区長・教育長に質問いたしまして。

さて、『平成30年第1回港区議会定例会にあたり、区長・教育長に質問させていただきますぅ』と、先日一般質問に立ってみたのは記憶に新しいことです。全体で5つの項目で質問しました。詳細はそのうちウェブサイトに掲載しますけれど、わかりやすくざっくりと復讐、もとい、復習してみます。

 

1-1. 全国連携の取り組みについて

Q: 港区、いろんな遠い地方と連携事業ってやってますよね。でも本来の全国連携って基本win-win前提じゃないですか、今のところって防災と教育以外はあんまりですよね。というか、産業分野では地方から見たら都心は人いっぱいいるからビジネスチャンスあるからいいですけど、港区にとってのチャンス考えるとそれって正直微妙じゃないですか。港区って全国連携やってる中でどう成長してるんですかね?

 

A: 商店街と徳島県阿南市の連携で新たしい人の流れとにぎわいが生まれましたし、北海道豊富町の温泉を区内銭湯で体験できたり、ご好評いただいたんですけどねえ。あとは、全国各地の自治体とお互いの障害者就労支援施設とかで作られた商品を売りあったり、今までゼロだった福祉施策は広がりましたよ。

 

1-2. 近隣・周辺区との連携について

Q: 遠くばっかり見てる印象があるけれども、近場にも目を向けて欲しいな。例えば医療分野ならお台場に病院ないから江東区や品川区と連携したりとかさあ、交通分野なら東京駅のある千代田区・中央区とかさあ、観光分野なら空港持ってる大田区とかさあ。連携するなら近場から見直してみるのもイイと思うの。港区で成功したものを周りに広めるとか、他で成功したものを取り入れるとか、こういう視点もアリじゃね?

 

A: 自転車シェアリングとかそうですよね。あとは、とあるイベントで江東区長からご講演いただいたり、港区・品川区・大田区で70周年記念でみどころ紹介展示したりしましたよ。今後も色んな分野で連携がんばりますね。

 

1-3. 企業連携について

Q: 自転車シェアリングとかはさ、実際にやってくれる企業があるから成り立ってるわけじゃん。オリパラ関係も期間と目的が明確だから連携できるじゃん。今って港区は100近くの企業とかと連携してるけど、締結後の話ってあんまり聞かないけどひょっとして苦戦してる?連携協定締結が目的はもったいないよ。今までの企業連携による成果ってどんなの?

 

A: えー、効果的な企業連携が実現してましてー、高齢者の見守りとかアピアランス支援とか。えー、区政に気づきと刺激を与えて、新たな発想による効果的な事業創出に大きく寄与しておりましてー。

 

Q: 直面してる課題とかって何すか?

 

A: えー、2つ例を挙げますとー、新橋SL広場のデジタルサイネージなんですがー、企業が広告収入で運営しようと思ったんですが東京都の条例の規制に引っかかりまして港区が代わりに広告募ることになりまして。これは都知事に規制緩和を申し入れたとこ。もうひとつはやっぱりSL広場なんですけど、ミストのクールスポットの設置に2年とか時間かかることになったりですね。

 

2. 行政評価制度について

Q: お役所の事業を評価する『行政評価制度』なんですけど、外部委員の方々から目標とかの設定の改善しなさいよって言われてません?目標も微妙ですよね。ま、確かに評価委員会は区職員も多いですし、でも外部増やせばいいということでもないですよね。ということで、成果目標・活動指標の見直しについてどう?

 

A: えー、確かに委員の方々からは『設定がわかりにくい』と、達成度評価が悩ましかった的な意見いただきました。今度の見直しでは限りなく数値化して、よりわかりやすくなるよう改善してみましたよ。

 

Q: もちょっと事業の質を高めるためというか、包括的に評価できるように設定改善するとか評価方法とか、今後の検討の方向性ってどんなの?

 

A: すべての事業に成果目標とか活動指標を設定することにしたんですけど、今後も評価方法の改善とかがんばっていきますね。

 

3. 自転車ナビマークについて

Q: ちょっと自転車ナビマークで混乱した地域がありまして。区の計画とは別に、警視庁の計画があるらしいんですね。しかも区が計画してない区道に警視庁がペタペタと。区と警察で全然整合性ないんだけど、港区は区道の道路管理者としてそういうのどうなの?

 

A: えー、整備にあたりましてはー、区道を管理する立場からー、警視庁との情報交換をー密に行うとともにー、地域の方々のぉーご協力をぉー得ながら取り組んでぇーまいりますぅー。

 

Q: 自転車マナー啓発を色々されてますけどね、ターゲットが違うと思うんですよ、ターゲットが。届いてないんですよ、対象者に!

 

A: 区内の自転車事故って7割以上が20〜40歳代なんですよ。しかも、事故の9割が区民じゃない在勤者とか来街者なんです。今までは子供と高齢者という交通安全教室をしたりしてましたけど、今度からは企業に対してもやろうと思います。

 

4. 港区観光ボランティアガイドについて

Q: 国家資格の『通訳案内士』ではない、国家資格のない『地域通訳案内士』が今度有償で通訳案内ができるようになったんですよね。で、港区って観光ボランティア事業があるじゃないですか。港区が観光ボランティアガイドをなんらかの形で区が認定したりして、ちょっと差別化図るといいと思うんだけどいかがかしら?

 

A: そうですよね、認定証の発行とか、観光ボランティアガイドの認定制度を検討していくことにしますね。

 

Q: で、もちろん港区は外国の方も多いですし、ネイティブの観光ボランティアガイドもいいと思うんですよ。そういう育成のための研修体制も検討してもらえないでしょうかね

 

A: ですよね。理解しやすい研修内容を工夫したり、外国人ボランティアガイドの育成進めていきますね。

 

5-1. 英語教育の取り組みの成果について

Q: 2020年から全国的に小学校3年生から外国語活動、5年生から教科化されるわけですよね。港区ってすでに1年生から国際科という授業やってて、成績が付く教科化されてるわけですよ。良い先進事例なんですよね。全国に先駆けた港区の英語教育、どんな成果が出てる?

 

A: まだ色んな事を検証してますけど、いやあ、おかげさまで中学校の学力調査では東京都の平均より際立って高い数値でてるんですよ。確実に成果があるんですよ。高いレベルで発揮してますよ。

 

Q: 中学だって六本木中でオールイングリッシュのネイティブ・コースできましたし。中学は2021年が英語教育改革の年だそうですけど、港区が独自で行っている週1回の英語科国際、どういう展開していくのかしら?

 

A: ま、ネイティブ・コースも検証しますけど、カリキュラムを改訂したり効果的な指導とか教材を全中学校へ提供しますね。英語能力に応じた少人数指導を全中学校で展開していきますよ。

 

5-2. 国際学級のあり方について

Q: 国際学級って『外国籍のみ』『英語能力あり』『公立を希望』っていう結構限定された枠ですよね。増えるのか減るのか、これからもちゃんと維持できるのかいつも不安なんですよね。入級の優先順位を設けてでも資格修正の検討って必要じゃありませんかね?

 

A: まあ、児童数の推移とか学校運営とか、検討課題にはしてみますよ。

 

以上。復習おしまい。