港区立中学校英語発表会

中学校の英語発表会に行ってきました。みんな堂々とスピーチする姿をみておばちゃんただひたすら感心してます毎回。海外生活のバックグラウンドとかルーツ的なものとか、そういうのがあるとか無いとか関係なく、『最近の中学生はまあ堂々としてて、まあまあまあ』と感心しっぱなし。

 

観客席は見渡す限り中学校の教員と各校のネイティブティーチャーが大集合(たぶん)。それぞれが『自分とこの生徒、超がんばれ』的な熱い視線も注ぐ中、厳かに淡々とスピーチコンテスト。

 

今年はどういうトピックスがあったかというと、自分の生まれ育った国の格差的な話だったり、部活から学んだ話だったり、オーストラリア派遣の体験だったり、リーダーの素質とはという話だったり、要するに選挙に行こうぜという話だったり。個人的にはタトゥーの話とステレオタイプの話が興味深かったかな。そうそう、わかるわかる的な。

 

あ、2年前にも同じ発表会について綴ってました(「港区立中学校英語発表会(2017.11.10)」)。2年前の文章を読み返してみても、感じることはさほど変わらず。

 

小さな不思議から興味を持ったりそこから何かに気がついたり、人生は常に探究心と共に人類総研究者。人それぞれの研究結果を出すために顕微鏡を使うか計算機を使うか、そういうツールのひとつが『英語』という言語でいいんじゃね?と思う時はよくあります。

 

4技能、それは『読む』『書く』『聞く』『話す』

読む』『書く』『聞く』『話す』、これが今のご時世で英語という教科に求められるクオリティ。クオリティっつーか、なんだろ、世界で活躍する国際人の基礎の基礎?我々国語ですら難儀してるというのに、そこを他の言語でやれと言われてすんなりできるわけがない。

 

両親のおかげさまで、留学含めて海外経験はそこそこ長く、11年近く海外暮らし。ついこないだまで『人生の1/3』くらいだったはずなのに、エッセンスはどんどん薄まり今となっては『人生の1/4』。小倉りえこ、しじゅうよんです。

 

そんな小倉、議員というお役目いただいてからびっくりするくらいに行動範囲は狭くなり(仕方ない)、まして英語も使う機会もほとんどなくなり、今となっては『はて、17歳から29歳まではどこで何してたのかのう?』であります。

 

そんな自分、前も何度も書いてるかもだけども、英語は苦手であります。ただしくは、『テスト的なものでハイスコア叩き出せと言われたら超無理ゲー』な苦手であります。

 

4技能(読む・書く・聞く・話す)別でいったら、多分全部50点くらいじゃない?もちろん100点満点中。何をもって100点とするかはわかんないけど。でも、総合的にまとめると80点くらいはなるんじゃないかな。と思ってる。んで、別にそのくらいでいいんじゃない?と、英語使って海外で仕事してた自分は思うんです。(40, 30, 5, 0)でも50点くらいはなんとかなってる人だってたくさんいるもの。必要に駆られれば、元気があればなんでもできる。

 

なんかさ、陸上のリレーあるじゃないですか。英語4技能とか話を聞くたびにリレーの選手を思い浮かべちゃうんだよね。ほら、個人レベルではメダリストになれないかもだけども、リレーだといけそうな気がするみたいな。

 

あ、ちなみに私はどっちかというと『教科から英語なんて外したらいい派』ですし、『なんなら入試から英語なんか外してしまえ派』です。あんなもんは点数でジャッジできん。スペルひとつ、発音イントネーションひとつ間違えただけで減点するシステムなんぞ、なんの役に立つものかと。

 

で、最後に英語発表会に話を戻しますけども。

 

某中学校の校長先生のご挨拶で、ハッキリと『英語は得意じゃない』と言い切り、『でも今はこういうのがある』と最近よく見かけることが多い翻訳グッズを出し、コミュニケーションとはという永遠のテーマへの延髄斬りにシビれたというアレでした。アレってなんだ。最高でしたよ校長先生。

 

と、分子生物学の教科書は英語ですんなり読めるけど、文学は1行目から意味が理解できないことも多々ある小倉でございました。偏ってていいんじゃねーの。