さて、予算の質問ご報告も最後となりました。教育費。教育費は3点の質問をしまして、区費講師、学校改修、アカデミー制。そしてそう、教育費はメガネ。小倉りえこ、メガネの日(小倉君の仕事用ブルーライトカットメガネを借りる日)。
Myメガネライブラリー
うん、4年間で8回はしてないけど、半分はしてた。毎回してたような気がしてたけど全然そんなことなかった教育費のメガネコレクション。一番最初は自分のメガネをしてみたけれども、読んでお話しするには不向きなどぎつい度。それ以降は小倉君の仕事用メガネレンタル。
区費講師、ひーひー
少人数制で学力を向上させるため、港区は独自で区費講師の充実を図っていますね。区立小中学校合わせて100名近くの区費講師を登用し、港区の教育現場を支えていただいております。ありがたいことです。
Q: 区費講師はどのような人をどのような方法でリクルート・採用してんすか?
A: えーとですね、小・中学校の教員免許を取得している心身ともに健康な人を教育委員会が採用しております。人材の募集は区のウェブサイト、広報紙、各学校の管理職のネットワークを生かして、教員免許取得者や取得見込者に区費講師を紹介し、区費講師名簿に登載していただいてますね。
(´-`).。oO(…ある意味区費講師の枠なんですけどもね、港区が誇る国際学級の先生たちが契約更新せずにお辞めになると…しかも4人…で、3月上旬のこの時期にまだお辞めになる人数分採用が決定してないと聞いちゃったですよ…)
(´-`).。oO(…教育人材って争奪戦じゃないですか…人探すのどんだけ難しいかって話ですよ…)
(´-`).。oO(…専門的な方々をどうやって見つけてどうやって確保して、どうやって長くいてもらえるかを戦略立てて、よろしくお願いいたしたく…)
学校のお直し、何をどういう順番で何するんですか
えー、ありがたくも人口が絶好調に増えてる港区です。老朽化した学校の改修とか、児童増加に伴う増改築、特別教室を普通教室に変えたり、いろいろ頑張ってます。頑張ってるのはよくわかりますし、ほかに方法あれば議員が提案せい!くらいのことなのもよくわかるんですけども、みんな同じように思ってるのはどこの学校もキャパオーバー。
学校とかもそうですけど、なんでもかんでも大きめの計画が発表されるのは港区基本計画というものが改訂されるタイミングなんでしょうか。前後期3年の基本計画、3年ごとの見直しですけれども役所的な考え方として『この基本計画に載ってるか載ってないか』ということにものすごく、もんのすごく、大きな差があると学びました。
学校の改修方針は?
Q: これまで40年とかそこらで学校建て替えたりとかしてきましたけど、最近のトレンドは『施設の長寿命化』ですよね。でも老朽化だけじゃなくて教室不足とか、そういう問題もある中で改修の方針ってどんな感じ?
A: 老朽化の問題だけでなく多様化する学習環境や国際化などの学校をとりまく社会的要求に適切に応えていくことはもちろん、バリアフリーや省エネ等の機能向上を、改修の機会を捉えて進めております。学校を改修する一方で、児童・生徒数の推計に基づく学級数増に対応して教室の確保、普通教室への改修や校舎の増改築を行い、より良い教育環境の確保を図っています。今後も、中長期的な観点から改修を進めていくとともに、教室数確保に向けて、校舎の増改築等の方策を検討し、施設需要への対応を計画的に実施してまいりますー。
(´-`).。oO(…その場しのぎで「次の基本計画の6年持てばいいや」的な考えではどうにもならんことをお伝えしておきますよ…)
(´-`).。oO(…結構前に似たようなことコッソリ聞いたことあったけど、「大丈夫です!あと6年は人口増に耐えられます!」とか言われて仰け反り返ったもんなあ…その先がなぜないのか、と…)
(´-`).。oO(…でも学校施設の課長がちゃんと学校見に行ってくれたのはほんと嬉しい..どうもありがとう…)
アカデミー制、それは近隣の学校で構成される12年一貫教育
学校教育推進計画では、毎年毎年アカデミーごとの目標を立てております。んで、同一アカデミー内で小学校から中学校への進学率を前年度より増やしていこうぜ!を成果目標としているようです。
まず、アカデミーの説明をば。簡単に言うと『とある地域で、幼・小・中で12年間で一貫して教育目標立てて教育特色だそうぜ!』でありまして、同じ敷地内の小中一貫教育なら想像しやすいと思うけど、そういう教育的なシステムを隣接のバラバラの小中学校でグループにまとめる、それがアカデミー。
六本木アカデミーなんかわかりやすいですかね。色々とああしてこうしてとお願いをしていった結果、小学校国際学級2校、小学校日本語学級1校、中学校日本語学級1校と、日本に短くも長くもいる外国人が公立学校に通いやすく、それに加えそういう環境が素敵と思う日本人も通いやすく、それが中学校にまで延長しましたというグローバル感。グローバル社会を生き抜く力を育成する、それが六本木アカデミー。
それはいいとして。
抽選ありまっせ、希望が多いと
港区の小学校は隣接区域から選べるシステム(ただし本チャン学区外は抽選)、そして中学校はどこでも選べるシステム(ただし本チャン学区外は抽選)となっております。このシステムが導入されてから、これまで4校の中学校で抽選が実施されています。
高陵中学校(1回)、六本木中学校(2回)、三田中学校(毎年)、高松中学校(毎年)。ほら、なんか普通に抽選って聞くと『人気校』ってイメージが湧きません?
三田中と高松中がなんで毎回抽選なんだろうと、ふと疑問を感じたんですよね。抽選ってことは、本来の学区外からの通学希望者が多いってことじゃないですか。こつこつしたアカデミー制が実を結んでる最適例?それとも何か別の理由がある?
そんなことを考えておりましたのが一昨年とか昨年とか、結構長い間普通に疑問に感じてたんですよね。
徒歩20分より徒歩10分って、魅力だよね
で、お散歩中にふと思ったわけですよ。『そういえば三の橋と古川橋の間の地域って、学区六本木中だけど、半分の時間と距離でいける中学校が2校もある』と。これか、多分。
しかももうちょっと青い丸の部分が左とかにずれていくと、学区が高陵中になるし、そりゃ学区外から希望が多かろう(多分)、んで、そりゃ結果的に抽選。
これ、学校のことだけじゃなくても当てはまるんですよね。前にお話伺ったことあるんですが、港区の総合防災訓練。支所管轄地区ごとに総合防災訓練するわけですけれども、麻布地区の場所は六本木中学校。赤羽橋交差点は麻布地区と芝地区の境目なわけですが、その境目の麻布地区の方にすれば『我々からすると、ここから六本木中学校に防災訓練いくより、芝公園が断然近いんだよねえ…』と。
そういうことだ(多分)。
そこで質問(前置きが長い)
Q: 部活動があるとかないとか、地理的な理由があるとかないとか、そういう理由も少なくない中で、幼・小・中のアカデミー制を推進するために、何をどうやっていくんでしょう?
A: 小中一貫教育を推進するアカデミーの役割や意義は、各学校と地域が児童・生徒に身に付けさせたい資質・能力を共に理解し、育成していくということであり、まず地域の学校の集まりであるアカデミーが、教育の方向性を共通理解することが欠かせないものと考えています。来年度は、お台場と赤坂で地域の実情に応じたアカデミー単位の学校運営協議会を設置します。今後、幼・小中のアカデミー制を推進する学校運営協議会の設置により、教育の方向性をアカデミーの教員だけでなく保護者や地域住民が共有することで、より一層港区の教育の質が高まるよう取り組んでまいります。
(´-`).。oO(…うん、あんまりよくわからないけれども、なんとかしようという気持ちはよくわかったので、頑張っていただきたい…)
(´-`).。oO(…でも前年度以上の進学率を、という指標を設けるのは諦めたほうがいいと思う…)
以上、教育費。