委員会報告

image

 

『ブログだかエッセイだか、そこそこわかりやすくまあまあ面白い、ただし表現に難あり』と先日嬉しいお言葉いただきましてね。どこが嬉しいかって、そりゃやっぱり『難あり』のとこでしょうか。どうもこんばんは、小倉りえこです。全学校生活通して苦手な教科は国語でした。

 

『下線部の意味を何文字以内で書き出しなさい』とか、その手の問題を一回でも正解できた記憶無し。大きくなってから何かで読んだ有名な話、某有名作家の作品が国語の授業に出たんですって。『その時の著者の気持ちを答えなさい』という質問に、その作家のお子さんはおうちに帰ってから聞いてみたと。そしたら『〆切に追われて必死だった』とご本人から聞いた答えを翌日のテストで記入したらバツを貰ったと。書き手と読み手の受け取りかた感じかたって、ほんと色々で楽しいよなオラわくわくすっぞ!というオチの無い話です。

 

さて、本日保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQを添えて。委員長欠席により、自民党の鈴木たかや副委員長によるスムーーーズな進行。

 

1. 低所得の高齢者向けの年金生活者等支援臨時福祉給付金の支給について

H28年度中に65歳以上になる人で、H27年1月1日の基準日に港区の住基台帳に登録されてて、特別区民税が課税されてなくて、課税されてる人に扶養ではなくて、生活保護ではない区民に30,000円支給しますね(国の補助金)。申請書は4/25一斉郵送です。

Q: 支給されるべき方にちゃんといきつくように周知をお願いしますね、4/26の受付開始当日に申請したら給付はいつなの?、など。

 

2. 南麻布4丁目第2用地を活用した施設整備について

南麻布4丁目、麻布子ども中高生プラザに隣接した用地を特養、障害者支援施設、児童発達支援センターを整備するんですが、特養は民設民営、ほか二つは公設民営としますね(先月、議論が紛糾しすぎて保留となった案件)利用者等への意見もちゃんと聞いて反映しますね。

Q. 近隣への説明は?、設計について東京都とはどんな協議をするの?、など。

 

3.(仮称)障害者グループホーム南麻布事業候補者の決定について

南麻布5丁目、広尾駅のバリアフリー化に併せて整備する保健福祉施設の事業候補者が決定したのでお知らせしますね。

Q. 再公募した時の建物の貸付料の減額について、火災や夜間の緊急時の対応は?、など。

 

4. 港区子どもの未来応援施策の方向性について

子どもの未来応援のため、貧困対策の検討をするため、H28年度に向けた具体的な取り組みを考えています。1. 教育・学習の支援、2. 生活環境の安定の支援、3. 保護者に対する就労の支援、4. 経済的安定の支援、という4本立てでがんばっていきます!

Q. 子供の貧困実態調査ってどういうところをヒアリングする予定なの?、など。

 

5. 里帰り等定期予防接種費用助成について

港区において接種を受けることが困難な人に向けて、区外で接種を受ける歳の費用を全部or一部助成しますね。『予防接種実施依頼書』を先にみなと保健所で発行してもらって、里帰り先の自治体の指定医療機関で受けた人に向けたものですよ。

Q. (特になし)

 

6. 特定不妊治療費助成の見直しについて

男性不妊治療の一環として行われる、精巣内精子吸引採取法(TESA)、経皮的精巣上体内精子吸引採取法(PESA)、精巣上体内精子吸引採取法(MESA)、精巣内精子生検採取法(TESE)の助成を1年度で上限15万円の助成を開始しますね。女性は対象年齢を43歳未満とし、通算期間は5年としますね。

Q. 男性には年齢制限設けられてませんけど今後医学的にも変更があるのかもしれないので、是非とも学術的にも情報としてもフォローアップしてくださいね、自然妊娠率についても正しい情報提供をお願いしますね、など。

 

7. H28年度の母子保健事業について

産前産後の母子保健事業を拡充しますね。産後デイケアサロンを月1から月2に、新米ママ健康相談を産後1年未満に1人1回から2回に。母親学級の3回目(妊婦体操、お産の経過・補助動作、母親学級まとめ)を定員40名から80名に。

Q. 規模拡大に伴った職員の体制も整える必要あるけど、どうやって充実させていくの?、など。

 

8. 小規模保育事業の実施場所等の変更について

H28年4月から小規模保育事業が1件開始される予定でいましたが、ちょっと事業者の都合により予定が変更となりました。H28年7月から開始予定、場所も海岸3丁目から港南3丁目に移ります。

Q. 今の港区の待機児童状態は?、小規模保育事業に対して港区の指導はちゃんとやってるの?、3歳以降の受け皿はどこ?、など。

 

9. 港区職員の障害を理由とする差別の解消の推進に関する取り組みに寄せられた区民意見について

H28年4月から始まる障害者差別解消法、2月の1ヶ月で港区職員に対するパブコメ募集したら11件ありました。

Q. 障害者が遠慮を感じることがないようにしっかりと取り組んでくださいね、など。

 

以上。

区政報告なのか自分報告なのか

image

自分も通ってた聖徳学園三田幼稚園の卒園式で『人間って、教育がやっぱり大事なんだなあ…!』と、きちんとお行儀良い子供達を前に感動の涙を堪え。どっちかと言うと城南中学校もとい六本木中学校の卒業式では『中学の時はもっとああしてこうしておけばよかった…!人生一度きりなんてあの時考えたこともなかった…!』と昔を思い出して混ざる後悔の涙を堪え。そして自分も通ってた東町小学校の卒業式ではもう東町というだけで緩む涙腺に耐えられず、来賓席でひたすら涙とハナを拭ってたわたしです。

 

おめでとう!という気持ちの他、感動する理由なんてほんとに人それぞれ、どうもこんにちは小倉りえこです。区議会議員というお役目を任されてます。

 

年に4回、議会がおわった後に区政レポートと称してこんなことやりました、あんなことやりましたとA4のサイズの報告書を作成しています。外注しないで自分でぽちぽち、結構楽しいです。何を報告しようかを考えるのも含めて楽しい。でも『要望しました!』と『提案を区に採用してもらいました!』は全然意味が異なるし、区がオフィシャルに既にお知らせしてることを改めて内容にするのもどうなのかなあと、頭を捻ってる毎日。

 

明日は2回目の区政報告会です。お忙しい中恐縮ですが、お時間ありましたら手ぶらでふらりとお立ち寄りください。

 

201603 information

初めての区政報告会

image

 

 

まもなく1年、ひと通りの年間スケジュールが終わったのでこじんまりとした報告会を開催しました。自分の目でみた区議会、自分が見てきた区議会議員、そして自分が何か役に立ってこれただろうかのわかりやすい(はずの)プレゼン大会。私ね、フリーハンドでの自己アピールが壊滅的に下手なんですが、プレゼン資料を用いての物事の説明は結構得意です。

 

image

 

パワーポイントさまさまですよ…!1スライド、1メッセージ。これ基本。

 

 

image

 

そんなことはさておき、地域のみなさん、麻布十番商店街のたくさんのみなさんにもお忙しい中おいでいただきまして、小さいながらも手作りの報告会(超地味)の第1回目。司会も進行もわたくし、小倉りえこがお送りします。まずは後援会会長の麻布十番商店街の須永理事長にご挨拶いただきまして、『一期生の一年目でこれだけやれるとはついさっきまで思いもしなかった』とありがたーくお褒めいただきました。ありがとうございますありがとうございます。

 

 

 

image

 

ご来賓の方々からもありがたいお言葉を頂戴しまして。東京一区選出の山田美樹衆議院議員。同世代で女性同士ということですし、とても好きなんですよねミキティ。また国際キャリアを活かして2期目で外務大臣政務官って本当に素晴らしい。ありがたいお言葉を頂戴しましてありがとうございますありがとうございます。

 

image

 

そして麻布十番ではお馴染みのきたしろ勝彦東京都議会議員。『えー、小倉りえこの素行について、区議会自民党議員から聞き取り調査してきました』的な出だしで爆笑をかっさらい、奇行の暴露ではなくちゃんとお褒めいただきましてありがとうございますありがとうございます。

 

image

 

報告会の内容は、1. 区議会について、2. 定例会について、3. 一年間の活動報告について。プレゼンスライド抜粋の資料をお渡しし、少しでも区議会や地方自治に興味を持ってもらおうと(気にも留めたことなかった私が言うのもなんですが)、区議会のお役目ってなんだろうかとか(これっぽっちも知らなかった私が言うのもなんですが)、区議会議員に求められる能力・技術ってなんだろうか(驕ることなかれ小倉りえこ)、区民の声を区政に反映させるってどうやるのか(小さいことからコツコツと)、そんなお話をしてみたり。

 

もちろん、自分の提案が区に採用されたことを抜粋して8項目くらい報告させていただきました。あれとかこれとかそれとか。医療系と商店街振興がわかりやすいものなのかなあと思ってるんですけど、でもまだ開始されて結果がでたわけじゃないですからね。まだまだなーんにも出来上がってない。これからこれから。

 

わかりやすかったと感想いただいたり、すごく嬉しく思います。ただ、『笑いを取れるようなトークの腕も磨け』とハードル高めの設定もされました。…そんな!

 

次回予告!

3/26(土)午後1時〜午後2時 @麻布十番会館2階(港区麻布十番2-3-10 セブンイレブンのあるビル)ではたして小倉りえこは真面目な報告だけではなく、フリートークで爆笑をかっさらえるのか!?お楽しみに!…でも多分無理!(注:報告内容は同じです)

H28予算特別委員会 教育費

20160310-8

怖い顔した教育費。予算特別委員会での質問はこの項目が最後でした。教育といえば、もちろん国際人うんぬんについて。なんやねん、国際人って。

 

Q. 国際人育成の事業って、つまり何がどうなるの?

A. 国際人育成事業って4つあってね、国際科・英語科国際、小・中学生海外派遣、国内留学プログラム、日本語適応指導員派遣。全校に外国人講師を配置して、英語によるおもてなしができる意欲や能力を高めて、その他自分の考えだったり日本の良さ、伝統文化を積極的に発信できるような教育を目指します!

 

Q. 日本語学級ってどうすんの?東京都によると、日本語学級って10名いればできるんだけど、10名が需要に対する供給のラインじゃないの?

A. 中学校に日本語学級はないです…。でも中学校生活の適応を目的に個別に日本語適応指導員を派遣してます…。H27年度は25人の中学生が教科書の補足説明を受けてます…。

 

Q. 港区の国際理解教育のおかげで英語のレベルが高い子が中学校に行くことになるよ。中学校でそういうレベル別の授業編成ってどうするの?先生たちも高い能力が求められていくけど?

A. 英語の能力が高い生徒には習熟度の高い少人数学級で授業したりしてます。中学校の英語の先生の質を高めるためにも、年8回授業研究をしたり、代表1名が都の海外派遣研修で3ヶ月行ってたりするし、これからも英語の先生に対する研修の充実に頑張っていきます…!

 

私ね、言いましたよ。港区の学校に必要なのは指導の仕方じゃなくて覚悟だと。11年くらい海外で学校行ったり働いたりしてましたけど、国際人って未だにどういう人を指すのかわからないと。自分の経験上、語学のレベルはどうでもよく、自分の考えだったり国のことだったりを頑張って伝えよう、理解してもらおうと頑張る人が世界で戦える人だと。

 

港区には国際教育のトップランナーになって欲しいんですね。国際都市を目指す港区としても、どこよりも素晴らしい国際理解教育を提供しようとする教育委員会も、またそれを実現させるための予算配分をする財政課も、覚悟を持って取り組んでいただきたい!と。

 

英語教育に関しては色々な考えがあるとは思います。H28年度、どのような覚悟を持って港区の教育が変わるのかをまず様子見。そんな予算特別委員会でした。

H28予算特別委員会 衛生費と土木費

 

image

20160309-6

 

衛生費と土木費なんですけどね。

Q. WHOのデータだと男性起因の不妊って24%、男女両方での不妊って50%超えると、知られてないけど結構多いんですよね。そんな男性不妊治療助成、去年4月に東京都が開始して港区は23区で一番高い年間15万と決めてくれました。でも男性向けの助成を含めても、昨年より予算が6000万ほど少ないんですよね。なんで?

A. 前年度実績を踏まえてるんだけど、伸び続けていたのが今年度減ってまして。なので男性の分を計上しても、全体的に数字を下げました。

 

Q. 港区のがん対策促進プラン、前に保健福祉委員会で『データの取り方間違ってんじゃないの!?』と吠えましたが、今回の予算案はそのあたりの指摘って反映されてるの?

A. がんの実態調査を行い、これまで把握が困難であったがん検診の受診状況やがんの治療、ケアに関する情報の入手・活用法など、予防から治療・緩和ケアにわたる区民のがんの実態を十分把握できるよう必要な予算を確保しました…!

 

Q. がん検診受診の実態調査ってどうやっていくの?

A. 区外で受けているかもしれないし、区民のがん検診の受診状況を聞く質問を調査に盛り込みます…!

 

Q. こないだ提案した治験の件、区長が治験の情報も治療情報のひとつとして盛り込んでくれるってありがたいお話ありました。まだまだこれからだと思うけど、どうやって情報管理して提供してくのかしら?

A. 治験って区民に浸透してない可能性もあるので、治験の流れだったり標準の治療との違いだったり、まずは一般の情報提供からかと。今、治験の情報について拠点病院とちゃんと協議を進めてます…!どうやったら区民が情報を効果的に入手できるか体制を構築しますね…!

 

土木費は2点。

Q. 麻布通りって看板立ってから1年、古川橋交差点から谷町ジャンクションの方までの長いまっすぐの道に看板3つ、もっとどうにかして周知を進めて欲しいんだけどどう?

A. 今年度は区設の掲示板の裏だったり、駐輪場の案内看板に麻布通りのステッカー貼ってみました。今後は町会掲示板も活用したいなと思ってます。来年度中には東京都が三の橋のところとかにある歩道橋に『麻布通り』って大きく表示いれてくれるっていうので、これからも区以外のところと連携とりながら麻布通りを表示していきますね。

 

Q. 麻布十番商店街の凸凹の道路、応急手当的に広い範囲を直してもらったりしてるのはすごくありがたいんです。資材のストック無くなるくらい結構な量を使ってもらったって聞いてるけど、調達計画とか大丈夫?他の地域で必要なのに資材ないから出来ないとか、そういうことないよね?

A. 十分な量を確保して、足りなくなったら都度確保する体制を整えてます。ちなみにH28年度の麻布十番の補修はパティオ通りの40メートルくらいを予定してます…!

 

たくさんの方々に今すぐ直結するような話はないのかもしれないです。小さいところの話なのかもしれないです。でもこうやって改めてQ&Aを文章で意訳していくと、指摘したこととか提案したこと、お願いしたことがびっくりするくらいの速さで対応してもらえてるんじゃないかと。そういう積み重ねが港区の底上げになるんだろうなと期待してもいいのかしらね。ありがとうございます。

H28予算特別委員会 産業経済費

IMG_7696

経済産業費といえば商店街、商店街と言えば小倉りえこ、そんな感じの連想ゲームができるようになるのはいつの日か。区長答弁の一般質問で盛大な前振りを、そして予算委員会で本番をと、2段階の質問構成で挑んだ商店街振興連続コンボ。視点を変えての商店街振興作戦、地元の商店街で買い物しよう作戦がなんだかイケそうな感じです。産業経済費の質問は6点。

 

Q. 28年度のプレミアム付き商品券発行支援は?

A. 港区政70記念事業として増額もあるよ。全部合わせて3億3000万円。

 

Q. 前にも聞いたけど、プレミアム付き以外にも一般の商品券あるよね。もっと流通するように付加価値付けてみればどうかなって前に聞いたけど、調査研究に進展あった?

A. 一定の購入額でさらに商品券もらえたり、何かが当たる抽選会があったり、贈答用で写真やメッセージ付きのオリジナルをつくったり、そういうのが付加価値の事例でわかったよ。でも付加価値を付けての販売効果というところまではわからなかったよ。こういうことするとコストもかかるので、商店街連合会と協議しながら引き続き考えてみるね。

 

Q. 地元の人が地元の商店街で買い物しようっていうキャンペーン的なアイディアのやつ、自分的にはすごくイケてると思うんだけど、行政側では何ができそう?(詳しくは以前のブログエントリー「そうだ、地元で買い物しようよ」を参照ください)

A. 区の広報誌とか、ちぃばすの中で流してるチャンネルとか、ホームページとかで地元のお店でお買い物することを宣伝するとかは可能であると。

 

Q. 商店街の実態に関する調査をしてるっていうけど、もちろんその結果で商店街の購買促進策を進めるよね?

A. もちろん、より多くの区民のみなさんに、地元のみなさんに商店街をより一層利用してもらえるような策を展開していくつもりだよ。

 

Q. 観光・街区案内標識の予算って、H27年度は820万、H28年度は5160万円とあがったし、観光を重視するようだけど、どういう計画で整備していくの?

A. 今、港区が管理する案内標識は150。H28年度は外国人観光客が多く訪れる表参道やお台場を中心に20、協議しながら整備するね。整備の財源は東京都の補助金を活用するね。

 

Q. 増やしていくならさ、道路に愛称名がついてるところは案内標識に掲載して欲しいな(麻布通りとか)。その方が観光客にもわかりやすいし、地元の人も喜ぶよ?

A. 手続きを経て付けた道路の愛称名は案内標識に入れるね。東京タワー通り、スタジアム通り、明治通り、日比谷通り、青山通り、新虎通り、麻布通りとか。

 

商店街支援って、商品券支援とか補助金とかの金銭的な支援だけじゃなくって、地元のみなさんにもっと支えてもらえるような呼びかけを行政からもお願いしますよ!と。今までこういうアプローチでの提案はなかったようで、しかも、区も肯定的に受け止めてくれているというところがすごく嬉しい。こういう可能性があります、とか具体例を出してもらえたということは、区もやってくれる気満々であろうと、そう捉えています。そうでもなければ『検討します(=NO)』ですしね。

 

一過性ではなく、継続的にやらないと意味がないものだし、商連街連合会と相談しながら是非とも進めてもらいたいものです。商店街連合会としても反対する理由があるものではないと信じておりますが。

 

これからの課題は、できるだけ早く始めてくれるようにプッシュプッシュを忘れないこと。広報みなと(区の広報誌ね)だったり各地区の地域情報誌のトップページにですよ、例え欄外でも大きく素敵なキャッチコピーで「そうだ、商店街に行こう」的なフレーズが毎回当たり前のように掲載されたりしないかなあとか、ちぃばすのモニターに映るのも素敵だし、ケーブルテレビの港区番組に表示してもらえるのもいい感じだし、あの手この手で展開される日を楽しみに待ってます。

H28予算特別委員会 民生費

20160302-7

 

さて、民生費。民生費も2点質問しました。

 

事業所内保育事業の推進計画について

Q. 待機児童解消の策、保育園用地の取得や定員拡大のほかにも『事業所内保育事業』の計画も並行で推進していく方がいいんじゃないかな?とにかく人口増のスピードについていけてないよ?

A. 実は10社以上の事業所から問い合わせを受けている。事業所ができるだけ早期に実施できるように説明やアドバイスを行っていく予定。

 

Q. 事業所内保育事業、結構あるよーとは色んな人に聞くけど港区にはまだ設置されてないですよね。周知やPRはどのように?

A. H27年の4月から開始した新しい地域型保育事業のひとつなので、まだ浸透していないのかも。従業員のための子育て環境の充実に関心あったり力を入れている事業者を中心に説明したり、問い合わせや相談の多い内容をQ&Aにまとめて配布したり、宣伝していきますね。

 

福祉総合システムの維持管理について

Q. そもそも、何のこと?あとH27の予算4億くらいからH28は半分くらいの2億弱となってるけどなんで?

A. 福祉総合システムは高齢者福祉、障害者福祉、保育、資金貸付などの情報を統合的に管理するシステム。半分の予算になったのは、マイナンバー系の基本業務が終了したことと、システム機器更新が終わったから。

Q. 仮想化してコストカットしたということもある?

A. 仮想化対応のシステム改修をH27年度にしたというのも、減額の理由。

 

予算とか決算で何が一番難しいって『この事業の予算は何費ですかね?』を確認すること。結構違うことがあるらしくってですね。何々費のところの項目を『款(かん)』って言うらしいんですけどね、そんな表現使ったことなく今まで来ましたしね、変換だってなかなか出てこないですよ。

 

そんな勘違いの質問を『款違い』というんですって。かんちがい。あはは。

予算特別委員会始まりました。

image

 

第1回定例会とセットなのが予算特別委員会。平成28年度の港区の予算案、一般会計が1203億3000万、特別会計3つを合わせて1690億5327万円。すごい額。特別区民税収入は635億4668万円。額がすごいですよね、いちまん、にまん、たくさん億円。

 

『何々費』という項目ごとに質問をします。議員おひとりの持ち時間60分。1つの項目に60分費やすもよし、3つを20分ずつ費やすもよし、6つを10分ずつ費やすもよし、何分でも全部の項目について質問するもよし。そんな予算・決算の委員会ですが、質問時間総数ナンバー1、2を争うのが『総務費』と『教育費』。1日目は『歳入』『議会費』『総務費』、2日目は残った『総務費』すべて終了しました。

 

総務費で2点質問しました。予算の質問って難しい。

 

IMG_5396

 

Q. 外国人のための日本語教育推進についての事業はどんな感じ?

 

A. 港区国際交流協会が日本語講座を持ってて、区が受講料を半分負担する事業を行っている。受講したいけれど都合が合わなかったりする場合ももちろんあるので、たくさんの人が受講できるように色々調査(平日か週末か、時間帯とか)をしながら充実を図っていくつもり。

 

日本語ひとつもわからなくとも快適に安全に生活できるように、そんな外国人への対応だったり配慮だったり、港区の対策はものすごい丁寧なわけです。世界中でどこの国よりも、日本ってすごい丁寧だと思うの。でも日本に住むなら日本語勉強してもらったほうが日本のことよく知ってもらえるし、そういう機会を行政が積極的に提供するほうがバランス取れてていいんですよね。現に日本語教師が不足してるようですし、需要もますます高くなっていくはずですし。こういう環境が整ったら、港区に住む外国人だけではなくて、観光と語学研修というようなパッケージで外からお客さんを呼び込める可能性だってあるし、もちろん地域に住んでる外国人への地域参画のハードルを下げる可能性にも繋がるし。そんな意図があっての質問その1。

 

Q.  港区政策創造研究所の体制や調査研究の流れ、コスパってどうなのかしら?

A. 他の自治体のシンクタンクと比較しても、すごく簡素な組織。コンサルや外注に出しっぱなしにしないで、自分達(区職員)で分析したりしてる。役所の中に設置して他の課にデータ提供したり、色々と動いていることが重要で、政策能力の向上の目的の上でも外注では得られないメリットです…!

 

維持運営費用の約半分を『外部監査費用』に費やす組織の重要性が区民に理解を得られるかどうかちょっと引っかかって、『それなら全部外注した方が相手先コントロールできるし、クオリティ高いし納期も早いし安いんじゃないの?』みたいに思われちゃうだろうし、相当な理由があっての自前設置だから、さぞ良い調査や研究を短期でしてくれるんですよね?的な意図があっての質問その2。

 

総務費の質問は10分と通告。答弁席で『ハイ、委員長!』と発言した瞬間からカウントダウン開始。時間を少しオーバーならともかく、2分でも3分でも短くなって余らすのはカッコ悪いということで、残り時間を気にしながら『どうしよう、時間余っちゃうかも…!延ばさなきゃ…!』なんて頭の中ぐるぐるしてたら発言も大変ぐるぐるしてしまったことを反省。

 

でもぴったり10分で終了しました。