちゃうんですよね。ま、それは仕方がないことではあるんです。公園の木とかね。木とか枝とか、ちゃんと管理しないとほんとに倒れたり落ちたりするようで。枝が折れてその下にいた車が破損とかね。

 

倒れる危険性があるから木を切るのはわかるんだけど、↑のようにすっごい中途半端な切り方なところが気になるところでして。しばらくこのままだったんですよねえ。で、色々確認してもらったところ、木を新しく植え替えてもらえることになりました。お店の前なので営業の邪魔にならないように、定休日にズポッと抜いてもらいました。

 

『コレ、気になるぅ〜』なんて感じてるアナタ!これ、木になります! クスノキの植樹に適した季節は冬なんですって。もうちょっと待ってね、そんで成長を見守ってこうね。あ、あと気がついてる範囲では仙台坂上の本村に行く方の道で2本ほど切られてるのがありまして、それも今後同じようになると期待しているところです。

 

色々と教えてもらって初めて気がつくことがとても多いわけ。もちろん自分で気になるところを調べてさらに疑問が湧いてきて混乱することも多いわけ。今の時点で頭の中をぐるぐるしているのは、道路と植木と電柱とゴミ。あっ、電気も。あっ、学校も。あっ、商店街も。

またわけわかんないことを考えてましたって話。

人間は考える葦だと昔のどこかのエラい哲学者が言ったもんですけど、やっぱり昔にどこかの偉いお坊さんが誰かに『コーヒー最強』とか言ったんでしたっけ?実は悲しいお話なんだ…なんて聞いたことがあるようなないような、そんなことを考えながらコーヒーごくごく。実は大学生になってからコーヒーが飲めるようになりました。だってこれまた昔、大学のカフェテリアで当時お水が1ドルでコーヒーが60セントと安かったから…。

 

毎日何をしているの?と議員の生活に興味持たれる方が多いですよね。実際なってみて初めてわかる生活実態、未だに本当にコレでいいんだろうかと悩む毎日。議員というお役目を担うようになって2年ちょい、最初の頃と今と少し生活の仕方というか活動の仕方というのが変わってきたことを実感してます。決して慣れちゃったわけではないです。疲れちゃったわけでもないです。認識が変わってきたというか。

 

最初は正直『何したらいいのかよくわからんかった』わけです。お作法的なものだって知らないしルールも知らないし。毎日何時に出勤しなきゃいけないわけでもないし。そういう時に先輩議員から『とりあえず時間ある時は登庁して他の人がどんな話してるかとか課長さんたちが何しに会派控え室(議員オフィスみたいなもんかな)に来るのかを眺めてるだけでも勉強になるよ』とか教わったわけです。今だって『何したらいいのかよくわからん』のが多々ありますけど、なんとなーく『ほほう』と感じるところが出てきてるわけです。見習うべき方向と、ああなっちゃダメだ的な方向の両方で。

 

議員って本当に色々な人がいるわけですよね。色々なバックグラウンドがあって、考え方だって色々ですし、動機だってそのためにやってることだって色々です。ずっと役所にいる人もいれば、朝駅に立ってる人もいれば、メディアに出る人もいれば、別のお仕事もしてる方もいれば、定期的に相談会する人もいれば、なんもしてないようにみえる人もいれば、ほんと色々です。議員を『職業』と認識されてる方もいらっしゃいますし、私のように『あくまでもお役目』と考えてる人も中にはいるかと思います、決して多数派じゃなさそうですけど。何をすれば議員なのか、議員として選ばれる人の感覚と議員を選ぶ人の感覚はだいぶ違うかもしれません。中に入って初めて学んださ。

 

はっ、これも多様性というやつなのかしら。ま、そんなことは置いといて。

 

これまたよく言われるのが『あなた達の世界は目立ってナンボでしょう、もっと顔と名前を覚えてもらえるように前に出なきゃ!』とかなんですけど、どっちかというと恥ずかしがり屋なのでそういうの結構ツラい。確かに知名度は選ぶ際の材料になりますけど、それとこれとは比例しないんじゃないかとも感じるように。へへ、中に入って初めて学んださ。

 

そう考えてると、ここ1年くらいは所用で地元うろうろしてるか、目的を持って地元ふらふらしてるか、地元歩いてる時に色々な人から声かけられて立ち話したり知らないこと学んだり、気になったこと調べ物してるか、考え事してるか、そんで時々お呼ばれした会合に行きまして色んな方とお話したりしなかったりすることを主にしてるような感じです。知識の蓄積を優先するようになったかもしれない。地道なことゆえ地味すぎてふと悲しくなっちゃう時もあったりなかったり。地味でいいんですけど。地味バンザイ。地味だしな。無理して地味から脱出する必要もあるまいと。

 

ずっと前に『こういう港区がいいな』的なやつを色んな人に書いてもらう企画で、↑こういうのを発見したわけです。そうだよなー、そういうことでいいんだよなーなんて考え直してみたり。

 

今も昔も『忙しいでしょう?』なんて町の方々から温かい言葉をいただきますし、『お忙しいところうんぬん』なんて報告だったり情報提供だったりでお役所の中の人から対議員テンプレのごとく温い言葉もいただきますけど、一番忙しいのは議員なんかよりお役所の中の人々だよなあと。議員の忙しさなんてそれに比べたら鼻毛程度のもんですよ。や、鼻毛は鼻毛で大切なお役目がありますよ、酸素を取り込む呼吸系の最前線。フィルター。

 

外の世界とこんにちはしながらいいものを通し、悪いものをブロック。『伸びすぎてはみ出してるよ』な鼻毛もあれば『丁度いいね』と適切な長さで収まってる鼻毛もあれば、鼻毛な役割を果たさない鼻毛もあるんでしょう。個性豊かな鼻毛な世界。ひまわりのように太陽に顔を向ける鼻毛、風にそよぐ鼻毛、右の鼻毛から左の鼻毛、伸びてる鼻毛、白髪な鼻毛、地味な鼻毛。

 

みんなひとくくりにすると怒る人もいるだろうから私だけが鼻毛でいいです。そんな鼻毛な区議会議員の小倉りえこ、当分の間は考える鼻毛。