ウィッグや胸部補正具の購入費用を助成します

港区が都内初でがん患者さんのための外見支援(アピアランス支援)を始めます、ということは先日お伝えしたかと思います。その後に3/21の『広報みなと』で掲載されまして。保健所ががんばってくれました。ありがとうございます。押さえておくべきポイント2つをご報告しますね。

都内初なんですけどね。しかも品物おひとつに対するものじゃなくて複数品の合算でもOKなんですけどね。それどころか助成金だけじゃなくて相談体制も整いつつあったりしてるんですけどね。ちょっと!広報みなとさん!扱いがちょっと小さいんじゃないの!?と言いたいところなんですが、まあそれは置いといて。月に3回のオフィシャル広報誌、いろいろとお知らせしたいこともございます。

 

1. 助成は上限3万円、または購入費用7割のどちらか低い方

例えば1万円のものだったら3000円で購入できることになりますし(後々精算)、2万円のものだったら6000円になりますし(後々精算)。上限3万円を助成してもらおうとするのであれば、えーと、えーと、4万3000円分の購入で3万円戻ってくることになりますね。4万3000円分のウィッグだったり胸部補正具だったりが1万3000円になるわけです(後々精算)。ウィッグなり胸部補正具だったり、おひとつ4万3000円のモノをおひとつでもいいですし、2万円ちょいのモノを2つでもいいわけですし、1万円ちょいのモノを3つでもいいわけです。消耗品ですからね、複数合算OKということは非常にありがたいことです。

 

2. 助成金申請は6月1日から受付開始

助成金の申請はおひとり1回。そして対象となるレシートだったり領収書だったり、来月4月1日以降の購入分に限ります。なので、もし『まずはひとつでいいからお試しで買いたいの。もっと必要だったらまたそのうち買いたいのよ。一度に4万3000円分買うのはちょっと…』という場合があるとしまして、その時はお試しのおひとつの領収書を大切に保管しておいてください。もういくつか増えて、『そろそろ申請しようかしら』という時にまとめてどうぞ。6月1日から受付開始ですしね、あと2ヶ月くらい。

 

がんの治療を受けていますとわかるおくすり手帳だったり診療明細書だったりという書類も必要になりますし、もちろん身分証明書も必要になります。詳しくはみなと保健所までお問い合わせくださいね。あっ助成は港区在住の方が対象ですからね。

 

多分ですね、もっとわかりやすいチラシだったりポスターだったりが実際の申請開始時期に合わせて公開されるんじゃないかとは思います。申請書類は6月からダウンロードできるようになりますけれど、ひょっとしたら『そういうのよくわからないから申請用紙もらって直接記入したいわ』という方にフレンドリーな方法があるかもしれないですし、区役所とか保健所に行かなくともひょっとしたらもっと便利なところで申請書手に入るかもしれないですし。や、わかんないですけど。

 

ご自身が必要としていなくとも、ひょっとしたらお知り合いで必要な方がいらっしゃるかもしれないですし、ひょっとしたら『ウィッグ欲しいんですけど実は…』といつものお客さんからコッソリお話がある美容師さん・理容師さんがいらっしゃるかもしれないですし、なんらかの席で気まずい沈黙を破るのに『港区でこういうことが始まるようですよ』と世間話に持ち出すことも結構結構。マメ知識、暮らしの知識として覚えておいてくださいますようお願いします。

 

ご不明な点、お問い合わせはみなと保健所まで。また、助成だけじゃなくとも色々な情報収集の一環としてもみなとアピアランスサポート相談室をご利用ください。