民泊というやつの続き

と、そんなわけで正式にちゃんと登録してくれた民泊物件とやらを見に行ったわけです。どうも小倉りえこです。何度でも言いますが、重箱の隅をつつきたいわけではありません。見に行ったといっても、どの辺なのかなーって見に行った程度なんですけど、そしたら色々派生していくつかのことがわかりました。

 

港区が最低限お願いしているルール的なもの。

港区における住宅宿泊事業い関する手引きというものがありまして、ウェブで公開されています。その中に標識の掲示という項目がありまして、保健所で登録した届出番号とかそういうのが書いてあるものを独自に作ってですね、一軒家なら門とか玄関、マンションだったらポストとかわかりやすいところに貼っておけというルールがあるようで。

 

目印はわかりました。あとは現地でそれっぽいのを見つけてくるだけの簡単な探検。まるでなんでしょう、1人オリエンテーリング(うだるような暑さの中)。

 

探検に出発。

まず1件目。おうちでゼンリンさんの地図(少しだけ古い)のでチェック……あれ?書いてないなあ、地図が古いのかなあ。まぁいいや行けばなんとかなるかと、現地でここらへんの区画のどこかだなーってひと周りしたわけです。……あれ?らしきところがない。もちろんそれっぽい表示物もない。iPhoneのマップアプリで住所入力……出ない。ブラウザのグーグル先生マップで住所入力……出ない。xx丁目xx番地までは示されるけど、xx号の最後のやつがひっかからない。

 

よし、諦めよう(早い)。次。

 

2件目。あそこだなってわかるところ。……おや?リストに書かれてる建物名と実際の建物名が違うぞ?まぁAがBになってるわけじゃなくてA’くらいだから、わからないでもないけど。ビルの中に入ってみる……おじゃましまーす(ひょっとして不法侵入とかなっちゃうのかしらやだそういうつもりはまったくないんですごめんなさいちょっと見るだけほんとに見るだけ)……ポストには何も貼ってない。オッケー、じゃあもう少しだけ上に上がらせていただきますごめんなさい……

 

……保健所の手引きに書いてあるような標識じゃないけど、明らかなやつは発見。そうですかそうですか。すいませんでした、お邪魔いたしました。退散。

 

よし、次。

 

あ、うん、英語でゲストハウスって書いてあるしある意味めっちゃわかりやすい。同じ建物で数軒あるみたいだけど、番号とか書いてある標識はないなあ。さすがに色んなことにドキドキし始めているのでポストとかドアとか見に行く勇気がない。側からみたらどうみても不審者以外の何者でもないかもしれない。ある意味、勇気ある撤退を選択。

 

次。

 

ここはわかりにくそうな、わかりにくくなさそうな、でも標識的なやつは無いね。ここも同じ建物で複数軒あるみたいだけど。ドアに貼ってあるのかのぞいてみようかなと思ったらエントランスはロックされてて、(すいませんすいません怪しいものじゃないんです本当に違うんです)これにて終了。

 

以上。

 

保健所にお伝えしたこと

自分が地域に不慣れな宿泊者だったらという設定もありますけど、やっぱり基本的に見つけにくいですよね、民泊物件サインがなかったら。正式に登録してもらってるわけですし、やましいことなく堂々としていただきたいとも思ったりしちゃったり。

 

保健所の担当課には『あの、すごい嫌な奴って思われるのも仕方ないかもしれませんがそういうつもりはまったくなくて、重箱の隅をつつくみたいですごいめんどくさい議員とか思われるかもしれませんがそういうつもりはまったくなくて』という言い訳をしつつ、貼らなきゃいけない標識がないところがありますよというお知らせと、併せて保健所でちゃんとそういう情報管理したほうがいいかもしれませんよとお話してみました。

 

だって、私みたいな探検に出かける人が他にもいるかもしれない上、私よりもっともっと厳しい人だったら大変じゃないですか。

 

そういう大手サイトを見てみた。

前にこんなニュースがありまして。許認可のないところは掲載しませんよと。その後ですね、確か許認可的な情報を提供したらまた掲載しますよとなったところ、デタラメな情報を載せるところがあるよと、そんなニュースを耳にした気がします。

 

気になるじゃないですか。調べてみましたよ。すごい嫌なやつと思わないでください。

 

あ、みつけちゃった。

あったあった、そういうところありました。番号的には6/15に受理してるはずのやつなんですが、6/30最新版にも無い。あーあ。これ多分ダメなやつ?それとも書類ペンティング中のやつ?どっちみちペンディングなら登録番号出せないもんね?あーあ、見つけちゃった。

 

それ以外ではですね、ちゃんと登録されてる物件と同じ番号がですね、明らかに違う部屋にも使われてたりですね。ホストが同じ人でも、明らかに違うお写真と値段の部屋複数で同じ番号。港区の登録一覧みる限り、同じ管理者でも部屋番号が違うだけで別物件扱いですしね。あらーどうしたもんかしらーこういうのー。

 

そしたらですよ、登録リストにない表記の番号的なやつ見つけちゃったわけ。

 

29とか30とか書いてあるし、旅館業法っ書いてあるし。ここで旅館業と民泊業の壁。業者と個人という分け方でいいのかしら……でも業者が絡んでる民泊もあるし。今更ながらわけわからん。

 

港区のサイト調べてみたら、旅館業施設一覧表があるのを発見。でも登録番号的なやつ書いてないのでどれがどれだかわからず。でも業者名と住所を見てたら、おや?というのがありました。

 

同じビル(マンション的な)でいくつかのフロアが旅館業で登録されていて、別のいくつかのフロアが民泊で登録されているところ発見

 

大手サイトの中で、民泊登録はないけど旅館業で登録されているところが掲載されている

 

 

 

正直ですね、大手サイトはいわゆる一般の人がイメージしがちな『普通のお宅』の『空き部屋』のような個人のサイドビジネスだけを掲載してるのかと思ってまして、そしたら業者さんが管理・経営しているような1棟まるごと宿泊施設みたいなところもありますし、シェアハウスに毛が生えた短期不動産みたいなところもあるし。眺めてれば眺めるほど、民泊というのがわからなくなってきました。何がどう違うのか、何ならOKで何がNGなのか区別がつかない。誰か教えて偉い人。