平成26年度決算特別委員会

さて、決算特別委員会というのが始まりました。秋の第3回定例会の間に開催される、平成26年度の事業や予算に対して使われた費用に関するチェック機能。港区議会議員34人、そこから議長副議長を除いて、その他決算特別委員会の委員会と副委員長2人除いて、そして監査委員を除いた…あれ何人だ…34-2-3-1=28…そう、28人がおひとり60分の時間で質問できるわけです。

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何故34人全員じゃないかといえば、そういう慣習なんですって。役職付きは質問しない、何故なら『円滑な運営に勤しんでいただく』ほうが大事と。常任委員会でもそういう感じだと聞いてます、……私が現在所属している保健福祉常任委員会以外は。

さて、おひとり60分、お役所のみなさんからの回答時間を含めて。えーと、60分×28人=1680分。

(´-`).。oO(は!ひょっとしてこれが報道でよく見る審議時間の方程式…)

区議会議員になって早5ヶ月、まだ5ヶ月。一年の行事をまだぐるりと経験してないもんで、なにがどうだかまだよくわかってない事が常にたくさん。H26決算というからには、昨年度の港区の家計簿を見せていただくような感じですよね。あとは事業計画。

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質問できるのは定められたカテゴリーごと。決算審査意見書、一般会計歳入、一般会計歳出【議会費、総務費、環境清掃費、民生費、衛生費、産業経済費、土木費、教育費、その他】、国民健康保険事業、後期高齢者医療会計、介護保険会計。この中で『なになに費について何分』と自分で申告して、持ち時間60分を振り分けるわけるんですって。

ちなみに私、総務費と産業経済費が15分、民生費と衛生費と土木費が10分。合計60分。

新人議員にわかることがあるのかよという疑念はさて置いといて、新鮮な質問だったり今まで何度もでたメジャーな質問だったり、『話題に出す』ということが重要な時もあるんだろうかと感じたりすることも多々有ります。

でも国のことについて区でなんとかしなさいよ的な話題にはやっぱり首を傾げてしまいますし、それって嘘じゃないの?な発言には眉を顰めてしまいますし。今まで議会の外にいて全然気にもならなかったことが、議会の中で気づいてやたら気になり始めることもあり。

そんな事はさておき。

で、やっぱりこれ通告書として提出〆切があるわけですね。基本、そのカテゴリーの質問日から2日前が〆切と。この決算特別委員会、土日挟みながら9日間続きます。つまりほとんど毎日が何らかの〆切なわけですね。

しかも、先日の一般質問のくだりで書いたかと思いますが、ひとつひとつのなんとか費質問通告書を出すと、これまた取材担当という課長さんが『取材担当です!』といきなりやってきたり、いきなり電話がかかってきたり。質問の意図を確かめて、どの課が回答作るのかを調整したりするわけで。

課『取材担当になるの初めてなんです!』

私『決算初めてなんでお互い頑張りましょう!』

そんな美しい連帯感すら生まれたり生まれなかったり。課長さんたちも大変だ。連休週末関係なくだもの。なんせ答弁書書かなきゃいけないし、それより私なんかのぺーぺー議員にだろうが多少なりとも気を使わねばならないだろうし。いつもありがとうございます。あ、課長さんたちだけでなく、区議会事務局のみなさんも連日遅くまで。お疲れさまですありがとうございます。

そんな中、私ができるであろう事は『誰よりも早く質問詳細を担当課長さんに提出すること』であって、質問の意図と中身をしっかり理解してもらえるように努力することなのかしら。区役所の中での答弁書レビューもあるわけだし、早め早め先手先手でスッキリさせたい気持ちは一緒だろうし。

決算特別委員会、まずは総務費まで終わりました。議員は質問してなんぼであると聞くことも少なくはないわけで、『何々について質問しました!』がただのパフォーマンスとならないようにだけ注意しないといけませんなあ、と一層強く思ったわけであります。

総務費での質問は大まかに『区民協働について』『町会・自治会等に関する課題について』『国際化推進について』とさせていただきました。先日の一般質問の区長答弁も含めて、今度まとめてサイトに載せておこうかなと。

お、カッコイイかもしれないテーマを思いつきました。『議員の質問による区政の変化を検証するプロスペクティブスタディ』

(*プロスペクティブスタディ=ある時点から将来に向かって行うことから「前向き研究」とも呼ばれ、研究計画を立案し、観察や介入行為を行いデータを収集する試験のこと)

(*理系ですが研究慣れしておりません)

そんなこんなで、休憩は挟むものの、委員会は午後1時から午後5時まで。進行具合によって伸び伸びとなり午後6時過ぎまでとかそんなことも。決して長すぎる時間ではないんだけど、でも異常に疲れるの。足がむくんで腰が痛い。

その中でですね、これからの区政に挑むこと云々考えるより、私は区長の議会に挑む姿勢を学ぶのが先かもしれないと。本会議場なら区長答弁があるからまだしも、一言も発しない決算委員会にも出席され、一番前の席ですっと背筋よく座られ、身じろぎもせず、足とか腰とか痛そうにモジモジすることもなく、両手は膝の上、うっかり寝落ちることもなく、目を閉じて聞いてるフリしてるわけでもなくしっかりとおメメぱっちり、きちんと質問する議員全員の発言に耳を傾ける。

区長、いろんな意味で姿勢を正すコツ、ありましたら今度こっそり教えてもらえませんか。

秋祭り

小倉りえこでございます。未だにひらがなの名前に慣れることはありません。なんせ書き慣れていないものですしね。なんでしょう、慣れません。里枝子。一発変換できない漢字。候補にもでてこない。しかしそこまでオンリーワンな漢字でもない。理恵子でもなく、利江子でもなく、里枝子。漢字間違われること少なくないのであんまり気にしてはいませんが、えりこさんと言われる事も多々あります。ひらがなにしても時々『小倉えり』さんとか言われることもあったり、みなさんのまわりには『りえ』さんより『えり』さんが多いんでしょうか。私のまわり、どっちも少ない。というか、いない。りえこ仲間募集中。

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さて、先週に麻布十番近辺で秋祭りがありました。麻布十番には6つの町会がありまして、あいうえお順に『網代』『坂下』『新二』『永坂』『宮村』『山元』。ちょっと道一本ずれて南麻布に入ると『麻布竹谷町』『新堀』『本村』など、町会ってたくさんあるんですよねえ。

これが一度に一斉にそれぞれの場所でお神輿出るもんですから、それはもう賑やかに。とにかくお祭り、秋祭り。わっしょいわっしょい。

土地柄、外国人も多くてですね、ちょいちょい聞かれるわけです、これって何なの何のためなのと。本来であれば『御輿とはなんぞや』『日常でのお祭りの位置』からの説明になるんでしょうが、その辺をスパッとパキッと説明できる日本人がどれほどいるのか、自分にも自信は無いのでありまして、『収穫に感謝したりするルーツから始まって、グッドビジネスを祈ったり、グッドヘルスを祈ったり、地域のみんなで一緒にやることがいいのよ』と、スーパー意訳で説明するのが手っ取り早いと実践しております。

今年も地域のみなさんと一緒に朝から晩まで準備をしたり、色々したり、楽しい秋祭りでございました。今度は決算特別委員会に向けた準備をしています。

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…こーんな感じで空を見つめながら決算特別委員会のイメトレをして連休を過ごしてます。総務費…民生費…衛生費…産業経済費…土木費…ううう。

登壇しました。

そんなわけで、先日世間一般なんかよりずっとずっと狭い世界で言うかもしれないところの『登壇デビュー』を果たし、区議会本会議場の景色を味わってみたわたくしです。やあやあ、どうもどうも。なんかそんなに緊張しなかったような、至ってフツーな感じだと思ったんですが、おうちでネット中継を録画してもらってたので帰ってから見てみたら、あらあらあら、まあまあまあ。

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私『議長!8番!小倉りえこ!(挙手)』

議長『8番、小倉りえこ議員』

なんてやりとりがあったあと、パチパチパチと拍手で送り出していただきながら自席を立ち、まずは区長を始めとした行政側にぺこり、次に反対側にいる教育長にぺこり(教育長への質問あるし)、すたすたと歩いて国旗と議長にぺこり、そして質問するにあたり台の前でみなさんにぺこり、と本来4ぺこりを予定していたわたくしです。

壇上でにっこり笑みを浮かべ、そのまま質問に入ってしまったようでございます。なんだかまるで普通のビジネスマンの企画プレゼン。最後の4ぺこり目をすっかり忘れてしまったみたい。

改めてすみません。ぺこり(←New!)

質問終わったあとはちゃんとぺこりしてました。あーよかった。ちなみに壇上に立ってにっこりしたのは、同期の黒崎ゆういち議員の顔見てにっこりしていたわけでありまして、ほら、重量級の安心感ですもの、彼みておけばとりあえず緊張も吹っ飛ぶかなと。

そしたら他の自民党議員団の姿もいっぺんに視界に入ってきたので、『あ、そうだみんないるんだった。心強いわー』と感じたら、最初のお作法が吹っ飛んだわけですけれども。まあいっか。

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↑にっこりというか薄ら笑いというか。後ろにおわしますのは、自民党議員団のうかい雅彦議長でございます。(Facebookからの閲覧は画像が出ないんですよね、ブログの方でチェキダぅ)

傍聴やネット中継で見ていただけた方から簡潔でわかりやすくて良かったとお言葉いただけましたし、ほんとにどうもありがとうございます。さて、内容について簡単にご報告させていただきます(超意訳バージョン)。来月再来月くらいに『区議会だより』というのが港区より発行されますのでそちらもどうぞ。

【プレミアム付き商品券事業について】
Q. プレミアム率の設定って?
A. 率は商店街連合会と相談して10%、商店街活性化には率を上げるよりたくさんの人に使ってもらう方が効果高いから、そういう方向でよろしく!

Q. 商品券の使われ方、調べてる?
A. 実績把握には努めてるけど、今回は初めて商品券買ってくれた人にアンケートもお願いしてみたよ!きちんとデータ分析してこれからに繋げるよ!

Q. 販売方法は?
A. ひとりあたりの購入上限を決めたり、今回はネットで事前予約や郵便局で販売始めたよ!もっとたくさんの人が買えるように工夫していくよ!

【区内産業の魅力向上について】
Q. 「港区ブランド」ってどうかな?
A. 港区ブランドって産業とか商店街のステータスだよね!戦略的に国内外に発信していくよ!

Q. 区内中小企業のPRの取り組みは?
A. 港区ものづくり・商業観光フェアやってるし、産業見本市で支援してるよ!大企業とか金融の本社とかある港区だし、これから販路拡大の促進がんばるよ!

【地域包括ケアシステムについて】
Q. 地域包括支援センターの機能強化する?
A. 地域の中心になるんだもんね!各センター間で情報共有したり、色んなところと連携できるようにするために強化に努めていくよ!

Q. かかりつけ医の推進もする?
A. 今までもこれからも普及啓発にがんばるよ!病院の役割分担も明確にしていくよ!

【観光政策について】
Q. 港区民の観光意識をあげていく?
A. 区の内外にPRがんばる!

Q. 観光インフォメーションセンターは?
A. 増やすことも視野にちゃんと計画的にやっていくよ!

【国際化について】
Q. 国際化で得るものってつまりはなに?
A. 国際都市・港区にしたいんだもん、共生できるようにしっかりと区民のみんなに理解してもらえるようにがんばる!

Q. で、どうやる?
A. 大使館とか外部機関とか商店街とか町会とか、街のみなさんからちゃんと色んな意見聞くよ!そんな会議を設置するつもり!

Q. 国際交流って?
A. 大使館との連携が効果的だと思ってるよ!港区ならではの大使館スタンプラリーとかやるよ!

【国際学級について】
Q. 国際化って実は国語とか歴史の知識がキモよ?
A. 伝統文化や歴史、日本の素晴らしさの理解が必要なのはちゃんとわかってるよ!これからプレゼンとかで自分の考えを発信する教育の取り組みを増やしていくよ!

Q. 国際学級の展望は?
A. 教育効果の検証したよ!異文化を尊重する態度が育ったことがわかったよ!これからも色々検討して充実させるようにがんばるよ!

Q. 区立の中学校とか国際学級どうかなあ?
A. 区民のニーズや、東町卒業生の進路とか把握して必要性を検討していくよ!

Q. 国際環境整えるなら、国際学級の外国人児童の受け入れを別枠にしないの?
A. 東町、毎年10名が上限なんだけど、児童自体が今増えてるし校舎も足りないんだよね!別枠にするのは今難しいんだ!ごめんね!でも動向は多角的に常に見定めるつもりだよ!

http://www.minato-city.stream.jfit.co.jp

↑こちらから「発言者からえらぶ」→「小倉りえこ」で4ぺこり目を忘れた私をご覧くださいませ(ただしWindows OSに限る)。Macユーザーにもそのうち優しくなりますように。

国際化って

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私の思う国際化ってのは、日本という国に誇りを持って、自信たっぷりに良いところや悪いところを私たち日本人が把握することです。決して外国の方にいたせりつくせりで、日本の中で日本人を隅っこに追いやってしまうことではないと考えています。そしてその逆でもないです。

これからグローバルな時代だから!とか国際化社会だから!と言われる中で、私が一番心配しているのが『何よりも語学ペラペラ!イェア!』という斜め上の国際派の増加と、『日本ってかっこわるー!しょっぼーい!』という残念な日本人の増加です。

なんせ、昔の私がそうだったわけですからね。実体験があるからこそ、自分みたいな人をあんまり増やしてもよろしくない。経験を経てよくわかったということでありまして、やらなきゃわからんと言えば、それもその通り。

11年ほど暮らしましたが、正直なところ英語ペラペラかといえば、案外そうではありません。ヘラヘラくらいか、ペラペくらいでしょうか。TOEFLなんて泣きながらやっても全然できなかったし、何となくチャレンジしたTOEICなんて1ヶ月本気で勉強しても満点取れないし。

経験に基づいた持論。それは母国語の日本語でわからないことは、外国語でも絶対わからない。語彙とか単語とかそういうレベルの話じゃなく、論理の組み立て方だったり、話題の中身クオリティだったり。読み取る力、考える力というものが伴わない。多分。国語が苦手だったから、余計にそう感じてる。

基礎は母国語。これ基本。

何言われてるかよくわかんないけど『オウ、イェア、アッハーン』って繰り返して、何となくそれっぽい一方通行なコミュニケーションを取る姿勢をみせるより、お互いサッパリわからないかもたけど身振り手振りしながら何となくそれっぽい両面通行の意思疎通を図る姿勢をみせるほうが、コミュニケーション成立するような気がするんですよ。

日本を知らない人に日本をどれだけ伝えられるかというのも、とても重要。そしてそれには知識が伴う。生活の中で少しずつ少しずつ当たり前に触れていること、それが世界の中では一般的ではないかもしれないこと、それに気付くための国際化かと。

例えばおもてなし。もてなし。もてなすって何?

親切にすること?相手に良かれと思って行動を起こすこと?相手のことを思って、何かを必要としているだろうと勝手に悟って先手を打つこと?

『お腹空いてません?』

『いいえ、大丈夫です』

このやりとりの中で、複数の見解の違いがあるかもしれないし。それは文化の違いからかもしれないし。

『お腹空いたなー、でも一人でなんか食べちゃうのもなんだし、相手にも聞いてみようかしら?食べないかなー?』

『私は全然お腹空いてないけど、相手は空いてるかもしれないなー』

あなたも一緒にと誘っているのか、単なるオファーなのか。日本的には上の方の解釈の方が多いような気が。そして欧米だったら下。でも両方親切心から。

『えー、準備とかあるだろうし、面倒かもだし、悪いから結構ですよー大丈夫ですー』

『お腹空いてないのでいりません』

上は遠慮、下は否定。

日本のおもてなしは良かれ良かれと思って礼儀の上で成り立つこともあるし、でも他の文化の方からしてみれば御節介で迷惑、なんて思われたら本末転倒。

日本人と外国人の間だけで成り立つわけじゃなく、東京と京都の間でも成り立つものだったりして。上がってぶぶ漬け云々の話、よく聞きますし。文化の違い。国外だけじゃなく国内でも。

日本語ではこんなこともありえるんですよーとか、おもてなし精神が生活の中に根付いているから、自然な振る舞いで色々しちゃったりされちゃったりなんですよーって。

自分の国の言葉とか歴史とか文化とかって地味に大切なんだなーと、感じて興味を持ってもらうことが第一歩。外国の人のために優しくするだけの国際化じゃなくて、日本人が日本をもっと知って好きになるというための意識改革。双方に有益でなきゃダメ、その中でも日本人へのメリット多めで。これが日本の目指して欲しい国際化。

でも、参政権は別の話。全然別。違う次元。

そういえばルパンでは次元が好きです。昔は五右衛門だったんですけどね。

9/11一般質問への道

一般質問をさせていただくことになりました。前々より『早いうちにやりたいですー』と地味なアピールが功を奏したかどうかは別として、2015年第3回定例会の2日目、9/11に一般質問で登壇いたします。大所帯なのに早いとこ新人にチャンス回してくれた港区議会自民党議員団さん、ほんとありがとうございます。

さて、実は私『やりたいですー』と言ってたくらいなので、いつ登板してもいいようにちょびっとは事前準備をしていたわけで。こんなジャンルの質問しようかな、ああそうだこんなこともいいかもしれない。そんなことを考えながら質問項目だとか、読み上げる台本だとか、ちまちま書いてたりしたわけです。自宅で猫を一匹二匹ひざに乗せながら時間のある時に。

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もちろん、ひざの上でなくとも邪魔をするのが猫のお仕事ですけれども。

 

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さて、9月になって『質問通告書』という書類が回ってきました。こんな質問をしますよ、こんな内容なんですよ、という事前予告。それを基にして、適切な回答というのを区長が議会で回答するというやつ。

……ああ、だから議会1日目と2日目に質問者も回答者も紙を読み上げるだけの早口合戦なのねと。そんなことも知らんのか!と怒られるのかもしれませんが、知らないもんは知らないんです。仕方ないっす。でも覚えました。なるほど。

『取材担当』、そんな言葉が飛び交うのも、質問通告書とやらの〆切前。取材ってなんぞ?というのが率直な感想。なんか取材されるのかしら?なんで取材なんか?という疑問しかなくて、頭の中はハテナで埋め尽くされる。

正しくは『取材担当課長』さん。要は課長さんレベルが質問に立つ議員ひとりひとりについて、いろいろ間をコーディネートするようです。へー。コーディネート?なんのためにだろう?

質問内容はこーでねーと。

(´-`).。oO(一度言ってみたかった)

質問〆切が9/7(月)のお昼12時。そして午後1時には『取材担当課長のxxです』とお電話いただきまして、早速打ち合わせです。はや。誰が誰につくとかどうやって決まるんだろう。順番こという話もあったり。

さて、取材担当課長さんの役割は主に2つ、質問項目を大中小のカテゴリーに再配置(→それで回答を作成する担当課を把握して、スムーズな仕事に)、そして本番用の原稿入手(→言い回しとか役所で使う表現を統一したり用に各担当課に依頼)だそうです。

……たっいへーん。

質問内容の再配置という中で、例えば私が

1. 販売商品の改善について
a.補充について
(1)常温製品と冷凍製品の配置は?
(2)乳製品とシャーベットの仕分けが必要では?
(3)カップアイスともなかの種類を増やす取り組みは?

こんな質問をする予定だとします。そうすると取材担当課長さん、とっくに関連部署に回っている質問書を片手に

1. 魅力ある商品について
a. 売店における商品の補充について
(1)陳列における製品の仕分けの計画
b. 常温製品について
c. 冷凍製品について
(1)アイスの種類の陳列仕分け
(2)アイスの種類の仕入れ

こんな感じに直してくれたりします。なぜ直されるかというと、『わかりやすさ』を求めつつ、『質問によって回答作成の部署が分かれるなら分けたい』ということだそうです。aはここの課が担当、bとcはあっちの課が担当、みたいな。あくまでも内部資料として。行政側のスムーズな作業のための内部資料。

ま、でも議会の時の配布資料としての項目記載は私の提出したオリジナルの方になるんですって。なぜなら『通告書〆切過ぎたら変えられないから』だそうですが、質問することは変わらないんだし見やすくなるなら変えてくれてもいいじゃん……とも思ったり思わなかったり。

そこも回数こなして見栄えよくするための策を学んでいくものなのでしょう。そして区議会事務局さんのたくさんのヘルプを支えにオラがんばる。みんなオラにちょびっとずつの勇気を分けてくれ。

でも答弁書を作るという作業って、これって多分ひょっとして『出来レースじゃね?』と感じられる方もいらっしゃるんじゃないかと。人によってはそうなのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。

区役所も決まってないことをやりますとは言えないし、でも計画としてひっそり存在していることもあるし、先輩議員から『回答を引き出したりするのも交渉術のひとつ』と言われたこと、作業や打ち合わせを繰り返す中でなるほどーと実感しました。

ま、質問通告書という書類をもらう前から、すべのルールが未だにイマイチわかっていない私は、関連するであろう課長さんに『今度こういう質問をしようと思ってます。差し支えないでしょうか?』と聞いてきました。後々に取材という質問の意図聞き取り調査が入ること知らなかったですし、まぁ順番が逆になってしまっただけで。

課長さん達お優しくてですね、『回答できるよう頑張ります!』のようなお返事いただけたり、『質問はつまりこうですよね?』と拙い説明の中でも真剣に話を聞いてくれたり。是非前向きなものを期待したいところです。あとは『これは一般質問ではなくて、決算特別委員会での質問向きですよ』とか教えていただいたり。

へぇー。向き不向きぃー。色々あるぅー。

が、『ここはちょっと……今の時点では回答できません』みたいなことも言われたりしました。でも何度も何度も説明をして理解してもらえるように今後も努力は惜しまず。

夕方には全会派の質問事項を集めて確認して、区議会事務局さんが公開する。それまで小さな修正修正。そんなこんなのバッタバタした午後でしたが、実際に議場で読む?演説する?原稿も提出をお願いされるんですって。言葉の統一とか表現の統一とか、ちゃんとしたトークの流れから答弁内容が合ってるか、とか確認するんですって。

お願いされる前に『もうできてますけど、ご入用ですか?』と男前に(でも丁寧に)課長さんにお渡ししまして、本日はおしまい。

そんなわたくしの質問は、同じ党でも他の会派とも重複しなさそうなことをあえてピックアップ。中身は違えど大まかに

1. 産業振興

2. 地域包括ケアシステム

3. 国際化

でございます。それでは金曜日によろしくどうぞ。インターネット中継もやってます(ただしWindowsに限る)。

全体の質問事項一覧はこちらから。

http://www.gikai.city.minato.tokyo.jp/main/info5.html

ご長寿の秋、委員会の秋

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9月、それは世間一般では夏休みも終わって次に楽しみなのはシルバーウィークとやらではなく、それすっ飛ばしてクリスマス以降の年末年始な季節。そして、梨とか桃とか葡萄とか美味しい果物が出回る季節。じゅるり。そして10月になったら『体育の日ってやっぱり10/10がいいわよねえ、第何週の月曜とか未だにわからないわー』とハッピーマンデーに難色を示す(事もありそうな)本格的な秋の到来がそのうちやってきます。

果物の秋、防災の秋、スポーツの秋、そしてご長寿の秋。港区には75歳以上が2万人いらっしゃるんですって。お元気にいきいきでよろしくお願いします。

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本日、東京オリンピック・パラリンピック(略してオリパラ、だそうで)対策特別委員会が開催されました。5月からの任期で初めてのオリパラ委員会。巷では色々な問題も課題もあると何かにつけて騒がれる、アレの委員会。

一昨日の正式発表と会見であったはずの午後6時の前、夕方前には区役所一帯に貼ってあったあのポスターを剥がし、なんとなくフライングをしてしまった感があるような港区役所。

違います。最先端をいきました。素晴らしいスピードでぺりぺり剥がしました。最先端を行く港区ですからね。

さて、そんなオリパラ委員会、区としてどのような事を話し合っていかなければならないのかという点。東京都が招致したわけだし区って何やるの?という疑問がありません?競技会場の整備だけしてろ!みたいな雰囲気ありません?港区はお台場海浜公園でオリンピックではトライアスロンと水泳マラソン10kmの2競技、パラリンピックではトライアスロンと自転車(ロード・レース)の2競技が開催されることが決まってます。

区が競技の他に考えること、もちろんアスリートへの配慮だったり、オリパラを楽しみにしているたくさんの方々のための区内整備だったり色々ありますが、本日の委員会の議題は主に2点。

文化プログラムと事前キャンプ。

スポーツと文化の祭典ということで、文化芸術の域のエキシビジョンのようなものがオリンピック憲章で定められております。アートだとか、伝統文化だとか。色々な策が講じられるのではないかと。

そこでいっつも引っかかる点がありまして。日本人というのは、どうも、なんというか、その、文化に対しての理解と知識と宣伝に疎いというか、そんな感じ。日本の文化ってなんですかー?と聞かれて、即答できる人はほとんどいないのではないでしょうか。

歴史ある国ですからね、古いモノはたくさんあります。古いモノを文化と言い張るにしても、それが今の現代にどう繋がって生活に繋がっているのかを説明できるほど、残念なことに知識がない。

着物も浴衣も文化であるし、町中に溢れる自動販売機も文化だし、外国人が日本語で話しかけてきても外見で勝手に判断しちゃって『ノーイングリッシュ!』とかつい言ってしまうのも、ある意味文化ですよ。欧米に憧れてしまっているのも文化ですし、そして英会話取得が夢の夢である表面的な国際化もまた文化。自分たちでは当たり前の事すぎて興味のないことでも、一旦外から誉めたたえられたら一気にムーブメントになってしまう盛り上がりも、これまた文化。

そんな文化とか国際化に関して思うことはまた別の機会にでも。とにかく文化プログラムというのを区でもとりあげて、文化の祭典に取り組みましょうという課題。

そしてもうひとつは事前キャンプの地に選ばれるため施設を整備したり、招致活動をしたりする計画。例えば今の港区、みなとパーク芝浦のスポーツセンターのバスケットコートとバレーボールコートの2種だけが国際規格にマッチ。他8種競技がちょこっと整備が必要。

招致したいのか、できるのか、区としてどのような計画・行動をするのか、のような協議が必要になってくる、そんなオリパラ委員会です。

私の所属しております自民党議員団、ミスタースポーツとして知られる新人同期の黒崎ゆういち議員もオリパラ委員で、委員会では椅子を並べて座っております。本日の委員会でも彼はナイスな質問・指摘しました。素晴らしい。

港南地域といえば黒崎ゆういち、スポーツといえば黒崎ゆういち、なんという重量級の安定感、そして抜群の安心感。オリパラ委員会に欠かせない黒崎ゆういち港区議会議員。

大切なことなので2回言いました。

ベテラン議員もたくさんいらっしゃる中、新人2人も頑張っていきますのでよろしくどうぞ。