新年明けましてちょっと経って落ち着きまして、今年もよろしくお願いしまチュウ。

12年に一度のネズミドシ、12年に一度は例のアレを思い切って言ってみちゃってもいいんでないかいと、声を大に『よろしくお願いしまチュウ』と新年会1発目のご挨拶で盛大に滑ってきた小倉りえこでございます。言ってみたかったんだよねえ。やってやったぜえ。後悔はしていない。

 

我々、議員の1月から2月にかけて新年会にお呼ばれすることが少なくありません。団体であったり町会であったり、お声がけいただくことも少なくないわけで、『よっしゃ!ワイの活動シーズンや!』とやたら張り切る議員さんも少なくはないとお見受けします。

 

議員の新年会

何件行ったぜ(ドヤ顔)、何件呼ばれたぜ(ドヤ顔)が活動成果と思われがちな我々です。良い悪い、バカかアホかと議員の新年会に関しては様々なご意見があるこの世の中ですが、色んなことを考えながら会場に足を運んでいる我々のことも少しは「どっちタイプだ?」と観察されてみるのも一興なのではないでしょうか。

 

どこでも新年会に行きたいタイプ、どこの新年会にも行きたくないタイプ、呼ばれれば参加するタイプ、呼ばれなくても押しかけるタイプ、呼ばれてもお断りするタイプ、挨拶させてもらうことがすべてなタイプ、挨拶苦手なタイプ、色々あります。多種多様。非常に愉快、でも時々不快。

 

そして我々、来賓というたいそうなご身分でご招待いただくわけなんですけれども、そんなたいそうなアレじゃないのに来賓とか恥ずかしく、新年会的な会の主人公はその団体の中の人々だったり町会の中の人々だったり、みなさん楽しくやってるところでのこのこお呼ばれするのも悪いなあって思う時もしばしばあるし、申し訳ない気持ちでいっぱいの時もよくあります。

 

会社勤めだったころはね、忘年会にしたって新年会にしたって、基本内輪の会じゃないですか。来賓が来るようなところの会の経験がなかっただけと言えばそれだけの話なんですけどもね。慣れてない。じゃあ慣れてたらいいのかというと、多分そうではなくて。

 

上手に言葉でまとめられなく申し訳ない。簡単に言うと「気の利いた挨拶ひとつできなくてほんとすんません」ということなのかしら。

 

と、このようになんの参考になるのかならないのかサッパリな、非常に偏った「議員の新年会参加考察」でありますが、これと対になって一緒に考えなきゃいけない「議員を呼ぶ新年会考察」もすべきであります。見落としがちですが、これはセットです。

 

議員と新年会

どういうところが議員を新年会に呼ぶのか。コミュニティとはご縁の無い中で生活してる場合って、こういうのってサッパリわからんのでありますよね。まあ、業界団体とか町会だとかそういうところがほとんどなわけですが、正直世の中のほとんどの方々がこういう会と無縁だと思っとります。狭い狭い世界の中で、くるくる回っているのです。知らんけど。

 

参加する議員は色んな思いがある場合があるかもよとさっき述べてみました。呼ぶ方はどんな意図があるのか、これまで経験したことのある偏ってはいますがいくつかの理由と思われるやつを挙げてみましょう。

 

身近に感じられるからそんなの当たり前のように普通に来て欲しいじゃん、呼んで来るヤツが使えるかもしれない議員だろ、挨拶させてやりゃほいほい来るから雑費収入は多い方がいいだろ、呼ぶヤツはちゃんと選ぶよ、要望聞かせるために圧力かけられるじゃん、こういう時に会えるのも嬉しいよ、新年会なんか来なくたって大丈夫よ、などなど。

 

たぶんね、色んな親切がこんがらがっているんだと思いますよ。あ、ご不快な思いをおかけしたならごめんなさい。そういうつもりはないんです。議員のお役目いただいて5年目、これまで経験してきた、あれー?って感じるようなところもあるんですよってのもお伝えしたいだけ。

 

 

呼ばれる方も呼ぶ方も、お互いある意味義理堅い。それが時折辛くもあったりそうでもなかったりするのかしら。会を通じても通じなくても、楽しく苦しくないお付き合いができるといいですね。

 

 

そんなどーでもいいことは置いといてですね。

 

髪が伸びました。毎年撮ってパラパラgif製作で年相応に、素敵に歳を重ねていく様をありありと見せつけていきたい野望を胸に抱えて、今年もよろしくお願いしまチュウ(懲りない)。


 

みなと子ども救急診療室。週3→5→6

4年ほど前でしたか、愛育病院さんに『いいよ』と引き受けていただけた小児初期救急診療。当初からの想定通り、週に3回から週5回へと増え、12/28から週6で対応していただけることになりました。港区もそうですが、対応していただく病院さんと対応していただく色々なところの先生方にありがとうございます。

 

もう区のお知らせの他、様々な方面で「自分が取り組んで」とかそういうのでご存知の方はご存知だとは思うけども、一応始まる直前にね、リマインドというかね、お知らせまで。だってね、年末年始スケジュールというのがちょっと変則的なので、そこが本来の、今のタイミングでお知らせすべき点なのかもしんないと思いまして。

 

みなと子ども救急診療室スケジュール

詳しくはこちらをみてね

 

12/28(土)17時〜22時

12/29〜1/3  年末年始で愛育病院さんお休み

1/4(土)17時〜22時

1/5(日)愛育病院さんお休み

1/6〜 月曜〜土曜の週6対応

 

では、年末年始の場合はどうなってんのという疑問には港区のこちらのページを参照。1/3までの休日対応可能な医療機関(歯科含む)が掲載されてます。受診の際はまずはお電話で時間とかお確かめくださいとありますので、どうかそのように。

 

 

各方面の色々なご尽力があってこういう体制が整えられていると改めて想いを馳せてみると、ああありがたやありがたやと。

 

ありがたや、ああありがたや、サンキューで〜す

 

こう文字にすると感謝の気持ちがこれっぽっちも感じられなく読めてしまう5・7・5(字余り)。みなさん、体調にお変わりなく過ごされますように。

 

元麻布保育園

元麻布保育園の開園式が行われました。

 

区内最大200人おあずかり。医療的ケア児も障害児もおあずかり。こちらも関係各所のみなさんのそれはそれはたくさんのご尽力で完成した保育園。

 

無事の開園、おめでとうございました。安定した運営をよろしくお願いします。


 

3、2、1、ゼ〜ロワ〜ン!

さて、今年も芝商店会さん、そしてプロレスリングZERO1さん、歌って踊れるプ女子双子アイドルユニットのあすきょうさん、そして地域の皆さんの温かいご協力もあり、麻布十番商店街歳末チャリティプロレスが無事終了。ZERO1最高やで。

 

今年もパティオ広場の上の交差点のとこをですね、麻布警察さんのそれはものすごいご厚情もありまして通行止めにいたしましてね、年に1度の特設リングを作るわけです。

 

屈強な素敵なメンズがですね、それはもうよっこらせ、よっこらしょと。みるみるうちにリングが出来上がってくるわけです。すげえ。

 

昨年は小雨が降る中、ちびっ子プロレス教室は人数少なめだったけども、今年はたくさんのちびっ子がリングに上がってくれて、挨拶で始まり挨拶で終わる礼儀正しいお教室も大盛況。「夢を持つ子はいじめなんてしない!」というプロレス先生の言葉をみんなちゃんと覚えててね。

 

 

で、最近動画という記憶と記録に留めるツールというものがお気に入りでありまして、基本自分が楽しむレベルですけれどもダイジェスト動画を。

 

 

そんな冬の寒さすら吹き飛ばす熱い試合を見せてくれるZERO1さん、昨年にも綴りましたけども芝商店会さんの加盟団体さんなのであります。

 

なお、チャリティプロレス開催に至るまでのフローチャートはこんな感じです。鈴木たかや区議会議員の仲介。ミスター芝。ミスター商店街。

 

ちなみに今年の麻布十番での試合前日は芝商店会さんの福引所にいらっしゃってましてね、豪華ですよね。ZERO1素敵レスラーズが福引所にいるんですよ。

 

有名リングアナのオッキー沖田さんが呼び込みされてるんですよ。ゴージャス、とてもゴー☆ジャス。素敵。

 

ZERO1さんのファンの方、あすきょうさんのファンの方、ご近所の方々、たくさんの方にチャリティイベントを楽しんでいただくことができました。本当にありがとうございます。初めて麻布十番に来た方も、麻布十番商店街を楽しんだ方もいらっしゃったはず。

 

願望。お買い物はお近くの商店街で。オレの願望。ラブ商店街。エビバデセイっ、お買い物は商店街で。

 

あっ、ジュバピョンもありがとう。


 

港区議会 保健福祉常任委員会報告

さて、先日保健福祉常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と委員のみなさんからのQなどを添えて。  

 

1. 民法改正後の「港区成人の日記念のつどい」の対象年齢(素案)について

えー、昨年でしたか18歳を大人的にするとかなんだという法律改正で、成人の日的なやつはどうすんじゃコラという各自治体がそれぞれ対応しなきゃならん事が増えました。その代表的なやつが成人の日の集い、ほら場所によっては晴れ着で夢の国でおおはしゃぎな画像とかよくニュースとかに出る類のやつ。港区はプリンスホテルで立食付きのアレ。自分、ハタチの時はヨソの国にいたので出てないやつ。

 

で、令和4年度(2022年度)から大人がこれまでのハタチからジュウハッサイになるため、成人式的なやつをどうするか、港区はこれまで通りにハタチとします。という報告です。

 

Q: 最終決定するのはいつなん?、その年の該当者になる現中3にするアンケートの内容ってどんな感じ?、対象者って何人くらいなの?、など。  

 

2. 白金台地域における保育定員確保策の変更について

えー、白金台三丁目遊び場の一部を工事してですね白金台保育室というのを5年間限定で作りたかったんですけれども、地域の反対意見だったり環状第4号線道路とかの色々が問題がありまして、でも色々頑張ってはみたんですが、今からもっと頑張ったとしても2年くらいしか開設できないことになってしまうので涙を飲んで断念するのです。  

 

Q: この地域って場所も無いし他に見つけるにも大変なのはよくわかるのよね…、保育定員をなんとかするのは知ってるけど予定の進捗状況とか説明をよろしく、地域の反対が大きくて断念するのは残念だけどこの経験を今後どう活かしていくのかね、など。  

 

以上。


12/21(土)麻布十番商店街でゼロワンさんのチャリティプロレスなのです。

2年連続の冬の祭典、寒い季節に屋外の半裸をお願いする心苦しさはさもありなん、屈強な素敵レスラーズが寒さを吹き飛ばす激アツな試合をこんな近くで、しかも商店街ど真ん中で、それが麻布十番商店街歳末チャリティプロレス。

 

昨年も書きましたけども、実現するにあたり芝商店会さんの心温まるご協力がありました。ZERO1プロレスさん、芝商店会に加盟されております。ゼロワンといえば芝、ゼロワンといえば芝まつり、ゼロワンといえば芝のプロレスナイト。

 

そんな有名なゼロワンさん。お隣のお隣町と、商店街と商店会の垣根を超えて、麻布十番と芝のコラボレーションという感じでご協力2年目。ありがたいことです。

 

もちろんゼロワンさんを麻布十番に繋いでくれたのは同じ自民党区議会議員の鈴木たかや幹事長、芝のひとであり、自民党のミスター商店会。こっちもタッグマッチだ麻布十番と芝。いえい。

 

そんなことはおいといて。

12/21、麻布十番のパティオに特設リングが急遽出現します。午後1時からシングルマッチ、午後2時半からはちびっ子プロレス教室とタッグマッチ。ゼロワンさんの激アツで胸熱な試合をみなさん見に来てください。

(第1部と第2部の間で、双子アイドルユニットのあすきょうのスペシャルライブも!?)

 

商店街内、午前11時から通行止めで大変ご迷惑をおかけしますがどうかご容赦くださいませ。


 

配慮というモノへの配慮

ここ数年というか、特にここ最近なんだけども、「配慮」という言葉が非常に苦手になってきました。理由は簡単、求められている「配慮」っつー意味とか定義がわかんなくなってきてるから。たんじゅん。

 

とある立場から「配慮」という表現を使うと「なんだよオメー、上から目線でモノ言いやがって何が配慮だよ」となり、また別の立場から「配慮」という表現を使うと「なんだよオメー、そこは言うこと聞くのが配慮だろ」と、最近の「配慮」は「遠慮」を強いられるようなことがたくさんあるような気がするようなそうでもないような。

 

相手の気持ちを考えることが配慮。相手の気持ちを考えて控えめにするのが遠慮。配慮と遠慮は違うというけれども、ニホンゴ、ムズカシイネ。というか言語は文化・風習的な背景の影響も大きい。

 

ご迷惑をおかけしてすいません。

ご配慮いただきありがとう。

 

そう、配慮というものは、たぶん、受け手側のご機嫌と何を求めてるかによってえらい勢いでブレるんじゃなかろうかと思う。ブレるというかなんというか。

 

求めるもの100%=配慮

それ以下%=ひとつも配慮されてない

 

そう、この配慮配慮押し問答には妥協してもらえる着地点がないのであります。そして、片方は未来永劫叩かれっぱなしなのであります。良い悪いは別として。

 

例えば配慮する側、『配慮する側』っつー定義もおかしなもんだけども、『ああそうだそうだ、こういうこと頭からスッポリ抜けてたからちょっと考えてあげないと』なんて雰囲気を醸し出しちゃったら、『配慮される側』はたぶん『あげないと、ってお偉い立場から随分とアレですのねえ?』とそこでへんてこりんなやる気スイッチが入ってしまい、本末転倒な叩かれ方をするのが最近の世知辛い世の中。

 

そして配慮される側の要求が通るまで配慮する側(ここまでくると配慮もへったくれもないただの敵)をヘイトスピーチ並みに罵詈雑言。そしてそれは許されちゃう。だってそういうのも求められてる配慮だもの。

 

何しても言われっぱなし。じゃあと反論するとひどい人扱い。だったら関わるのを辞めようと縮こまることを推奨するような流れ。それも配慮なんだろうか。

 

うーん、こういうのよくみるよね。そんでよくわかんないよね。配慮を願う人も、配慮する人も、目的達成のために多分それぞれ結構酷いこと言ってると思わんでもない。もちろん自分を含めて。

 

反省。ごめんなさい。何かに。誰かに。

 

 

心から気持ちに正直に相手のことを考えるのが配慮

腹の探り合いも配慮

良い人に思われたい末の行動も配慮

良かれと思った末の行動も配慮

腹を探り合って自分にマイナスが降りかからないようにする行動も遠慮寄りの配慮

かわいそうという同情寄りの感情も配慮

どうなったらいいのか考えるのは考慮

考慮から結論づけた配慮は時々遠慮

かわいそうという同情からの行動は遠慮

腹を探り合って自分にマイナスが降りかからないようにする行動も配慮を装った遠慮

良かれと思った末の行動も遠慮

良い人思われたい末の行動も、悪い人に思われたくない末の行動は遠慮

腹の探り合いに疲れたら遠慮

心から気持ちに正直に相手のことを考えて我慢するのも遠慮

 

 

もうここまでくると、配慮の最終形態が遠慮

 

日本一億総配慮ニスト。良いか悪いかサッパリわからん。そして自分が自分じゃなくなっていく感じ。あっちにもこっちにも気を遣う日本一億総我慢大会。

 

じゃあ配慮の対義語ってなんだろ。配慮に欠けて、相手の気持ちを考えないで自分で行動して、細かいところまで気を遣えないで、相手を選ばずに信念をもって行動して。

 

あ、わかった。それ、無差別。うーん、なんかイメージ悪い。


 

オリとかパラとかミライトワとかソメイティとか

どうもみなさんご無沙汰しております。小倉です、小倉。コクラやないで、オグラやで。最近いろんなことがありすぎて筆が進まず、「YOU、一言も漏らさずに書いちゃいなよ!」という心の中の悪魔がささやいてきますが、議員たるもの「書けない類の方が多い」ということもあり、あーやだやだ。でもそのうち書いてやろうと思ってる。

 

オリンピックとかパラリンピックとか

さて、気がついたらもう12月の年の瀬が迫り、気がついたら「にせんじゅうきゅうねん、って言い慣れないうちににせんにじゅうねんがきちゃう」とか、毎年毎年感じていることがどどんとやってくるシーズンです。

 

2020年といえばオリンピックとかパラリンピックとかありますし、新国立競技場はなんかそれっぽく色々とできてるし、でもマラソンは札幌に移されちゃったし、ネットの書き込みかなんかで読んだ「都民ファーストじゃなくてサッポロ一番じゃないか」的なコメントに無駄に感銘を受けたり、まぁ色々とありますよねオリパラに関しては。

 

ミライトワとかソメイティとか

Google先生にオリパラマスコットのことを聞くと、「それはミライトワソメイティだよ!」と教えてくれます。確か3種類くらい候補があって、確か投票とかで決めたとかそんなような感じだったような?と数年前の記憶すら曖昧なお年頃になってきました。

 

私ら区役所とか行政施設とかそういうところによく足を運ぶ人の類は、嫌になる程こういうのを目にする機会があります。あ、「嫌になる程」とかいうのは語弊があるので、「名前をきっちり覚えちゃうほど」に訂正しますね。

 

訂正してお詫びいたします。あ、お詫びして訂正するのがいいんですかね?どっちやねん。

 

自分の周囲、自分が囲まれているとってもとっても小さい世界の中では、よく目にするもの=十分に周知されてるもの、と勘違いしがちなわけですが、それが100%正しいわけではないということに気づいてる人と気づいてない人ではどっちが多いんだろうか、なんて小難しいことをふと考えたりします。

 

ま、世間一般では「ミライトワソメイティという名前がどんだけ浸透しているか」なんて1ミリも1秒も思いを馳せる人なんていないと思うんだけれども、0.05秒くらいは話のネタになるかもしれないものをひとつ。

 

右と左の並び順、どうやら大切らしい。知らんけど。

オリンピックとパラリンピックに関連するもの。これ、基本両方セットでひとつ扱いということはみなさんある程度「あぁそんなもんだよね」と思ったことがあるはず。ほら、オリンピックという単体で使わず、オリンピック・パラリンピックって耳にすること多いだろうし、時々見かけるポスターとかそういうのでもオリパラはセット。

 

これは別にいい。配慮配慮。そういうもんだ。

 

で、見渡す限り左がオリンピック右がパラリンピックなのであります。統一されているのであります。

 

そう、キャラの並びも左ミライトワ右ソメイティ。なんかどっかで聞いたことある感じだな。あーそうそう、左カレイ右ヒラメ。これこれ。

 

こっそり聞いた話、どっか偉いとこからそういうお達しが来ているとか来てないとか知らんけど、とにかく左ミライトワ右ソメイティ。これ鉄板。というかお約束ごとみたい。知らんけど。

 

一生懸命そういうの徹底されてるようだけれども、一般で目にする我々にとっては「どーでも良い」と思われがちな規則であるのかもしれません。

 

↑これ、正しい並び順。

 

↑これ、基本NG。

 

…うん、違和感まったくないよね!!ということなんですが、なんか街をふらっと歩いている時にでも視界に入ったらなんか見といてあげてください。左カレイ右ヒラメ

 

左がミライトワ右がソメイティでした。訂正してお詫びいたします。

 


 

港区議会 保健福祉常任委員会 視察報告4

長かった視察報告も最後。Mooovi下関という国内最大級と言われる親子で楽しめる屋外遊び施設を見学。ここ、ボートレース場の敷地内にありましてね、市と企業と協働で整備しましたという場所です。23区とか東京とかだと感覚とか管轄が違うんだけども、競馬場の敷地内に遊び場作るとかそういう感じ?

 

下関市ボートレース企業局。ここにいるのは市の職員さん。

 

視察でここに行きましょう!と提案をした際にですね、共産党の委員ひとりだけから猛反対を受けました。その理由は「ギャンブルする場所に行くのは許せない」ということで、それがどんなに「…いや、我々の目的は別に公営ギャンブル場作りたいわけでもなく、舟券買いにいくわけでもなく、自治体が民間と協力して必要な施設を作り上げたところを学びに行きたいわけですよ?」と言っても頑なに応じず。

 

なので、今回の委員会視察はおひとり欠席。まぁ、全員のご賛同がいただけなかったのは残念でしたが、仕方ないですよね。いやだっていう人引きずっていくわけでもないですし、「あぁそうですか」ってそれだけ。

 

ボートレースは自治体主催

東京にはボートレース場ないですけれども、地方のボートレース事業は自治体が主催しているわけで、売上金の25%のうち諸々のところに交付金というカタチで支出した残りが自治体の収入というか財源として入ってくるというスキームらしいです。施設ウェブサイトからの情報によりますと。

 

このMooovi下関、オープンしたのは平成最後の日でもある今年の4月30日。まだ半年くらいなんですよオープンして。原則、ボートレースが開催される日に営業してて、半年くらいの間に約100日弱の営業、34,000人強が訪れたそうで。

 

この日も午後2時のオープンと同時に入場される方々が何組もいらっしゃいましてね。土日は利用3時間の完全入れ替え制だそうです。1日最大1,600人くらいこられたこともあるようですよ。すごい。

 

市も市民も企業も温かく

お話を伺う中で一番へぇ〜って感じたところがですね、「遊ぶ場所では事故があったりして遊具が減ってきているこの時代に、遊べるものをすべて集約する施設を作りたかった」という市の想いでした。

 

遊ぶ子供のすべてに目が届く、見る人がいる中でのびのびと遊ぶと。実際の運営は事業提携している企業さんがやっているけれども、将来を見据えて人を育てて市が独自に運営できるようにしたいというビジョン付き。お任せ&丸投げじゃないところがとっても好感持てますね。

 

この施設は利用料金を取ることとしています。大人も子供も300円。

 

有料にして料金を取ることで、運営側にも利用側にも責任を持たせるという理由だそうです。実は自分、今までこういうモノの考え方ってしたことがなくて、お恥ずかしながらお勉強になりました。特に利用側の視点ね。なるほどと。

 

苦情もなく、また事故もないそうです。保護者は子供から目を離さないようにするわけですし、またその場から保護者や子供がひとりで勝手に出ていくことがないように、入場と同時に渡されるネックホルダーのストラップの色で見分けがつくようにしてると。色々考えられてるんですねえ。

 

このストラップの色だと保護者は1人で外に出れないとか、同じ色のストラップの子供とセットで入退場が可能とか、そういう感じ。

 

で、我々の委員会で「ギャンブル場に視察なんか区民の皆さんに説明ができない!」とか「ギャンブル場の隣に併設なんて将来子供をギャンブル漬けにしようとしているとんでもないところなんか視察に不適切!(意訳)」とか、ふんがーふんがー鼻息荒いご意見もあったこの視察なんですけれども、ひとつメモっておきたいのが「下関の市役所も市民も市議会のみなさんも苦情もクレームもないそうです」ということ。

 

まぁ、市の財政的にはボートレース事業というものはとても大きく、とても貢献されている認識であろうかと思いますし、市役所や市議会は財政を確保するという視点でモノをみます。たぶん。市民のみなさんはそういう税収の一部が施設整備なりに還元されて、新しい綺麗なモノができるとか行政サービスの改善がされるという視点でモノをみます。たぶん。

 

何日か前にネットのニュースで出てましたけれども、23区は競馬組合の分配金で2億円ずつもらえることになるそうな。で、ボートレースと比べたらケタが全然違うと思うんだけど、同じことですもんね。うちはそんなところからのお金なんか要らない!とか言いませんもんね。

 

呉にしろ下関にしろ、個人的にはとっても有意義な視察だったと思ってます。行政のやる気ひとつで結構どうにでもなりそうなものが多いんだなあ、というものすごくシンプルな実感を得ることができましたし。我々にボートレース場はないけれども、駅ビルとか再開発して整備する場所はあるよね。

 

活かせることができるように頑張りたいと思います。んで、もちろん頑張ってもらいたいと思います、同行していただいた部長にも。よろしくどうぞ。


 

 

港区議会 保健福祉常任委員会 視察報告3

で、視察報告の最後は下関編。下関では2つの施設の視察にいきました。視察というのもおこがましい表現ですけれども、屋内と屋外の子供が超遊べる施設。正直な話、港区が超苦手とする「役所が駅ビルのフロアを買い上げてまで施設を作った経緯」と「外部の協力を得て必要な施設を作る術」をじっくり学びに。個人的にこれがメインと言っても過言ではなく。

 

ふぐの町、下関

右向いても左向いても、上見ても下見てもフグふぐ河豚。全市民が総出でふぐ推しの下関。潔いほどにふぐ一色。ある意味羨ましくも思う。だって港区はそういうのないもの。地元超推しの名産品があるって素晴らしいこと。

 

だってこれ、地元企業の立ち位置だからね。名産品じゃなくてランドマークだし。

 

それにしてもかわいい。

 

ふくふくこども館

下関の駅ビル、この最上階の3階、ここのワンフロアにふくふくこども館という施設が入っています。「次世代を担う子供たちを多世代で育み、子供の健全な育成と子育てをしている家庭の支援を図る」ことが施設の目的。

 

全力でふぐです。あ、ふくって言うんだっけ。

 

全力でふぐです。

 

ところどころチンアナゴも隠れてます。

 

どういう施設かといいますと、未就学児とその保護者が全力で遊べたりする屋内プレイランド、交流スペース、多目的室完備、子供一時預かり、相談室と、平成26年にオープンして以来、年間来場者数は平均18万人程度で土日は1,000人くらいくる素敵な施設です。

 

 

あ、同じフロアに市役所サテライトオフィスも入っており、土日祝日に課税証明書まで取れちゃう便利な市役所分室も。月に5〜600人が利用されるみたいで、やっぱり便利なところにあるって便利よね。

 

広くて素敵、利用者大喜び

で、このふくふくこども館。先ほども書きましたけれども駅ビルのワンフロアを占拠するゴージャスぶり。都心部と地方ではいろんな違いがありますけれども、広い広い場所を確保することの素晴らしさと羨ましさ、ひたすら羨ましす。

 

港区は土地がない土地がないというけれど、ビルのフロア買い上げたり借り上げたりをしないのはなんで?

 

何年も前からこういう疑問があるわけですよ。大抵の場合、前例がないとか高くて買えないとか言われてサラリと流されるわけですけれども、多分交渉的なものすらやったことないんじゃないかと訝しんでるわけ。というか、そういう風に考えてる人は少なくない。

 

で、必ず「自民党のくせにそういうこと言うな」で〆られるわけですけれども、今期の小倉りえこは違うぞ。自民党だからこそそういうこと言っていくんじゃい。自民党が言わんで誰が言う。

 

とまあ、そういうことは置いといて。

 

100名くらいは入れる多目的室とかも入ってるし、遊び場だけじゃなくいろんなものの複合フロア。港区はこういうのって団体登録しなきゃいけないわけだけど、こちらの施設は市内・市外関係なくご利用いただける素晴らしさあり。もちろん料金設定は異なってて、市外の方は3倍高い。でもこれって別にいいと思うの。どなたでも利用可能だけど市民優先ね、ってこういうことだと思う。

 

開設までの経緯

で、このワンフロアは下関市が買い上げたというわけなんですけれども、その経緯を伺いました。話し合いはもちろんどこでもあるような話で、何年も10年近くやってるわけですけれども、ものすごく簡単に言えば下関市とJR西日本で話し合いましたと。要は、JR側が駅とか駅周辺整備に関して市に協力を要請したと。

 

ここで思いを馳せたりするわけです。港区もなんやら新しい駅とかできるわけですけれども、港区は港区のためにwin-winであるのかと。まぁ、愚痴はさておき。

 

下関駅にぎわいプロジェクトという公益施設の基本計画を市が策定し、それにJR西日本が事業協定を締結。ひょっとするとどちらかは不本意だった可能性も無きにしもあらずだけど、一緒にやりましょうという姿勢はとっても素晴らしく評価に値するものと思います。

 

ただ、問題はお金ですよね。ワンフロア2,670m2、所有権を持つためのお支払いは7億6,500万円。まぁ正直港区の単価と比較すると「いいなぁ」というお値段なわけですが、この他に年間1,400万の底地借り上げ代と800万の屋上借り上げと2,200万円の共益費みたいなののをお支払いしていると。

 

ふくふくこども館を利用する方が使えるということで、お外も広いのさ。いいなあ。

 

ソーラーパネルもついてて、これだけでフロアの1/3の電力がまかなえるぽいみたいですよ。

 

できなくはない。ただやらないだけ

港区の不思議なところと言いますか、自分の感じるところと異なるところと言いますか、なんかすべてにおいてガムシャラ感が無いというのがあるんです。価値観の違いというんでしょうか、立場が変わればなんとやらというんでしょうか、「おらー!こちとら港区だぞー!港区様だぞー!」というのを全面的に出しているのは行政じゃなくて企業とかそういうところな感じがするの。

 

財政的にも豊かだから余裕がありそうに見えるというところも、振る舞いにでちゃう。そんな感じ?わかんないけど。

 

前々から「港区にはビジョンがない」「港区は行政ではないところが主体でまちづくりを進めているんじゃないか」「港区ってある意味無責任だよね」的な吠え方をすることもあるわけですけども。そういうことを言えば言うほど「そんなに行政に批判的にならないでくださいよぅ」と怒られたりすることもあるわけですけども。

 

保健福祉の委員会の管轄でいうと、園庭の無い保育園だとか子供の遊び場だとかというもののバランスが悪いよねという話が何年か前からずっと出てきています。ガムシャラ感があるのであれば、いろんなことできると思うの。

 

ガムシャラであれ。そうお願いしたい。次が最後の報告かしら。


 

港区議会 保健福祉常任委員会 視察報告2

で、委員会の視察の続きなんですけれども、やっとこ本編に突入。本当は視察に行くまでのアレやらコレやらの裏話も書きたいわけですけれども、そんなことしてたら本が1冊書けちゃうくらいなので割愛。呉市ではデータヘルスによる健康寿命の延伸についての取り組みを伺いました。

 

健康寿命を伸ばしましょう=医療費削減

健康寿命を伸ばして医療費削減をがんばりましょうというのは、一昔前はよく耳にする機会があった、いわゆるピンピンコロリというやつのリバイバルだと思ってます。ま、医療費削減がすべてではないですけれども、元気な時間が多ければそれだけ働くことも可能になるし、生き抜くためのモチベーションもあがるし、病気予防に気をつけることもあるでしょうし、元気があればなんでもできる。簡単にいえばそんな感じです。たぶん。

 

地方自治体でこの健康云々というところを一生懸命頑張らないとという理由があるわけです。それが何かと言いますと、国民健康保険です。ただしくは、国民健康保険の保険料を税金として徴収している上、そこから医療費が出されていくわけ。入るものより出るほうが大きくなると赤字になっちゃう。一応これも税収の類、バランス大事。

 

で、呉市は国保のレセプト(保険診療の医療明細と思っていただければ)をデータベース化して、糖尿病の重症化を防ぐ(透析まで重症化するのを予防)モデル事業としてちょっと有名でありまして、どういう経緯で取り組んでこられたかとかそういうことをネットとかのリサーチだけではなく、実際に携われた方にお話を伺ったりですね、市役所のロケーションだとか人の動きの動線だとか、自分の目で見る耳で聞くというのは大切だと思います。

 

目的のためなら改革もいとわず

ところで、呉の市役所もとっても立派な建物でしてね。我々港区からの税金も上へ上へと吸い上げられてそれが還元されずに地方に回されるものですから、ガラスの1枚くらいの貢献度はあるんでしょうか。それにしても税金と(げふんげふん)。

 

ネーミングライツ的な制度を採用されているようで、どこの地方自治体も独自財源や独自税収を上げるために様々な努力もされていることも忘れることなく。

 

お話を伺っている中でとても興味深かったことが、レセプトのデータベース化にあたって担当を保険年金部署だけではなく、福祉保健部署も関わらせたということ。港区の場合ですと、国民健康保険は国保年金課がほぼ100%でお仕事担当するわけですけれども、国民健康保険の加入者の大半を占めるのは高齢者という視点も含めて大きい枠で物事を考えて推進したというところですかね。

 

まぁもちろん国保の方以外のデータベースはアクセスできない的な問題もありますし、自分たちのところにある情報で色々解析してなんとかしよう、という意気込みがよく理解できました。

 

何年も何年も、市役所だけではなく医療の課題って地域の病院とかお医者さんとか、つまり医師会や薬剤師会の協力が必要不可欠。基本、役所だけでできることってそんなに多くないというのはどこも一緒なんですかね。

 

データベース化をすることで、予防が可能と思われるような何かを発見したり抽出することができるようになったわけで、「医療費削減には、とりあえずジェネリック処方」みたいなざっくりしたものではない何かを明らかにするというのは大きいことだと思いますよ。

 

医療費削減をするために、まず透析に注意

呉市が目をつけたのが、「糖尿病が重症化して人工透析になる患者さんを少なくしよう」ということ。糖尿病という生活習慣病、まぁ生活習慣関係なく発症する方もいるけれども、とりあえずここでの話は生活習慣病としての糖尿病。通常でしたら、運動と食事制限と、要はバランス良い生活で改善に取り組んだり予防をしたりするアレです。自分も気をつけないといけないやつ。うち、糖尿多い家系なんすよ。

 

糖尿病っていろんな合併症的なものを引き起こしたりします。神経とか目とか腎臓とか。その中で腎障害はひどくなると人工透析に繋がることになり、この人工透析という治療が要はお高い。

 

いただいた資料によりますと、糖尿病の方が2万人いて年間3.4万円かかってたとするとそれだけで6億8,000万円。その中からインスリン治療に移行する人が850人で4億2,500万円、さらにそこから人工透析が100名ちょっとで6億4000万円。レセプトデータベースから、どのような人が透析治療まで進まず予防できそうな人かを探れるわけですよ。そしたらその分医療費は削減できる。

 

もちろんジェネリックに処方変更することで十分の患者もいるわけですし、人によって様々です。でもこういう数字を改めて目にすると、予防というものが医療費削減に繋がるということがよくわかりますね。

 

医療も介護も

国民健康保険データからの糖尿病腎症だけではなく、介護保険データも組み合わせて骨粗しょう症の重症化の予防に取り組んだり、そういうの関係なく市民全体の全年齢の健康を見守るための取り組みだったり、いわゆる包括的な健康政策というんでしょうかね。最終的には個人の話になっちゃうんだけれども、行政ができる範囲でできることを考えて実施するというのはやっぱり素晴らしい。

 

港区にも採用できる何かはあるはずなんだけれども、地域事情や大人の事情やその他諸々があるかもしれないけれども、なんか探していきたいと思います。表面的にしか知らなかったことだけれども、深く知れたので知識の蓄積。お勉強になりました。

 

呉市は呉氏

駅で遭遇した呉氏の顔出しパネルですけれども、SNSで宣伝しなくて地味にこっちでごめんなさい。日本全国津々浦々、各地域でゆるキャラ的なものがあるところはこうやって広報活動に余念がなく。こう考えると港区はがむしゃら感はゼロですよね。

 

さて、視察はまだ終わらず、次回は下関編。子供の遊び場をチェックしに。