何度も言いたいのはですね、『ワクチン打てない人もいるからこそ、周りが打つことでそういう方も守っていくのも予防なんですよ』という、社会の中の予防接種という概念。
だからこそ、打ちたい人には積極的に打ってもらって、不安を抱える人には無理強いしない。今はそれでいいと思います。ご自身のポリシーで、「何がなんでも打たせない」を他者に強要しないようにだけ。ね?
港区のワクチン接種の本番は、むしろ明日から
さて、周りでもワクチン打った方が多くなってきたのではないかと思います。5/17から始まって、一昨日の委員会内での報告(6/3時点の数字)では↑のようになっているようで、これからも1週間で同じくらいどんどん増えていくわけですし、自分としては順調だなと思います。1週間で約4,500人弱ずつ増えていくわけですし、ワクチンメーターあったらびゅーんですよ……個別接種してる自治体には敵わないけど。でも全然順調だと思ってますよ。
明日の6/7から、2回目接種が始まります。ほら、5/17からスタートで3週間経ったから。『1回目に接種行った時は会場ガラガラでね!』と言われたことある人(または感じたことある人)いるんじゃないかと思われますけど、数的には明日から倍の人数が会場内にいることになります。1回目の人と2回目の人がごったまぜ。ここから7月上旬までがある意味本チャンの勝負、見定めと決断を含めて。
港区は他自治体と同じように、「がんばって7月末までにまずは65歳以上の高齢者接種を終わらせたいんです!」という意気込みであります。だからこそ、一番最後のおしりのおしりを7/31と仮定して(最遅)、そこから3週間前の日付を予約の一番最後としてます。つまりは7/10が高齢者優先接種枠(1回目接種)の最後。
で、今がどんな感じの予約状況かといいますと
港区のワクチン特設ページで毎週金曜日に更新されるんですけどね、まぁ想定通りだと思われます。キャンセルがあるとその枠は当然空きますので、時々みてると枠が空いたり閉じたり、結構変動します。
ここでなんと思うかですけど、人によっては「あまってるじゃないか!」でしょうし、「余裕があるのは素晴らしいことじゃないか!」かもしれませんし。ただ、共通して言えるのは、「7月末までに2回目が打ち終わればいいなという心と時間に余裕を持った65歳以上の方、まだ大丈夫ですよ」です。
次に考えなきゃいけないこと
もちろん64歳以下の区民への接種です。今のところは60〜64歳、そして基礎疾患ありをその中の優先として、それ以外の一般はもうしばらくお待ちくださいです。ぴえん。
60〜64歳の人口は、港区のHPによると約12,000人ちょい。このうちのどのくらいの方が接種希望なのか、そこは実際予約をしてもらわないとわからないけれども、もし7割だったら約8,400人、もし8割だったら約9,600人。今の高齢者接種と同じ前提で考えていったら、1週間で約4,500弱だから、単純計算で2週間ちょっとで終わる計算なんや。ギチギチにつめた場合だけど。で、その他に基礎疾患持ちが加わるわけで、さてスケジュールをどう扱うのかなと気にしているところです。
基礎疾患、これは正直色々と解釈が異なると思います。個人的には「障害者手帳とかそういうの持ってる方で、区役所が把握していて抽出できる方々」とした方がいいんじゃないかなと前々から思ってるわけなんですが、世間一般の認識は違う。そしてそれでも役所が把握できない方々を拾い上げようと役所は頑張ってるのはよく理解してるつもり。ほら、多くの方は「自分、基礎疾患あるぞー!」って。
でもねぇ、薬飲んでたりしたらなんでも「自称基礎疾患持ち」ですからねぇ。それが例えば「がん治療後の経過観察中です」と、水虫の薬をぺたぺた塗って「足白癬という基礎疾患があります」と同じに扱ってもよいのかどうかって考えちゃうじゃないですか。でも例えばがん治療の方は区役所は拾い上げられないんですよねえ。
……いや、そこは個人個人のアレだな。自己申告モラルに委ねるのかな。「高血圧ですー!」が一番多い自称基礎疾患だろうと勝手に想像してる。いやいやいや、全然悪くないですよ?全然disってませんよ?だってねぇ、40超えたらみんななんらかの基礎疾患持ちですよ。
あぁ、話がそれましたけど、高齢者の1回目の接種の最後の予約を7/10と仮定している今現在、7/11からまたちょっと集団接種会場内の隙間が元通りになるんですよね。だからそこら辺から次の優先枠(残りの60代と基礎疾患)がスタートするんだろうなと想像してるんですが、どうでしょうかね。集団予防は短期集中、余裕があるなら諸々ぶっこんでいかなきゃ終わりません。港区も覚悟を決めて、早めに発表してくださいませね。
なんてったって、64歳以下の人口は、これまでの高齢者人口の約4倍ですからね。ファイザー・ビオンテック社製品の対象年齢が12歳以上と引き下がった今、18万5,000人ですからね。なお、港区人口で一番多いのは40代です。
キャンセルの考え方はもっとポジティブでいいと思ってます
区役所の一部にはなかなか伝わらない、伝わりにくい考え方らしいんですが、個人的にはキャンセルはポジティブに捉えていけいけどんどんで前向きに考えてもらいたいんです。
キャンセル=余りワクチン発生
余りワクチン=無駄にしないようにせねば
これが前提ではありますけども、これからキャンセルというものの考え方も少し前向きに捉えてもらいたいなーと考えてて、先日の委員会でもそう言ってみましたしね。多分まったく意図が伝わってないんだろうけど。話し下手だしな。
今キャンセルはちょこちょこと出ています。その理由として一番大きいのは、「国の大規模接種の方が早く打てるからそっち選択した」だと思います。これは全然OKだと思いますよ。ちゃんと事前にキャンセルしてくれれば。事前キャンセルしない方もいますけど。で、ここで問題なのは国のシステムと自治体のシステムがまったく連動してないので、誰がどこのワクチン打ったか、誰がその理由でキャンセルしたか把握できないわけです。あとは何らか別の理由でキャンセルだってあるわけですし、実際6/3時点で2,000人以上いるわけですからね。
そしてこれから2回目接種が始まるわけですが、「1回目にちょっと副反応でしんどかったから2回目迷うわ〜」でキャンセルする人も出てくると思います。実際いますからね、キャンセルした人。前もってキャンセルか、当日No Showか、どちらにせよ、キャンセル分の枠は空きます。
なので区役所はもっと事前に準備をして、優先接種していくべき方々をピックアップしていってもらいたいんですよ。TAROもイケイケどんどんって言ってるし。こないだの委員会でも、3週間弱でワクチンのあまりは130ちょっとという報告ありまして、接種したのがほとんど会場スタッフだったという話。
いや、それはそれでいいんですよ。でもこれからはもっと別のところがスタンバってもらいたい。それこそ、保育園とか幼稚園とか学校とか学校とか。これからリストに加えていくべきところもたくさんありますよ。ワクチン接種できない子供を守れるのは、家族か接する時間が多い学校とかの関係者ですからね。だって、子供の感染ルートのほとんどは大人からですもの。巡回接種してくれてもいいんですよ。
当日に「何人分あまった!」と午後6時半過ぎに慌て始めるのも仕方ないとしても、↑の空き状況も把握できてるじゃないですか。これだって空いてる分は考え方によっては余りワクチンなんですよ。だって、港区はすでに「希望する高齢者2回分のワクチンはすでに確保済みです!」って堂々と言ってるんだもの。これからの分だってワクチンは来るわけですから、正々堂々とこの赤枠内の余裕ありは余りとして扱うべきと思うんです。
ひょっとしたら前日に翌日分の枠が急な予約で全埋まりすることだってあると思いますけど、後半にいくにつれそういうことってなくなるんじゃないかなあと。要はもう打ち尽くしたという感じで。まだ予約してなかった打ちたい高齢者が増えればそれはそれでいいので、どっちに転んでも結果オーライ。
なので、前日に最新の予約状況確認して、MAX予約枠ー予約済み枠+当日キャンセル分を全力で港区施設関係者の希望する方に打ってもらえんだろうかと考えているわけですが、なかなか伝わらない。事前に「あなたのとこはいついつ何曜日なので、夕方くらいには連絡するので前もって作ってもらってた接種希望者リストは上から順番でスタンバっておいてね。人数連絡はギリになるかもなので、入らなかった方はまた別日によろぴく☆」的なこと伝えれば、それで万事OKなんじゃねーかと想像するんです。
これから国だって東京都だっていろんな枠で接種が広がっていくので(消防団とかはもう接種希望の有無確認が消防署から来てたりするし)、当初自治体が考えていた「区民全員めんどうみなきゃ!」が分散されていくわけです。素敵なことじゃないですか、余裕ができるんですから。
と、こういうことをずっとずっと訴えてるつもりでいるんだけれども、全然伝わっていないのかなんなのか。こういうことをもっと堂々と発表できる港区であってほしいと切に願う。そんな感じ。届けオラの想い。え、オラの考えてることの方が変だった?