ポチっとするアレ

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在席、不在のようなアレ。5/1から新体制になりしばらくの間ずーっと調整中でありましたが、どうやら新しく設置されたようです。ポチっとするのはまたこれからの楽しみとして、ネームプレートのような表示板のようなものができておりましたので記念にパチリ。微妙にフォントが揃っていないのもこれまた味です。

本日は港区私立幼稚園PTA連合会の総会に出席いたしました。略して「P連」、可愛らしい響き。ピーレン。幼稚園も学校教育の始まりの一歩、園長先生や幼稚園関係者はじめ保護者の方々のご尽力あってのP連です。ピーレン。私は聖徳学園三田幼稚園に通っておりました。大人になって両親にその理由を聞くと「幼稚園バス」と「給食」だそうでして。家が商売をしていると非常に魅力的、むしろそれ以外に選択肢がない。朝から晩まで、晩もほとんど両親が家にいない、そんな家庭事情の昔のお話。

また、ネットワークリーブラ港区女性団体連絡会の総会にも出席。本当は講演まで拝聴したかったのですが、会派代表者会議の傍聴にも向かわねばならなく途中退席。残念。

会派代表者会議は昨日の第4回目だけやむなく欠席(傍聴だから欠席も何もないんですけど)、来週に開かれる臨時議会の日程など、ようやく色々と話が進んできたという印象です。正副議長は投票で、となりました。一人でも異議があれば本来投票という地方自治法、色々と勉強になりました。

会派の続き

民主、維新、社民、無所属が集まって政策を実現するための会派を作りました!という引き続きの会派の件、立場の違いで受け取り方も違うのは当たり前。まさしく十人十色。代表者会議にメディアの取材も数社入っていましたが、どのスタンスで何を目的に傍聴するのかで当然認識も結論も違うわけです。音声の書き起こしでストーリーを眺めれば……それでも価値観が違えば変わらないでしょうね。いいんじゃないでしょうか、これも民主主義。

1〜2回会議の中で、非常にインパクトのあったQ&Aの流れをいくつか。

Q. 以前にも似た様なことばかりで、また同じことの繰り返しにしか見えないんだけど。
A. xxさんの場合は〜

え、名前だしちゃうの?折角周囲が気を使って個人名出さないように話しているようにしか聞こえないのに、そちらが真っ先に名前だしちゃうの?

Q. 前の時にはこういうことがあってね、記録にも残っているんだけど。
A. 聞いていません。

えええええええー。当時の幹事長(現職)、ちゃんと教えてあげてー。

Q. 無所属は別として、政党公認はその政党の色が出ちゃってるけど、その政党公認で選挙に出たからにはそれなりの政党として期待が持たれているとは思うけど。
A. 国政と地方自治は別だし。
Q. 別というなら政党の党首とかと一緒にポスター作っちゃったり貼っちゃったりしてるけど、それはダメなんじゃないの?それなら選挙の前に「当選後は組みます!」とした方が、誰を選ぼうかを考える有権者にとって親切なのでは?
A. 誰が当選するか落選するかわからないし、選挙前にそういう発表するとうまくいかないと聞いたし。

えええええええー。なんかずるいー。国政とかと変わらないー。確かに政治に疎いひとでも「維新と社民が組むってよ!」と聞いたら違和感感じることがあるでしょうかね。

Q. 応援してくれた人たちや港区民にどういう説明をしていくの?落胆している人もいるかもよ?
A. 開かれた議会にするために情報発信をしたり、記者会見を開いても。

うーん、ピンとこない。「分裂した際には〜」とProsとConsもしっかりと説明できるなら別だけど。みんなが納得する開かれた議会ってなんだろう。誰でもなんでも傍聴とかできること?自由に発言できること?少数派をあたたかく迎えること?ツイキャスとか駆使してでも「密室」的な時間を作らないこと?

Q. メディアからの取材を禁止させている今の区議会は、自由な発言をさせないよう努めているのでは?
A. 禁止ではなくて報告をお願いとしている。前に取材申し込みがあった時、やらせに近い依頼をメディアが要求してきたから断ったのは事実。選挙前の時期に特定の議員だけフューチャーさせるのはフェアじゃないし、それに関連する政策だってその議員が最初から最後までやり通したものではない。ずっと何年も何期も区長を中心に協議してきたものだし。背景もなしにバーンとでちゃうと必ず不平不満が出てくるから収集つかなくなるし、後でいきなり聞かされてもみんな困るだろうから。禁止ではないので、当時の幹事長に聞いてごらんなさい。みんなで決めたことだから記録にもちゃんと残ってる。
Q. 聞いてませんけど?
A. 今そう言われてもちょっと。

へーへー、確かに前に何かの記事で目にした時は「禁止」みたいな感じで書かれてたけど、報告だったんだーと勉強になりました。細かくその時の事情を説明してくれていましたが、お子さんを連れて本会議に来るという画が欲しかったそうですが、そんなこと誰もやったことがないから嘘はダメとお断りしたことがあったようで。嘘、ダメ絶対。

会派については届出制なので、承認や否認はありません。あくまでもグループなので、「頑張ってよい港区を作っていきましょうね」でいいとも思います。ただ、色々な質問が飛び交っていて複雑な印象を与えているのも、「ねえ、大丈夫?今回大丈夫?ほんとなの?ねえねえ?」というなのでしょう。しかし、もう一つ理由がありそうです。こっちの方が問題視されているというわけです。

「誰でもいいから大人数の第2会派を作って、副議長とか委員長とかのポストが欲しいんじゃないの?」と。

港区議会は平成13年から「ドント方式」を採用してきました。意味の説明を検索したら栃木県の選挙管理委員会のページが一番上にでてきたので、そこの説明をコピペ。

《ドント方式とは、各政党の総得票数をそれぞれ1,2,3,4・・・と自然数で割っていき、得られた商(得票数)の大きい順に議席を配分する方式です。参議院・衆議院の比例代表選挙などに用いられています。》

民主主義としての基本は本来投票。力学とはよく言ったものですね。しかし、そればっかりだと少数政党の声はどうなるんだ!ということで、このドント方式できちんと議席数に応じた対応が取られることになっています。きちんと、という表現はすこし語弊があるかもしれませんが。人数は少ないですけれどちゃんと配慮はしますと。

今期の港区議会議員34名、自民党13、公明党6、共産党4、民主党4、維新2、社民1、無所属4。

会派別にすると、自民党13、新会派10、公明党6、共産党4、無所属1。

「ほーら我々は政策重視で第2会派となったことだし、今まで通り少数派に光を当てる対応を取っている港区議会さん、もちろんドント方式継続しますよね?」
「いやいや、前にも同じことやって何回か失敗したじゃない」
「今回は違います」
「同じメンバー入ってるし、ちょっと信用できるかどうか自信ない」
「民意を背負った集団なので、有権者の声を潰す気ですか?」

こんな流れになっているのが、今月の港区議会です。今の所。

会社の中でも企画会議等でこのような堂々巡りが延々と続けられたら、上司や同僚、事務局は困った顔すると思います。落とし所を協働で見つけるよう努力できればいいんでしょうね。例えば「1年後2年後必ず結果を出す自信があるので、その時こそ有権者の民意を必ず反映できるような選出方法の検討を!」とか、「再度分裂して議会運営に影響を及ぼした時には、未来の議員にも支障がでることをお忘れなく!」とか。

新しいことをベテランは反対する!←会社でもよくあります。よくわかります。
多様な意見を取り込みたい!←アリだと思います。
色々なことをオープンに!←多角的であれば公平だと思います。
様々な情報発信を!←嘘や過剰評価を抜きにしてならいいと思います。

これらの件、ネットなどでどう書かれているか報告されているかをちょっと調べてみました。自民党と共産党くらいですかね、現職が触れているのは。ブログとかツイッターくらい。あれれー?本来であれば当事者達がもっと「こういうことなんです!」と情報発信の一部、速報として一般向けに詳しい説明があってしかるべきと思うけど、何もないのはなぜでしょう?特定政党、特定個人を批判するプロの記事ばかり。もっと現場の色々な方々の見解を知りたいのに。文章であれば感情的な部分を抜いて冷静に考えることができると思ったのに。あれれー?

毎日何をしているのかと

『議会のない期間 』や『委員会のない期間 』、議員として 普段は『どのように過ごしているのか?』、『過ごさなければならないのか』……それが一番のわからない点かもしれません。はて、会社のように定時があるわけでもなく、やれ、コアタイムがあるものでもなく。

そこで先輩議員に言われることは「来れる時は毎日でも少しでも控室に来た方がいい」とは言われていました。

なるほど。

港区自民党議員団13名、確かに先輩議員中心にどなたかはいらっしゃる。そして話ができる。わからないことがあれば聞ける。

なるほど。ほほう。

おしゃべりをしに行くわけではありませんが、今の時点では区議会事務局さんからたくさんの資料をいただいたり、お手紙がちょこちょこと混ざっているのでそれを整理したり、そのついでに先輩議員さんたちがお話しているのを耳をダンボにしてみたり。

そんな中、先日から会派代表者会議というものが2回開催され、代表者(それこそ代表だったり幹事長だったり)が集まって様々なことを協議するという会を傍聴する機会がありました。どのような項目でどのような議論が交わされるのか、非常に興味があります。

私は自民党議員団の一員ではありますがまだ新人でもありますし、ついこないだまで普通の善良な区民だったわけで……。政党さておき、区議という身分さておき、第三者の客観的な視点で物事を感じてみたいと。

勉強になったこと、わかったことは「ネットやテレビなどのメディアで取り上げられる発言など、あれってやっぱり全体のほんのちょこっとの部分で、しかも本筋全然関係ないところなんだ」ということ。

全体を聞いてない人がその一部を聞いたり読んだりしたら、完全に誤解する。

「すごい。しかもすごく上手に逆になってる。すごいすごい!」

感心しちゃいます。

「 すごいすごいすごいー!」です。

多少記事になっていたりするので隠す必要はないと思いますが、「会派」について複雑な議論が交わされています。

その会派で議決を採択、不採択と意見を一致させて建設的で健康的な結論を出すのが議会のお仕事です。予算とか請願とか。難しいことより、簡単な例えを用いて説明してみると、そうですね、「いちご大福についてアリかナシか」としましょう。

会派Aは「甘党集団だからアリ」
会派Bは「あんことぎゅうひに包まれてれば大福とみなしてアリ」
会派Cは「中身はこしあんかつぶあんだけの違いしか認めない!断固ナシ!」

このような主義主張がわかりやすい個々が集まったグループであれば、会派として意見が一致します。

それではこのA、B、Cの主張を持ち、それぞれが自分の意見を譲らない集団でグループを作ったらどうなるでしょう。最終的にアリかナシか、決まることがないでしょうね。譲らないのですから。

会派として意見を出してくださいと言われても出せない、もしく出さない、または棄権する。そしてやっぱり無理と分裂する。こういうことが過去あったようです。しかも一度だけではないようです。そして同じことが繰り返されようとする直前であることがわかりました。

まったく新しいメンバーで「これからは必ず結論を出す!」と、いう意気込みがあるのであれば、頑張ってねと応援する声もあるのかもしれませんが、決裂した際のメンバーがまた集まってのグループです。

また「いちご大福」のような問題がでたらどうするのでしょう?
「からしレンコン」なら大丈夫なのでしょうか?
「目玉焼きに醤油かソースか」という議論は大したことなさそうでしょうか?

食べ物についての論争は妥協するという協定がたとえあったとしても、ペットは哺乳類派か爬虫類派かという論点だったらどうしましょう?

選挙に当選したから「民意がある!」というのはある意味正しいのかもしれません。しかしそこは個人への応援だったり、背負った政党の看板への期待だったり、特定政党じゃなきゃ何でもいいやかもしれません。

「開かれた議会にする!」と、いうのもメディアを通せばたくさんの人にその姿が映るのかもしれません。自分の信じている思いをSNS等で拡散するのもいいのかもしれません。でも、以前に「いちご大福論争」があったこと、ほとんどの区民は知りません(私も細かくは知りませんでした)。

そういう背景も含めて、公平で平等な開かれた議会であれば誰も文句は言わないかと思います。

以上が第三者としての客観的な感想です。

ちなみに「いちご大福」はアリです。いちごとあんことぎゅうひは大好きなので、好きなものを一度に頬ばれると思うと否定する理由がありません。

くぎのおしごと

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昨日の職員幹部との初顔合わせに続き、本年度の予算概要等説明会が新人議員向けにありました。結果的にこの2日目の説明会がオリエンテーション的なものだったんでしょう、予算といいつつも港区の統計からこの先6年の基本計画、予算も含め、議会のあり方といった全般的な説明がありました。それぞれのネームプレートの前にどっさりと置かれた資料。これでもまだ一部だそうで。「予算概要等説明会」ではなくて「新人議員向けの説明会/勉強会」としてくれた方が心の準備が。「等」の使い方が要チェックです。

港区のことだけではなく議員報酬から政務活動費、そして港区議会規定。これからはいただいた資料をがっつりと読み込み、勉強の日々となります。

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港区役所のお隣のビルが議会棟。そこに本会議場をはじめ各会派の控室(会派別の執務室のようなものですね。ちなみに自民党控室は昔の職員室を彷彿するものがあります)が入っています。それぞれの委員会室、5階にある本会議場(傍聴は6階から)、地下にある図書室などを見学させていただきました。月末の臨時議会(ここで正副議長や所属委員会が決定するようです)まで少し間が空きますが、ひたすら勉強をして情報をインプットしなければ。無駄にする時間はないようです。

くぎのおしごと

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5/1から始まった区議会議員としての任期、GWを挟み連休も終わったということでやっと稼働してきました。ついこないだ3週間前までサラリーマンだった私にとって、新たな分野・領域への転職という認識でもあります。企業から企業へという転職の場合、新たな業務や期待されている役割等についてオリエンテーション的なセッションが初日にあるのが一般的ですが、この度の区議会議員への転身、そのあたり一切ありません。どのように日程が決まっていくのか、何がいつあるのか、ある意味わくわくします。

4月末の当選証書授与式の際に「初顔合わせ会」というものが5/11に予定されている旨のみ聞かされていました。そうしたら正式なお知らせが郵送で送られてくるんですね、イベント予定。A4の紙1枚ペラ、封筒で郵送。なんか切手代がもったいないような感じもしないでもないです…。

そしてその初顔合わせ。区長、区の職員との初顔合わせ。自民党の控室には何度か足を運びましたが、これが区議会議員としての初仕事となるんでしょうか。区議会議員34名に対して、区長をはじめ職員幹部100名弱。面識ある方々もいらっしゃいましたが、すみません一回じゃお名前も役職も覚えられませんすみません。それぞれ名乗って、よろしくお願いします的な一言。それを34+100名弱。30分で会合終了。あっさり。我々の「顔見せ」という会だった印象の方が強かったです。あ、あいつが新しいやつか、みたいな。あ、あいつかあのポスターは、みたいな。

区議と会派の関係はなんだろうと考えさせられる機会もありました。主義主張が異なる政党の集団であったり、国政と同レベルの認識を求められる政党の集団であったり、どれにも属したくない主義の集団であったり。「何をもって選ばれた」かは所属政党であったり、個人の魅力であったり、個人のやりたいことへの応援だったり、捉え方は様々だと思います。しかしそれは選んだ方が判断すべきことで、選ばれた方が「こうこうこういう理由だから」と言い切ることは無理があるし、希望的観測で決め打ちするのは良くない。区民のために、有権者のために、をワイルドカードとする姿勢について改めて考えさせられる日でした。会派は関係なく、個人個人の向き合う姿勢をまず明確に。

ところで、「本日の検討資料」的なものの名称、私は「レジュメ」ではなく「アジェンダ」派です。レジュメというとCVや履歴書の方の意味合いがしっくり。