保育環境の支援の充実を

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港区の合計特殊出生率(15〜49歳女性が一生に産む子供の平均数)、この10年間は上がる傾向にあり、平成26年は全国1.42、東京都1.15の中で港区は1.39。出生数に至っては、この10年で1300人→2854人と2倍以上です。

先に謝罪しておきます。私、人口増加に貢献していません。大変申し訳ありません。

さて、港区民は約24万人。今月の人口統計を眺めているととても興味深く、今現在の港区で一番多い年齢層は男女共に40〜44歳、そして一番少ない年齢層が15〜19歳とか。シニアを除いて17歳男子の人口が一番少なく(639人)、41歳レディ(2801人)が一番多く、20~24歳より0~4歳の方が多いとか、しかも1400人も。

港区の人口がぐぐっと減少して15万人を切ったのが今から19年前の平成8年。転入・転出はおいといて、その前後の時期に生まれた子たちが19年後の今になって、一番少ない年齢層になると。そして例えば10年後、30歳前後の人口が一番少なくなる(シニアを除いて)という予測がなんとなく。

そんな子ども人口の増えている港区、待機児童という問題もありました。転入数の増加や0歳児保育の需要の増加も伴い、緊急暫定保育施設や保育園定員拡大でここ数年でがくんと数字も改善しました。公立も私立もフル回転。

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さて、本題。港区には29の私立認可保育園があります。しかし都心であるからという理由もあるんでしょうが、そのうち26園には園庭がありません。最近の夏はとても暑く、夏といえばやっぱりプール遊びを!ということもできない保育園が多いんです。これは残念。

そこで港区では7月から区有施設を活用してプールで遊べる環境を提供し、すべての私立認可保育園でプールで遊ぶことができる支援を行っています。ひゃっほう。すべての園に園庭とプール作ってもらうのを応援するよ!ではありません。となると、あるものを効率良く使っていただくことが前提となります。

例えば、

乳児クラス(0〜2歳児)
保育園以外の場所でもビニールプールを使った水遊びへの取り組みとして、
1. 近隣の区立の保育施設での水遊び
2. 区立小学校、区立幼稚園内での水遊び
3. 児童館、子ども中高生プラザ等での水遊び

幼児クラス(3〜5歳児)
組み立て式のプールが利用できるような対応として、
1. 近隣の区立の保育施設と合同でプールや水遊び
2. 芝浦港南地区でのプール設置
3. 旧神応小学校でのプール設置

そういえば、大きくなってから(縦にも横にも伸びてから)プールや海といった水場に行くことがめっきり少なくなりました。お日様にあたって水を浴びてということがとても疲れてしまうお年頃なんでしょう。なので、お天気急変でどしゃぶりの雨に濡れるくらいが丁度いいのかもしれません、私の場合。

もちろん本日も大人の水遊び。朝の急なザーザー降りの中、自転車で疾走。夏を感じます。