さて、衆院選一色になりましたね。色んな政党が賑やかに、派手に、地味に、そして地道に。『リベラル』と『しがらみ』の意味が今まで以上にわからなくなってきた今日このごろです。みなさんご機嫌いかがでしょうか?衆院選以外にも最高裁判所裁判官国民審査も日本を救うのでしょうか?
最高裁の裁判官がちゃんとお役目果たしてますかね、10年くらいとりあえずやってもらってますけどこの人たち続けてもらっていいですかね、というのを衆院選ついでで有権者のみなさんに判断いただきましょうというのが『最高裁判所裁判官国民審査』。要は裁判官の選挙みたいなもん。衆議院の選挙の時に一緒にあります。ただし大きく違いがありまして、ものすごくざっくり言えば『議員みたいに立候補で国民に選ばれるわけではない』ことと、『ある意味自動再選システム』です。たぶん。
前々からよく言われてて、そういうの聞いたことある人もいると思います。新聞とかに意見広告出たりするのみたことある人もいると思います。システムがいいかどうかは正直よくわかりません。
議員を選ぶ時は投票所に行ってもらった紙に1人だけ候補者の名前を書きますよね。で、たくさん名前を書いてもらった人が当選。当選おめでとうございます。
じゃじゃじゃじゃあですね、色んな名前がたくさん書いてあって『コイツはダメだなって人何人でも好きなだけバツ印付けて、そのバツ印が投票数の半分いったら落選させようぜ。あ、バツ印以外は無効な。間違えてマル印付けても無効な。バツ印つけるのもめんどいから無視したりするやつも無効な』だったらどうしましょう。多分みんな当選しちゃうよね。それが最高裁判所裁判官国民審査。なんやねん。
改めて調べてみようと思ったら日経さんの発見。
『有効投票のうちX印が過半数の裁判官は罷免される。何も記入しない場合に信任とみなされ、X以外の記入は全て無効となる。初めて審査が行われた1949年以降、過去23回で罷免された裁判官はいない』だそうです。
なので衆議院選挙の投票に行った時、みなさんがやることは3つ。1. 小選挙区の候補者の名前を1人書く、2. 比例用の政党名を書く、3. 最高裁判所裁判官信任投票の7人を無印で全員お役目続けてもらうか、何人かバツ印付けるか、いっそのこと全員バツ印付けるか。
総務省の最高裁裁判官国民審査Q&Aはこんな感じ。そうですね、『よくある質問、トップにくるべき質問が他にあるだろ!』くらいは言ってもいいかもですよね。