南麻布にある東町小学校は私の母校です。平成24年度から公立小学校で初めての試みとなる国際学級が開始され、現在では26カ国の異なる文化に触れた児童(日本人帰国児童も含めて)が学んでいます。国際学級開始前は全校生徒50名だったのが今では5倍以上の270名ほど。これからのグローバルな時代を先取りした先進的な取り組みが行われているので視察をしてきました。副校長先生に校舎を案内していただき、私が在校していた頃の面影を残した校舎の中身はとてもインターナショナルでした。
国際学級の課題は「受け入れること」と「理解する」ことだそうです。異なるバックグラウンドを持つ児童同士の影響をプラスにする努力は、先生方への負担も大きかったと想像します。色々とお話を伺い、やはり国際教育は語学だけではないということを改めて感じました。
東町小学校は国際理解教育に関する研究奨励校となっており、先月末に研究報告会が開催されています。国際学級開始と共に入学した児童は現在3年生。3年後にこの児童らが卒業し、6年間という時間を多国籍の中で過ごした期間はとても貴重な時間になるかと思います(もちろん今の4−6年生もですけれど)。中学入学後の成長にも期待したいところです。東町の成果で公立の小中一貫国際学級が開始される日もいつかやってくるのかもしれませんね。
また、11/14-15は東町小学校の展覧会でした。とてもカラフルで、とても斬新なアイディアで、とてもキュートな作品ばかりで楽しめました。来年は展覧会ではなく学芸会の年。東町小学校だけの「展覧会の歌」がまだあるのかどうか気になるところです。