おぐら26号

年4、時間を作ってはぽちぽちと。文字だけにはならないようにと気を付けながら、しかし結局文字多め(だって書きたいじゃん)。スペースがなくなったらそこでおしまいなストロング報告書スタイル。イヤォ!中身はそんなストロングではない。

 

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さて、ワクチンは終盤です。

小倉りえこと言えばもうなんだ、ここ半年はワクチンのことしか頭に無い。たくさんの人から「そんなワクチンのことばっかり…」なんて言われたりもするけれども、もう意地であります。意地じゃないな、元医薬品業界の人だから「ワイが頑張れるとこはココ!今!」くらいの心意気でやってきております。

 

いいじゃないか、いいじゃあないか、こういうのが一人くらいいても。と自分に言い聞かせて半年、しかし地方議員には基本何の権限もない上、「こうだから、ああした方がいい」「是非こうしてくれ」くらいなことを伝えるくらいしかできないことに腹立たしく思ったし、非常に無力だなと思うこともしばしば。

 

まぁ、でも多少なり想いは伝わって、もちろんそれに伴ってすごく頑張ってくれた人々もたくさんいるのは忘れてないけれども、結果モデルナ製剤は理想の形ではないにしろ配置された場所から動かせるように厚労省が変えてくれたし、港区だってその結果在勤にもワクチン接種機会が広がるようになったし。

 

次は国産のワクチン含めて医薬品をどうにかこうにかという人も多くなってきたけれども、それにはまず色んな制度から見直してもらわないといけないし(特に国)、前々から機会ある度にお伝えはしてるんだけれども、薬事的な話とか細かな話になってくるのでそこまで詳しい人に残念ながら届きにくいっていうもどかしさもあったりする。なぜなら細か過ぎてあんま理解してもらえない。

 

まぁなんというかだな、国産医薬品体制を強化したいなら個人的に考える改善は3つ。ジェネリック、PMDA、中医協だと思ってる。昔から。前者は推進しすぎるとNG、後者は組織と中身の抜本的見直しが必要だと思ってる。昔から。日本初の新薬を作っていくにはここの3つの体制変えないとどうにもならない。と個人的に思ってる。東京都のiCDC?お話にならん。医薬品関係ないし。

 

まぁそれはいいとして。

ワクチンまだの方がいたら、もう打ちたくても打てないかもくらいに接種機会は限られてるよとお伝えください。「もう7割8割とか打ってるから、在庫に余裕あるからいつでも好きな時に打てるんでしょ?」くらいに思ってる方、実は結構いらっしゃる。んなこたぁーない。

 

どこどこの会場は12月まで開いてるから〜と余裕ぶっこいてるアナタ、その12月までというのは2回目接種までの3週間なり4週間なりを考えてから余裕ぶっこいてください。

 

そう、そのうち変わる可能性だってそりゃ当然ありますけど、区民枠スポセンですら逆算すると1回目接種の最終は12/4ですからね。夜接種も便利だわ〜と余裕ぶっこいてると、火曜なんか正直あと4〜5回しかないし(予約2日前までで〆るから実質4回。今日もし行きたいとか言うなら電話してみ、なんとかなる可能性だってある)、金曜の真夜中まで接種はあと6回しかチャンスはない。2回打とうと思ったら。

 

医療機関で打てばいいや〜って近所のクリニックでそのうち打とうと思っても、「余剰廃棄したくないので6人予約集まるまで待ってね」だってよくあるし、ご自分のご都合ではどうにもならない場合だってある。

 

あ、最近よく聞かれるのは「ねぇ、モデルナって職域と自治体でしかやってなかったはずなのに、クリニックで打てますよって時々聞くんだけどなんで?」と。うーん、まぁ色んな事情があるんだろうけども、もともとそのクリニックとかがどこかの企業の職域請け負っててそこでやってたから余った分解放してるとか、そのクリニック自体が職域やってて解放してるとか、あるんじゃないかなと。

 

まぁそんなことはさておいて。

 

相変わらず毎週金曜は懲りもせずに見学にいくわけですが、在勤もちらほらと多く来ていただけるようになり、とっても喜ばしい。今からでも遅くない。ドタキャンもキャンセル無しNo Showも多い。予約だけ取ってみて悩んで悩んで来て医療従事者と相談してやっぱもう少し考えたいと見送るというパターンだってある。色んな方がいます。いいんです。

 

接種する接種しないはアナタの自由。ただ、接種しなくても感染しなかったというドヤ顔だけは可能ならお控えいただきたい。だって、7割8割接種してると考えたら、アナタ相当周りから守られてるんですもの。

 

と、何が言いたいのかと言いますと、ワクチンの接種機会は限られてますからねってこと。今からでもいいよ。歓迎します、港区は。