歩きやすい道を作りたいと、そんな思いは昔々からあるわけでありまして、そんなことを思い始めたキッカケは身内が転んで骨折ったことです。何年前だろ、区議会議員になる前だからもう6年くらいになるのかなあ。
『歩きやすい道』っていうのはとったもざっくりとした概念で、色んな人が色んなベクトルで想像するわけでしょうから、『広い道』『つるぺた平坦』『障害物無し』『街路樹すら無し』など十人十色。
その上、どこの場所の道を頭に思い描くかによってこれまたどんどん違ってくるわけですよね。港南方面の新しいエリアのまっすぐな広い広い道を想像するのと、坂に囲まれたエリアの少し曲がった細い道を想像するのと、それぞれ道は道なりに様々な需要があって、『こういう道がいいなあ』ってそれぞれ違うことを思い浮かべるわけですよね。様々な事情があるもの。
よく麻布地区総合支所にお直しの相談をします
道路とかで困った時はお住まいの地区の総合支所まちづくり課。地域がら、麻布支所にいっつもお世話になっています。職員さんたち、すごく親身になって相談に乗ってくれます。議員というややこしい上にめんどくさい立場ではありますが、いつもとってもどうもありがとう。
昨年秋くらいにご相談がありましてね、『雨が降るとさあ、大きな水たまりができちゃって足が悪いから渡りにくいんだよ』と。麻布十番商店街の中ね。んで、麻布支所のまちづくり課にみてもらったわけです。ここ、ここなんだけどね、と。
で、調べてもらった結果、雨水が排水溝に流れていないことがわかりました。地面の凸凹といいますか、沈んじゃってるのか浮き上がっているのか、カーブの両側に排水溝があるんだけれどもどっちにもいかない仕様に角度がついちゃってたと。
んで、年度末に3日ほどかけてガガガッと工事をしてもらいました。
ツツツーっと画を引くとこんな感じで排水溝がありまして。
雨と水の通り道がこれで完成したんでは、と。まだ雨降ってないからわかんないんだけども。これで大きな水たまりはできないはず。はず。
私にとっての『歩きやすい道』とは
経年劣化なのか経年沈下なのかわからないけれど、浮きやすくつまづきやすくなるインターロッキングブロック(レンガみたいなやつね)は場所によっては不向きなんだなあって思うようになってきたし、とりあえず車道と歩道は角度つけてでも繋げなきゃというバリアフリーっていう概念のなかった時代があったことを知ったし、それでも地形の問題があって道路の右と左で高さの違う道なんて山ほどあること知ったし、そんでもって水はけもよくなきゃ困るなあと思うし。
技術的なことだけじゃなくとも、安心してどんな年齢の人もひとりで歩ける安全な空間がよい良いということもわかったし、それには防犯とか地域の見守りというところも加わってくるし、暗くない明るい道がいいし。
そんな最近のお直しで思っちゃったこと、以上。