一般質問の答弁をまとめたの巻

先日の一般質問なんですけれども、平日だったんですがうちの小倉氏が議会見に来てくれたんです。普段お勤めなんですけれどもたまたまお休み取ってた日でしてね、前日か前々日に『あ、そういえば休みだわ』なんて。もちろん私としても『あ、そういえば一般質問だわ。見にくる?』なんて。そんなもんです、うち。

 

一般質問まとめました。HPにも掲載。自分のためのメモでもあります。

 

一般質問のおまとめ

港区のまちづくりは、誰のために向けたまちづくりなのかわかりまてん』という、ある意味暴言から始めた一般質問。そもそも「まちづくり」という日本語が独特すぎて何を指しているのかわからない上、昔感じていた「まちづくり」は議員になって気づく「まちづくり」とは全然違い、ますます「まちづくり」ってなんなのかわからない。そんなおばちゃんの独り言からスタート。

 

 

港区開発事業に関わる定住促進指導要綱の見直しについて

港区、人口が増えてますね。増えてるから色んな土地とか施設とか足りてませんよね、なんてことはずっと前から気になっているところです。ぶっちゃけた話、『施設整備とか心配だけどどこまで人口増やす気なの?』と思っちゃうんです。

 

人口が少なくて困ってた時代がありまして、その時に『一定の大きさの建物建てる時、住宅作らせようぜ!そしたら人増えるじゃん!』と、定住促進指導要綱とやらが作られたのが平成3年。28年前ですね。その時から色んな変化とニーズに対応するため、見直しとか行われてきたのは知ってます。スーパーとか防災倉庫とかいわゆる生活利便施設と呼ばれるものの設置要請とか、保育園入れやすいように計算係数変えたりとか。でもね、住宅そのものの設置は残りっぱなしなんですよね。

 

Q: もう今なんか勝手にマンションとか建って住宅増えてますし、人口どんどん増えてますし。でもこの要綱、住宅を作るか生活利便施設とやらを作るか、今でも選択できるようになってるんですよ。そんな状況なら『住宅はこれの要綱関係なくできていくという状況なんだったら、いっそのこと外しちゃってさぁ、もっと生活利便施設という方をちゃんと作ってもらうとか作りやすくする方がわかりやすくていいんじゃない?』と思いますけど?

 

A: 区はこれまで、大規模な開発事業に住宅を誘導し、人が住むことによってもたらされる、人々の暮らしとうるおいや、にぎわいのある街づくりを推進してまいりました。さらに、平成 15 年に定住促進指導要綱の一部を見直し、住宅に加え、新たに生活利便施設を付置するとともに、その後も社会情勢の変化に合わせた改正を行い、良好な住環境の整備に努めてまいりました。今後も、人々が暮らしやすい、うるおいとにぎわいのある街づくりを推進するため、必要な見直しを行いながら、定住促進指導要綱を適切に運用してまいります。

 

(´-`).。oO(是非ともよろしくどうぞ…)

 

電線類の地中化

皆さん、電線類の地中化って順番にされるもんだと思ってる方多いんですけれども、なかなかどうして難しいんですよね。そんなことを何年間前から考えて、調べたり考えたり、したことありました。(2016.11.28 電線地中化に想いを馳せる、 2017.6.8 でんちゅうでござる!な話

 

東京都無電柱化推進条例の第1章6 条に『都民は無電柱化の重要性について理解と関心を深めるとともに、都が実施する無電柱化の推進に関する施策に協力するよう努めなければならな』という、なんともざっくりとした推進条例であっても港区内において、都道や国道の無電柱化は進んでいます。条例の文言ってそんなざっくりしたもの乱発していいんだっけというくらいの、ざっくり感。

 

歩道の幅が2.5m未満。ここがネックで。狭い道では進みにくいんですよね。だって電柱1本取ろうと思ったら、代わりに地上機器2台くらいを置かなきゃいけないんだもの。大変ですよねえ。でも技術革新が進んだとしても、色んなものの小型化待つだけなのもアレですよねえ。小型化しないかもしんないし。

 

Q: なので、『そういう狭い道でも将来的に無電柱化が推進しやすくなるように、今すでにある区の公園とか施設とかなんでもいいんですけれど、周囲のために地上機器置くスペース取ってもいいんじゃね?』と思いますけれど?

 

A: 区はこれまで、歩道が狭い区道 においては、三田図書館やサンサン赤坂など、区有施設内に地上機器を設置することで、電線類の地中化を進めてまいりました。現在、「(仮称)港区子ども家庭総合支援センター」の敷地を活用し、地上機器の設置を検討しております。今後も、限られた道路空間の中で電線類の地中化を推進するため、区有施設への地上機器の設置を検討してまいります。

 

(´-`).。oO(是非ともよろしくどうぞ…)

 

建築計画に関する情報提供

紛争を予防するために、色々建物とか解体とか建築とか色々ありますので、色々な方面で色々なことをちゃんとしてねという条例があります。建物の高さを半径として、コンパスでぐるりとする感じの距離がありますが、その境界線のこちら側と向こう側では情報入手の方法が違うんですよ。

 

なので極端な話、そのコンパスぐるり線から50cmでも1mでも離れたら、10mちょっと先のご近所に何ができるかとか、知る術ってないんですよね。お知らせされないから。自らお知らせされにいかないとダメなの。そりゃモメるわけですよ、紛争を予防をするはずのルールで紛争する。本末転倒。

 

Q: 『みんな平等に、個人が何を立てようが、業者が何を作ろうが、行政が何を立てようが、このルールに当てはまる時は当てはまるわけなんですが、誰が主体になるかとか用途は何かによって、ちょっと色々と基準を変更する努力も必要ではなくて?』と思いますけれど?

 

A: 紛争予防条例では、住環境に及ぼす影響を考慮し、事業者に対して計画内容の事前周知を義務づけております。区は、現在、まちづくりの機運が高まり、協議会などの組織により、まちづくり条例に基づいて活動している地区を、説明対象に加えていくことを考えております。また、建物用途については、社会情勢の変化にも機敏に対応するために、単身者向け長屋を、新たに事前周知の対象として追加するワンルーム条例の改正案を本定例会に上程いたしました。引き続き、区民の皆さんにわかりやすく、丁寧な説明となるよう、事業者を指導してまいります

 

(´-`).。oO(あー、うん…)

 

駐車場のあり方

駐車場を探すためにその辺をウロウロとグルグルすることなく、大きい駐車場はここでっせとまとめることが二酸化炭素削減の低炭素社会です』という真顔のギャグがひとっつも笑えないんですけれど、と行政の考え方がまったく理解できないわけです。(2019.1.8 駐車場いる?いらない?

 

昭和30年代の高度成長期に作られた東京都駐車場条例に基づく色んな考え方が、この平成という時代が終わろうとしているにもかかわらず概念と解釈を継ぎ足し継ぎ足しできていることに、みなさんも頭を抱えているんじゃないかと思います。まったくもって今の時代に合わなくね?というところ、頼むよ東京都も。

 

Q: 『共同駐車場と共同集配が唯一の解決策とか思わないでいただきたいんです。もうね、色んなことに関してですね、検討していただきたいんですけど!』と思うんですけど?

 

A: 区は、低炭素まちづくり計画に基づく、駐車機能を集約する区域として、「環状2号線周辺地区」と「品川駅北周辺地区」の2地区を定めるとともに、施策を推進するため、「六本木交差点周辺地区」と「浜松町駅周辺地区」を検討地区として追加いたしました。しかしながら、区内全域で、この施策を展開していくことは、駐車場法等の法令を順守する必要があるため、現状では、困難な課題と受け止めております。今後も法令改正等の動向を注視し、国や東京都、民間事業者とも連携・協働しながら、駐車施設の適正配置と技術革新による新たな交通手段への対応に取り組んでまいります。

 

(´-`).。oO(首傾げてる職員さんもいると思いますよ…ホントどう思います?)

 

あと4問くらいあるんですけど、次回に続く。

 

傍聴席からの風景

港区議会の議場は建物の5階、そして傍聴席が6階です。我々は下に座っているので、なかなかこの議場で本会議やってる時ってどんな風景かとかわからないんですよね。で、今回初めてうちの小倉氏が見学にきたわけですが、なんせ全てが初めてみる光景。へー、ほー、となかなか物珍しく楽しんでいた模様。

 

もちろんついでにどんな感じとかか写真撮っておいてと頼んでみたり。

 

ほら、こういう角度からのお写真は事務局で撮ってくれますけれども、

 

こういう感じで自分が登壇してる時の全体像って、傍聴席からくらいしか見れないもんで。ちょっといつもと違う感じが面白いじゃないですか。旗もカワイイし。

 

で、夜におうち帰って本会議傍聴デビューの感想を聞いてみました。

 

ねえねえ、タブレットある席とない席があったよ?

うん、それはね、正副議長と正副運営委員長だけは確か議員質問の読み原稿が用意されてたとかそういう気がするよ。タブレットで。他の議員さんは、いわゆる読み原稿はもらえないので、あの場で耳をすまして聞いてるだけ。それ以外は基本デジモノは持ち込み禁止だよ。

 

へえ、スマホもいい人とダメな人に分かれるの?

おう?ダメだと思うよ、だってデジモノ持ち込み禁止だもの。

 

持ち込み禁止なの?でもスマホ持ってる人いたよ。あと結構出たり入ったりするんだね

へー、傍聴席からしか見えない景色って興味深いね。ほら、自分一番前の席だから。