9/11一般質問への道

一般質問をさせていただくことになりました。前々より『早いうちにやりたいですー』と地味なアピールが功を奏したかどうかは別として、2015年第3回定例会の2日目、9/11に一般質問で登壇いたします。大所帯なのに早いとこ新人にチャンス回してくれた港区議会自民党議員団さん、ほんとありがとうございます。

さて、実は私『やりたいですー』と言ってたくらいなので、いつ登板してもいいようにちょびっとは事前準備をしていたわけで。こんなジャンルの質問しようかな、ああそうだこんなこともいいかもしれない。そんなことを考えながら質問項目だとか、読み上げる台本だとか、ちまちま書いてたりしたわけです。自宅で猫を一匹二匹ひざに乗せながら時間のある時に。

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もちろん、ひざの上でなくとも邪魔をするのが猫のお仕事ですけれども。

 

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さて、9月になって『質問通告書』という書類が回ってきました。こんな質問をしますよ、こんな内容なんですよ、という事前予告。それを基にして、適切な回答というのを区長が議会で回答するというやつ。

……ああ、だから議会1日目と2日目に質問者も回答者も紙を読み上げるだけの早口合戦なのねと。そんなことも知らんのか!と怒られるのかもしれませんが、知らないもんは知らないんです。仕方ないっす。でも覚えました。なるほど。

『取材担当』、そんな言葉が飛び交うのも、質問通告書とやらの〆切前。取材ってなんぞ?というのが率直な感想。なんか取材されるのかしら?なんで取材なんか?という疑問しかなくて、頭の中はハテナで埋め尽くされる。

正しくは『取材担当課長』さん。要は課長さんレベルが質問に立つ議員ひとりひとりについて、いろいろ間をコーディネートするようです。へー。コーディネート?なんのためにだろう?

質問内容はこーでねーと。

(´-`).。oO(一度言ってみたかった)

質問〆切が9/7(月)のお昼12時。そして午後1時には『取材担当課長のxxです』とお電話いただきまして、早速打ち合わせです。はや。誰が誰につくとかどうやって決まるんだろう。順番こという話もあったり。

さて、取材担当課長さんの役割は主に2つ、質問項目を大中小のカテゴリーに再配置(→それで回答を作成する担当課を把握して、スムーズな仕事に)、そして本番用の原稿入手(→言い回しとか役所で使う表現を統一したり用に各担当課に依頼)だそうです。

……たっいへーん。

質問内容の再配置という中で、例えば私が

1. 販売商品の改善について
a.補充について
(1)常温製品と冷凍製品の配置は?
(2)乳製品とシャーベットの仕分けが必要では?
(3)カップアイスともなかの種類を増やす取り組みは?

こんな質問をする予定だとします。そうすると取材担当課長さん、とっくに関連部署に回っている質問書を片手に

1. 魅力ある商品について
a. 売店における商品の補充について
(1)陳列における製品の仕分けの計画
b. 常温製品について
c. 冷凍製品について
(1)アイスの種類の陳列仕分け
(2)アイスの種類の仕入れ

こんな感じに直してくれたりします。なぜ直されるかというと、『わかりやすさ』を求めつつ、『質問によって回答作成の部署が分かれるなら分けたい』ということだそうです。aはここの課が担当、bとcはあっちの課が担当、みたいな。あくまでも内部資料として。行政側のスムーズな作業のための内部資料。

ま、でも議会の時の配布資料としての項目記載は私の提出したオリジナルの方になるんですって。なぜなら『通告書〆切過ぎたら変えられないから』だそうですが、質問することは変わらないんだし見やすくなるなら変えてくれてもいいじゃん……とも思ったり思わなかったり。

そこも回数こなして見栄えよくするための策を学んでいくものなのでしょう。そして区議会事務局さんのたくさんのヘルプを支えにオラがんばる。みんなオラにちょびっとずつの勇気を分けてくれ。

でも答弁書を作るという作業って、これって多分ひょっとして『出来レースじゃね?』と感じられる方もいらっしゃるんじゃないかと。人によってはそうなのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。

区役所も決まってないことをやりますとは言えないし、でも計画としてひっそり存在していることもあるし、先輩議員から『回答を引き出したりするのも交渉術のひとつ』と言われたこと、作業や打ち合わせを繰り返す中でなるほどーと実感しました。

ま、質問通告書という書類をもらう前から、すべのルールが未だにイマイチわかっていない私は、関連するであろう課長さんに『今度こういう質問をしようと思ってます。差し支えないでしょうか?』と聞いてきました。後々に取材という質問の意図聞き取り調査が入ること知らなかったですし、まぁ順番が逆になってしまっただけで。

課長さん達お優しくてですね、『回答できるよう頑張ります!』のようなお返事いただけたり、『質問はつまりこうですよね?』と拙い説明の中でも真剣に話を聞いてくれたり。是非前向きなものを期待したいところです。あとは『これは一般質問ではなくて、決算特別委員会での質問向きですよ』とか教えていただいたり。

へぇー。向き不向きぃー。色々あるぅー。

が、『ここはちょっと……今の時点では回答できません』みたいなことも言われたりしました。でも何度も何度も説明をして理解してもらえるように今後も努力は惜しまず。

夕方には全会派の質問事項を集めて確認して、区議会事務局さんが公開する。それまで小さな修正修正。そんなこんなのバッタバタした午後でしたが、実際に議場で読む?演説する?原稿も提出をお願いされるんですって。言葉の統一とか表現の統一とか、ちゃんとしたトークの流れから答弁内容が合ってるか、とか確認するんですって。

お願いされる前に『もうできてますけど、ご入用ですか?』と男前に(でも丁寧に)課長さんにお渡ししまして、本日はおしまい。

そんなわたくしの質問は、同じ党でも他の会派とも重複しなさそうなことをあえてピックアップ。中身は違えど大まかに

1. 産業振興

2. 地域包括ケアシステム

3. 国際化

でございます。それでは金曜日によろしくどうぞ。インターネット中継もやってます(ただしWindowsに限る)。

全体の質問事項一覧はこちらから。

http://www.gikai.city.minato.tokyo.jp/main/info5.html