こないだのことなんですけどもね、午前と午後と2つのイベントに参加してきました。社会福祉協議会の地域福祉フォーラムと、みなと保健所のがん対策イベント。本当はもう1つあったんですけども断念。カラダはひとつしかないもので。
地域福祉フォーラム
地域福祉フォーラムではですね、社会福祉協議会さんが開催しておりましてね。つながり・支えあうまちをつくるため、共に支え合い安心して暮らせるまちを目指して、地域福祉を支える団体の活動紹介や発表をする年に1回のイベント。
その名の通り地域で福祉だけに限らずとも色々と関連する活動をされている登録団体さんの表彰などがありました。その中で東京都の社会福祉協議会の方だったかな、ご挨拶の中でとっても興味深いことを仰ってまして。
『行政同士の中が良いところ、日頃から地域福祉活動が盛んなところ、そういうところがいざという時にボランティアなどを上手に受け入れできて、結果的に上手に色々と回って復興も早い』と。
あ、もちろんあれですよ、災害とかに関係する話です。大切ですね、いろんな地域活動って。
がん対策みなと2018
で、その次に向かったのはがん対策みなと2018。これは何かといいますと、医療機関・企業・NPOなど色んなとこと提携してですね、がんの予防とか早期発見とか早期治療とか、患者さんと家族支援とか健康づくりの大切さについて啓発するイベントです。確か2016年から始まって、今年で3回目ですかね。
よく覚えてます、一番最初に『こういうのやろうと思うんです!』とこっそりお話いただいて、『ならこういうところに声かけてみてください!』のようなやりとりを最初の最初からしたのを。単発ではなく継続されていることが何よりも嬉しい。
企業さんも増えましたね。ご協力ありがとうございます。
今年のウィッグチャレンジ
毎年のことですけれども、アピアランス・サポートさんのブースでウィッグをかぶらせてもらってます。ほら、昨年始まりました港区のがん治療などに伴う助成金、胸部補正具とかウィッグとか、色んな支援が充実し始めてるじゃないですか。
こういうのとか。
こういうのとかもね。
そんなしてたら主催者であります港区さんの、区長とか副区長とか保健所所長さんとか、ぐるぐる回っているところにちょうど当たってしまいましてね。ちょっとばかり小倉りえこウィッグショーなんかになってしまったり。
港区が都内で初めて助成開始したこのがん治療に伴う見た目支援、こないだの決算委員会でも質問したんですけれども、最高3万円の助成なんですよ。でもお一人1回だけの申請なので、ぜひ購入したレシートを取っておいてもらってですね、だいたい4万3000円くらいになれば「助成金いただくぞ最高3万円!」というタイミングになりますので是非どうぞ。(「ウィッグや胸部補正具の購入費用を助成します」2017.3.24)
講演会付き
毎年、著名人にお越しいただいて講演会をしてもらっているんです。今年は原千晶さん。検診の大切さは当然のこと、ご自身のご経験をもとにわかりやすいお話でした。
で、もちろんプロによる講演もあり、プロというかドクターなんですけれども、今月のタイムリーな話題でもあります免疫チェックポイント阻害薬、ほらノーベル賞のアレですよ、そういうお話もあったりですね。
自分が昔々20年近く前、一番最初に抗がん剤の開発にちょびっと触れ始めた時、今あたり前のように使われる薬がまだまだ研究段階だった時代、20年近くの年月というのがある意味恐ろしく、ある意味一瞬で過ぎているようで。20年の科学の進歩というのはすごいなと。もちろん基礎研究があってこそのものですけれど。そのうちAIが〜なんて言いますけれど、基礎研究まではAIはカバーできないしねえ。
ただ、今回もまた一般の方にはかなり難しい内容だったかもしれない。私は好きだけれども。簡潔にまとめますと、「肺がんはだいたい4つくらいの種類に分かれて、その中でも色々な条件から治療に使われる薬とか順番とかが違うんですよ」ということで。
港区のがん在宅緩和ケア支援センター、ういケアみなと
今年の4月にですね、港区がすごくがんばってきた施設がオープンしたんです。場所は地下鉄の白金台の駅出て徒歩1分、今度郷土資料館とかもオープンする「ゆかしの杜」に。港区がん在宅緩和ケア支援センター、その名もういケアみなと。
患者さんとかご家族の相談もOK、情報収集OK、とりあえず何かよくわからないけれど聞いてみようOK、是非ご利用ください。
感想をばひとつ
とりあえずのイベント3年目、基本は色々がんばりたいというみなと保健所を応援したいというスタンスは変わらず。
とある大学の先生から『区議さんは何しにこういうイベントいらっしゃるの?』とか聞かれたので、『わ、私は、しゅ、趣味の勉強です』と、色んなもんが混ざった発言になってしまいお恥ずかしい。
もっとたくさんの方に足を運んでもらいたい、という思いもあります。ただそうすると、ターゲット層をどこにしようかなって悩むわけです。でもね、こういう啓発って難しいんですよね。がん対策でしょう、現在進行形の患者さんもおり、健康に関心のある未病の方もおり、これっぽっちも健康志向じゃないけど注意喚起したい年齢層だってあるだろうし。
要は全方位ですよね、ターゲット。そりゃ難しい。何をしたらいいか、どういう風に興味を持ってもらうか。そりゃ難しい。悩みもするでしょう。
これからも考えていくわけですけども、まずは秋じゃなくて夏休みにしてですね、小学生の自由研究の題材にしてもらうのどうですかね?すでに今の時点で自由研究にはバッチリなものたくさん揃ってますし、保護者もご一緒に是非どうぞとご両親とかおじいちゃんおばあちゃんとか、とにかく全年齢に向けた啓発も一発ですよ。