猫ならシャーって言うかもな小話

新型コロナウイルス感染症に関しては色々とたくさんの不安がありますよね。経済とか健康とか、仕事とかライフスタイルとか、幅広い分野に置いて残念だったり嘆いたり、時には怒ったり悲しかったり。

 

とある報道機関の記者さんを名乗る方からお電話いただきました。そんな事に慣れているわけでもなんでもなく、ちょっとびっくりしている恥ずかしがり屋なわたくしでありますが、はいはいどのようなご用件でしょうかと一応ね。そしたらまあおばちゃんビックリしたのなんの。

 

新型コロナウイルスで亡くなった方の周囲の環境とか影響とか、お葬式ができるとかできないとか、あっもちろんご遺族の方々の意向も十分に配慮してそういう番組を作りたく取材したいんですけれども、都内で亡くなってる方って30名みたいなんですが誰だかわからないんですよね。そういう方ご存知ですか?もしご存知だったら紹介して欲しいんですけども』(意訳)

 

と、もんのすごいビックリ仰天するような問い合わせの電話だったんですね。多分、色んな議員のとこにかけてるんじゃないかと思います。だって私のとこに連絡してくるくらいだもの。相当お困りなんでしょうね。知らんけど。

 

んで、もちろんこう答えました。

 

『あのですね、そういう報道って私はよろしくないと思います。お探しの方は知りませんけどもね、例えそういう方が周りにいたとしても、知ってたとしても、そんなことは絶対にお伝えはしません。お仕事だから色々大変なのかもしれませんけども、そういう報道姿勢は好きじゃないですし、先日も著名人の訃報流れましたけどもああいうのただただ悲しかったです。ご期待に添えず申し訳ありません」(意訳)

 

まあ言わば取材拒否というか、ご相談事お断りというか、そういうことですよね。で、電話を切ったあと、ふと思うわけです。自分の回答は正しかったんだろうかそれともただ意地悪だったんだろうかと。時々急に不安になります、だって人間だもの。

 

いや、ホイホイ答える議員がいるんだろうかな?いや、いるんだろうな、だからかけてくるんだ電話。そういうの、Twitterか何かで募集して軽く炎上でもしてくればいいよ某局社会部さん。

 

と、ちょっとばかり寂しい気分になりました。という小話。シャー。