結果、選挙しかないに等しいわけ

前回の続き。議員は選挙で選ばれた以上、そう簡単に辞めさせることはできないわけ。で、結局選挙しか方法がないんだけれども、投票率が上がれば投票先バラける可能性あるので、結果として当落変動を起こしやすい、となるのかな。多分。

 

注:当選も難しいけど、落選させるのも相当しんどい。

 

年代別の投票率ってよく出るやつ

年代別の投票率ってどっかにあったっけー?と探してたら総務省のHPがひっかかりました。なお、港区では年代別の投票率が出てなく(集計してんのかしてないのか知らんけど)、ちょっと残念。全国で55.93%だったと。ちなみに港区ではそれより低い54.36%

 

で、パーセンテージってあくまでも割合。20代が低いねーとかはよく言われますけど、意外に10代は頑張っていると思う。20代も頑張れ。

 

あくまでも想像なんだけども、10代20代って例えば就職や進学とか、実家を離れたとか下宿とかでもなんでもいいんだけど、「なんか色々めんどくさいから住民票そのままにしとこ」が多いんじゃないかなーって昔から感じてます。そうなると、例えば一人暮らししてるところに絶対お知らせなんか届かないもんね。で、急に選挙カーとかわーわー見かけるようになると、「え?なに?選挙?知らなかったー(今住んでるところ遠いから行けない&遠隔地から不在者投票請求するまでもない、というかそこまでやるのめんどい)」なんだと、勝手に思ってる(偏見)。

 

で、年代別のパーセンテージをみると、なんとなくイメージとして「18歳19歳は40%超えてんのかぁ」と、なんとなく「そんな悪くない」的なイメージありません?イメージ、あくまでも。

 

そこで、実際の人口を見てみることにしましょう。↑の衆院選のなんやらに合わせて、同年同月における港区の年代別人口構成。

 

どこの自治体もそうだと思うけど、人口比率を考えたら18歳19歳の少なさ、圧倒的。そして全国で一番多い投票率を誇る60代の人口、港区では意外に少ない。港区、中年が多いのよ中年。自分も40代。中年まっさかり。

 

で、港区は年代別の選挙投票率というのが出てないから正確でないことはわかってるんだけど、あくまでも参考にと、これを0.35で掛けてみますね。え?なぜ0.35だって?前回の港区議会議員選挙の投票率35.37%。ちなみにその前は36.02%。だからなんとなく全年代平均的に35%行ったとして、という正確ではない前提でね。さーせんテキトーで。

 

こんなもんすよ。この通りの割合で投票行動に繋がってるかどうかは不明だし、多分20代30代40代はもっと低くてそれ以上の年代の方にシフトするんじゃないかな。想像だけど。

 

で、これを立候補者50人くらいで票を取り合うみたいな感じ。ま、実際は来年の4月の区議選で10代が初めて参戦するので、「18歳になって初めてのなんらかの選挙だわ!」と35%よりは多いとは期待したい。わからないよね全然こういうの。ま、あくまでも参考まで。これっぽっちも正確じゃないよ。

 

 

投票率を上げるとどうなるか

選挙の度に、「有権者の半分近くが棄権しているようなもんだから、行かない人が行けば結果が変わる!」とするようなのがSNSで散見するようになりました。政権交代云々とか。いやでもホント、その通りだと思う。

 

多分、こうなることの期待が大きいんだと思う。観測的希望感マックス。逆転サヨナラホームラン的な。

 

でもね、そうじゃない場合ももちろんあるだろうけど、そこもちゃんと想定はしておこうね。逆転狙いでもダメ推しの点差が開く可能性もあるので、必ずしもひっくり返るわけじゃぁないと思うんだ。

 

で、それと同時に落選運動っつーものも散見するようになってきて、「あの人を落選させよう!」というやつね。「この人に投票を!」っつーのができないことを逆手に、「この人はダメ!」というのはルールに引っかからないと、なんと頭の良いことかと感心しちゃうものね。怒られないギリギリの抜け穴を探すわけでしょう、フシ穴な自分にはまったく思いつかないわい。モラル的にも。

 

ま、そんなことはさておいて。

 

 

例えばの棒グラフばっかでごめんなさいね、作るの簡単なもんだから

自分の頭の整理でもありますんでね、戯言からもしれないけどお付き合いください。さて、選挙なんて何でもそうですけど

足切りになるわけですよね、多い人から順番に当選していくのなら。

 

基礎票というんだろうか、ある程度の固定票というんだろうか、いやいや今のこのご時世『組織票』とか言っちゃうとアレですし、というかだいぶ違いますし。『コレでよろしく→ヨロコンデー!』のオススメ票とはまた違って、まぁガチファン票とでもこの際言っておきましょうか。『ど・れ・に・し・よ・う・か・な』と悩むことない推し一択というガチファン層

 

そう、それは個人にも向くし、政党にも向く。例えば推し政党があったとして、その推し政党から立候補してるのが1人だけだったとして、そしたらその方がどうであれどんな経歴であれ推し政党から出てるのであれば、多くの場合は何気にすることなくその方を推すことが多いでしょう。

 

ま、例のA氏、前回の選挙は初回逮捕の後に政党をチェンジしまして。日本維新の会からの唯一の候補として立候補し、維新推しの応援もあったであろうことから当選して、その1年後にまた逮捕劇でしたっけ(4年ぶり2回目)。以前に事件を起こしたことがあると知らなかった区民も多く、唯一の政党候補だったから投票してしまったとやるせない気持ちでいっぱいだった方はたくさんいらっしゃった。これは事実。

 

しゅ…しゅごい…唯一の受け皿…(自民党さん10人以上いる上、活動地域もある意味限定的ということを前提においても、自分より得票数多いというなんとも複雑なキモチ)。

 

例えば、その「ガチなファン層(個人でも政党でもなんでも)」に支えられてる割合がこんなもんと仮定しましょう。世の中の流れによる浮動票的な投票され方をする人だっておりますし、身内だけでがっちり固めるタイプの人も中にはいるんでしょう。知らんけど。「…ファンが多いって素敵よね」とほんのちょびっと羨ましいと思うのはナイショ。

 

とにかく、港区議会選挙なんて1,000票ちょっとで当選ラインに上がるわけ。ちょっと前まで900票台でも当選できた。それはつまり、ハッキリ言っちゃうと「友達1,000人いればどうにかなっちゃう可能性大」な区なんですよ。おっと自分のことはさておきますよ。なので、港区狙い目だ!として多分次の区議選、色んな人が立候補するような気もします。そんなことはどーでもいいんだけど。

 

あ、そういえば前にね、区の職員さんの研修的な何かだと思うんだけど、「周りの区民に色んなこと聞いてみましょう」的なお題があったらしく、「そういや議員も区民だよな」ということで雑談相手となる機会があったんです。議員の苦労だとか区への思いだとかみたいなそういうテーマで雑談して、職員さんに何か今度の区政の新たな視点というかに1ミリくらいプラスになればいいなと思ってはいるんだけど、

 

あのね、区の政策に活かしていくのもいいけど、むしろいっちょ区の側じゃなくて議員側として区を動かしていくのもアリよ?いかがですか、区議選立候補?

 

と、お伝えしたことがある。そう、若い子たちに主権者教育云々という「選挙行こうぜ!」と同時に「キミも立候補!」という事も大事だということも伝えていただきたい。よく地方では市の職員から議員へというのは聞くことあるけど、区の職員から議員って正直あんま聞いたことない。区長はあれど。

 

また脱線したけども、要は何が言いたいのかといいますとね、

先ほど、投票率が上がったら逆転ホームランか三振かみたいな例をお伝えしたわけですけれども、

投票率が低く、それほど多くない票数で当落が決まる区議選でしたら、この辺とかなら軽くひっくり返ると思うんですよ(…と自分で書いてて自分が震えてる)。というか、この辺とは言わず、全部ひっくり返ったっていい。全然いい。みんながそう願うなら。それこそ民主主義。

 

なので、特定の候補者を、なんというんだろうか表現はよくないけども世間一般で言われ始めたような「落選運動」的なやつの悲願成就のためであれば、①当選ラインに必要な得票数を上げることでガチファン層しかいない人の票だけでは当選を難しくさせる、もうこれ1択かもしんない。だからみんな「選挙しかない」と言うわけ。「投票しない」ということは、「選挙に行かない」という意味とイコールではないから。

 

公民権停止にならない限り、立候補すれば誰でも当選の可能性があるわけです。そして落選の可能性もある。我が身も然り。その時はそういう判断を下されたわけだから、そう言うことです。

 

 

自らお辞めにならない限り、残念だけどこのまま

「議会基本条例」みたいなものを作ればいい、みたいなことも時折耳にします。ただ、それこそ議会の外のいわゆるプライベート時における言動についてまで取り締まれるもんではなく、むしろ取り締まれるもんならもうとっくに制定している色んな自治体で強制辞職的なものが連発してることでしょう。

 

地方自治法という法律>>>(超えられない壁)>>>自治体の条例

 

何はともあれ、これまでも様々な「虚偽報道である!」「事実誤認である!」と機会があるごとに正当性を述べてきたA氏でありますが、ゴシップ紙が面白おかしくとりあげただけとかなら言わんとしてることも理解できる部分はあるかもしれないけど、警察が介入して区議会に連絡があっての報道ですものね。法治国家です。

 

2回目の逮捕劇の後、A氏は本会議に登壇し、議員の権利でもある一般質問に立ちました。質問の権利がある以上、止めることはできません(議長が認めないとする以外には、多分無いんじゃないかなと)。報道だけでどうのこうのというのもわかりますが、その後議会に出席し以下のような発言をしていることを、どれだけ多くの方がご存知なのでしょうか。令和2年11月下旬の第4回定例会です。

 

 

いずれまた、こういう機会が出てくるんじゃないかと思います。その間、我々耳を塞ぎたくとも聞きたくなくて寝たくとも、「なんでこんなの本会議場で延々と聞かされてるんだろうか」となってる方、ほとんどじゃないでしょうか。…いやひょっとして自分だけだろうか…。いずれにせよ、時間が経過するとなんとなーく世間のざわざわが収束してしまうかもですが、来年4月の統一地方選まで港区の皆さんはずっと忘れないでいただきたい。そんで、もっとよく区議会の中身にもほんの少しでいいので目を向けていただきたい。

 

正直申し上げましてね、A氏について言及すると何されるかわからないという恐怖感はあります。訴えられるとか、そういうの普通にあるかもしれません。で、そうなったとしても、多分周りは「それみたことか」とスルーを決め込むんじゃねーかとすら思う。関わった奴の負け、みたいな。以前も区議会の中でも相当ガリガリやられて、HPMPゴッソリ削られた人々は多かったから。

 

でも、でもね、議員としてのポテンシャルが云々、責務が云々、自分に跳ね返ることはあるのは理解した上で、それでもやっぱり警察に複数回も逮捕という事実は、示談であっても罰金の金額云々あっても関わらず、現職議員としていかがかと思います。残りの任期を全うすることは考えていただかなくても結構です。何やらの罪やら起訴やら確定するまでは推定無罪とか考えず、赤坂大輔氏は今すぐ辞職をするべきです。