一般質問の答弁をまとめたの巻

一般質問まとめました。HPにも掲載。自分のためのメモでもあります。4年前にパイセンから言われた「まぁ経験してると色々とわかってくるよ」というアドバイスがありましてね、確かに過去の質問を改めて読み返してみると穴掘って埋まりたいようなことも多々ありますのです。

 

今回初めて「おい、お前のいっつも言ってる医療と国際化と地元愛的な質問はどこ行った?」と言われそうな、いつもとまったく違う質問になりました。小倉りえこ2期目、相変わらず毎日が模索の探検中。

 

1,000億円を貯める震災復興基金、使い道をそろそろ示してちょ

平成29年から始めた震災復興基金。最初にどかんと貯金して、あとはちょっとずつ(といっても毎年100億円)を貯めますねという震災復興基金。年度予算が数十億円とかいうレベルの地方の自治体からしてみればはぁ??というような取り組みなわけなんですけれども、いざという時のものなら貯めてて別にいいんです。

 

前倒し前倒しでせっせと基金を貯めてですね、令和4年度までに目指せ1,000億円。平成30年度末まで、660億円たまりましたと。順調ではありますね。ただ、この毎年100億円だか前倒しも含めてそれ以上とかあるわけですから、そっちに捻出することばっかり強要されて、必要な予算が各部署から削られてるであろうことがどうなんだい、という疑問は前々からあるわけ。別にいいんだけども。いや、よくないんだけども。

 

Q: 震災って書いてある以上、台風とか豪雨とかには使うことができないこの基金、使う時には23区内は同じくらいのダメージ受けてますよね、多分。そろそろ概念じゃなくて、具体的にどうやって何に使うとかそういうの発表してもらいたいんですけど?

 

A: 震災復興基金は、震災後の早期の復旧・復興を目指し、区民生活の再建、中小企業の業務継続 や商店街の復興、公共施設などのインフラの復旧を国や東京都の支援を待つことなく、区が速やかに実施するとともに、国の制度への上乗せなど、区独自の支援を実施するために活用いたします。現在、災害救助法や被災者生活再建支援法等に基づく国の支援制度の調査のほか、災害時に独自の被災者支援を実施した自治体での現地調査を行い、港区にふさわしい支援内容の検討を進めており、具体的な活用方法について、できる限り早期にお示ししてまいります。

 

(´-`).。oO(…なんだろうな、「小倉りえこにはとりあえず商店街ってキーワード盛り込んどけ」みたいな隠れた指示を感じる。とにかく、まだ調査中というところもどうかと思うんだけども、がんばってくださいとしか言えん。)

 

基金はもっと使っていいと思うんです、ただしちゃんとね

Q: どのくらい蓄えがあればいいんですかね?貯めすぎで使わないということはないと思うんですけど(多分)、目安ってものがないんですかね?

 

A:自治体の各年度の歳出は、その年度の歳入でまかなうことが原則であり、その例外として基金が認められております。港区では、借金に頼らない健全な財政運営をするために、積極的にこの基金制度を活用しております。財源不足等を年度間で調整する財政調整基金と、社会基盤の整備等特定の目的のために活用する特定目的基金があります。財政調整基金は、区民税等の経常的な収入を基礎として算定される、標準財政規模の5割以上を確保することとしております。特定目的基金は、(仮称)産業振興センターの整備をはじめ、施設整備に係る基金を今年度は 36 億円活用するなどして、財政負担を平準化しております。 今後も、将来の行政需要に備え、基金それぞれの目的を達成するために必要な残高を確保して まいります。

 

(´-`).。oO(…そうなんですよ、難しいんですよ日本語が。この手の質問の答えは1ミリも噛み合わないんですよ)

 

基金、ちょっと全体的に整理しなおした方がいいんじゃない?

Q: なんか色んな基金がありすぎて、でも内容が被っているようなものもあるわけですよね。というか、基金って各担当課のただの貯金箱と化してね?一度整理した方がいいんじゃない?

 

A: 区はこれまで、公共施設の整備、子育て支援など、特定の政策目的を実現するために条例で 基金を設置し、その趣旨に沿って計画的な積立てと効果的な活用を図ってまいりました。また、区債償還のための減債基金をはじめ、目的を果たした基金は廃止するなど、必要な見直しをしております。今後も、将来にわたり基金を効果的に活用できるよう、財政状況や社会環境 など区を取り巻くあらゆる状況の変化に合わせ、統合や廃止を含めた見直しを行ってまいりま す

 

(´-`).。oO(…あー、うん、へー、ふーん。確実に社会環境は変わってるんだけどね)

 

区長、「定住促進基金」は「定住」という表現がよくないと思います。

過去何度かこのお話というか、トピックをぶち上げては区役所の中の特にまちづくり関連部署に睨まれている小倉なわけです。区役所にしてみれば多分「アイツ、めんどくささMAX」または「アイツ、本当に自民党か」くらいの扱いの小倉なわけです。別にいいんだけど。

 

何がお気に召さないのかと言いますとね、「『定住』の定義がソチラ側とコチラ側で解釈違うんですけど」ということ。これに尽きる。定住と移住の意味の違いがあるんだかないんだか、人口が増えていくことに対して色々ともっとちゃんとしてほしいということなわけ。

 

コチラ側の多くは「定住は住み暮らし続けていくこと」だと思ってるというとこが前提ですよ。でも定住促進基金はちいばすや自転車シェアリング、歩車道整備や電線類地中化整備、何故か来年の東京 2020 大会のための道路整備に至るまで、いわゆる土木費とされる分野で大半が使用されていて、ちょっとどうかなと思うんです。

 

Q: そろそろ 30 年近く定住を促進してきたことによる人口増から発生した課題を解決するためにですね、教育や福祉を含む住環境や生活環境とか、区民として安心して住み続けられるための事業とかですね、総合的な基金として組織横断的に使ってほしいんですよ。まちづくり部門だけじゃなくてさ。

 

A: 定住促進基金は、区が定住促進対策の推進のために設置した基金で、主に都市基盤や交通環境の整備などに活用しております。これまで、電線類地中化整備、コミュニティバス運行、台場の地域交通の運行、自転車シェアリング推進、歩道及び歩車共存道路の整備などに充当してまいりました。今後も、社会情勢の変化に応じ、良好な市街地環境の整備に向けて、基金の目的に合致した事業に、効果的に活用してまいります

 

(´-`).。oO(…これはちゃんとしたQ&Aですか、教えてエライひと。別に潰せとかなくせとか言ってるわけじゃないんですよ。区が言う定住って定義がズレてんですよ…と自分の方がズレている可能性については棚にあげとく)

 

 

というか、全体的に言葉が難しくて、文字を目にすることなく耳だけで聞いてても、ひとつもピンとこない。そういう特性だから仕方ない。

 

続く。