予算委員会の最後の質問は教育費。ちょうど1年前の定例会で外国人児童・生徒への日本語指導について初めて質問をしました。そこから機会あるごとに取り上げて同じようなことをずっと質問し続けているような感じだけど、何か進むまで諦めない止まらないな精神で。要は結構しつこい。
【教育費】
1. 日本語学級について
Q: 1年前に初めて取り上げて、昨年秋にはニーズ調査をするって初めて決めてくれて、冬に初めて調査してくれて、その結果がこれから日本語指導が必要になる子が100人を超えるということがわかったわけです。日本語学級ってこれまで検討されたことがなかったというお話でしたけど、これからアレでしょうね、多分中学校が一番必要ですかね。どうやって検討されてるんですか?
A: 教育委員会事務局とか学校の校長先生とかをメンバーに、教育委員会政策課題検討会議というものがありまして。H28年9月から日本語指導とか日本語学級について検討してるんです。
2. 日本語適応指導員について
Q: 笄小学校に通うのが日本語学級、それ以外で講師を派遣してくれるのが日本語適応指導員。日本語指導が必要な子って出身国も母国語もバラバラですよね。そもそもどういう方々がどういう指導をしてるんですか?ひょっとしたら改善することあるかもしれないですよね?
A: 日本語初期指導では『日本語指導経験+母国語ができる人』。15人登録されてて、その他にもテンプル大学に学生さんを紹介してもらってます。中期指導は国際日本語普及協会にお願いして、日本語教師資格のある方を派遣してもらってます。
Q: そんな日本語適応指導の課題って何ですかね?どういう風に対応してるんですか?
A: 適応指導、ひとりにつき年間48時間ってとこなんですよね..厳しいですよね48時間…。高校進路も考えてあげなきゃいけないし、先生が個別に支援できるようにすることが大事だとは思ってるんですけど….。日本語指導研修会というものは実施してるんですけどね…。
3. 国際学級について
Q: 来月の4月から国際学級が1校から2校に増えますよね。最初の東町小学校、できた当時はものすごく手探りで今のようになるまでにものすごーく苦労されたという話です。イチから作るわけではないのでアレですけれど、頑張って頑張って東町が培ったノウハウをどうやって活用します?
A: 教材とか教具はもとより、先生もリーダーとして配置したりする予定です。交流のあり方だったり日本生活へ適応のさせ方だったり、東町小学校の経験を参考としますね。
4. 国際理解教育について
Q: 国際教育だ、国際理解だ、なんかこれからの教育ってアレですよね、色々大変ですよね。その中で一番大変なのって先生だと思うんですよ、思うというよりは確実に断言できますよ先生ですよ。中学校の英語科の先生は研究したり研修したりで他の学校にも内容を還元していくって聞きましたけど、全校にその効果が行き渡るようにお願いしたいんですけどどう?
A: 国際科担当者会というのがありまして、情報交換だったり教材の研究、授業研究を通してネイティブティーチャーの質だったり指導力の向上を図ったりと、色々頑張ってましてね。文部科学省の研修を受けた先生もいますし、そういう方を講師として講習をしたりしてます。色々頑張ってます。
これから何か考えていくのに良い材料となるような答えをもらえたりしましたし、これから港区の何かが良くなーれなーれと願いつつの予算特別委員会のご報告はおしまい。
あっ、第1回定例会も本日無事に終了しました。