予算特別委員会始まりました。

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第1回定例会とセットなのが予算特別委員会。平成28年度の港区の予算案、一般会計が1203億3000万、特別会計3つを合わせて1690億5327万円。すごい額。特別区民税収入は635億4668万円。額がすごいですよね、いちまん、にまん、たくさん億円。

 

『何々費』という項目ごとに質問をします。議員おひとりの持ち時間60分。1つの項目に60分費やすもよし、3つを20分ずつ費やすもよし、6つを10分ずつ費やすもよし、何分でも全部の項目について質問するもよし。そんな予算・決算の委員会ですが、質問時間総数ナンバー1、2を争うのが『総務費』と『教育費』。1日目は『歳入』『議会費』『総務費』、2日目は残った『総務費』すべて終了しました。

 

総務費で2点質問しました。予算の質問って難しい。

 

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Q. 外国人のための日本語教育推進についての事業はどんな感じ?

 

A. 港区国際交流協会が日本語講座を持ってて、区が受講料を半分負担する事業を行っている。受講したいけれど都合が合わなかったりする場合ももちろんあるので、たくさんの人が受講できるように色々調査(平日か週末か、時間帯とか)をしながら充実を図っていくつもり。

 

日本語ひとつもわからなくとも快適に安全に生活できるように、そんな外国人への対応だったり配慮だったり、港区の対策はものすごい丁寧なわけです。世界中でどこの国よりも、日本ってすごい丁寧だと思うの。でも日本に住むなら日本語勉強してもらったほうが日本のことよく知ってもらえるし、そういう機会を行政が積極的に提供するほうがバランス取れてていいんですよね。現に日本語教師が不足してるようですし、需要もますます高くなっていくはずですし。こういう環境が整ったら、港区に住む外国人だけではなくて、観光と語学研修というようなパッケージで外からお客さんを呼び込める可能性だってあるし、もちろん地域に住んでる外国人への地域参画のハードルを下げる可能性にも繋がるし。そんな意図があっての質問その1。

 

Q.  港区政策創造研究所の体制や調査研究の流れ、コスパってどうなのかしら?

A. 他の自治体のシンクタンクと比較しても、すごく簡素な組織。コンサルや外注に出しっぱなしにしないで、自分達(区職員)で分析したりしてる。役所の中に設置して他の課にデータ提供したり、色々と動いていることが重要で、政策能力の向上の目的の上でも外注では得られないメリットです…!

 

維持運営費用の約半分を『外部監査費用』に費やす組織の重要性が区民に理解を得られるかどうかちょっと引っかかって、『それなら全部外注した方が相手先コントロールできるし、クオリティ高いし納期も早いし安いんじゃないの?』みたいに思われちゃうだろうし、相当な理由があっての自前設置だから、さぞ良い調査や研究を短期でしてくれるんですよね?的な意図があっての質問その2。

 

総務費の質問は10分と通告。答弁席で『ハイ、委員長!』と発言した瞬間からカウントダウン開始。時間を少しオーバーならともかく、2分でも3分でも短くなって余らすのはカッコ悪いということで、残り時間を気にしながら『どうしよう、時間余っちゃうかも…!延ばさなきゃ…!』なんて頭の中ぐるぐるしてたら発言も大変ぐるぐるしてしまったことを反省。

 

でもぴったり10分で終了しました。