レジ袋の削減と有料化

7/1からレジ袋が有料化ということで、いつもこの手の値上げ的なモノが開始される時に『そんなの聞いてないぞ!』からの大暴れでおまわりさん御来店なるニュースを目にすることを多少なり予測していたんですが、どうやら私は先見の目はない模様。やはり我の目は誰もが認めるフシアナさんだ。やはり、な。フフフ…。

 

目的は「ライフスタイルの見直し」だそうです。

レジ袋 有料化』とグーグル先生に聞くと経産省のサイトをおすすめしてきます。検索トップに鎮座するのが、環境省ではないところがハテナではありますが、まぁそれはいいです別に。なお、『気候変動 セクシー』とグーグル先生に聞くと、環境大臣の画像が多めに出てきます

 

色々な方面から賛否両論な声もありますけれども、

 

『これは、普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的としています。』

 

だそうです。とりあえず見直してみましょう。色々と。

 

何がどうなるレジ袋

有料となるレジ袋これまでと同様に無料のレジ袋、という2種類に分けられることになります。これ、店舗側は知っていても消費者側で知らない人も少なからずおります(小倉、自分近所調べ)。

 

 

それがこれですね、プラスチックのレジ袋の中でも、有料化対象外というものがあるんです。経産省の説明によると。

なので、例えばどこかでお買い物したとして『袋入りますか?』的な問答があったとしても、袋くださいということで別料金が発生しなかったとしても、『袋は有料化なんだろ!お金取れよ!』と大騒ぎはしなくとも良い場合がありますよ、ということは改めてお伝えしておきますね。

 

とか言って、レジ袋自体を有料化することでプラスチックを削減するという働きも当然ありますので、たとえバイオマス何十%製品のレジ袋は無料でもいいはずなのに有料にするところだってあるわけで、それはそれで『無料だっていいはずだろ!』と大騒ぎしちゃダメなのです。ということも忘れずに。

 

その上、袋くださいという人はそれはそれで理由があって必要なわけですから、『あいつはエコバッグ持ってない上にレジ袋買ういけない奴だ』と思うのは自由ですが、それは心の中に留めておいていいんではないでしょうか。

 

ニュースとかで見て非常にびっくりしたこと、ひとつあります。

それが時折インタビュー受ける人が口にする、『レジ袋なんてただ捨てるだけじゃないですか〜』という、さりげない一言ですかね。こういう声も少なからずあるとは思うけれども、え!?まじで!?捨てるの!?すぐ!?という驚きです。おばちゃんびっくり仰天。

 

だって、おばちゃん、ビニール袋と紙袋は戸棚にコーナーまで作ってストックしてるんですもの。ぐちゃぐちゃに見えるけれども、これでもサイズ分けされてるんですもの。使うんだもの、色んなことに。

 

というか、基本レジ袋はゴミ袋です。水気を切ったとしても生ゴミでちょっと臭っちゃうかなというものは二重にしますし、うち猫ちゃん2匹いますしおトイレのお掃除だって毎日しますしその時に必要ですし、身辺整理が下手っぴなので色んなものをまとめてとりあえず袋に入れてまとめたりするのに必要ですし、ポケットの無いお洋服でちょっとそこまでという時にカバン持つのもめんどくせえなあという時にレジ袋にちょっと小物入れてお出かけしちゃう時だってありますし。

 

そう、健康的で文化的な最低限度の生活の必需品。レジ袋(自分調べ)。

 

なので、『あら、このレジ袋はサイズがいいわね』とか『びよびよにならない程度にきれいにセロハンテープを剥がせたわ』とか、ちょっとした事にちょろりんと喜びを感じるくらいのアレなんですけれども、なんとなく箱が捨てられないという感じでストックが増えていくというものとはちょっと違いますのであしからず。

 

まずは「めざせ、100を90に」から始めよう

こないだの3月ですかね、予算の委員会でプラスチックとリサイクルについて色々と思うことをお話をしました。

 

ごみ袋がプラスチックであるわけだし、上手にプラスチックと付き合いましょうよというような内容だったわけですけれども。この翌月に全国で緊急事態宣言が出され、色んなお店屋さんがテイクアウトやデリバリーで必死になって、正直なところもうレジ袋だプラスチック容器だなんだという枠を超えて、缶・ビン・ペットボトル含めて回収量がどかんと増えたという話もあります。

 

何を減らすか、何なら減らせるか。これはひとりひとりが違って当たり前で、ひとりひとりが目指すところも違って当たり前。例えば「もらうレジ袋だけゼロにする」という人がいれば、「レジ袋は時々もらう(購入する)けどそれよりテイクアウトの容器を資源リサイクルに全部出せるようにきれいに洗うことをメインとする」人だっていると思うし、どちらがいいのか正解はなし。ただ、色々考えて見直すことは両者正解。だと思う。

 

そんな中、港区ではこういうチラシを用意し、マイバッグ・エコバッグを推奨する呼びかけをしています。このくらいしかできないであろうことは仕方なく、それでもこういうことをちゃんとしてくれることはいいことですし、まぁ自分は時と場合によってはマイバッグはレジ袋。別にいいよね。エコバッグも持ってるよ。

 

我が街、麻布十番商店街が毎月発行する広報誌「十番だより」(近隣のみなさまには新聞折り込みも)に時折記事を書いているんですが、7月号はタイムリーなのでエコバッグ宣伝記事にしてみました。フラッグバッグいいましてね、かわいい柄の生地でリサイクルトートバッグ販売中。

 

そういえばレジ袋っていくらするのかしら

ふと気になるわけです。その、何気なくもらっていて人によって色んな用途に使うであろう(もしくは即捨て)レジ袋はおいくらくらいするのかしらと。

 

ネットでポチる類のサイトで検索すると、色んなタイプや材料もあるけれども1枚単価にすると約1〜2円からスタートというところですか。

 

この対象外とされる厚手(50ミクロン以上)はさすがに数十円〜というところな感じがしますね、色々検索してみると。多分。で、微生物が分解するという生分解性レジ袋も検索すると数十円〜。で、温暖化対策に寄与するというバイオマス配合25%以上のものが一桁円くらい?おりょ?最後のやつ、思った以上にお値段そんなに…という感じ。検索が下手なのかしら。

 

有料化対象のレジ袋というやつはこれまでモノによっては1〜2円というところもあったわけで、お店屋さんが自由にお値段設定できることで、安いの高く売ったらそれはそれで転売とか言われそうだし(言われないだろうけど)、それに比べればバイオマス配合は数円お高くなるわけだけれどもこれまで通りに渡してOKだけどお店屋さんの購入負担は大きくなるし。

 

難しい。

 

まったくもって難しい。消費者としてどちらがお得かを考えることも、事業者としてどうやって対処するのが楽チンなのかも。そしてエコロジーのことも考えるとまったくもって難しい。

 

と、色んな方面からライフスタイルを見直すということで、色んなことを見直してみるだけはしてみました。そこからどうするか、何をするかは個人の判断によりますが、とりあえずできることはやってみようぜということから始めようと思います。

 

え?レジ袋を辞退する?

え?テイクアウトの数を減らす?

え?リサイクルに回せるものはがんばる?

え?エコバッグ・マイバッグを使い倒すようにがんばる?

 

えっとねー、エコバッグは時折洗うといいよ。中、汚くなるねん。