我々議員という生き物、色んなこと報告しがち。良いことそうでもないことダメなこと、とりあえずなんでも報告しがち。自分も例に漏れず色んなこと報告しがち。とりわけ自分、公開しがち。でも後悔はしないがち(言葉ヘン)。
「とりあえず小倉のとこ読みに行くか、なんか書いてあるだろ」
本来は区民(に限らず)の皆様に、議会ってとこはこんな感じというのを詳しくわかりやすくお知らせいたしたく、あーでもないこーでもないと徒然綴り初めて早8年。
もう6年近くも前になりますか、お褒めの言葉をいただいたこともありました。えへん。あぁ過去の栄光(『港区政新聞デビュー(2017.4.7)』)。そんな自分の小ネタより、「男子トイレで繰り返される、大変許し難い行為」の方が気になった当時の自分であります。
そんなことはさておき。
8年も色々と徒然していると、「まぁわかりやすいかな」「多少なり面白い」「またあんなこと書いてる」と、ある筋の方面に読者層がビヨーンと伸びました。そう、今となっては「役所の人しか読んでない疑惑」があるここのページです。どうも小倉りえこです大変お世話になっております。常日頃からネタ提供ありがとうございます。
そう、基本役所の人しか覗いてないんじゃないか疑惑が濃厚な小倉ブログ。わからないこと&不思議なことあったら「とりあえず小倉のとこ読みに行くか、何か書いてあるだろ」と、ご愛用いただいております。先日の定例会最終日のことなんか特にご利用が多かったと、片方じゃ足りないくらいのご好評いただきました。またのご利用をよろしく(何を)。
そんなある筋の読者層が多いのであれば(今更
うっすらとお小言でも書いてみようかしらとか、いやいやむしろお小言以外に何か書いたことあるのかとか、受け取り手によっては「単なる暴露」「内ゲバ公開」それか「わかりやすい情報公開」といくつも名を変える危うい文章であります。が、しかし、折角の機会なので職員の皆さんに是非知っておいていただきたい不満があるのでございます。
それが何かといいますと、「議会で頑張ってお話してること、まったくもって聞き流してるでしょ?」ということです。どんな問題提起をしたとしても、「ね、あれってどういうこと?」と誰も気にすることもなく、むしろ「え、なんか議会やってるの今?」くらいな感じの職員さん多くない?という印象があるんですよねえ不思議。
「自分の所管に関係ないことはスルー」というのはこれまでも普通にあるわけですよね。だって議会中といえど、区役所の職員さんは通常業務をこなさなきゃいけないわけで、イチ議員のどーでもよい質問なんぞ興味もへったくれもないという雰囲気はバリバリ伝わってきます。気にするのは自分が答弁書いた部分だけ、「答弁を書くためのピンポイントの質問」を把握するのみで、そこに至るまでの経緯や説明や想いなんぞどことやら。質問の背景をガン無視し、自分もしくは上の人に赤ペン入れられないように努めるのが精一杯、みたいな雰囲気ありますよね。
まぁお忙しいので仕方ないことかと思うんですが、こっちも忙しい中ちゃんと調べたり色々して、自分の場合相当な時間をかけて質問文書いてるわけですからね。スルーされると悲しくなりますにんげんだもの。
まっそんなことはどうでもいいとしてですよ。本題。
結構最近の話。というかとっても最近の話。
わたくし、9月の決算委員会でとある問題を2日間、2項目に分けて質問をいたしました。
要は「人不足で全然回ってねえんじゃねえの?」です。まぁ見ていただければわかるんですが、所管課の名前もバンバン出して、職員倒れてるよ補充されてるフシ見えないよと警笛を鳴らしてみた次第。
で、これが9月の下旬だったわけですが、10月11月と過ぎてもなんらアクションが起こされた形跡もなく、というかむしろこの件に関してどこの誰からも「あの件なんですけどもね」と何一つ無し。ここで疑惑がひとつ深まったわけですよ。あれ?名前出した所管課の管理職さんたち、小倉りえこがこういう質問しましたって全然知らない気付いてない?知ったとしてもスルー?と。
というかむしろ、行政側は議員が何質問してるか興味ないということがハッキリわかったワケで。それはつまり、「議員はどーでもいい類の、実績横取り人気取り質問しかしない生き物なのだ」と思われているに違いないと(極論)。なので「登壇しました」ということだけが重要であって、何言おうが質問しようがどうでもよく思われているんだと(極論)。
なので、2ヶ月経過し、それじゃあもちっと上の方達が聞いてるであろう本会議場でその話してやってみっかなと。一般質問をしたわけですよ、こないだ11月の末に。
で、続きの質問したわけですよ。ご存知?人不足で存続危機よ?と。そしたら聞いてくださいよおくさん、「あーこりゃ全然上の人たち知らなさそうだな」っつー答弁がフツーに返ってきたわけさ。だって知ってたらあんなのほほんという答弁なんかできないと思うよ。
しかもつい最近のことですけども、ある筋からは「支所長たちも知ったのつい最近」とのことで。ほんとかどうかは知らないけども。もしもーし、わたくしこれ質問したの11月の25日なんですけどもー。え、私これ一般質問で本会議場でおしゃべりしてた時、支所長全員その場にいらっしゃいましたよねー?あれー?その時何にも気にされることなかったー?今12月も中旬なんですけどもー……まぁ最初の9月末からこないだまでの3ヶ月と思えば、2週間はだいぶ短縮されたからよしとしようか(いや、よくない)。
まぁ、本当に困ってる人を助けられなくなる役所体制になりつつあるので、ほんと一日でも早いテコ入れを切望します。全部の支所に補給が必要です。今のままでいきたいなら一部じゃない、全部。全支所。
原因はなんだろうか
2年前だったかな。代表質問した時に「総合支所制度における総合支所と支援部について」っていう質問したことあったんですよ。その時、当時の2年後(つまり今)の福祉総合窓口について一言だけ触れてました。
触れた理由はもちろん、「支所の存在が遠い(物理的な意味じゃなくて)」ということで、「人もいないし支所ごとに色々違うし、本庁はもっと支所に寄り添った方がいいと思うよ」的な質問だったような。
2年前から似たようなこと質問しているわけですが、こんな質問したことも、こういうことを話していたことも、職員さんはおそらく誰も知らない。もちろん区民のどなたも知らないだろうし。
せっかくなので、その時の文章貼っておきますわ。港区議会HP、議事録とか録画配信とか結構便利よ?多分、根本的に変えていかなきゃいけないの、ここだと思う。支所制度の限界。そして支所長と支援部部長兼務の限界。
ということで、本日は「小倉りえこ、結構粘着質ねばねば」ということを改めてお伝えして本日はおわりにしようと思います。あっ小倉だからオクラ並みにネバネバ…むしろヌルヌル粘着質とかそういうこと一瞬でもちょっと頭をよぎったことは素直に認めます。