ハロウィンとかハロウィーンとか

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ここ何年かで日本の新しいアクティビティぽいイベントになりつつあるハロウィン。んー、まー、そのー、別に何とも思わないわけじゃないけど、どっちかというとどうでもいい部類に入る。正直でごめんなさい。

日本の素敵なところはなんでも取り入れてしまうところ。しかし取り入れてしまう基準が不可解であったりするところも、これまた素敵なところ。日本人っていいよね、わけわからなくて。可愛らしいカボチャやオバケが黒とオレンジの可愛いカラーリングで街を彩ります。

さて、そんなハロウィンで麻布十番商店街もスタンプラリーというイベントが出来て早何年、うちは去年から参加させてもらってます。え?去年からは遅いって?仕方ない、リソース不足ですもの。

そんな様々な事情がある店舗もあるわけでありまして、全部ひとりでできるもん。全部ひとりでやるんだもん。

そんな商店街のお店のスタンプラリー、割り当てられたお店にこどもが回ってスタンプとお菓子をもらう。全部スタンプ揃ったら、よくできたで賞でお土産もらって終了。そう、お店側は準備をするわけです。お菓子の。100も200もお菓子セットを作ります。わたしは詰め合わせます、駄菓子を。駄菓子は日本の心ですよ。

こどもに配るお菓子100人分準備してくださーい、はーいわかりましたー、という条件で参加するに悩むところあるんじゃなかろうかと、密かに思っています。アメリカだったらチュッパチャプス一本で事足りるかもしれないけど、そこは日本。おもてなしです(いい意味と悪い意味で)。

最近こういう善意の良かれとしたものが裏目に出ることもあったりする話で、やれ誰から貰ったかわからないだとか、アレルギーがうんたらとか、保護者視点のややこしい世の中になってしまうこともあるのは時代の流れ、仕方のないこと。昔とは違う。

こどものためなのよ!といいつつも大抵が大人の都合であったりするし。ほら、こども手当とか。

あーはー!!パターン!パターン!見つけたよー!

どこの店舗で貰ったのかわかるようにしろっていうのはそれ多分『どこどこの方が中身がよかった』と言いたい大人の都合かもしれないし、また活性化に繋がるかもしれないから割引クーポン券を付けた方がいいって言うのも大人の都合だろうし。

もちろん、そういうところで宣伝しない営業ポリシーの店も大人の都合だし、クーポンつけられない営業ポリシーも、もちろん大人の都合です。『えー、どこどこではあんなものもらったのにー』とかいう大人に対して奥歯をギリギリ言わせながら引きつった笑顔をみせるのも、これまた大人の都合です。

どこでやってるどんなお子様向けイベントでは『こどもが喜ぶであろうから』と基本善意の心であるということ、どうか保護者のみなさん忘れないでください。お店屋さん、精いっぱい頑張ってるんすよ。

慣れって怖いですよね。

そのうちこの季節になるとこどもは『お菓子もらえて当たり前』『キレイなカワイイ格好するのが当たり前』、おとなは『なんでコスプレしないの?』『なんでパーティしないの?』になってしまうんだろうかね。やだね、そういうの。

ま、学生の頃は魔女帽子かぶって網タイツホットパンツでひゃっはー!したことある私が言うべき事ではまったく無いんですけどね。むしろ言っちゃいけないんですけどね。

ま、こどもの無差別ピンポン攻撃に疲れちゃって、1日留守にしたり電気消してじっと留守を決め込んだりした事もある私が言っちゃいけないんですけどね。

そういえば東京都がハロウィンカボチャ仕様のゴミ袋を限定で配布するようで。…結構カワイイ、にっくきハロウィンめ。