委員会報告

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さて、第4回定例会が絶賛開催中ですので総務常任委員会が3日連続で開かれてます。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 清掃車による車両損傷事故に係る損害賠償について

6月に区の清掃車がぶつけられました。区1:相手9で示談が成立しましたので。

Q: 大きな事故にならなくてよかったですね、1:9ってどういう理由で?など。

 

2. 港区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について

公務員は雇用保険に入っていませんが、民間の雇用保険法が一部改正されることに伴って、公務員の失業者の退職手当に関する規定を整備しますね。

Q: 実際65才を超えて区の職員になるってことは普通ないんですよね?通常こういうことはあり得ないんだけど、雇用保険の無い公務員との整合性を取るという理解でいいの?など。

 

3. 港区客引き行為等の防止に関する条例について

色々と声が挙がっていた公共の場所での客引きですが、港区とうとう新しく条例を作ることにしました。誓約書の提出や違反者への措置も考えています。2017年4月施行です。

Q: 他の区でも同じような条例があるけど港区が新しく採用した何かってある?説明会に来ない事業者にはどう周知するの?条例作るだけでは意味がないのでがんばってね、パトロール隊ってどういう人達?みなとタバコルールと同じで時間が経って効果が出るものだと思うので、初動で徹底的にやって軌道に乗せてねがんばってね、など。

 

4. 平成28年度港区一般会計補正予算について

客引き防止条例とか私立認可保育所の支援とかで補正予算組みますのでよろしく。

Q: 支援を強化するという点はいいと思います、整備補助金が1.25倍とかH28年度内なら1.3倍の違いってつまり何?保育室って予算上げたらひょっとして開設って早くなるとかあるの?など。

 

5. 製造請負契約の承認(港区立港郷土資料館展示設営物等)について

郷土資料館ということで古いものとか美術品とか扱うので、それ相当のところに設備してもらいます。入札2件あって消費税込みで13億6080万円なり。区内業社が落札しました。

Q: 予定価格はどのように算出していたの?ひょっとして見積もり取った会社も入札入っちゃったりするの?資料保管って空調システムが一番大事だと思うけどそのあたり大丈夫なの?など。

 

6. 物品の購入(デジタルサイネージ用機器)について

デジタルサイネージを活用した情報発信手段を充実するので、いきいきプラザ10か所に導入する業社の入札行いました。指名入札だったんですけど、辞退や入札不参もありまして、入札は1社で消費税込みで2993万7837円です。

Q: 指名入札の意味があんまりなかったのかもね…、次からどうやる?区民のみなさんからデジタルサイネージの感想ってどういうのがあるの?など。

 

7. 港区特別職報酬等審議会答申について

港区特別職報酬等審議会というところから区長宛に答申書が提出されています。区議会議員の報酬、区長や副区長や教育長のお給料など、月900円から1400円くらいの枠で上げるのが妥当だという内容ですので、そういうことでいですか?

Q: 答申内容は理解できるんですけどね…、答申の意見を尊重したいと思います、など。

 

8. 港区職員の給与に関する条例の一部改正について

公民較差(584円、0.15%)を解消したいので改定します。そういうことでいですか?

Q: 民間の給料もあがっていくといいよね…など。

 

9. 提出された請願について

採択:共産党議員団
不採択:自民党議員団、みなと政策会議、公明党議員団、港区民と歩む会
継続:東京維新の会

継続審査に賛成:東京維新の会
継続審査に反対:自民党議員団、みなと政策会議、公明党議員団、共産党議員団、港区民と歩む会

 

自民党議員団を代表して態度表明をしました。
『原発事故による避難に関し、自民党会派は一貫して被災自治体の判断を尊重するという立場です。被災地の要請があれば可能な限り支援をしていくべきと考えますし、そのように支援を実際に行ってきたと理解しています。避難指示が解除された地域は、たくさんの方々に地元に戻ってきてほしいという思いがあります。そのような自治体の気持ちを私たちは尊重したいという考えから、この請願については不採択とさせていただきます。』

 

以上。

2回目の議会報告会

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先日、議会報告会というのがありました。34人の区議会議員が全員集まり、企画から運営から実施、報告書作成まで、港区議会について区民のみなさんにわかりやすく説明をしたり、定例会の内容をお知らせしたり、そんな目的の会です。

 

(´-`).。oO(個人のじゃないです、みんなの

 

去年から始まった年1回の報告会、昨年は雨の降る日に芝の本庁舎(区役所本店)で行い、今年は雨の降らない日に六本木にある麻布総合支所(区役所麻布支店)で。や、昨年の報告書当日に『年1回とか年2回とか、色んな方に来ていただけるように場所は支店持ち回りでやっていきます』的なお知らせもあり、はーそうなんですかーと。

 

(´-`).。oO(そういう細かいところは当日まで知らなかったよ

 

そんなこんなで第2回の議会報告会があり、なんとなく自民党会派の持ち回りのようなそんなアレから実行委員のメンバーになっていたわけですが、昨年から色々思うところも出てきています。個人的に。多分すごくこれまた極論なんだろうけれど。

 

(´-`).。oO(去年はテープ起こし、今年はスライド作りのお手伝い。ぺーぺーだしな

 

私、おかげさまで議員の視点をすこーしだけ持てるようになりましたけど、基本は普通の人と同じ感覚で物事考えているような感じです。そもそもさ〜とか、普通はさ〜、そもそも普通ってなんだという問題に解答はひとつと限らないわけですけれども。

 

(´-`).。oO(ひとつじゃないなら何故0か100かのふたつしかおまえの頭に無いんだ!というお叱りは、そりゃもうこればっかりは個性か性格のどちらかです。なんてね。

 

あっち側の見解もこっち側の見解もよくわかるんだけど、こういうことをこうしたらもっといいんじゃないかなと2年越しに感じた点がありました。そのうち反省会とかやるのかどうかは知らないけど、その時のための備忘録。

 

そもそも『皆さんが聞きたいであろう事と議会が報告する事がかけ離れてるよね、絶対』という一文に尽きるのかなと。

 

や、議会報告会というものが本来どういうものなのかわからないのでなんとも言えないんですが、こうあるべきものって決められてるわけでもなさそうなのでそれは別にいいとして。話す方も聞く方も難しそうですよね、トピックスが。議員が34人もいて、わかりやすい政党色も出さず個人を全面に出さずに議会の報告をするのは難しいと思います。十人十色どころか34人34色です。色の系統はあるにしろ。ま、そんなことはさて置いて。

 

それにしてもしっくりこないんですよね。言える事言えない事、色んな政治色や考え方もあるから好き勝手に報告するわけにもいかないし。なんでこんなにしっくりこないんだろうとぼーっと考えてたら、ひとつの答えにたどり着きました。『港区の仕事っぷりを紹介してるだけで、議員がその中で何をどうしたかというのがスッポリ抜けてるからしっくりこないんだ』と。

 

お話する内容も第3回定例会の中身に限る報告会にする必要はないし、報告内容以外の質問は原則禁止にする必要もないし、請願の書き方の説明はあっても実際の請願がどう出されてどういう質問が飛び交ってどう議決されて、それがどう区に反映されてるんだかされてないんだかのフォローアップまで説明は無いし。あえてしない(できない)ように結果的になっちゃっているのは、正しくわかりやすい回答ができないからというのが関係するんでしょうかね。わかんないけど。誰が回答するかでカラーも違っちゃうしニュアンスも違っちゃうし、私個人は本来反対なんですけど何々がどういう理由でこうせざるをえませんでしたというお話したら、みなさんへの報告どころじゃなく色々紛糾しますよ。こっちの会派ならこういう考え、あっちの会派ならこういう考えがあるわけで、議会として統一された唯一の答えというのが『結果的に可決か否決か』という2択なんでしょう。

 

報告会のようなものがあるのはいいとは思います。こういうのいいですねっていう意見もありますし。でも参加者が少ない、参加してもらうようPRが足りない、もっと会場が溢れんばかりの賑わいを、みたいなことを今後求めていくのであれば、報告内容はもっとブラッシュアップしていかないといけない感じがします。今のままではただの情報の一方通行ですからね。しかもちょっと待てば広報とかにも載る内容。

 

区が推し進めることに議会の全会派一致で否決したとかいうものがあるのであれば、『これこれこういう理由で反対したんです』という報告もできますが、この1年半でそういう出来事はないし。むしろ全員に反対されて否決するようなものを区が良しとして上程しそうにもないし。開催するだけのヘンテコなパフォーマンスになってもダメですしね。

 

議会報告ってどういう事を聞きたいか、どういう事に興味を持っているのかをサーチするところから考えていかなきゃいけないんじゃないかとも思います。質疑のところで『少数意見はどうやって反映されるんですか?』という素朴な疑問が出てくるくらいですもの。私も知りたい。会派ってグループの存在が大きい議会の中でそれってどうやるの?ねえねえ?

 

個人の報告会なら『こういう視点で物事を考えているので、こうこうこういう点にこういう意図で提案をしてみたら区が理解してくれて意見を採用してくれました』とか、いくらでも言えるんでしょうけどね。誰の手柄にもしちゃいけないような、議員の公平で平等な取り扱いって難しい。わけわかんない。

 

報告会やるなら区議会事務局にも迷惑かけずに議員だけできっちりやる、中途半端ならいっそのことやらないほうがマシとも感じてしまったりすることもあるけれど。やっぱり最終的には究極の2択、0か100で〆るオチ。何はともあれ、みなさんお疲れ様でした。ありがとうございました。

委員会報告

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さて、本日は総務常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. 平成28年度第4回港区議会定例会提出予定案件について

これこれこういう事を来週からの定例会で上程します。議案審議に当たらない程度での質問をどうぞ。議案は全部で19件の予定で、そのうち総務常任委員会の担当は6件です。今のところ。

Q: これとかこれとか、こういう情報を示した資料くださいね、など。

 

2. 港区公共施設マネジメント計画(素案)について

人口とか財政とか公共施設の老朽化とか、色々これから地方自治体って課題があるんですが、その中で色んな課題を考えたりする上で、『港区公共施設マネジメント計画』をH29年度から10年間作るための素案ができました。12/11発行の広報みなとでパブリックコメント募集のお知らせをして、その後1ヶ月間募集期間を設けます。来年3月に計画策定する感じです。

Q: 公共施設って作ったあとに壊すのって難しいですよね、どうやっていくつもりですかね?人口推計って予測変わることありますよね、施設を長持ちさせる方法を模索していくのはいい方法ですね、足りない施設を増やすのも大切だけど、時代の需要に合わせて用途を転用することってどう考えてる?見直しとかする?など。

 

3. 港区地域防災計画(平成28年修正)(素案)について

前の修正から4年経過し、防災計画を見直しますね。重点検討事項が6点ありまして、補強だったり修正だったりを考えておりますのでどうぞよろしく。

Q: 食料備蓄で液体ミルクとかどうですか?ボランティアの受け入れとかもっと詳しくお願いします、民間企業との連携ってどういう方向性があるのかな?全庁挙げての災害時の初期対応とかどういう風に?被害を確認して輸送とか考えていくのにドローンを使ったケースがあるらしいよ、など。

 

4. その他

継続になっている請願なんですが、どういう取り扱いをしていくのか各会派でよーく話し合っておいてくださいね。わかりましたー。

 

以上。

委員会報告

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さて、本日は議会運営委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからの指摘を添えて。

 

1. 平成28年第4回定例会について

11月24(木)から12月2(金)で、今日オフィシャルに召集のお知らせ出しますね。議案は全部で19件、案件の審議付託先は総務6件、建設11件、区民文教2件を予定してます。どうぞよろしく。わかりましたー。

 

2. 幹事長会の経過について

11月に入ってますし、もう12月にもなりますし、節電省エネでWarm Bizをどうぞよろしく。と、そんな話がありましたので報告しておきますね。わかりましたー。

 

3. 議会改革に関する提案事項の検討について

港区開かれた議会条例(案)とかいう提案が議会運営委員会に上程されたのは記憶に新しいことですが、前回の議会運営委員会で小委員会を別途設けることになりましたよね。メンバー案作りましたんでいかがでしょう?いいと思いまーす。それじゃ早速小委員会での検討を明後日から初めてもらいますね。わかりましたー。

 

以上。

委員会報告

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さて、本日は東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQなどを添えて。

 

1. (仮称)区民マラソン大会の実施に向けた検討について

2020年に向けた『気運醸成』というやつで、どんな人でも参加できる区民マラソン大会の第1回実施をH31年度に目指します!細かいところはこれからですけど、企画段階においては港区、港区スポーツふれあい文化健康財団、東京商工会議所港支部の3者で検討を行っていきます!

Q: 始めたとしても毎年継続してやっていけるの?ボランティアとかの受け入れは?最初はチャリティとして実施の提案を他団体から受けてたようだけど、費用捻出するためのものとなってる感じでチャリティ概念はどっかに行っちゃったという認識でいいの?目的が正直なところよくわからないんだけど?目的に対する手段がなんでマラソン大会なの?マラソンって言っておきながら42.195kmコースを区内で取れないの?色んな意味で無理しないほうがいいよ?など。

 

2. 東京2020参画プログラムに関する区の対応について

『気運醸成』を図るため、組織委員会から認定される『公式プログラム』と港区が実施する『応援プログラム』は大会エンブレムとは異なる参画プログラムマークが使えるようになるわけです。まだまだこれから始まるようなことですが、区の主催だったり共催だったりするものは積極的に応援プログラム認定を取れるようにがんばっていきますね。

Q: ざっくりしすぎてよくわからないんだけど、どういう主催とか共催のものを想定しているの?主催や共催の基準ってなに?応援プログラムってどういうのをイメージしてるの?など。

 

3. 東京2020オリパラ・フラッグツアーに伴うセレモニー等の実施について

『気運醸成』を図るため、東京にオリンピックの旗がやってきてますよね。東京の市区町村をその旗を展示したりのぐるぐる回すツアーをすることになり、港区の当番はH29年2月4日(土)から10日(金)の1週間。前半はみなとパーク芝浦で式典と展示、後半は赤坂あたりで調整してます。

Q: なんでリーブラとかみなとパーク芝浦とかの区の施設限定でやろうとしてるの?オリンピック公式グッズ販売代理店が1者に限定するとかしないとか意味がよくわかりません、など。

 

4. トライアスロン競技を通じた連携協力に関する基本協定について

『気運醸成』を図るため、トライアスロンは港区で実施されますし、日本トライアスロン連合、東京都トライアスロン連合、港区トライアスロン連合、港区スポーツふれあい文化健康財団、港区体育協会と連携協力に関する協定を先日結びまして。そんな中、協定締結記念事業というのをやろうと思います。子供向け中心のトライアスロン体験教室です。

Q: 記念事業という割には募集人数60人って少なくない?泳いで自転車こいで走って、それがトライアスロンだけど12月にそれどうやってするの?この記念事業って単発なのそれとも継続なの?など。

 

『気運醸成』という言葉が嫌いになりそうです。以上。

委員会報告

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さて、本日は総務常任委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからのQを添えて。

 

1. 平成28年度港区事務事業評価の結果について

外部の学識経験者を交えながら4月から一次、二次、三次評価を経て、港区の事務事業の評価が終わりました。結果として、拡充1、継続450、縮小1、廃止2、統合50事業でいきます。

Q: すみません表の見方がよくわかりません、廃止の2件ってどういう感じなの?など。

 

2. 港区史編さん委員会の設置について

港区政70周年の記念事業として、港区史の編さんに取り組みますね。外部の学識経験者を交えながら委員会を作って、基本方針とか内容とか刊行とかについて話し合いをします。年2〜3回の飲回をベースにH32年に出せたらいいな。

Q: 委員のみなさんの役割は?、初版の港区史があるけれどそれの取り扱いはどうする?例えば中身とか考え方の違いも含めて、など。

 

3. 港区財政運営方針(素案)について

前々の委員会で『港区財政運営方針(素案)』に対して区民のみなさんからパブリックコメントを受け付けますという報告をしましたが、8月から1ヶ月間の間に2通7件のご意見がありました。意見を受けて修正するところはしますし、そうでもないところは区のHPに区の考え方とか諸々を近いうちに掲載しますね。

 

あ、決算特別委員会のまとめと区政報告書の新しいのを2週間前くらいからサイトに載せておりますのでこっそりお知らせしておきます→コチラ

以上。

委員会報告

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さて、本日は議会運営委員会がありました。いつものように簡単な報告と、委員のみなさんからの指摘を添えて。

 

1. 港区教育委員会教育長の任命について

先日終了した第3回定例会で承認された、新しい教育長をご紹介します。どうぞよろしく。

 

2. 区の幹部職員の異動について

色々に伴って諸々異動となりました。どうぞよろしく。

 

3. 議会改革に関する提案事項の検討について

議会基本条例に似たようなそうでもないような、その名も港区開かれた議会条例(案)が幹事長懇談会を経て議会運営委員会に上程されておりますが、さぁ各会派のみなさん何かご意見ありますか?

Q: 議会運営委員会でイチイチ検討するより、ひとつ下に小委員会を設置した方がいいんじゃないでしょうかね、みんなが納得するように検討してもらいたいですね、全会一致を原則にしてください、小委員会を設けて検討してもらってその後にまた議会運営委員会に戻して検討と、みなさんそうご希望でしたら小委員会を設置してメンバーは正副委員長で調整しますね。

 

4. 請願の取り扱いについて

前に請願・陳情書の作成マニュアルについて紙2枚だったところを1枚ペラにする案、正副委員長で案を作りましたけどどうでしょう?いいですか?ではそれで区議会事務局のHPとかに掲載しますね。

 

以上。

港区議会 H27年度 決算特別委員会 その4

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さて、決算特別委員会の最後は教育費。なんとなくメガネを着用、だてメガネではなくガチメガネです。視力が悪い人はわずかな変化に気付きにくいんですが、確実に近づいてきている気配を感じます…今あなたのすぐ後ろにいるの…。わたしローガン。見やすく行こうぜ40代。

 

国際化国際化と叫ばれるこのご時世で、なんとなく風潮が『仕方なく国際化』っぽくなってきてるのをヒシヒシと感じます。教育で国際化ってなんやねん、何したら国際化いうねん、そんなプレッシャーもヒシヒシと感じます。

 

とりあえず英語?英語話せたらいいよ?中学からの英語を前倒しにしたら自分たちの時代の時以上にできるようになるかもよ?英語が好きになる子増えるかもよ?でもちょっと待って?興味でてくる人もいるかもしれないけどつまづく人も多分増えるよ?つまづく時期が前倒しになったら中学厳しいよ?

 

感覚からすると、数学を小学校に前倒しするのと同じような感じなんでしょうかね。xとyの使用を小学校から始めると数学がわかりやすくなるだろうとか。数学に馴染ませるためにとか、理系人口を育てるためにとか、なんとか算を解きやすくなることに期待を持ってとか。英語と数学は全然別物でありますし、どちらにせよ興味を持てなければね…なんてそういうこともあると多い思います。日本人が外国語を〜というアプローチも必要かもしれませんけれど、外国の方々に日本語を〜という日本語人口を増やすアプローチもあってもいいかと思います。あると思います!

 

そんなことはさておいて。教育費の質問は日本語学級と日本語指導についてがメイン。

 

Q. 東町小学校に国際学級ができて5年くらい。その間に笄小学校の日本語学級に通級する児童数の推移は?

A. H24年度から順番に29人、28人、30人、30人、34人。

 

Q. 日本語学級に通える期間は?

A. 通い始めた日から2年間。

 

Q. ちなみに、国際学級に通える期間と、日本語学級に通えない等の理由で日本語適応指導を受けれる期間は?

A. 国際学級は制限なし。日本語適応指導は年間48時間で終了。

 

Q. 国際学級と同じくらい日本語学級の取り組みも大切だと思うけど、これからどういう風に?

A. 今現在、笄小学校の日本語学級に通級する38人のうち、約6割が元々笄小学校の児童。その他、それぞれの在籍する学校で47人が日本語適応指導を受けている。今年度中にニーズ調査を行う。

 

日本語学級は予算特別委員会くらいから質問をするようになって、今回のやりとりの中で『うわぁ港区素晴らしいわぁ』と感じるようになったのが、日本語学級についてのニーズ調査を始めて行うと明言されたことです。がんばってください。もちろん日本語適応指導の検討も含めて。正しい方向でやってもらいたいものです。何が正しいのかは色々あるでしょうけれど。

港区議会 H27年度 決算特別委員会 その3

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土木費では日々疑問に感じていること、ちょっと疑ってるところを敢えて質問にしてみました。本当は一般質問で区長にお答えいただきたかったんですが、何か色々諸々な事情のため決算に回すことに。結果的には具体的に回答いただけたので結果オーライ。質問タイトルは『開発における地域貢献について』。日々の質問、それは土地。

 

一般質問でざっくりと『施設整備のための用地確保について』を聞きました。ちなみにコレ、7月開催の第2回定例会の代表質問で土屋準議員にもお願いして質問に入れてもらったんですが、どうも理解しにくい回答だったので自分でもう一回。そこでもやっぱりイマイチだったので決算で更にドン。どうみてもしつこい議員です。ありがとうございました。だってわかりやすくないからわからないんです。

 

そもそもの発端はある疑問。

 

『保育園を増やさなきゃ!とか言っても、例えば0-5歳の認可保育園って広さ400平米が目安らしいし、しかも物件探すのってやりたい事業者が自分で探してこなきゃいけないんでしょ?ここ空いてますよって区が一般物件抑えてくれるわけでもないんでしょ?そんな広いところがまず港区にあるのかしら?あったとしても認可って東京都次第だし、審査期間中に事業者がなんらかの形で物件押さえなきゃいけないの?不動産屋さんのビジネスもあるし何ヶ月も結果でるまで押さえるのって無理っぽくない?』

 

ちょっと慣れない保育園のことを考える機会がありまして。そしたらですね、また変なベクトルで『そもそも論』を頭の中で展開してしまいましてね。

 

『そもそも、区が区のための施設を作るのに場所確保できないっておかしくない?行政の地位ってそんな低いの?お金の問題?』

『港区って人が増えてるからアレが足りない、コレが足りないって言うけれど、ただでさえ広い土地がない上に、あったとしても企業にバンバン買われておっきいビルばっかり建っちゃって、そこそこ狭いとこでもマンション建っちゃって、別にそれはいいんだけど、同じように区も土地買っちゃえばいいのになんでできないんだろ?』

 

そしたら仙台坂上の元麻布2丁目の土地を55億円とかいう仰天価格で購入したことを急に思い出し、緊急事態なんだろうけど広けりゃなんでも保育園というセンスは未だにいただけない。買うのは別にいいと思うの。や、そんなことはさておいて。

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『土地持ってる企業とかと話し合いの上で土地交換とかできないのかしら?区有地に新設してっても限度あるよね?』

『区有地を増やすというのもアリだけど、港区内に残ってる手付かずの国有地とか、お得に買える都有地なんてのも残り少ないし、買いませんか?って声かけられたとこもあるらしいけど使い勝手が悪いからと断ったって話も聞くし、その割には大・中・小規模で開発はどんどん進んでいくし、区の意図でそういう開発って進められてるのかな?』

 

そんな疑問がひょっこりと出てくるようになりました。考える度に次々と色んな疑問が続々と。

 

『まちづくりマスタープランとかあるけれど、なんか概念だけでよくわからないし、その割には企業がやってる大規模開発とかで区の施設が入ってるとかあまり見たことないし。港区はこういうまちづくりをしたいしこういうの作りたいって言い切って、企業とかにお願いってできるのかな?できるとしたらどのくらいやってんのかな?』

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山手線の新駅がどうのこうのというニュースを見る度にそんな疑問も駆け巡り、港区の目指す港区ってなんだろうと。

 

ひとつひとつ疑問を解消していこうと、課長さんたちに色んなこと教わりました。不勉強と言ったらそれまで。たいへん申し訳ございません。すぐまた忘れちゃうかもしれないので先に謝っておきますね。ごめんなさい。

 

ざっくり学んだこと。聞き出したこと。細かな説明はちょっとはしょります。

 

1. 『港区さんに土地とか場所わけてちょうだい』ってのはなんか色々法律が絡む上、できないっぽい。

2. 港区の中心から地方自治権の拡充を今も叫んでるっぽい。

3. 縦割りすぎてどこが担当だかわかんない。

4. H3年から『港区開発事業に関わる定住促進指導要綱』なるものがあって、ある一定の規模以上の開発の際には、生活に便利なものとか公共工事的なものとかお願いねって企業に指導してるって。へえー。

5. お願いというカタチで開発事業者とは任意で協議という指導して要綱らしいけど、スルーする事業者はいないとのこと。素晴らしい。

6. H3年からは約3万5000戸の住宅を増やして(人口減少から抜け出すため作戦)、H15年から『生活に便利な施設』というやつも許可し始めたと。

7. 事業者任せでテナント入れるらしいので、ビジネスとしてペイ出来なさそうな施設は敬遠される傾向があると。そりゃそうだ。

 

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正直ね、『指導、誘導してます!』っていう言葉をすごく疑ってたんですよね。だって自分の生活エリアのまわりでそういうものみたことがなくて。大規模開発のすごい商業施設とかオフィスビルに例えば保育園とか入ってたら『なるほど、あれがそうか』って思ったんだろうけど。でもよくよく聞いてみると、結構がんばってる。疑ってすみません。ごめんなさい。

 

でもまだまだ課題もあることを認識しているという答えも聞けて、それが一番安心。施設の数も種類も偏りがあるし、例えば芝地区だったら生鮮3品が揃うスーパーとかの導入がなかなか実現できなくて悩んでるというし。頑張れ港区、もっとグイグイいっちゃえと応援したいところ。そのうちこの指導要綱でいいのかとかいう進んだ議論もでてくるのかもしれないし、もっといい方法が閃くのかもしれないし、まちづくりのプロとして頑張ってください。注目の分野。

 

あっ、衛生費では(仮称)みなと在宅緩和ケア支援センターとアピアランス支援について質問。どちらかというとこれからじっくりな上、期待される分野です。医療用のウィッグから色々調整が始まるんじゃないかなと想像。

港区議会 H27年度決算特別委員会 その2

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港区議会では決算特別委員会が開かれておりまして、まもなく終了しますけど、行政のみなさんも大変ですけれど区議会事務局のみなさんも毎日遅くまでほんとお疲れさまです。なんと説明したらいいのかわからないですけど、お疲れさまですの一言。お疲れさまです(3度目)。

 

民生費では地域包括ケアシステムについて質問。この地域包括ケア、なかなか難しい問題でして。すごく簡単に表現すると『住み慣れた地域で医療と介護を切れ目なく繋ぎましょう(ただし地域の特性を最大限に考慮すること)』という国からのお達しを各市区町村が『これだ!』とするものを独自に展開してかなきゃいけなくて、しかも正解が無いという難解な新しい医療介護連携モデル。正直言ってなんのこっちゃサッパリわからない。その上、2018年4月に本格的に始めてちょうだいねと言われてるもの。背景には2025年間問題というのがありまして、団塊の世代といわれる層が後期高齢者になりますよー人数が増えますよー病院のベッドが足りなくなりますよー的な、医療資源とか社会保障の闇がチラッと表に出てきちゃうわけです。まあ大変どうしましょう。

 

港区も頑張ってます。私が1年半前に当選した時から頑張ってますよそりゃ。保健福祉常任委員でもありましたし委員会でも発言したりしましたし、傍聴できる会議体を全部(3回しかなかったけど皆勤賞)みましたし、議会でも一般質問で進捗とか方向性とか聞いてみましたけど、なんかどうなってるのかサッパリわからないまま。聞きたい答えが返ってこないんですよ。

 

『ちゃんと進めてください。お願いします』

 

ある時にふと考えたんですね。こういうお願いだけ言い続けてもどうにもならないんじゃないかと。実際どうにかなる場合もあるけど、今回は1年半見てきてどうにもなってない。区長は応援してるけど、なんでもかんでも素敵ですね素晴らしいですねと言い続けるのも議員のお役目として違うと思うし、でもここが足りないと思われるので頑張ってくださいね、と優しく指摘するとしてもこの1年半どうにもなってないので諦めた。そうだ、ここは鬼になって厳しくいこう。

 

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そこで至った結論は、『何がどうダメなのかをわかりやすく伝えてみて、何をすべきと思われるかをお願いとして順番に羅列する』ということ。よくありますよね、盛大なダメ出し。真面目ゆえのマジギレと思っていただいて結構。某党のようにダメなものはダメと言っていいよね?いいよね?え?ダメなの?意味わかんない。地方議会の与党らしさって何なのよ。

 

そんなイライラもさておいて。

 

地域包括ケア検討の中で1年半の間、問題だと感じていた点が『どうして?』と『なんで?』。どうしてそれにしたの?なんでそれなの?という、経緯と理由が不明であること。例えば、区が目指すという方向性が『退院支援』であることがようやく判明したのがこないだ7月の推進ケア会議(外部有識者会議みたいなもの)。しかも急に出てきたものである上、会議の委員の先生方もざわざわしてたくらい。ちなみに退院支援は『退院をオススメ』するのか『退院のプロセスをお手伝い』するのか、『退院後の自宅療養や介護をうまく回るようお手伝い』するのかは不明。検討中だそうだ。どちらにせよ、そういうのは病院の地域連携室とかがプロフェッショナルである。なぜ行政がそこに介入したいのかまず小一時間問いたい(答えは聞けなかったけど)。

 

例え無事に退院をしたとして、その後の療養や介護だったりを考えてるとしても、港区には訪問診療をしてくれる医師が少ないという問題もある。そこの問題解決にはノータッチだ。なんらかの形で医師会の先生方が納得するようなストーリーが描けているのかと思いきや、そうも見えない。むしろ合意もできているようなフシもない。むしろ先生方は困惑するだけで失礼な話でもある。

 

推進会議(有識者会議みたいなもの)で1年以上前から『多職種連携』という、大きい病院のお医者さん、看護師さん、開業医のお医者さん、訪問看護、高齢者センターなど、色んな場所の色んな業種の人たちがどうやって連携したらいいのかという問題が出ているにも、行政は解決策に向けた検討はスルー。どこどこが研修会とかやってるのでわざわざ踏み込まなくていいでしょう的なスタンス。それもどうかと思う。

 

基礎調査という区内の医療資源の数とか調べることもやった。『地域で病院とかの医療資源に格差がある』『どことどこのコミュニケーション取るのが難しい』とか、そんなの元々わかってる。判明したことをどう対処していくかのアイディアもセットで報告書でしょうに。

 

そんなイライラはさておいて。結構マニアックなレベルの指摘と質問だったのでどれだけ理解してもらえたかは正直さっぱりわかりませんが、他の議員さんからは『よくあれだけのこと言ったね』とか『行政がかわいそう』とか『勇気あるね』と色々言われたりもしましたが、地域包括ケアがちゃんと検討されるようになれば何でもいいや。

 

最後に6つのお願いをしました。

 

1. 区役所内の関連部署で方向性を統一してください。

2. 地域包括ケア推進会議の下に別の会議体を作ってください。

3. 区役所と関係機関とで話をして今の医療資源でできる運用方法を探ってください。

4. 各関係機関が何を担うのか合意を取ってください。

5. 必要であれば軌道修正をしてください。

6. 決定したことを地域包括ケア推進会議でちゃんと報告して再検討してください。

 

裏を返せば挙げた点ができてないよということなんですけど、どれだけの人がわかってくれるかなあ、理解してくれる人がいればいいなあと期待をして民生費の質問は終わり。