和歌山市役所さん、こんにちは

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ちょっと和歌山市役所さん、建物のなんとなくの中野サンプラザ感がハンパないっす。和歌山市の商店街は20年くらい前から中心市街地の衰退が始まり、地方の課題といえるいわゆる『シャッター商店街』化が止まらないところ。ある意味麻布十番商店街と対極にあるようなところに商店街振興策のお勉強にくるのはどうかというご意見もあるでしょうが、対極すぎて異なる課題の中から共通点の可能性を見出すことも可能なのではないかと考えまして。…有名なシャッター商店街というのは現地で初めて知ったんですけれども。

 

まずこの視察に関しての道のりを簡単に。

1. 港区役所の中の人から『和歌山に面白い商店街振興があるらしいよ』と情報提供。
2. 和歌山市の東京事務所にもしもし  ⇨ 本庁の担当課が詳しいです。視察結構ありますよ。
3. 私、港区の商店街振興を頑張ってもらいたいスタンスの区議会議員なんですが、お話聞かせていただいてお勉強させてください。
3. 港区の区議会事務局を通じて、和歌山市議会事務局を通して担当課とアポイント取ってください。
4. えっ、そういうアポイントの取り方なの?自分じゃできないの?議員ってややこしい!
5. 区議会事務局の調査係に間に入っていただきまして、無事アポ取得。

 

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市街地が空洞化していく地域において、行政も色々と活性化計画を立てたりしてがんばってきたらしいというのは市役所のHPとかで調べられるけれども、商店街振興、商品券、空き家対策、リノベーション等については検索の仕方がヘタなのか全然ヒットせず。直接聞いた方が早いやということです。

 

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市役所訪問したら、まさかの市議会定例会初日。…そうか、本来はどこも定例会シーズンだものね。港区は区長選挙と参院選挙が立て続けだからという理由で延期されたらしいんですけれど。

 

『商店街という概念を捨てました』という言葉にまずびっくりした和歌山市役所訪問。がんばってもがんばっても商業振興が難しい地域、それなら行政が商店街を維持するような取り組みをごっそりと無くしてしまい、民間からのやる気のある集団にテコ入れしてもらった方が早いのではないかという認識への切り替え。…商店街を残して行きたい立場としては恐ろしい考え、背筋が冷たくなりました。恐ろしくて震える。正しい使い方かどうかは不明。

 

商業の集客・販促支援、つまり商店街等の団体が企画するイベントとかへの助成金は今年度で打ち切られ、商店街魅力up事業という企画においても補助率が1/2以内、限度額は10〜50万円。港区からすれば『それで何ができるんだろうか』というレベル。5年間くらい活性化支援に注力してみたけど結果が出なかったからそういう判断が下ったと。どうやら商店街の出身や商店街に深い関わりがある市議会議員さんが不在というのも、支援打ち切りの方向に関係あるのかしらとふと思ってしまいました。だからやる気のある市民にテコ入れしてもらわないとどうにもならないと。

 

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組織への支援に限界があるのであれば、組織じゃないもっと個人のレベルから支えてもらおうよということですよね。これって、港区で展開し始めてくれた『買い物するなら地元の商店街で』キャッチコピー大作戦も似てるんじゃないかなと。商店街・商業が衰退してから始めるよりは、維持と存続のために個人のレベルで今のうちから支えていこうよ的な。

 

商品券事業においても、昨年に20%プレミアム付き商品券を国の交付金で初めて実施したんですって。港区ってプレミアム付き商品券の発祥地、毎年毎年当たり前のように区が発行支援をしてますど、改めて自分の知識と常識が井の中の蛙どころか、胃の中の米粒くらいしかないことを反省。和歌山市と港区のプレミアム付き商品券事業において異なるところ、10%と20%のプレミアム率の違いだけではなく、商業支援か福祉目的かの違いもあるようです。

 

中学生以下のお子さんがいる家庭と、介護保険を使っていない元気な90歳以上は優先的に予約できるようにしたんですって。それが福祉。でも商業振興にもなんらかの形で繋げないといけないということもあり、使えるお店をスーパーやドラッグストアや大型店舗にも広げたんですって。色々お話を伺うと興味深い考察が。

 

1. 福祉優先枠では現金を追加しての利用形跡は低い(全体の消費額が少ない)
2. スーパー・ドラッグストアの利用が全体の76.7%
3. 初めてプレミアム付き商品券事業を実施した自治体の感想は『こ、これは消費喚起額が高くなる傾向がある…!』

 

なので、以前の議会で『港区はどうしてプレミアム率10%なの?』と聞いたことありましたけど、『たくさんの人に使ってもらう方が経済が回る』というのはその通りなんだなと。単純計算で20%を1回するよりは10%を2回の方がプラスαが確実についてくる。そうするとやっぱり販売方法をもっと便利にしなきゃいけないし、未だ解決していない課題があると感じます。あ、そういえば本日は7/1。港区のプレミアム付き商品券の販売が開始ですが、多分おそらくあっという間に完売したんだろうなあ…。

 

あとはリノベーションスクールという、空き家対策&新規事業計画&やる気ある人がんばろうぜ!といった民間によるプログラムを全力で推していると。北九州で2011年に開始されたセミナーや講習会のような取り組みなんですが、街の人対象の生涯学習的なそういうものではなく、ガチの、リアルガチで期間中に新しい事業計画を立てて空き不動産オーナーに向けて全力でプレゼンし、店舗リノベーションして新しいビジネス作ってこうぜ!という。まったく聞いたことなかったんですが、東京都でも豊島区内でも最近展開している模様。参加料をとって全国から人を募集するということが、やる気のある民間によるテコ入れということなのかなあと。大企業による再開発という無機質なものではない、今ある街に融合するようななんかほっこりするような人肌の温かさのような感じ?企画が採用されてそのまま和歌山でビジネス始めれたのが4件ほどあるとか。いいね、そういうの。

 

それはさておき。和歌山市役所でいっぱい観光資料もいただきまして、その中でもお!!と光るものを発見いたしました。

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まち歩きならぬ、まちあそびマップ。ご飯マップの延長戦のようなものなんですが、女性用、男性用とありまして、女性用は女性人気のある店、男性用は男性人気のある店が掲載されています。

 

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それだけなら大したことないその辺にフツーにあるまち遊びマップなんですが、実は裏と表で『昼用』『夜用』と異なる内容で盛りだくさんになってます。いやーこれちょっと面白い。外国人用の英語版もあり、これは観光を含めて和歌山城を中心においたマップ。何かの折に参考にしてくださいと港区の観光担当課に資料上納しました。もちろん商店街関係のお話も港区の担当課に。つづく。