第2回 港区議会定例会 8日目(最終日)

さて、金曜日に区議会定例会か終了したので良い議会だからその期間誰がいつ何をしてるのかといつおさらいです。初日から7日目までサラッとおさらいしました。最終日は何をやってるのかという説明を今回さらりと。

 

最終日にも常任委員会が開かれます。そこで確認するのが『委員長報告の案文』というやつです。要は、『今回の定例会中に出された議案について話し合われたことはこうこうこういうことで、こうこうこういう質問がでたりしました。みんなで審議した結果、こういう結果になりました。委員会に所属してない他の議員のみなさん、我々の出した結論でどうですか?』という、最終日に本会議場で各委員会の委員長さんが読み上げる文を確認して了承するというやつ。

 

議員は34人いますが、各議員がそれぞれ常任委員会に所属してます。ひとつの委員会に8〜9人の議員ですかね。そこで出された結果を全体に反映させてもいいですか?と確認するための文章を作るわけです。

 

区議会事務局には議事係というところがありまして、各委員会に書記さんとして議事係の方がついてくれてます。まあみなさんオールマイティな方々でしてね、委員長と相談しながら委員会で出た質問とかをまとめて案文を作ったりしてくれます。で、その案文を読んで聞かせてくれるわけです。それにしても、案文ってなんだか聞きなれない言葉。『文(案)』の方で慣れてるからかしら。日本語ムズカシイネ。

 

で、その(案)なんですが、議案審議の内容によっては色々変わります。今回はなかったけど『xx会派のxx委員が反対の旨を述べ〜』とか『誰々を除く委員が賛成(反対)を〜』とか。そんな(案)を基本『異議な〜し』で了承。次は『中間報告』というやつ。中間報告は要するに『この定例会に限って審議されたやつだけでなく、継続して色々なんかやってるのはこうこうこういうことです』という文(案)を同じように。

 

これで常任委員会おしまい。常任委員会終わりで、次にすぐ特別委員会が開かれて同じことを繰り返します。ただ、この定例会中に特別委員会において議案審議はなかったので中間報告の文(案)を了承する流れだけ。これで特別委員会おしまい。

 

さて、この次に開かれるのが議会運営委員会。今までの流れを受けた上でこれから行われる本会議での流れを確認するわけです。基本『異議な〜し』でありますけども、そんな正直しちめんどくさいと感じられるお作法が繰り返されるのが議会なのかしら。言った言わない、聞いた聞かない、了承した了承しないがないように、そういうことなのかしら。わかんないけど。

 

あっ議会運営委員会で決めることに大切なこと忘れてました。議案ごとに『起立採決(賛成の人は起立)』か『簡易採決(異議な〜し)』を決める大切なおしごと。明確に反対!という姿勢をみせてる会派があると起立採決なのかな。

 

そしてやっと本会議にたどり着くわけ。

 

まずは常任委員会委員長による『委員長報告』と『中間報告』に対して、残りの議員ズに諮るわけです。『委員会では原案どおり可決(または否決)すべきものと決定しました。なにとぞみなさんのご賛同を賜りますようお願いいたします』という感じ。

 

そしたら議長が『これより採決に入ります』って言うか、『それではお諮りいたします』って言うわけです。議会運営委員会で決めた決め方で違って、前者は起立採決後者は簡易採決

 

後者の場合はまたお作法があってね。『議長!』って誰かが叫ぶの。そんで『ただいまの委員長の報告の通りに決定させるよう望みます!』って言うの。こういうの動議って言うんだって。これを担当するのが議会運営委員会の委員長ね。あ、ちなみに議会2日目あたりにも議会運営委員会委員長が動議を出すところがあります。審議は関係する委員会で話し合ってもらってくださいという内容で。

 

ま、とにかくこういうことを繰り返して全部の議案の採否を決めるわけです。決め終わったら閉会。これが議会の定例会。が、今回はプラスアルファがありました。

 

区議会議員の任期は4年、前半2年後半2年でなんか色々変わるのが慣例だそうです。議会人事とか。委員会とかも任期2年だそうで。慣例で。あ、でも私は委員会は1年で同期の黒崎議員と交代してます。議員任期4年で1年ずつ4つの常任委員会を経験して勉強しようねってことで。ま、そういうこともあるということで。

 

思い起こせば2年ちょい前くらい前、議会人事で色々ありました。何がどうだかよくわからんちんでしたけど、その時の議会人事のメイン、つまり議長と副議長の選出は紙に名前書いての投票。今回、前との違いは『議長と副議長が既にいる』ということでして。ほら、2年前は区議会議員の改選でおニューなメンバー揃いたてホヤホヤの中での決め方だったから。

 

や、興味深かったな方法が。へーって思うのと同時にめんどくさーいとも思う。

 

まず本会議を休憩。で、その間に副議長から辞職願いが出されましたというテイで本会議再開。わかりますわかります、世間一般でいう出来レースってやつなんでしょう。だって誰が新しい議長で誰が新しい副議長でって申し合わせも出来て議会運営委員会で『異議な〜し』の方法でやりましょうって了承されてるんですもん。ま、別にいいんじゃないですか。だってみんな文句ないってことですもんね。

 

『副議長から辞職願いが出されました。一身上の都合により〜(略)。許可していい?』
『異議な〜し』
『じゃあ新しい副議長どうする?』
『議長の指名推薦でオケ!(←動議)』
『おけ。じゃあ七戸じゅん議員でどう?』
『異議な〜し』

 

これで新しい副議長の誕生。

 

で、また本会議を休憩。その間に議長から辞職願いが出されたというテイで本会議再開。さっき誕生した新しい副議長仕切りで同じこと繰り返し。

 

『議長から辞職願いが出されました。一身上の都合により〜(略)。許可していい?』
『異議な〜し』
『じゃあ新しい議長どうする?』
『副議長の指名推薦でオケ!(←動議)』
『おけ。じゃあ池田こうじ議員でどう?』
『異議な〜し』

 

これで新しい議長の誕生。

 

そんな感じで後半がスタートすることになりました。常任委員会4つと特別委員会4つと議会運営委員会のメンバー構成も変わりましたし。区民文教委員会とオリパラ対策特別委員会とエレベーター等対策特別委員会(副委員長)。頑張りすぎないように頑張りながら、後半戦いっちょ行ってみよー。