がん対策とうきょう・みなと2016

「がん対策とうきょう・みなと2016」。港区と都の共催で、がんの予防、早期発見、健康づくりの大切さについて区民の皆さんと一緒に考えていくイベントがありました。港区はがん対策や健康づくりをとても頑張っておりまして、地方自治体の中でも、特に都市部の中でも非常に頑張ってるところなんじゃないかと思います。そんな港区、企業や団体とこれからのことで連携協定を結んでくれましてね。もっと研究所とか企業と一緒に頑張ってくださいよと提言している立場としては素直に素晴らしいと思ってます。行政ができることは限られてますし、そこを他のところが補えるような体制が整うのであれば、色んな人にとってプラスですから。

 

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あのファイザーさん、なんと都内では初めての官民連携協定です。KEA工房さんは婦人科系がんの術後下着とか扱ってるところ。東京都美容生活衛生同業組合さんは『みなとアピアランスサポートセンター』を立ち上げて外見支援相談含めたサポートをしていただけると。それぞれの分野のプロフェッショナルと組むというアドバンテージはプライスレス。ふーん、へえー、そんな感じかもしれませんが、地方自治体がこういうのやるって結構勇気がいるしすごいことなんですよ(個人の感想)。製薬企業で抗がん剤の開発やったことある身としては非常に嬉しい。

 

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女優さんも闘病体験を語ってくれたり、身体の外側という部分を失う葛藤だったり、再建術という選択だったり、検診の大切さだったり、体験した方から聞くことで初めて気づく点や考えさせられる点がたくさんあります。おにゃんこクラブとか夕焼けにゃんにゃんとか一瞬だけ思い出しました。

 

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ファイザーさんは『世界で一番大きな肺模型』を展示してくれたりですね。 行政が初めて実施するこのような会としては企業・団体ブースがそこそこあるのはとてもよかったと。

 

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提携を結んだKEA工房さんは補正下着やらパッドやらの実物を持ってきてくれていましたし、何がどう違うのか、何がどうなれば快適になるのか、見る・触る・相談するができますしね。 例えばパッド、ジェルのようなシリコンのような柔らかい素材であるんですが、ある程度の重さが必要です。ほら、片側だけがふわふわの軽い素材だったらバランス悪くなっちゃうじゃないですか。そういうことも含めて案外知られていないことも多いわけ。

 

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東京都美容生活衛生同業組合さんは『みなとアピアランスサポート』 のご紹介もあり、ウィッグもこういうおしゃれで可愛くて普通なものがたくさんあるんですよと実物の展示をされていました。ネイルケアやスキンケア、メイクアップひとつで色々と前向きに変わることもありますよと。

 

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手術の操作体験ということで、ジョンソンアンドジョンソンさんが機器を展示してくれたりですね。モニターを見ながらビーズをお皿に移し替えるのが結構難しく。

 

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大腸トンネルとかね。受けましょうねがん検診。

 

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病院さんのほかに製薬企業さんからのご協力もあり、区民向けの医療費とか制度とか、家族ががんになったらを含めてそういうパンフレット・冊子だけでも提供してくれたのはとてもありがたいこと。場合によっては行政が作るものよりわかりやすいものもありますし。今はインターネットでの情報入手という方法もありますけれど、製薬企業さんも一般向けにとてもわかりやすいものたくさん作ってるんですよ。

 

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『新しい薬が患者さんの手に届くまで』と治験の流れの説明パネルまで。 これは一般質問等での『治験は治療の選択肢です!』私の投げかけに区が配慮してくれたんでしょうね。ありがとうございます。中外製薬さんもノバルティスさんも大塚製薬さんもアラガンさんも情報提供のご協力ありがとうございます。

 

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パネルディスカッションの時間もありました。医師や乳がん経験者の方たちを交えてのパネルトーク。乳がん検診を受ける時期はいつがいいかなど、なかなかためになるお話満載。

 

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医師の先生方による講演会もありました。

 

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治療のお話もタイムリーな薬剤含めてなかなか楽しく。

 

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多少、区民向けとしては難しいお話もありましたけれども。私は大好物なんですけれどもね。でも区民向けとしては難しすぎたかなあという感は否めず。私は大好きなんですけれどもね。

 

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そして最後は港区の担当課長さんから色々と説明を。検診の状況だったり、これから港区がやっていきたいことだったり、当座の目標だったり。わかりやすく説明してくれてとてもよかったと思います。

 

こういう会が定期的に開かれるといいなと願いつつ今回はおしまい。