任期最後の定例会が終わって

少し経ってしまったんですけども、先週で約1ヶ月の議会が終了したんですね。どういう審議をしてどういう結果になったか、広報紙だとまだご報告が先になるんですが、区議会のウェブサイトだと結構オンタイム。だって区議会事務局のみなさん、めっちゃ頑張っておられるんですもの。

 

春の定例会は予算案の審議というものがあったわけです。港区の職員のみなさんであーだこーだ税金の使い道を一所懸命に考えて考えて、財政課が審査員の庁内プレゼン大会を勝ち抜いて、その後に区長とか副区長とかが審査員のグランドチャンピオン大会で『これやで!』と優勝したものが区議会に上程されると。

 

まあ、区議会に上程されるより先に『これが予算案やで!』と記者発表を含めたような区長の定例会見が行われて、区のHPにででーんと載ってみなさんも見れるわけなんですがね。

 

予定通りに定例会が終了しました

春の定例会は予算審議付き。要は4月からの予算案を直前の3月中旬前に決めると。でもここで決まったからって、ぜんぶが全部万事オッケーということではないということを4年で学びました。都議会です都議会。3月末に閉会予定の都議会でも予算が通らないことには、港区の予算も狂っちゃうこともあったりなかったり。

 

例えばほら、補助金とかそういうの。国から下りてくるものもあれば、都から下りてくるものもあるわけです。とある事業に都からのお金1/2、区のお金1/2使うとか、そういうものだってあるわけだし。

 

そんな港区提案の予算も議員34人の賛成多数で可決をしておるわけで、賛成多数ということは全員ではないということですよね。『区の出してくる予算には賛成できない!我々の考える予算案を上程する!』と、共産党さんは毎回独自の予算案を提出されるわけですが、財源確保の信憑性という理由が主で否決。

 

なになにを無償化にするべしとか、都市開発系の予算をがっちょり削って他に回しなさいとか。数字からいうと、4対30くらいで反対多数の否決です。民主主義は多数決、こればかりは仕方ない。

 

でも不思議なのは、予算案に反対はするけども、その反対した予算案で実現された色んな区民のためや区の発展の成果は強調されるようで。まあ、そんなこといったら予算案に賛成したからと、港区の福祉も教育も良くなっているのも手をあげたり立つだけの議員のおかげになってしまうヘンテコな矛盾。

 

例えば保育定員を増やす努力をしたのも区の職員さんたちだし、保育園を作りやすくする制度を作ったのも区の職員さんたちだし、港区のマラソン大会できたのなんて区長の思いひとつだもんな。予算編成権限のない議員にできることは、粘り強く主張を続けてその予算編成にしれっと含めてもらうようにあの手この手で頑張るくらいしかできないわけで、時々なんだかやりきれない思いが頭をよぎる。

 

ま、そんな戯言はおいといて。

 

区議会の会議録検索とか含めて誰よりもウェブサイトを利用してるであろう人物、それ多分オレ

港区議会のウェブサイトに毎回の議会の議決結果というものが載っております。賛成とか反対とか退席とか含め。区議会に興味を持ってくださいなんて、なかなか言うのも難しいこともありますけども(なんせ過去の自分がアレだったもので)、いろんなものが公開されているんですよということをお伝えして今回は終了。

 

あ、卒業の季節です

卒業していくキミ達に幸多からんことを。保育園も幼稚園も小学校も中学校も高校も大学も、異動される方もそして長くお勤めになった方々も。ご健勝とご健康とご多幸と、その他諸々もりだくさん、幸せであるようにお祈りいたします。