約1年半ぶりの連載の続き。いや、別に連載してないけども。進展したからご報告をいたしたく。でも小倉りえこもう色々と体力と気力の限界な上に壁が高くてメソメソシクシク毎日枕を濡らしています(嘘です)。
要は「麻布十番の商店街エリアと呼ばれる、住宅もたくさんあってお店もお住まいもたくさんあるある意味特殊な商業地をまるっとひっくるめて、安全で安心に暮らせる場所を作りたいんだけども作戦。」です。もう商店街振興とこれとつまづかない道路整備を訴えていくことが小倉りえこのライフワークでいいです。
これまでの戦いの軌跡
『港区まちづくり条例を活用したまちづくり(2017.10.27)』
『簡単に言うとね、性風俗とかの出店抑制を目指してんすよ。その1(2019.5.3)』
『簡単に言うとね、性風俗とかの出店抑制を目指してんすよ。その2(2019.5.5)』
『簡単に言うとね、性風俗とかの出店抑制を目指してんすよ。その3(2019.5.7)』
まぁ長い書き物と読み物です。よって端折ります。
〜これまでのあらすじ〜
わたし『風俗店が出店できないようなエリアにしたい。住んでる人も多いし』
区の考え『ふはははは、まちづくり条例があるのだから、それに沿ってエリア内の住民と事業者すべてのうちの半分以上の承諾をもらってこい。誰が住んでいるかわからないワンルームマンション的なところも、どんなにアプローチしても無視される事業者も含めてな……ククク。商店街が元々そういう理念を掲げているだと?フン、そのような戯言関係ないわ。まずは耳を揃えてエリア半数以上に該当する賛同の署名をもらってこい。土地持ち、賃貸、個人商店主、チェーン店、商店街加盟してようとしてまいが関係なく、商店街の努力でここまで安全になってるところに後乗りで乗っかってきた地元愛なんぞ1ミリもない住民・事業者含めてだぞ……話はそこからだ』(意訳)
わたし『な、なんだってーーー!』
わたし『しょ、商店街が頑張ってもあくまでもお願いベースにしかならないところに少しでも強制力を持たせたいという一心だけなのに……』
区の考え『ククク……例え商業団体とヌシがそう思っていようが、関係ないやつら含めた同意書を持ってこない限り、区とすればそれはただの一部の一部……所詮ノイジーマイノリティじゃの。大規模再開発準備組合ばりのチームが組めないのは哀れよの……ヌシの人望のなさを嘆くがよい……ククク……選挙の時みたいにタスキでもかけてマヌケな姿で協力でも仰いだらどうじゃ……わぁーはっはっはっはっは』(意訳)
わたし『み….港区めぇえええええええ!!!!』
港区まちづくり条例に基づく「港区まちづくりビジョン」に登録されました
結果として、まだまだ前途多難ではあるけれども、まちづくりビジョンとやらを登録することができました。必死こいて色んなところ歩き回ってお願いしたおして、2年かかったけど頑張ったさ。麻布支所まちづくり課にはとても大変な作業(心労含む)をしていただき感謝であります。役所の中といえど、支所と支援部の距離感というのも色々感じていただけたのではないかと真剣に思っています。支所にはね、支所には。
↑たったこれだけの理念を港区のホームページに載っけてもらうためだけ。載っけてもらえたからと言って、法的な何かも強制力もまだ1ミリもないに等しい。リングに上がる前にロープでビヨンビヨンやってるだけなのかもしれない。なお、これまでは会場入りすらできていなかったであろうことを考えると、進歩であると思います。ええ、心の底からそう思います。
まちづくり協議会エリア(住宅多めの商業地という特異な場所)のうち、ほんの一部だけのビジョン登録。大切なことなのでもう一度書き置きしておきますね。載っけてもらえたからと言って、法的な何かも強制力もまだ1ミリもないに等しい。前途多難や。
これからどうするか3択です。『ビジョン登録の範囲を広げる』『ビジョン登録したところのルール登録を先に頑張る』、もしくは『力尽きる』。専門家とかコンサルタントとかのプロを入れていなないとこれ以上進まないかもしれない住民発意のまちづくりってなんぞ。広げようかなあビジョン範囲を先に……どうしようかなあ……。
なお、今回のビジョン登録で歩き回っている際、
「なぜ区役所が率先してこのような制限を設けないのか」、「なぜ生活していない事業者まで同意を得ないとならないのか」、「商店街が制定しているはずのルールはすでに地域の総意ではないのか」、「不動産所有者が賛成すればテナントも同じことではないか」等、まちづくり条例に基づく手続きへの意見は約20件あったことも報告しておきますね(重複意見、延べ数)。
オレ達の戦いはまだまだこれからだ!
住みやすいステキな商業地の麻布十番をめざそう第1章、完。小倉センセイの次回作にご期待ください。