港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、本日は保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。用地の活用とか行政処分とか。ちょっと耳を疑うような委員の発言もあったけども。

 

 

1. 南麻布三丁目保育室終了後の用地の活用について

えー、仙台坂の上の方の南麻布三丁目保育室、R7年に終了したあとの使い道を決めましたー。日中サービス支援型グループホームと障害児者居場所づくり事業活動場所です。用途を決めただけでまだ何も始まってないですけれども、今後地域に早い段階から説明に行く予定。オープンするにしてもR9とかR10とかですかね?

 

Q: この建物はこのまま使うのそれとも建て直すの?、地域向けの情報提供と範囲はいかほど?、今のグループホームの看護師配置基準ってどんなだったかしら?、移動支援がこれまで以上に大変になると思うけどどうしましょう、など。

 

 

 

2. 指定障害児者通所支援事業者の行政処分について

えー、不正請求不正行為というのが残念だけど確認されちゃいました…。今年4月から調査して監査して処分の検討して、先日プレスリリースでお知らせした件です…。残念です…。

 

Q: 加算の相談とかもっと受ける体制があったらよかったのかな、とっても残念なお知らせよね…、何人くらいがその「不正」とやらの対象になってたのかしら、利用者からもムチャな要望があってそれに応えようとした的な?それでこういう処分?、など。

 

 

 

3. その他

えー、我々自民党さん、先の定例会の請願審査で「継続」を主張したのは記憶に新しいことですが、それのまさしく求めるところの続きで今回お願いいたしますけれども、請願審査の折、自民党からは何よりも最初に実態把握に努めて欲しい旨伝えておりますが、まずは元麻布保育園の保護者と職員に向けたアンケートを実施することからで構わないので、しっかりとよろしくお願いします

 

と、ちゃんとしっかりとひとつずつカタチにするために進めていきますとお約束をしていますので、ちゃんとしっかり果たしていきます。1月に調査を開始していくとのこと。ちゃんとしっかり課題をもっと浮き彫りにして解決に向けて頑張っていただきたい。

 

と、そしたら想定内だけど他の会派も便乗質問が続き、こういうことを全部スルーして採択をお選びになったはずなのに今更そんなこと言うなよ…とイヤンな気持ちになりました。無責任な言いっぱなしってホントよくないな…とイヤンな気持ちになりました。課題を浮き彫りにして共通認識を持つためのアンケート目的なのに全然違う意味での調査は別枠だと思わないのですか…とイヤンな気持ちになりました。

 

以上。


 

最近の関心事

我々議員という生き物、色んなこと報告しがち。良いことそうでもないことダメなこと、とりあえずなんでも報告しがち。自分も例に漏れず色んなこと報告しがち。とりわけ自分、公開しがち。でも後悔はしないがち(言葉ヘン)。

 

「とりあえず小倉のとこ読みに行くか、なんか書いてあるだろ」

本来は区民(に限らず)の皆様に、議会ってとこはこんな感じというのを詳しくわかりやすくお知らせいたしたく、あーでもないこーでもないと徒然綴り初めて早8年。

 

もう6年近くも前になりますか、お褒めの言葉をいただいたこともありました。えへん。あぁ過去の栄光(『港区政新聞デビュー(2017.4.7)』)。そんな自分の小ネタより、「男子トイレで繰り返される、大変許し難い行為」の方が気になった当時の自分であります。

そんなことはさておき。

 

8年も色々と徒然していると、「まぁわかりやすいかな」「多少なり面白い」「またあんなこと書いてる」と、ある筋の方面に読者層がビヨーンと伸びました。そう、今となっては「役所の人しか読んでない疑惑」があるここのページです。どうも小倉りえこです大変お世話になっております。常日頃からネタ提供ありがとうございます。

 

そう、基本役所の人しか覗いてないんじゃないか疑惑が濃厚な小倉ブログ。わからないこと&不思議なことあったら「とりあえず小倉のとこ読みに行くか、何か書いてあるだろ」と、ご愛用いただいております。先日の定例会最終日のことなんか特にご利用が多かったと、片方じゃ足りないくらいのご好評いただきました。またのご利用をよろしく(何を)。

 

 

そんなある筋の読者層が多いのであれば(今更

うっすらとお小言でも書いてみようかしらとか、いやいやむしろお小言以外に何か書いたことあるのかとか、受け取り手によっては「単なる暴露」「内ゲバ公開」それか「わかりやすい情報公開」といくつも名を変える危うい文章であります。が、しかし、折角の機会なので職員の皆さんに是非知っておいていただきたい不満があるのでございます。

 

それが何かといいますと、「議会で頑張ってお話してること、まったくもって聞き流してるでしょ?」ということです。どんな問題提起をしたとしても、「ね、あれってどういうこと?」と誰も気にすることもなく、むしろ「え、なんか議会やってるの今?」くらいな感じの職員さん多くない?という印象があるんですよねえ不思議。

 

「自分の所管に関係ないことはスルー」というのはこれまでも普通にあるわけですよね。だって議会中といえど、区役所の職員さんは通常業務をこなさなきゃいけないわけで、イチ議員のどーでもよい質問なんぞ興味もへったくれもないという雰囲気はバリバリ伝わってきます。気にするのは自分が答弁書いた部分だけ、「答弁を書くためのピンポイントの質問」を把握するのみで、そこに至るまでの経緯や説明や想いなんぞどことやら。質問の背景をガン無視し、自分もしくは上の人に赤ペン入れられないように努めるのが精一杯、みたいな雰囲気ありますよね。

 

まぁお忙しいので仕方ないことかと思うんですが、こっちも忙しい中ちゃんと調べたり色々して、自分の場合相当な時間をかけて質問文書いてるわけですからね。スルーされると悲しくなりますにんげんだもの。

 

まっそんなことはどうでもいいとしてですよ。本題。

 

 

結構最近の話。というかとっても最近の話。

わたくし、9月の決算委員会でとある問題を2日間、2項目に分けて質問をいたしました。

 

要は「人不足で全然回ってねえんじゃねえの?」です。まぁ見ていただければわかるんですが、所管課の名前もバンバン出して、職員倒れてるよ補充されてるフシ見えないよと警笛を鳴らしてみた次第。

 

で、これが9月の下旬だったわけですが、10月11月と過ぎてもなんらアクションが起こされた形跡もなく、というかむしろこの件に関してどこの誰からも「あの件なんですけどもね」と何一つ無し。ここで疑惑がひとつ深まったわけですよ。あれ?名前出した所管課の管理職さんたち、小倉りえこがこういう質問しましたって全然知らない気付いてない?知ったとしてもスルー?と。

 

というかむしろ、行政側は議員が何質問してるか興味ないということがハッキリわかったワケで。それはつまり、「議員はどーでもいい類の、実績横取り人気取り質問しかしない生き物なのだ」と思われているに違いないと(極論)。なので「登壇しました」ということだけが重要であって、何言おうが質問しようがどうでもよく思われているんだと(極論)。

 

なので、2ヶ月経過し、それじゃあもちっと上の方達が聞いてるであろう本会議場でその話してやってみっかなと。一般質問をしたわけですよ、こないだ11月の末に。

 

で、続きの質問したわけですよ。ご存知?人不足で存続危機よ?と。そしたら聞いてくださいよおくさん、「あーこりゃ全然上の人たち知らなさそうだな」っつー答弁がフツーに返ってきたわけさ。だって知ってたらあんなのほほんという答弁なんかできないと思うよ。

 

しかもつい最近のことですけども、ある筋からは「支所長たちも知ったのつい最近」とのことで。ほんとかどうかは知らないけども。もしもーし、わたくしこれ質問したの11月の25日なんですけどもー。え、私これ一般質問で本会議場でおしゃべりしてた時、支所長全員その場にいらっしゃいましたよねー?あれー?その時何にも気にされることなかったー?今12月も中旬なんですけどもー……まぁ最初の9月末からこないだまでの3ヶ月と思えば、2週間はだいぶ短縮されたからよしとしようか(いや、よくない)。

 

まぁ、本当に困ってる人を助けられなくなる役所体制になりつつあるので、ほんと一日でも早いテコ入れを切望します。全部の支所に補給が必要です。今のままでいきたいなら一部じゃない、全部。全支所。

 

 

原因はなんだろうか

2年前だったかな。代表質問した時に「総合支所制度における総合支所と支援部について」っていう質問したことあったんですよ。その時、当時の2年後(つまり今)の福祉総合窓口について一言だけ触れてました。

 

触れた理由はもちろん、「支所の存在が遠い(物理的な意味じゃなくて)」ということで、「人もいないし支所ごとに色々違うし、本庁はもっと支所に寄り添った方がいいと思うよ」的な質問だったような。

 

 

2年前から似たようなこと質問しているわけですが、こんな質問したことも、こういうことを話していたことも、職員さんはおそらく誰も知らない。もちろん区民のどなたも知らないだろうし。

 

せっかくなので、その時の文章貼っておきますわ。港区議会HP、議事録とか録画配信とか結構便利よ?多分、根本的に変えていかなきゃいけないの、ここだと思う。支所制度の限界。そして支所長と支援部部長兼務の限界

 

 

ということで、本日は「小倉りえこ、結構粘着質ねばねば」ということを改めてお伝えして本日はおわりにしようと思います。あっ小倉だからオクラ並みにネバネバ…むしろヌルヌル粘着質とかそういうこと一瞬でもちょっと頭をよぎったことは素直に認めます。

 

 


 

趣味、動画の字幕付け

「ねえねぇ、絶望的な再生回数の議会関連の動画せっせと作って字幕付けして、悲しくない?」なんて稀に聞かれることあります。悲しくない。需要あります、自分の需要。自分が楽しい。どうも小倉りえこです、ごきげんよう。暇なのかと聞かれたら、「暇そうに見えるなら、何言っても暇にしか思われないんだろうからそれはそれで全然オケ」です。ごきげんよう。

 

そう、自分で作ってる。外注とかしてない。動画の生データもらえないもんだから、ライブ配信とか録画配信をスクリーン録画して、バシバシ切ってできるだけ短くして、字幕つけて、しょーもないサムネつけるとこまでがセット。楽しい。センス、なにそれ美味しいの?という感じで楽しくやってます。もうね、趣味。一人でコツコツしてるのが好きだから…。

 

でも一番好きなのは、文章書いてることかもしんないです。人生、国語の成績が一番良くなかった自分でありますが、最近老眼で誤字脱字に気が付かない大人の階段を登っておりますが、味ですな味。「今日はどこに誤字脱字あるかな」と間違い探しスタート(注:ない時もある)。

 

注:もちろん動画の字幕もほんの時々誤字ってる。おっかしいなー何度も見直してるなんだけどなー、まっいいか。

 

 

質問動画

最近作った4つ。いやね、これまでもそうだけどね、質問したやつぜーんぶ編集するってちょっとさすがに無駄かなーって(おもしろくない)。なので個人的なセレクションで。先日の一般質問も20問ありますからね。そのうちの3つと急遽やった反対討論。あと気分で1つか2つくらい作るかもしれないけども。

 

古川の水位のアレ、防災情報出た時リンク貼っとくれ

 

タブレットから相談できるようにしてあげようよ

 

ヤバいよヤバいよ人がいなくて

 

何にも先のこと考えないで採択って無責任と思うのよ

ま、記録ですかね。自分の。

 

 

「議会でこんなやりとりがあるの」というのを知って欲しいのもある

国会とかでやってる映像とかニュースとかで流れるでしょ。規模は違えど区議会もそんな感じですよ。大きい議場でやることあるし、小さめの部屋でフリーダムなトーク交えながらやることあるし。なので自分が議員のお役目いただく前なんて、正直そういうことなーんも知らなかったし。

 

なので、なんか「へー、ほーん」と何となくで構わないので「こんなことやってんだ」「こういうこと質問してんだ」と、再生することなくチャンネルページざっと眺めて終わるので結構結構。「見てやってもいいぞ」という気概のある方とか、「議員ってどういう動画アップしてたりすんのかな」とご興味がある方とかが覗いてくれた時にたくさんあると選び放題かなって。

 

その他にはなんだろ、「アナタの書く文体は問題あり」とか「丁寧から程遠い」とかのご感想も稀にいただくことあるんですが(注:ここのことね)、流石に議会で質問するときは多少なりちゃんとしてますよちゃんと、ということも。ギャップにキュンして欲しい。キュン差し上げます。

 

現職議員は取り組みと結果がすべてなんじゃないですかね。街場で「アレやりました!」「コレやりました!」っていう人ほど、裏取れない的なの議員あるあるじゃないですか。雰囲気で「なんかやってます」じゃダメなんですよ。と思います。ま、「議会で1回質問しました!」だけでどうにかなるもんじゃないので。

 

あとは折角覗いてくれたのに選挙だけがんばってます!みたいなのしかないとガッカリするじゃないですか。あ、本質はこれかな?

 


 

記憶にございません。

これまで港区議会で反対討論をする機会というのは、とある会派に限定されていたようなもんだったんですが、今回皆さんの記憶と記録にもないような、反対討論っつーもんをした次第です。自民党が。

 

ざっくりとした経緯

1. とある委員会にて請願審議。

2. 態度がブレブレであっちいったりこっちいったり姿勢が定まらない会派あり

3. 審査前からどうですかって聞かれたので、「ウチはこう。理由はこう」と説明し、「もしxxxならxxxxしてもらえませんか」って聞かれたので「多方面に確認をとったし、そのつもりだからもちろんOKよ」と長い時間話し合いをして伝えたところ、「一緒の態度でいきますよろしく」と決断されたのでそうかそうかとなってたところ、一晩寝たらブレたらしい

4. 別にブレるのはいい、人間だもの。いろんな人のお話聞いてのブレブレは、ご自身の判断

5. とにかくブレまくっていることをあちらこちらに伝えた挙句、こちらにお願いしてきたことをこっちは守って約束を果たしたことまで反故にされ、請願審議は可否同数、委員長採決にて採択されることに

6. なお、我々自民党さんは一貫して「継続審査」を求めていてね、だって整理しないと片付かない課題がたくさんあるもんだから、確実に進めていくために継続審査を求めますと

7. で、「継続じゃダメ、今すぐ白黒決めてちょうだい」となったので、あくまでも継続で進めることに意義があると主張しているもんですから、「じゃあ採択でいいよ」とは絶対ならない、我々折れない、だって意味合いが全然違うもの、まぁそれはいい、別に全然いい

8. で、今日ですよ、定例会最終日。とある会派が「本会議でひっくり返されるんじゃないか」とあちらこちらにやらしく根回しをしはじめ、それでも足りないかもしれないからと、産前休暇でこの定例会すべて欠席しますと届出を出している、臨月の予定日過ぎたいつ破水するかもわからない身重の議員を本会議に出席要請するかのごとくな動きあり

9. 本来なら午後1時から、幹事長会→運営委員会→本会議と最終日の予定が詰まるところ、とある会派の幹事長が幹事長会直前に自民党さんのとこにきて、みんなの前で「採決のためだけに身重の産休入ってる議員登庁しますので、あ、ずっと体調の心配はあったのでこの定例会は初日からずっと休んでましたけどなんか今日は大丈夫らしくて」と一方的な通告あり、我々一同おったまげ

10. マジか、本当にくるんか、というかもう来てるんか、わざわざ呼んだんか、倫理的なとこからも、複数会派おったまげ。産前産後のアレってなんのためにあるの、母子の安全って観点どこいった

11. 「このためだけに来るって言ったね、本当にそういうのアリだとおたくの会派はそう思ってるの?これウチはこんなこと言われたおたくの会派そういうとこだと言わせてもらうよ」と幹事長同士で念押しをした次第、スイマセンしか言われないのも困る

12. 「反対討論するかどうかも含め、言わなきゃいけないことは言うべきと思う。準備含めて話合いたいから、止めて」とお願いし、幹事長会はじめ、その他諸々開会延期

13. 結局3時間半くらい予定からズレたけども、運営委員会で色々忠告し、本会議で反対討論賛成討論するような流れに

 

多分、立場によってはいろんな見方があるのは事実。「何が悪いの?」「自分たちから訴えて決めたルールを自ら破ってドヤ顔」「議員の権利が」「オンラインでできないのが悪い」「あーだこーだ」etc、いろんな見方があるとは思います。けども、妥協できない点はバキっと言わしていただきたかった、あたいが。少なくとも。

 

物事の考え方の価値観がそもそも違う、それに対してはもう正直何もできない。とにかく採択にこだわる心理。採択じゃないと価値がない的な。自分の力不足を区民の良心と請願と採択に頼らないといけないんか。区民の請願じゃなく議員の請願にすることをいとわない。よくわかんない。別にいいけど。知らんけど。価値観。多様性。

 

 

運営委員会で言わせていただいたこと

本日お昼過ぎ、幹事長会開催直前に、自民党控室に某会派の某幹事長がきまして、今定例会のすべてを欠席するという意の欠席届を提出している某議員について、本会議採決のために登庁しますという通告を受けました。

会派がまるで当該議員に出席を要請したかのごとく、この通告は議会軽視とも言え、会派としてもそのような議会を軽んじた行為を、自民党会派としては到底容認することはできません。

会派としてそのような経緯に至った明確な説明もなく、そのような一方的な通告では本会議を予定通り開会できるようなものではなく、議会運営の混乱を招いたことについては指摘をさせていただく必要があります。到底納得できるものではありません。

そもそも某議員は、産前休暇を取得されたという認識でおります。ですので、身重の体の方を心配しており、倫理的見地からしても、会派で優先されるべきは母子の健康なのではないかと、私は思います。

今後もこのような議会運営が続く懸念がある以上、我々自民党議員団としては看過することができません。以上、運営委員会において表明いたします。

 

と、しっかりと議事録に乗る上、区長はじめ特別職に「議会、こんなことが起こってました」と知っていただくことが重要と思いましたので。

 

 

委員長報告の通り採択することに反対する討論

請願4第13号「区立元麻布保育園の医療的ケア児・障害児クラスに関する請願」について、反対討論をいたします。

我々自民党議員団は本請願に対し、保健福祉常任委員会で継続審査を主張いたしました。その大きな理由は、「請願者とのやりとりの中で明らかになったこと」「しかしながら請願文との整合性が取れないこと」「改善すべき課題があることは議会としても行政側としても明らかになったこと」「しかしながら課題の整理をしなければ改善が見込まれないこと」の4つです。

請願者のご意見・ご要望は十分にお聞きし、とてもご苦労されていることはよくわかりました。一日でも早く改善とし、保護者へ安心を差し上げたい。しかし、本請願でも重要視された「保育と療育」という、行政の縦割りの影響にどのように対応するべきか。この話は元麻布保育園の医療的ケア児・障害児クラスだけに限定された話ではないため、事業を提供している関係各所の現場を確認し、課題の共通認識を持ち、港区事業の全体への影響を鑑みながら、確実に前に進めていくために継続した議論が必要であると、請願審査の中で強調してきました。

我々には残念なことに任期があります。我々の任期が満了するまでの間に、どこまで結果が出せるかという関わり方をしていきたいのです。我々自民党議員団の目指すところは、一日も早く、目に見える改善という結果を出していくことです。

何よりも大切なことは、請願を採択することを目的に議会が動くというのは間違っていると、我々議員は気付かなければならない。むしろ、請願者の真摯な願いを、請願に頼らなければならなかったことを我々議会は重く受け止め、反省しなければならないことを忘れてはいけない。

行政と共に、可能な限り実現に向けて動く。これが我々に課せられた責任です。

繰り返し申し上げます。我々自民党議員団は、本請願に対し、保健福祉常任委員会で継続審査を主張いたしました。これは今でも変わらず、責任を持って改善に繋げていくための継続審査であります。

区民からの請願内容に関してもっと詳しく現場の調査をすること、課題を整理すること、そして何ができるかを行政と議会で考えていくこと。この重要なプロセスを経ることなく、やみくもに請願の採択のみを求めることは無責任であると、断ぜざるを得ません。

請願4第13号「区立元麻布保育園の医療的ケア児・障害児クラスに関する請願」に、自民党議員団は反対いたします。何卒、皆様のご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

…ま、身重の議員がこのためだけにこられたので、過半数のご賛同は得られなかったんですけれどもね。我々自民党、委員会の中でも申し伝えておりますが、請願審議への態度と結果はどうであれ、確実にこのお困りごとは解消するよう努めていく所存です。そのようにお約束しております。

 

今でも信じてます。これこそ正しい継続審査の形だと。形にするために、継続することを主張したことに、今でもしていることに間違いはないと思ってます。

 

 

「自民党はひどい判断をした」と吹聴されるでしょうね

自公vsそのほか、と煽りたい人はたくさんいると思います。請願が出されたらお気持ちに寄り添う姿勢を見せるために全部採択というポリシーのとこもあるでしょう。

 

請願ってなに?ですよ。これは議会もですけども、行政側も本当に反省して考え直さなきゃいけないところ。あまりにも請願の扱いが軽すぎる。請願出されなきゃ動かない行政、自分の票に繋がるからと「請願出しませんか」と触れ回る議員、そういうのが多過ぎてウンザリして真剣さを失ってしまった議員、採択・継続・不採択関係なく「あと行政がなんかやるでしょ」と丸投げする雰囲気も少なからずある。自分も含めて地の底までの反省会だ。

 

最後までお読みになった方の中で、我々の主張をご理解していただける方はとても少ないと思います。でもいいの、間違ったことはしたくないし、こちらは頑固な曲げられないポリシーできちんと判断して動いてる。決して「人からどう見られるかしら…」とポピュリズムに流されることなく、気にしいになることなく、少なくとも私は自民党副幹事長として、保健福祉常任副委員長として、反対討論書かせてくれ読ませてくれと、背中を後押ししてくれた自民党の仲間に感謝いたします。

 

…あらやだ、ちゃんと自民党ぽいじゃないのアタシ。