折角関西にきたのだからと、大阪と京都にも足を伸ばして医薬関連数社の方々と意見交換をと。最近どうです?と世間話から始まりの、日本の研究開発や業界の動向について色々と勉強させていただきまして。ほら、治療の選択肢として治験の推進に取り組んでもらえるようになった港区です。大学やアカデミアの研究所などでの研究だけじゃいつまで経っても国から承認降りませんからね。研究開発は国が支えて企業も頑張るというカタチがいつになったら安定することやら。
あ、観光対策というのにもとても興味があるので、観光インフォメーションセンターというものを見かける度にどういう言語でどういうものが置いてあったりするのかをチェックしちゃってます。↑はJR大阪駅構内の案内所、東京と同じような感じの日・英・韓・中・中の言語対応の冊子とか。日本における大都市における多言語化というところはやっぱりこうなんでしょうかね、優先順位の割合が。
ちなみに、以前に旅行で北海道の小樽に行った時、なんか珍しいなーと思って記念に撮ってた写真↑があるんですが、小樽は商店街も駅の観光案内も、日・英・韓・中・中・タイと6ヶ国語対応で。ひょっとしたら土地柄ロシア語あたりもあるのかもしれませんが、タイ語パンフって日本では珍しいわーと感じたことがありました。日本における特定地方都市における多言語化というところはやっぱりこうなんでしょうかね、優先順位の割合が。タイからの方が多いんでしょうね。
↑これはまた数年前にニューヨークに行った際に改めて撮って残ってた写真。住んでた当時は当たり前過ぎて気にしてなかったんですけれど、改めてこういうの眺めると色々と考えさせられるところはあります。何の内容かというと、ニューヨークって工事や他のことやらで日曜に地下鉄のルートとか止まる止まらないとか、変更が色々とあるんですよ。そのお知らせで8ヶ国語対応。英・西・中・韓・露・仏・独・伊・日。やっぱりこうなんでしょうかね、その国の言葉を話す国民プラス訪問者の優先順位の割合が。感じてください、日本はギリギリ入れてもらってるようなもんだと。
コストがかかるだの需要だの大変だの色々とあるんでしょうけれど、国際都市国際都市というのを掲げていくのであれば、まず言語表記は英語を含めてアジアから多く来るところからからスタートという考えは取っ払っちゃってですね、お手本をニューヨークにして倍の8ヶ国語対応とかでもいいんじゃないかととも感じる時はあります。そしたら何が便利かって、この8ヶ国語で大抵全世界事足りる感じなので。ポルトガル語が母国語の方はスペイン語とイタリア語のところ読んだらなんとなくわかる(と、前にブラジルの方がおっしゃってました)。ま、色々な背景もあるので単にニューヨークと比較するのもよろしくないこともあるとは思いますが。港区でもフランス語圏の方の人口の多さは4番目なので日・英・韓・中の次に考えてくださってもよろしいんじゃなくて?と議会で質問したことはあります。
観光パンフ揃えるだけが観光施策じゃないんですけれどね。さて、そんなことはさておき。
観光インフォ見るだけではなく、京都市成長産業創造センターに入ってるとあるラボへ。ここは産学公連携による科学分野の研究開発拠点で、H22年度の経済産業省「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」の15億円と、京都市からの補助金10億円を基に設立されたところ。アカデミアでは京都大、京都工芸大、京都府立医科大等のラボが入居し、その他は中小企業研究室やベンチャー企業が入ってます。
こういう場所って企業にとってもありがたいんですよね。最近は研究を含めて全部アウトソーシングの世の中になってきて、見出して、育てて、モノにするというプロセスがだいぶスキップされているような感じがあります。探す努力とお金がもったいないのでヨソからなんとかなりそうなやつ買ってきてそれ育ててヨソに売っちゃえ的な。頑張ってもらいたいんです、日本の広い研究開発。
↑HTSプレートリーダーなんですが、このモデルは日本で一番最初に設置されたのココなんだよ!と鼻息荒く説明していただいたので記念に写真載せておきます。実験サンプルとかの色んな性質を同時にたくさん測定できるプレートリーダー。ええやつです。もちろんお高い。頑張れ日本の研究開発。理解が深まりますように。
外国人観光客の多い京都ならではの面白いタクシーを見かけました。外国人フレンドリー、外国人優先のタクシー。運転手さんも研修をちゃんと受けての英語対応可だと聞きました。訪日外国人向けの実証実験中だとか。やはり観光に力を入れているところはこういう受け皿対応もしっかりと考え始めるんですね。個人タクシーでも運転手さんによってはiPadでナビや翻訳や個人的に対応してたり、ビジネスとして需要があるから開始しているのか、それとも当たり前のように外国人旅行客が多すぎて自分が困らないように対応しているのか。なんでもかんでもインバウンド!とビジネスチャンスに目が眩んでいるわけではなさそうな印象を受けます。自然な流れで自然体。
なんだかんだで色々としておりました、個人視察。
去年の選挙から1年と3ヶ月。議会以外はやれ会合にお呼ばれだ、式典にお呼ばれだ、講習会だ勉強会だ、区団体のイベントだ、地元のお手伝いだ、区役所議会棟の控え室で事務作業だ、行政から情報提供だ、打ち合わせだ、家族サービスだと、仕事にプライベートにおかげさまで充実した毎日を過ごさせていただいています。その中で初めて数日連続で空ける時間を作り、港区内ではお目にかかれないようなものを見たり経験でき、行政とも情報共有や打ち合わせをしながら港区に反映できるようなものを提案していけたらと思います。
参考までに港区議会政務活動費のページはコチラ。月15万円ですが所属会派は全員で共有するもの(会派報告書、機器維持管理、人件費等)を毎月プールしていくので、支給は月10万円です。他の会派はそういうシステムなのかどうかは知りません。昨年は個人の分だけでも年間120万をオーバーしその半分が広報費(郵送費が高くついちゃうのをどうにかしたい)でしたので、今年はバランスよく使用させてもらい区に提案を反映してもらえるような活動を目指しています。もちろんモノによっては報告書を作成して提出します(注:しました)。
また、港区議会では先月6月から『政務活動費審査会』という第三者機関を設置し、使途用途のチェックが入ってますことお知らせします。会派によって色々と色々なこともあって前々からずーっと検討されてたものと聞いてまして、決して都知事の件で慌ててどうのこうのではないということもお知らせしておきますね。タイミング。