防犯カメラ、作動中。

『公園に防犯カメラつけて欲しい』と、そんな声が挙がったのが多分2年近く前になるような。商店街に言われました。いや、『商店街からの陳情』という意味じゃなくて、地域から『商店街はたくさん防犯カメラを付けてるでしょ、ついでにつけてよ』という意。えええ。

 

防犯カメラをつける時、おそらく3種類のパターンあり。一つ目は個人が個人宅につけるとかそれに類するもの、二つ目は地域が地域のためにつけるもの、そして三つ目が行政が必要に応じてつけるもの。多分こんなもん。

 

この時のお話は区立公園。ぶっちゃけ網代公園なんですけれども、商店街は地域のためにたくさん防犯カメラを設置してまして、だから商店街がちょっと範囲を広くして公園の中にもつけてちょうだいという地域からの要望。いくら要望と言えども、区立公園の管轄は港区であるわけですから、一個人とか民間がホイホイと勝手にできるものではありません。

 

もう2年近く前のことですよ。んでちょいちょいと相談してみてたんですよね、支所に。だって区立の公園だもの、管轄は港区ですもの。

 

そしたら2017年だか、そのくらいに港区の公園とかに防犯カメラを設置することができる云々カンヌンな要項ができましてね、確か区立公園内の防犯カメラ第1号は檜町公園。色々と大人の事情もあるんでしょう。

 

春の答弁

で、今年の春の予算特別委員会の土木費、あえて質問をしたんですね。『要望があるとこ、設置できてない理由は何?』『設置基準って何よ?』と。ああ、やらしい自分。だって次年度予算に計画が入っていないんだもの、前々から相談しているのにもかかわらず。

 

 

ま、全部の公園とかにいきなりつけるわけでもないですし、限られたところに設置したいという役所の気持ちもよくわかります。色んな意見ありますもんね、プライバシー云々とか。でも誰もが希望すれば見れるわけじゃないですからね、決められた権限がある一握りの人だけだし。役所が設置したら役所だけだし。

 

 

基準だってありますしね。まぁ『色々とキーワードを盛り込んだある程度の答え』をいただけるような質問をしたりですね、庁内でも進めてもらいやすいように努力もするわけですよ。

 

『あーしてください!』『こーしてください!』と、主張するだけじゃ響かないわけですよね、行政ピーポーは。

 

設置にあたり気をつけたかったこと

で、ちょっと前から防犯カメラが設置され、絶賛稼働中であります。予算は特につけておりません、と春の予算委員会で言われてたんですが、麻布支所はものすごくがんばってくれました。あ、麻布支所だけじゃなく本庁の土木課もね。どうもありがとうございます。

 

支所が設置するのになんで本庁にありがとうなの?』と言われそうですが、役所内部の運用だったりそういうのまとめるのが本庁土木課だからです。ほら、画像を見れる権限は誰にあるとか、どういうタイミングで何をどうするとか、確認が必要になった時が夜とか週末だったらどういうルートで誰が何やるとか。色々あるじゃないですか。

 

『防犯カメラつけて!』とただお願いするのは簡単です。言えばいい。でも言いっ放しじゃあダメ。今回の件でですね、防犯カメラと同時にもっと地味なことを実現してもらったんです。ヒントは画像の中に↑。わっかんねえだろうなあ。『えっこんな程度のこと!?』と思うかもしれません。

 

港区のマークと連絡先(特に電話番号)を入れてもらったこと。そう、こんだけ。

 

だって、『商店街が公園に防犯カメラ設置してちょうだい』というところから始まったんですよ。『公園の防犯カメラは商店街のではありませんよ』というのもお知らせするところまでがフォローアップです。

 

お役所って夜と週末はお休みじゃないですか。でも防犯カメラは24時間動きますし、必要な時は時間関係なく誰かに連絡取れる術が必要じゃないですか。問い合わせとか通報とかそういうのも含めてね。表示されてる番号は区役所の代表番号でありますけれども、緊急度によって然るべき方に然るべきルートで連絡を取る算段をつけてもらってます。そう、だから港区マークだけじゃダメだったの。

 

そういうところまで考えた中の公園内防犯カメラ。麻布地区では一番最初なんじゃないかな。そんなこんなで港区さん、来年度になるかと思ったのに素早く色々とありがとうございます。大切なことなので何度でも。ありがとーう。